5th レコード

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5th レコード

レコード
98年6月17日
1stアルバム『Triple Play』後最初の新曲。C/Wはアルバムからのシングルカット。よって2ndシングル同様に全アルバムがあれば入手する必要のないシングルの1つ。

今作も100位圏外で、アルバム含めてここまで全作100位圏外となり、いよいよ契約切れの危機に陥る中で、この3ヶ月後『雷波少年』企画が持ち込まれて運命は大きく動いていくことになる。1stアルバム以降企画以前という唯一の1作。

とりあえず顔出し止めてみる?という事になったのかは不明だが今作はジャケットがイラストになっており、PVもこのイラストのアニメーションとなった。

レコード

作詞:大久保伸隆,今井千尋、作曲:今井千尋、編曲:Something ELse
ここで一転して今までにない方向にチャレンジ。今までよりもロック色を強めたマイナーな曲調。激しいサウンドに乗せているものの、失恋の切ない思いを「レコード」に例えて歌うという失恋スタイルは変わっていない。歌詞は相変わらずうまいし、サウンド面での攻めも面白いけど他にこういう曲調が無い辺り、迷走していたのかなという気もする。なんかとにかくシングルヒットを出せ、ヒットするにはインパクトだ、派手に行け派手に!という要請でこれだけ派手でインパクトのある感じに持っていったような…。またここまで「反省のうた」以外5作中4作が失恋ソングを表題曲にしているので失恋路線から一旦離れてみるかという話にはならなかったのだろうか。

PVは何故かアニメ仕様でワケの分からない妄想世界のような世界観が炸裂したサイケな仕上がり。メンバーもアニメ仕様にデフォルメされて出演している。主演は大久保をデフォルメしたキャラクターでサポート役のような形で伊藤らしきキャラも出ているが、どういうわけか今井らしきキャラはロボットとして登場するなどなんだかカオスな事に…。

『TICKET』収録の未発表音源はアレンジもサポートバンドメンバーも完成版と同じだが音が荒めで完成手前のラフミックスっぽい仕上がり。こちらの編曲名義はAnything ELse。3人ともボーカルのみで演奏には参加していないが、『502』のクレジットではメンバーの演奏表記を省いているため完成版での参加状況は不明。
★★★☆☆
ミニベスト『502
1stベスト『TICKET』(未発表音源)
2ndベスト『ゴールデン☆ベスト Something ELse

C/W I say razz you go!

作詞作曲:今井千尋、編曲:河合徹三&Something ELse
1stアルバム1曲目を飾っていた軽快なバンドサウンドによる明るい楽曲。メンバー演奏は伊藤のアコースティックギターと今井のオルガン。シングルカットされてC/Wに収録されたが、失恋スタイルばかりでこういう曲調で1度もA面勝負しなかったのがもったいなく感じるほどの会心作だったと思う。シングルではあまり明るさが無かったのでこの曲の明るさは1stアルバムの中でも群を抜いている。タイトルは「焦らず行こう」を当て字にしたものであり、歌詞中では全てそのまま焦らず行こうと書かれていてI say razz you go表記は出てこない

1stアルバムまで1年半もかかっており、さっぱり売れない現状ということもあって当時のメンバーの心境を歌っているのではないかという気がするが、焦らずとか言っている場合ではマジでないくらい厳しい状況下だったのも確かで言い聞かせるような意識ももしかしたら…。
★★★★☆
1stアルバム『Triple Play

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