前年の紅白がどんなんだったかも覚えてないのに出場関係と曲目関係の更新だけは恒例化している今日この頃。今年も行ってみ(毎年コピペ定型文)…と軽快に行ってみたかったところだが、いざ発表されてみるとなんか異世界に迷い込んだかの如く全く分からない。“初”マークの人たちほぼ知らないのはマジで初めてであり、フリーズしたまま例年通りの当日即執筆を断念。
2021年に例年より時間がかかるようになってきたのを初めて実感し始め、昨年は明確に2倍くらい時間がかかっており、「去年までとは決定的に違ってきた感があるので、今年は1つの区切りになるかもしれない。」という予感を書いていた。予感が的中したと言えるが、予感以上をあっさり行ってしまった。「今週のチャート」末期の頃と同じ状態である。
紅白は専門家が大勢いるし、需要も無いだろうしひっそりフェードアウトしてしれっとデコ大だけやってもしれっと行けるだろうと思っていたら翌日には今年は無いんですか?と問い合わせがあり、やってほしい、風物詩だったのに…と有難い言葉をもらってしまったので昨年の匂わせだけでフェードアウトするのは申し訳ない感じになってきた。
これまでは分からない部分はなるべく調べて書いていたが、今年は前述のように初出場組がほぼ誰なのかも知らない、全体通しても今年の曲を把握しているアーティストがついに10組を割っているので手間がかかりすぎる。仕方ないので数日以上時間をかけつつそれでも簡略化した。時代に老いて枯れていく様子がここ数年のバックナンバーと合わせて見ていくことで感じ取れるようになっていると思うのでその様子を自身に重ねるもよし、ねぎらうもよし、まだこうはならないと奮起するもよし、まだ大丈夫と安堵するもよし。
初出場の人たち
新しい学校のリーダーズ「オトナブルー」
変顔しまくるメガネっ子とあと他に3人いるセーラー服コスプレ集団4人組(偏った認知)。昨年の香取慎吾『東京SNG』収録「東京タワー」にゲスト参加していたので存在は知っていたが「オトナブルー」という2020年の曲が今になってバズってブレイクしたという扱いらしく最有力扱いされていた事は把握していた。ただ「オトナブルー」はかかっているのを聞いたことはあったと思うけど認識はしておらず、首振りダンスとやらも見た事が無い。
Ado「唱」
昨年はウタとして音源を提供していただけで放送後に「ウタのパフォーマンスに関しては歌唱含めAdoは一切関与しておりません。ウタのパフォーマンスでの歌声は映画用に録音した音源のみです」とする声明もレコード会社から発表された(ただ前日のデコ大に出た時にAdoが生電話出演してこの日のために新録音したと紹介されながら「新世界」を流したので矛盾してしまったが新録音したのはオケだけで声は映画用に録音したボーカルそのまま使い回したという事なら若干騙し討ち感はあるものの矛盾ではない。)。というくらい非関与だったので、今回が正式に初出場扱いになった。今年とにかく配信で曲を連投しており、B’z提供のやつしか把握してないが「唱」が1つ抜けてヒットしたらしい。認識していなかったが曲自体はどこかで聞いたことはあり、また韓国の誰かの曲かと思ってた。そもそも本人来るのか?
