ドラゴンボールDAIMA 1話

フジテレビ系23時40分~01時10分に新設されたアニメ枠で2024年10月11日より放送開始。

『ドラゴンボール超』から6年ぶりのアニメシリーズ新作。2024年3月1日に原作者鳥山明が亡くなる前に原案を担当したと発表されており、映画『神と神』以降『超』シリーズでも関わっていたが、今作については“関与の深さが違う”とされ、鳥山明がより深く関わっているとされていた。ただし結末まで関与していたのかどうなのかは謎。

1話

時期が明かされていなかったが、『Z』のブウ編をゴマーとデゲスが魔界から眺めている場面からスタートし、この物語は魔人ブウを倒した直後である事が判明。

これにより『神と神』から始まった『超』以前の話と確定。一応時系列上は『Z』魔人ブウ撃破まで→『超シリーズ』(ブウ撃破から最終回までの10年の間)→『Z』&原作最終回(ブウ撃破から10年後)→『GT』(最終回から5年後)となり、時期が被っている部分は無いんだけど、変身形態や破壊神ビルスや全王など知り合った神々の世界との兼ね合いから『超』の世界と『GT』の世界が繋がらない事はほぼ確定的となっているため、今作も『超』に繋がるようで繋がらない可能性が高い。というか早速キビト神が分離しているポタラの効果が『超』での時間制限設定と異なり、ブウの体内の空気のせいという元の設定に戻された事から早くもパラレル感が漂う。原作&『Z』ブウ編直後を起点として『超』ルート(原作&『Z』最終回までの空白の10年)、『GT』ルート(原作&『Z』最終回から5年後)、『DAIMA』ルート(直後)の3ルートがパラレルで存在する事になると思われる。

ダーブラが死んだ事でゴマーが暗黒魔界の王となり、デゲスは界王神シンの弟である事とさらにドクター・アリンスという姉(シンの姉か妹なのかは不明)がいる事、ナメック星人も含めて耳の尖った種族はみんな暗黒魔界出身者である事が明かされた。ゴマーとデゲスは今後脅威になりそうな魔人ブウを倒した一派全員を子供の姿に戻してくれと地球のドラゴンボールを使って願ってしまい、仲間全員が縮んでしまうところで次回へ続く。

という事で『GT』のような別の強力なドラゴンボールではなく、地球のいつものドラゴンボールを使ったので比較的早く解決して元に戻って終わる事は出来そうでそんなに長期シリーズにはならなそうだ。

晩年の鳥山明は現役時代は自分の手を離れてアニメスタッフ任せにしていたドラゴンボールの世界を原作者として再構築しにかかっていたのは確かで、ブロリーやバーダックなどアニメオリジナルキャラの設定も再構築して自分のものにしていた(いわば”正史”化)ので、『GT』の小さくなるアイデアを使って”正史”として再構築というのもある意味自然な流れといえる。問題は『超』での新形態乱発の流れを本当のところどう思っていたのかで、漫画版『超』がまだ続いていた流れで(亡くなってからは連載停止した)、別の話をやり直し始めようとしていたとなるとこれはどうなっていくのか…。期待より不安の方が大きい。『GT』ほど子供っぽい展開にはならないとは思うんだけど…。

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