24 JAPAN 1~6話

2020年秋~2021年冬クール(2クール24話)テレビ朝日「金曜ナイトドラマ」枠。アメリカの人気ドラマシリーズ「24」のシーズン1の日本版リメイク。リアルタイムに1話で1時間(CMの間はその分数だけ時間は飛ぶ)、1日24時間の間にノンストップで起こる事件を描く全24話構成のドラマで2001~2010年にシーズン8まで作られた後に2014年に通常の半分12話で完結するリブ・アナザーデイが制作された。

日本では2003年頃からレンタルビデオ(DVD普及期)で大爆発してTSUTAYAに行列が出来るほどの大人気作となった(ただしシーズンが進むごとにじり貧になっていき最後の頃には離脱した人の方が多く…)。

主人公ジャック・バウアーの物まね芸人としてどきどきキャンプの岸学がいるが、彼が物まねしているのはジャック・バウアー(を演じているキーファー・サザーランド)の動き+日本語吹き替えをしていた声優の小山力也の喋り方をモノマネしたものである。




1話

冒頭で最終話の時系列を提示。誰かが死んだ事を知らされた獅堂(唐沢寿明)が悲しみのちヤケになって敵地へ突入して銃を乱射して戦うという場面をやってからリアルタイム進行がスタート。さらっと“23時間前”とか出たけど実際にこの場面に到達するの来年の冬の終わりが見える頃だぜ…。

基本的に本家に忠実に組み立てているようでなんとCTUも名称そのまま初の黒人大統領パーマー(01年当時はオバマ大統領が誕生するより前))は初の女性総理朝倉麗(仲間由紀恵)に置き換えられたが、大きな変更はこの程度で、獅堂の家族構成やCTUの面々は上司に至るまで本家通り。トニー・アルメイダ→南条(池内博之)とか見た目も1番寄せてきている…

同時進行で色々やっているのでかなりややこしく、メインは朝倉麗の暗殺計画が持ち上がっているとしてCTUが動き出す話なんだけど、獅堂の娘(桜田ひより)が夜遊びで抜け出してなんかそのまま誘拐されそうな感じになっていたり、CTUではいきなり獅堂が部長(村上弘明)からこの中に内通者がいると言われて早速支部長鬼束(佐野史郎)を麻酔銃で狙撃して無理やり口を割らせたり、テロリストらしき女(片瀬那奈)が飛行機からパラシュートで脱出&飛行機は爆破というダイナミックなテロをいきなりぶちかましたりと忙しない。まあ娘失踪以外はほぼ暗殺計画の流れの中にあるとはいえ…。

『明日ママがいない』勢の中では芦田プロもポカリ鈴木梨央も成長してだいぶ顔も変わったけど、2人より若干年上の桜田ひよりはピア美の面影が強く残ってて登場するなり『明日ママがいない』を思い出した。子役の大半は激変するけど稀にそのままのイメージで成長する子いるよな…。ただ幼く見える分だけ冒頭良い娘っぽいところからの真夜中家を抜け出し&男と夜遊び(ベッタベタ男にくっついていた友人に比べれば相手に全く触れず落ち着いていたが)の不良っぷりは謎に親目線なショックが若干漂う感じが…。

『24』を見たのは04年大学2年の頃でレンタルしてきて連続で見まくった。その時点でシーズン3までレンタルで出ていたので04年の間に一気見していき、その後は新たなシーズンが出るとレンタルに出揃って貸し出し中ラッシュが落ち着く頃に一気見していく形でシーズン7の半分まで見たがシーズン7の頃にはもう社会人になり色々あって集中が続かなくなって見るのを辞めてしまった(ファンサイト等でその後の概ねのあらすじは把握している)。

というわけでシーズン1は16年前に見たのか…。つーことは娘のキムももうすっかりオバ大筋は覚えているが細かい展開はあまり覚えていない。とはいえここまでトレースされていてどの人物がどの人物に該当するか分かりやすくなっているので概ね分かる。あいつ怪しいけどいい奴だったなとかあいつ信じてたのに裏切りやがったなとかあいつ死ぬのかとか先は見える。ワクワクは無いものの、先に知っているだけに伏線かミスリードかを仕分けしながら見れるのもまあ面白いかも。

許可取るの相当大変だったみたいだからほとんど本編トレース展開だろうし、いくら若く見えるからって唐沢寿明が実はもう57歳で還暦が見え隠れする年齢になっているし(相当な24ファンだったと聞くし正直やるならもっと若い頃にやりたかったけど今が年齢的にもやれる最後のチャンスだという思いもあるんだろうな)、たぶんアメリカ風演出がやはり日本に合わないしでヒットしないだろうからシリーズ化もたぶん見込めない。そこを踏まえて本エンディングではなくDVD収録のアナザーエンディング(シーズン2には繋がらない)を日本版の本エンディングにして終わらないかなぁという期待はしている。