ano「ちゅ、多様性。」
通称”あのちゃん”として知られているらしいタレント。直接動いている本人を見た事が無いがとても苦手な印象だけあり、それは夏頃にBOOK OFFで「店員のあのです」「汁が好きです」「何も入ってない汁が…」などとたどたどしい声で意味不明な内容を喋っているCMが流れるたびに店内がブリザード級に凍り付いて殺気交じりのピリッとした空気感になるのが正直耐えきれなかったからである。あのやべぇ店内CM以外に知っている情報が無くいつの間にか曲を出していたのも知らなかった。
伊藤蘭「キャンディーズ50周年 紅白SPメドレー」
元キャンディーズの人で放送中の朝ドラ主演の人の母親。1978年に解散して以降ソロでの歌手活動も全くしていなかったが41年後の2019年にソロデビュー後は現在まで精力的な作品リリースとライブを行っている…が特にヒット曲は無く、娘のバーター出演にしか見えない状態になってしまっているがキャンディーズのデビュー50周年なのでそっち。ただ68歳で1人キャンディーズをやってもかなり厳しい気がするが…。引退している藤村美樹が登場して2人でやったり、AI田中好子が登場して奇跡の3人復活とかやるのかそこまでの需要があるのかは不明。
大泉洋「あの空に立つ塔のように」
司会から歌手へ転身。2004年に大泉洋 with STARDUST REVUE名義で「本日のスープ」がトップ10ヒットを記録し、これで名前を知った記憶があるが…。先日玉置浩二の提供で新曲「あの空に立つ塔のように」を出したもののあまり知名度は上がっておらずよほどの名曲&名歌唱っぷりを見せないとなんで出てんの?だけで終わってしまえば好感度下げそう(好感度の下がり具合では『SONGS』もこの人が喋っている部分カットしてゲストのトークか曲数増やせって一気になるぞ…)。
MISAMO「Do not touch」
名前も知らなかった初出場者1号。他は字面くらいならどこかで見たことあったかもしれないがMISAMOなんて名前はマジでここまで1度も目にした事がなかった。MISIAとSHISHAMOコラボなんてしたっけ?と一瞬思ったほど2017~2019、2022年に出演していたTWICEの日本人メンバー3人のみのサブユニット。配信1曲を先行として7曲入りミニアルバム出しただけっぽいんだけどこれがヒットしていたらしい。そのミニアルバムの1曲目リード曲。
キタニタツヤ「青のすみか」
名前も知らなかった初出場者2号。なんか昔いたコタニキンヤの親戚かと思った…。ボカロP出身で『呪術廻戦』で「青のすみか」がヒットしたらしいが、断片的にすら聞き覚えがなくて戦慄している。
すとぷり「スキスキ星人」
名前も知らなかった初出場者V3。顔出ししていないネット系の6人組だったが色々あって稼働しているのは4名らしい。2021年のまふまふと同じような枠と思われ、その界隈でのみ大人気でドーム公演まで成功させるけど界隈以外では全く知らないと。純烈(紅白出た途端スキャンダル報道が大々的に出て脱退を余儀なくされる)や同じネット系ではまふまふの顛末(下手に名前だけ売れたせいかスキャンダル報道に晒され心身疲弊で1年の休業を余儀なくされる)を思うと、件の不貞メンバー叩きがもう1回再燃するだけで紅白に出た事による負の影響が遥かに大きかった…なんてことにもなるのでは。昨年秋にNHKみんなのうたを担当していたものの知名度が低すぎるせいか、特にタイアップも無い2020年の曲になった。
Stray Kids「CASE 143 -Japanese ver.-」
名前も知らなかった初出場者4号。韓国のダンスグループ。グローバルに流行っているという事なんじゃないだろうか。今年のアルバム曲のようだ。
SEVENTEEN「舞い落ちる花びら (Fallin’ Flower)」
セーラー服集団同様にこれまた香取慎吾とコラボしていたのでかろうじて名前は知っていた韓国のダンスグループ。グローバルに流行っているという事なんじゃないだろうか(時短コピペ)。記録上40万枚を越えている日本での最大CDヒット作となった2020年のシングル曲。
