4thSg 永遠をあずけてくれ

スポンサーリンク

4thSg 永遠をあずけてくれ

B00005F593
1993年11月28日
前作から2ヶ月、3月デビューで1993年の間にシングル4枚をリリースするなどなかなかハイペースだった。前作同様に池森ソロジャケット、裏ジャケではメンバー4人がやはり囲み合っている構図。今作で初めてメンバー表記され、初期メンバー4人の名前がDEENとして表記された唯一の作品となった。

ジャケットのDEENのロゴの下に、DEEN are Shuichi Ikemori,Koji Yamane,Tatsuma Nakai,Keisuke Kurasawaと書かれており、漢字表記は無いものの仲居辰磨、倉澤圭介がDEENメンバーとして表記されているのはこれが最初で最後である。また次回作でギターがしれっと入れ替わっているので仲居辰磨が写っているのは今作が最後となった。仲居辰磨は10月にデビューしたばかりで「眩しいほど綺麗になったね」がヒットしていたTEARSに翌年加入した。メンバー入れ替え人事異動?

前作にわずかに及ばない初動7.7万枚で初登場8位となったが2週目に12万近くまで数字を伸ばして3位に浮上、3週目も引き続き10万枚を越えるなど5週連続トップ10入りする好調な推移を見せた。しかし直後に迎えたクリスマスが過ぎてしまうと急落。100位以内は12週ランクインとなった。最終的には「翼を広げて」に匹敵する56.6万枚を記録。現在は4番ヒットとなる。

永遠をあずけてくれ

作詞:川島だりあ、作曲:栗林誠一郎、編曲:葉山たけし
NTTドコモ「ポケットベル」CMソング。1stに続く同CMタイアップとなった。池森作詞で1度OKが出てCM用の納品音源は出来上がっていたらしいが納品日に書き直せとなって結局川島だりあの歌詞に急遽変わったと語られている。山根さんはその池森作詞バージョンの音源を聞いたことがないと語っているのでCM納品用のレコーディングではコーラスの出番もなくお呼びじゃなかったっぽい…。

再度バラード路線だがこれまで以上にじっくりゆっくり歌い上げていく。急遽歌詞が差し替えになった影響なのかは不明だがサビの歌詞は1番も2番も全く同じもので1番→間奏→2番で終了、ラストサビの繰り返しも無く曲が終わる。しかしそれでもけっこう長く感じる。また思いっきりクリスマスソングなので11月~12月の間くらいにしかあまり聞く気にならない。

CD及びライブでも原曲並に力強く歌い上げる場合はサビの”涙はいらない”が“スタ~ミナはいらない”に聞こえる事でも有名。前の歌詞が”White Crhistmas”でなのが繋がっているというよりは直後の高音なので思いっきり声を張り上げるためにスゥッっとブレスが混じるのやメロディーと歌詞の組み合わせなどが原因と思われ、あまり声を張らなくなったキー下げ以降は普通に”涙はいらない”に聞こえるようになった。力強さが戻ってきた20周年武道館(2013)では”スタ~ミナ”に少しだけ聞こえるようになってきて、原曲キーを取り戻してからは”スタ~ミナはいらない”も帰ってきた。2013年武道館でちょっとスタミナに聞こえた時はまさか今になって生スタミナが聞けるとは…と妙な感動があった。

『Ballads in Blue The greatest hits of DEEN』の指定30曲投票の際は季節が真逆だった事もあってか18位で落選。クリスマスソングゆえにライブでの披露もかなり少ない。また後年(1999、2005)のセルフカバーが2回ともアカペラアレンジであるため、セルフカバーバージョンでもライブで使いにくく、クリスマス前のライブでアコースティックコーナーで披露されることがあるかどうか…という程度で意外とライブではレアな1曲となっていた。

Break11の2006年内はアコースティックコーナーで「永遠をあずけてくれ~Christmas Time」とメドレーで演奏したのを見れたのは貴重だったな…DVDでは年明けの公演が映像化されて思いっきりセットリスト変わってたし。2013~2016年の武道館が秋開催になっていた事、2人になって以降『SINGLES+1』基準のライブやウィンターライブの開催があったためかBreak21、Premium Winter Live 2022、47ツアーでも演奏されていて20周年以降は演奏頻度が上がっている。実はウィンターライブも1月なのでむしろ夏の47ツアーなんかより最もクリスマスが遠い
★★★☆☆
1stアルバム『DEEN
1stベスト『SINGLES+1
1stクラシックスシングル『Classics One WHITE Christmas time』(Millennium a cappella version)
3rd(セルフカバー)ベスト『The Best キセキ』(キセキ Version)
4th(クラシックス)ベスト『The Best クラシックス』(Millennium a cappella version)
1stライブアルバム『DEEN at 武道館~15th Anniversary Greatest Singles Live~』(Live/2008年日本武道館「武道館 Special Ballad Medley」の1曲)
6thベスト『DEENAGE MEMORY
7thベスト『DEEN The Best FOREVER ~Complete Singles+~

全音源/映像解説

発売30周年記念『永遠をあずけてくれ』~Rare Aetandane~
2014年Complete Sorasanaide、2016年Always Not Alone、2018年Many Times Negattayoに続き、2023年30周年でTake away completely、Again and Ag

C/W さよならも言わないで~Rain~

作詞作曲:池森秀一、編曲:池田大介
前3作よりはポップ寄りになってきた感のある黒森ナンバー哀し気なピアノの音色と雨のSEから始まるので悲しい失恋バラードなのかと思いきや直後からピョンコピョンコと跳ねた明るいアレンジに変貌、歌詞は悲しい失恋ソングなのにバックは明るいピョンコピョンコで曲が進んでいくというギャップの激しい曲。アレンジは池田大介だが元は大島康祐アレンジだったらしく、しかもイントロの雰囲気のままのバラードだったのを池田アレンジでアップテンポに変えたらしいけど、それでも作風は少し寄せた感がある。哀しい曲なんだけどピョンコピョンコしたアレンジがなんだかちょっとかわいい感じで前3作のC/Wよりも親しみやすさがある。

Aメロでは“夢であるように 何度も願った”といったフレーズが登場。名曲「夢であるように」(1997)のサビの歌詞は実は4年前に自身が書いた歌詞の使い回しだった事が分かる。後追いで聞いたのでなんか違うメロディーで聞き覚えのある歌詞が出てきて驚いた。

ライブでの演奏はほぼ無く、2015年の「マニアックナイト Vol.2」で演奏されたのが唯一残されている映像だろうか。
★★★☆☆
1stC/Wベスト『Another Side Memories~Precious Best~

コメント

タイトルとURLをコピーしました