2話

さらに登場人物が増え、早くもテロリスト首謀者神林(高橋和也)も姿を見せているもののそれぞれの行動に繋がりが無い同時進行&リアルタイム進行ゆえの展開の遅さで情報量のわりに非常に分かりにくく、率直に序盤は緊迫しつつもあまり面白くない。当時DVDで一気見していったから良かったものの1週間に1話でこれはしんどいなぁ…。

獅堂の娘美有(桜田ひより)の誘拐は決定的となり、犯人の指示で美有からの電話を受けた六花(木村多江)も異変を察知する。1話で散々言われていた当時と違って原題はスマホ時代なんだからGPS機能使えよというツッコミもこの電話を持って犯人が美有のスマホを投げ捨てたのでようやく…。逆にこの展開をやるまではスマホを捨てさせるわけにはいかなかったんだろうな…。

獅堂の直属の上司だった郷中(村上弘明)は部下の三上(石垣佑磨)から内通者に関するデータを受け取るが直後に刺客により三上は暗殺されてしまう。獅堂が呼び出されて10分で向かうが、リアルタイムに10分なのでドラマ上はじれったい展開となり、到着後は郷中まで暗殺されてしまい、刺客はそのままで獅堂は逃走。郷中が信頼する職員の明智(朝倉あき)にデータを解析させたら出てきたのは獅堂が信頼している水石(栗山千明)でびっくりしたところで次回へ続く。この辺りの展開、全部終わってから振り返ると色々思うところがあるな…。

3話

死んだ郷中(村上弘明)の遺言に従い、獅堂は明智(朝倉あき)しか信頼できないとして協力体制で調査したところ水石(栗山千明)が内通者の疑いが高まる。しかし証拠として出てきた情報を流していたとされる日は2人が不倫旅行キメ込んでいた当日ドンピシャ。明智も交際は知っていたとはいえ、かなり気まずいモードに…。そしてあまりに怪しすぎる獅堂に疑念を抱いた南条(池内博之)は獅堂の解任を上層部に要求し始めてしまう。

美有誘拐事件は腕を折られた友人の寿々(柳美稀)を鎮痛剤でなんとか落ち着かせて2人で逃走。ほぼ今回は迷路のような工場の中を逃げ回っているだけだったが、道中チンピラに救われ、携帯電話も入手したので六花へ誘拐されている事実を伝える事には成功。ようやく誘拐が明るみになったが…。さらなる逃走の中で寿々がひき逃げされてしまい、美有も誘拐犯に捕まってしまう。

犯人グループでは主犯の神林(高橋和也)に飛行機爆破で殺害した皆川(前川泰之)(既に犯人の1人が彼の顔に整形して暗殺者としてスタンバイ中)のIDを渡す手はずだった七々美(片瀬那奈)の彼女である亜矢子(長井短)がテロリスト業界(?)のおきて破りで勝手にIDを隠して金額上乗せを要求したので手間取っていたが、結局神林が金額上乗せに合意。そしてID確保と同時に亜矢子を殺害、さらに七々美も殺すぞと無言の脅しをかけてきたので七々美は更なる仕事を請け負う事に…。

と、ようやくスリリングに話が動き出したがやはりじれったい。腕折られたりひき逃げされたり寿々の不幸っぷりが半端ないがそもそも誘拐犯と元からお友達だったっていう時点でもかなり詰んでいる。この後も改変が無ければどうしようもない人生に…。

気になったのはCTU内の口の効き方で男性勢はそうでもないのと獅堂と水石は不倫していた時期もあって親しいのでタメ口なのは分かるけど、明らかに部下っぽい立ち位置の明智まで親戚の娘みたいなノリで獅堂にタメ口ってのはなぁ…。英語だと敬語がないから問題ないけど、役者の年齢だとこの2人年齢が30近く離れているから違和感が。

4話

蚊帳の外に置かれていた南条が獅堂を怪しんで上層部に内部調査を依頼してしまったのでCTUが封鎖されてしまい、獅堂は封鎖職員を殴って脱出して追われる身になりながら捜査する羽目に…。カードキーから解析で来た唯一の情報を元に現地を訪れるが刺客との銃撃戦になり、銃声を聞いた警官2名が駆けつけて3人で敵を追う事に。この攻防で警官コンビのうち女性警官が殉職。これにより警察から獅堂の居場所が伝わったことでCTUの封鎖は解除されたが、刺客は獅堂の名前を知るばかりか娘を助けたければ俺を逃がせ!と捨て台詞を残して連行されていったので、獅堂も慌てて連行されていく警察車両を追う事に。