10-FEET「第ゼロ感」
20年以上の活動歴のベテランロックバンド。ここ10数年はトップ10級のヒットは連発しているが昨年11月の映画『THE FIRST SLAM DUNK』エンディングに起用されて映画の大ヒットに引っ張られて「第ゼロ感」もヒットしていたらしい。全く把握していなかったが、どこかで流れているのを聞き覚えがあった。
MAN WITH A MISSION「絆ノ奇跡」
10年以上の活動歴の狼バンド。トップ10どころかトップ3級のヒットを連発・維持しているが、1曲も把握しておらず存在だけ知っていた。今年は『鬼滅の刃』タイアップで当たったらしいが、MAN WITH A MISSION×miletなので共演かと思いきや2曲ともそれぞれ披露する模様。OPとEDで2曲あるらしいけどOPの方は店とかで流れているのを聞いたことがあったが、新鋭の男女ツインボーカルアニソンバンドが出てきたのかと思ってた。
Mrs. GREEN APPLE「ダンスホール」
1stアルバムから出すたびにCD売上が上昇し続けているというこの時代にピークを更新し続ける驚異の人気バンド。リズム隊辞めたのでもうユニットに近い打ち込み中心の音作りになってきてはいるが、人気に影響は無かったようだ。もう何年も今年こそとプロの予想上位常連でもあったがやっと選ばれた。初出場組で唯一知っていた。今年ではなく去年のヒット曲に。
帰ってきた人たち
櫻坂46「Start over!」
2020、2021以来3度目。昨年落選したがまさかの復活。SPEEDとか再結成で出たっていうのはあるけどアイドルグループでの連続出場後の復帰例は実質的に初であり、あり得ない事態が起こった。あり得なかった事を巻き起こすほどケタ違いに再生数が伸びて超絶再ブレイクしたのかといえばそんなことは無く(何百万程度だったYouTube再生数が1000万越えとか猛烈な事になったのかなと思いきや去年よりは確かにちょっと伸びている程度で一昨年以前と比べるとまだ変わらないか低い。この後抜くのかもしれないが。)、今年好調で内外含めて復調したという見方がやたらと主流になっている“空気”は確かにあるが、この誰もが大きく復調したとして疑っていない絶対的な”空気”がどこから生まれているのか、前例を踏まえても前代未聞の復活を果たせたほどなのかは割と謎だったりはする。坂道が2枠あって、日向坂46があまりに失速したので少なくともどっちかならこっちかなという二択だったという消去法的考えの方がよほどしっくりくる。前代未聞の復帰だけに当然過去曲のはずがなく今年の曲。
JUJU「時の流れに身をまかせ」
2020年以来2度目。年末バラードヒットシンガー的な感じで長年存在感を発揮していて常連になっていてもおかしくないのに一向に呼ばれず、2020年に呼ばれた時も既にピークは越えた感があったが、さらに存在感が薄れた今になって謎の復帰。11月1日に昭和歌謡系のカバーアルバム『スナックJUJU ~夜のRequest~『帰ってきたママ』』をリリースしており、その中には「ダンシング・オールナイト」も収録されており、以前の同シリーズアルバムでは「シルエット・ロマンス」も押さえていて追悼カバーメドレー枠でも使えるし(1人でその年死んだ複数人のカバーをメドレーするとかそれはそれで前代未聞なので無いとは思うが…)、朝ドラで菊地凛子が演じている淡谷のり子がモデルの茨田りつ子の容姿が偶然JUJUの雰囲気に似ているという話が記事にもなっており使い勝手はいいのかもしれない(ただJUJUの歴代のカバーアルバムでも「別れのブルース」カバーはしてないはず)。しかし特に誰の追悼でもなく、今年カバーしたテレサ・テンの曲に。2010年の徳永英明以来の紅白での歌唱となる。
YOASOBI「アイドル」
2020、2021年以来3度目。昨年は幾田りらがソロでmilet×Aimer×幾田りら×Vaundyの時に1人だけゲストで出ていた。2023年No.1ヒットの「アイドル」はなんとしてでも出てくれないと困るという事だろう。
エレファントカシマシ「俺たちの明日」
2017年以来2度目。2018、2021年は宮本ソロでの出演だった。今年35周年で5年ぶりに新作シングル2作をリリースした…が、新作ではなく過去曲枠だろう。再ブレイクの機運を掴んだ2007年の曲。
さだまさし「秋桜」
2007年を最後に呼ばれなくなり、2020、2021年は特別枠で復帰、2022年は再度出ていなかった。今回22回目とカウントされており、2007年以来20回目ではなく、特別枠2回が加算された扱い。グレープでのデビューからは50周年という事なのか。1992、1997年以来3度目の「秋桜」。
椎名林檎「㋚~さすがに諸行無常篇~」
ソロでは2019年以来8度目だが2020、2021年は東京事変で出場、昨年は落選していた。2011年の朝ドラ主題歌初登場から2014年~2021年まで聖域枠のように何もなくても出演していたのが途切れたのは何だったのかしれっと復活。今年単独で新曲出して無いところからしてやはり聖域感が…。マルサなんていう曲は無いが「丸ノ内サディスティック」の略称としてファンの間では知られており、1999年1stアルバム『無罪モラトリアム』収録曲ながら近年は代表曲の1つとして上げられるこの曲の紅白バージョンになる模様。
藤井フミヤ「TRUE LOVE」
1993~1997年以来6度目。チェッカーズ40周年ソロ30周年。過去曲枠で200万枚のデビュー作。
いつもいる人たち
あいみょん「愛の花」
4年連続5度目。朝ドラ主題歌確定枠。
石川さゆり「津軽海峡・冬景色」
46度目。津軽ターン年。
坂本冬美「夜桜お七」
35度目。3年連続過去曲→新曲→3年連続過去曲→新曲→6年連続過去曲→新曲→過去曲→ひばりカバー。新曲の可能性はほぼ無し。2021年以来9回目の「夜桜お七」。
Superfly「タマシイレボリューション」
2015、2017~2020、2022年に続いて7度目。新作は出しているが…。NHK2010年のサッカーW杯テーマ曲。シングル化されていないが筆頭級の代表曲として知られ、またか…と思いきや当時は出ていない上、「Beautiful」「愛をこめて花束を」を2回ずつやっているのにいつもバラード系ばかりだったので紅白で歌った事が無かった。
天童よしみ「道頓堀人情」
27年連続28回目。近年はほぼカバーor過去曲送り。2017年以来4度目。
NiziU「Make you happy」
4年連続。人気は安定しているようだが初期の頃のように耳に入ってくる事は無くなってしまった。そしてまさかの1回目の「Make you happy」戻り。結局プレデビュー曲扱いのこれが最大のヒット曲という事になってしまうのか。O社の総合チャートを使うと「Step and a step」が最大ヒット扱いになるんだけどこれはC/Wに「Make you happy」が収録されているので「Make you happy」が稼いだ「Step and a step」を遥かに上回る莫大なST再生数&DL数ポイントが全部加算されるため。
乃木坂46「おひとりさま天国」
9年連続。ここ2年過去曲送りとなっているが過去曲に参加していた1,2期生が全員いなくなったので過去曲を選びにくくなり、無事に今年の曲に戻れた。
Perfume「FAKE IT」
16年連続。聖域枠。CD売上は確実に下がっており最上位は狙えなくなっていて(今年のシングルは9位)、配信で目立ったヒットというわけでもなさそうで絶対正義ビルボード様でも目立っているわけでもないので正直いつ落選してもおかしくないようには思うんだけど何故かあまり触れてはいけないというか誰も触れない感じはある(批判も肯定も何もされない独特の空気感)。ついに16回目にして初の過去曲送りとなったがシングルではなく、2010年のシングル「ねぇ」C/Wというまさかの超選曲。ライブ定番として表題を越える扱いらしいがファンしか知らず一般知名度は無いわけでどこまでも聖域枠だった。
MISIA「紅白スペシャル2023」
6年連続8度目。大物シンガー扱い聖域枠。既に格付けは極まった感がある一方で目立ったヒットが出なくなった。今年NHKラグビーテーマソングを担当しているがこれがMISIA&Rockon Social Club名義。元・男闘呼組メンバーの新バンドが関与しており、J社が抹消された今年で彼らが出てくればなんだかすごい展開ではある。