美有誘拐事件は寿々放置で移動し、美有が必死に抵抗していたが、生きててバラされたらまずいという理由で急遽引き返してそのままひき殺そうとしたが(付き合ってたのにマジひでぇ奴だな…)警察が通りがかったので慌てて逃走。しかし寿々は無事に病院へ送られることに。その後ついに美有は神林に引き渡されてしまう。

美有を追う六花は運転する寿々の父函崎(神尾佑)が20キロオーバーで捕まってしまい無駄に時間を浪費(誘拐を通報していた確認が取れたので釈放)。この際に美有誘拐御一行が真横を通過しており、これで何度目のニアミスか。獅堂との電話も間の悪さで行き違うし…。その後救急車とすれ違い、念のため近くのホームレスに聞いたら若い娘がはねられて運ばれたと証言を得たので救急車を追う事に。ようやくニアミス終了。

ようやく誘拐事件と暗殺計画が繋がってきて獅堂も娘の誘拐事件を知る事になっていく展開だが、やはり1時間しか進まないので進みが遅い…。

そして結局今回あちこちに警官が出てきたが、深夜3~4時に警察活動しまくり。夜の治安がいいんだか、銃撃誘拐なんでもありで悪いんだか。

5話

女性警官を殺した事で逮捕され連行された陳元(渋谷謙人)が娘誘拐と朝倉暗殺事件に関与している事をほのめかしたため、コイツを警察から逃がして元の現場に連れていって黒幕からの電話を受けさせるまででドタバタと1時間消費。電話の相手は主犯の神林だったものの神林からの指令はトランクに入っている死体を始末しておけというものでこれ以上は何もなさそうだったので追いかけてきた警官に引き渡し、獅堂を捕まえようとしてくる鬼束(佐野史郎)にも内通者がいる事を話してようやく納得してもらえ、死体を持ち帰って調べる事になって獅堂周りはおしまい。

美有は神林にアジトまで連れていかれるだけで進展なし。誘拐実行犯2名のうち元々寿々と交際していて殺したと嘘をついていた鮫島(犬飼貴丈)は神林が寿々が病院で治療を受けているとの情報をいつの間にか受け取っていたため嘘がバレ、粛清されて退場。 ケン(上杉柊平)は鮫島の代わりに出世だとされ生かされた。

函崎&六花は病院に到着、手術中の寿々を待っているだけでおしまい。

朝倉麗(仲間由紀恵)周辺の不穏な動きについてはようやく問題が明らかになりつつあり、2年前に娘の日奈(森マリア)がレイプ被害を受けて加害者が直後に死亡する事件があったが、実際に殺害したのが夕太(今井悠貴)だったのではないかというリークがあって報道されようとしている事を朝倉麗がようやく知ることとなり、夕太に直接訪ねる展開に。こっちもまだ長いんだよなぁ…。

鮫島退場とはいえ、やや繋ぎ回に近いような展開だった。

6話

繋ぎ回から一転。寿々から話を聞こうと病院へ駆けつけようやく六花と再会した獅堂。美有の誘拐は恐らく暗殺事件の担当である自分に何らかの要求をしてくるのが目的だろうというところまでは獅堂も推測していたがついに神林から直接電話が入り、せっかく再会したのに指示通りにCTUに戻れと言われてしまい操り人形に。

そして寿々の容態が安定してついに動き出した函崎(神尾佑)は寿々の父の函崎ではなかった。病室に入った偽函崎は意識を取り戻していた寿々を容赦なく殺害、巧みに六花を連れだす。六花は疑っていなかったが獅堂に電話が通じないと水石から六花に電話がかかってきた際に陳元が処理を命じられた死体の身元が判明、その死体こそ真・函崎であった。ずっと一緒にいた男が偽函崎だったと判明して衝撃を受けた六花だが取り乱さずに冷静を装いつつどこに連れていかれるのか分からないままに次回へ続く。

朝倉麗は夕太の事件を知らなかったのが自分だけと知り(夫も黙ってた)、選挙参謀の長田(綾田俊樹)にどうすればいいか相談。正直に告白すべきとの提言を受けていた。

ようやく事態が展開。夕太事件だけ明後日の方向へ向かい始めてサイドストーリー化しているが、暗殺と誘拐と偽函崎判明でようやく繋がって動き出した。それにしても完全に利用されて殺された函崎親娘が不憫すぎる…。

あと外部から派遣されてきた暗号解読のマイロ(時任勇気)。どう見ても日本人なのに何故彼だけ原作と同じ名前なのだろうか(原作はマイロ・プレスマンだったが基本マイロと呼ばれていた)。ツッコミどころとしてわざとそうしているのか。

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