水森かおり「日向岬~紅白ドミノチャレンジSP~」
21年連続。2021年に初めてカバー送りにされるも昨年新曲に復帰、しかし変な謎解き企画込みにされてしまい、歌そのものがオマケ扱いのままベテランに。
milet「コイコガレ」
4年連続。イマイチブレイクしている感もないままにタイアップが大型案件ばかりで注目が集まるところで流れてはいるものの、率直に猛烈にごり押しされている印象が強い。当初初出場した頃にはmiletより遥かに自然に、そして明らかに売れていたUruはすっかり下火になってきてしまったがまあそりゃこんな扱いの差ならそうなるだろうな。今回は「鬼滅の刃」タイアップという事でMAN WITH A MISSIONとのコラボになり、過去3年よりも注目は高そう。2曲別々にラインナップに載っているがさすがに連続披露だろう。ただ鬼滅の法則に基づくと来年落選にな
緑黄色社会「キャラクター」
2年連続。月9主題歌も担当した。ただこれでも絶対正義ビルボード様で11位とトップ10に届かず、アルバムがかろうじてトップ10入りというくらいでもうひとつ跳ね切らない感じがある。絶賛の声も認知度も上がってきてはいるように思うんだけど、数字に表れてこないというか。昨年のアルバムのリード曲。
LE SSERAFIM「UNFORGIVEN (feat. Nile Rodgers) -Japanese ver.-」
2年連続。早すぎる初出場だったが今年はヒットしていたのだろうか。アルバムのリード曲。
Official髭男dism「Chessboard」
2年連続4度目。ボーカルの喉の不調で今年はライブは行っていないが新作は割と普通に出ていてNコンも担当。出てくるという事はライブ復帰という事なのか。Nコン曲で既定だったが今年の曲の中ではヒットしていない。
郷ひろみ「2億4千万の瞳~ブレイキンSP~」
36回目。5年連続過去曲送り→筒美京平追悼メドレー枠→50周年メドレーと完全に過去曲シンガーとなっている上、2年置きにオックセンマンしていて今年がそのターン。
JO1「NEWSmile」
2年連続。ヒットしているらしいんだけどAmazon見ると旧作は軒並み1円投げ売りラッシュ、去年出たアルバムが初回A(DVD付)が1円、今年9月に出たばかりのアルバムが初回盤A,B共に500円前後まで暴落するなど、イベント系女性アイドル以上の暴落っぷりで(アルバムの初回盤は1年~数年は相場保つもんなんだけどな…)中古市場での無価値っぷりが目立つんだよな…。
純烈「だってめぐり逢えたんだ~NHKプラスver.~」
6年連続。脱退してメンバー入れ替わったけど区切りにならずに連続。
鈴木雅之「め組のひと」
4年連続5度目。再評価のきっかけになったアニメヒットを頑なに歌わずに過去曲枠となっているがまだ続くのか。一応今年が1番可能性は高く、朝ドラに伊原六花が出演中→伊原六花ゲストで来る→「ラブ・ドラマティック feat. 伊原六花」とすれば再評価のきっかけになった最初の1曲への恩返しという形になる。まさかの2021年に続いて早くも2度目の「め組のひと」。
BE:FIRST「Boom Boom Back」
2年連続。ヒットしていたらしい。配信曲として出た後にシングルCD「Smile Again」のC/Wに収録されていた曲。
福山雅治「「HELLO~想望」 紅白スペシャルメドレー」
今年も新曲が出てない状況で選出(昨年は発表時はドラマタイアップで流れているだけで未発売、発表後の12月に「妖」が配信で出た)。聖域大物枠。過去曲と出たばかりの新曲とのメドレー。
星野源「生命体」
9年連続。連続新曲に加えてあからさまな事前録画映像でも許される聖域枠。これここまで来るとアミューズがどうも聖域枠っぽい気が…。
三山ひろし「どんこ坂~第7回 けん玉世界記録への道~」
山内惠介「恋する街角」
仲良く9年連続。三山ひろしは今年の曲だが、山内惠介は2020、2022年に続いて3度目となり雲行きが明らかに怪しくなってきた。
ゆず「ビューティフル」
9年連続14度目。ここ3年過去曲送りだったが今年の曲に復帰。
11/29追加発表
クイーン+アダム・ランバート「ドント・ストップ・ミー・ナウ」
企画枠。
12/8追加発表
ハマいく「ビートDEトーヒ」
企画枠。元乃木坂46の生田絵梨花、紅白復帰。
12/15追加発表
寺尾聰「ルビーの指環」
テレビ放送70年 特別企画「テレビが届けた名曲たち」枠。TV発でのヒットではなく普通に超絶大ヒットした曲だったはずだが同コーナーを担当するのが黒柳徹子で、その黒柳徹子の『ザ・ベストテン』で12週連続1位の番組記録を持っていたのでこの枠送りにされたと思われる。寺尾聰の出演は1981年、2007年に続いて3度目で全部「ルビーの指環」となる。
12/16追加発表
ポケットビスケッツ&ブラックビスケッツ「YELLOW YELLOW HAPPY~Timing」
テレビ放送70年 特別企画「テレビが届けた名曲たち」枠。1996~2000年にかけて活動した日テレ『ウリナリ』発の2組のユニット。共に最大ヒットミリオン曲をメドレーで。出演は1998年以来。1998年は「Timing」リリース年でポケットビスケッツはその年の1位獲得ヒット「POWER」だった。
12/21追加発表
薬師丸ひろ子「セーラー服と機関銃」
テレビ放送70年 特別企画「テレビが届けた名曲たち」枠。2013年特別枠、2014年に通常枠、2021年に通常枠で出て通算4度目。「セーラー服と機関銃」は主演主題歌による歌手デビュー作。しかしこれはドラマではなく映画作品。ドラマ版は1982年の原田知世版と2006年の長澤まさみ版であり、テレビ放送70年 特別企画「テレビが届けた名曲たち」として映画主題歌ヒットまでTVの手柄にしてしまうのはさすがに天下のNHK様それは自惚れが過ぎるのでは?ルビーの寺尾もそうだが広義に「ヒットチャート番組を放送していた」「映画もTV放送している」「TVでよく歌っていた」からとするならTV出演のあるヒット曲全部「テレビが届けた名曲たち」に該当してしまう。
12/23追加発表
有吉弘行×藤井フミヤ「白い雲のように」
枠不明だが企画枠と思われる。昨年も歌っていた有吉の猿岩石時代のヒット曲を2年連続、今度は作詞者である藤井フミヤと共演。作曲は藤井尚之で藤井兄弟のユニットF-BLOODでセルフカバーしているので藤井フミヤボーカルバージョンも存在している。
12月28日追加発表
YOSHIKI
HYDE、PATA(X JAPAN)、難波章浩(Hi-STANDARD、清春、松岡充(SOPHIA)、明希(シド)、海(vistlip)、KAMIJO(Versailles)、George(LADIESROOM)、ナカヤマアキラ(Plastic Tree)、HIROTO(アリス九號.)を従えての謎スペシャル企画枠。聖域枠の1人でもあるがさすがに近年は批判的な声も目立ち始めている印象もあり、大物扱いが度を越えすぎているのが原因だろう。実際のところX JAPANの代表曲以外にそんなに浸透している曲が無いような気もしなくもない。
あとYOSHIKIプロデュースでデビューしたのにこういう時に出てこない辺り、GLAYは今でもYOSHIKIに一定の敬意は示しているけどある程度の距離感を保っているような気がする(2015年にライブ共演したりと共演しないわけではない)。
NewJeans
韓国の5人組女性グループ。正式に日本デビューしていないが、世界でも日本でも大ヒットしてけた違いの再生数は売上になっている超世界的人気グループ…とされる。
特別企画枠で「OMG」「ETA」「Ditto」のNewJeans Special Medleyを録画放送でお届けするという歴代最高峰の大物海外アーティスト様扱い。数字の通りならとてつもなくみんな納得の大人気特別扱いも納得なのだろう。数字の通りならば…な…
いなくなってしまった人たち
IVE
昨年はLE SSERAFIM同様に早すぎる選出だったがどこで差がついたのか、こっちだけ1回ポッキリで落選。
ウタ
Adoへ移行。
Aimer
LiSAに続いて『鬼滅の刃』が終わるとポイ捨てになる現象。
Saucy Dog
1回ポッキリ。
なにわ男子
J社問題で1回ポッキリに。
Vaundy
既に大物感漂っており、億レベルの再生数を連発しているっぽいので辞退か追加枠か。
日向坂46
結果的に櫻坂46と入れ替わるように今度はこっちが落選。キツネダンスと無関係の過去C/W「キツネ」という一般視聴者が知らない賑やかし要員だった昨年の扱いでお察し。直後にメンバーがスキャンダル謝罪か卒業発表の時にしか使わなさそうなタイトルでお気持ち表明ブログを連発するというお通夜ムードになったのが辛い。
King Gnu
辞退か追加枠か。
三浦大知
昨年は朝ドラ復帰だった。
関ジャニ∞
KinKi Kids
King & Prince
SixTONES
Snow Man
J社一掃。KinKi Kidsは25周年だったので連続では出なかった可能性が高く、枠維持なら20周年のNEWSはあり得たのかもしれない。
工藤静香
昨年復帰組。今年も新譜を出しているが特に続かず。
篠原涼子
昨年復帰組。こちらは去年は配信だけだった「恋しさと せつなさと 心強さと 2023」を9月になって今更シングルCD化しただけで新たな展開は無かった。
SEKAI NO OWARI
昨年は「Habit」のヒットで4年ぶり6度目の登場。今年も新作は出していて再生数等の指標もそこそこだったはずが聖域枠の皆さんとはやはり事務所パワーで大きな隔たりがあるようなないような…。
TWICE
昨年3年ぶり4度目だったが今年はMISAMOになった。
桑田佳祐
サザンとしての追加はあるのか、聖域アミューズ。
藤井風
また追加発表なのかどうなのか。
氷川きよし
休業中。
松任谷由実
また追加発表なのかどうなのか。
加山雄三
引退した。
back number
昨年は朝ドラで特別枠。高い人気を維持しているはずだが正規出場には至らず。
THE LAST ROCKSTARS
今夏2曲目が出ていたらしいがやはり続かず。
安全地帯
昨年特別枠。今年は活動していない。
その他雑感
知らないのばかりで時間がかかりすぎる…。じわじわというよりも一昨年からの昨年、昨年からの今年で界王拳ばりの倍々ゲームで時間がかかるようになって急にしんどくなった。老いて枯れたというのも多分にあるにしても、そのスピードが早すぎる。その界隈で完結していて界隈以外で聞かれないところまであちこちから引っ張ってきた結果こうなってしまったのだとすれば最大公約数を狙うのはもう破綻しているのではないか。最大公約数を狙うと中高年ばかりになって高齢化の深刻さが浮き彫りになるし、その後が余計きつくなる。90年代組が軒並み50代半ばになってきている今現在、90年代組が軒並み還暦以上という時代が刻一刻と迫っているわけで今後どうなってしまうんだろうなぁ…。
今年に話を戻すと…う~ん…これはもう無理して見なくてもいいんじゃないかな…というのが正直なところ。紅白で初めて聞いて気に入ったなんてもうずっとないし、知らないのと別に今更TVで聞きたくもない過去曲ばかりとなると魅力には乏しく、もう身も蓋もない話、巷で言われるようにそういう時代じゃなく、各々が好きなところで好きに聞いて成立している時代になっている。紅白のラインナップを網羅して聞こうとしているリスナーも最早最大公約数の一般人ではなく、マニアと言えるところまで状況は進んでいるのではないか。もう紅白を網羅的に語る事はプロの専門家しかついていけないというのはそういう感覚の部分で去年の予感通り確かに前回が完全に区切りになったように思う。
来年もこんな感じなら「紅白2024」の更新はますますキツくなってくる。プロ以外の目線でやれる誰か引き継いでくれひたすら時間がかかるだけ。ガシガシ簡略化すれば可能かもしれないがデータ以外に書く事が無くなるとデータならそれこそ専門家任せで良くない?
31日本番を見るかも本当に未定だな…。
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