今年もやってきた、かつて少年少女たちは大人の世界への疑問をこの賞から抱き始めると言っても過言ではなく、現在の少年少女たちはついに見向きもしていないのではないかとささやかれていて、発表時にTwitterでちょっと話題になっただけで12月30日まで話題になる事も無く、深夜にこっそり発表されてヤフーにもほとんどトップ表示されないまま埋もれていくデキレース・レコード大賞、略してデコ大の発表である(コピペ定型文改変)。
20年近く連載しているのに「デコ大」という検索回避対策が効きすぎて検索で全く引っかからないのでおなじみの恒例行事、今年も行ってみよう。
前回のデコ大
新コロ対応のためか色々あった賞が減らされまくるが放送時間は長いままという年末過去VTR大量放出傾向がますます加速した。LiSA「炎」が大賞となりソニー5連覇。1億円お買い上げ報道もそろそろ忘れ去られてきてエイベックスの復活はあるのか…。
優秀作品賞
明け星/LiSA
君がそばにいるから/純烈
ごめんねFingers crossed/乃木坂46
CITRUS/Da-iCE
Take a picture/NiziU
Dream on the street/DA PUMP
根も葉もRumor/AKB48
Backwards/三浦大知
Happy!/氷川きよし
勿忘/Awesome City Club
昨年に続いて3組IN、3組OUT。
Little Glee Monster、瑛人、DISH//がOUTして、Da-iCE、NiziU、Awesome City ClubがIN。NiziUは昨年の特別賞からこちらへスライド。昨年の場合プレデビュー曲が大ヒットしていたがプレデビューであり、デビュー曲は12月(発表時はリリース前)という複雑な状況が影響したのか。LiSA、純烈、乃木坂46、DA PUMP、AKB48、三浦大知、氷川きよしが残留。
瑛人、DISH//は1発的当たり(DISH//は固定ファンもいるが瑛人…)なので仕方ないとはいえ、年末歌番組ごり押し傾向が続いていたLittle Glee Monsterが外れてしまうとは…。紅白も落選して一気に梯子を外された感がある。それこそかつてのDA PUMPみたいに完全に落ち目になってもずっといるポジションかと…。
そのDA PUMPもかつてのような毎年ノミネートモードに完全に突入中。かつての末期のような最早トップ10すら遠いのに何故かいるみたいな時よりはマシで今のところ毎年何か出してこのダンスがポイントみたいな○○ダンス的なパフォーマンスを続けて一定の存在感はキープしている。三浦大知はMTV Video Music Awards Japan 2021 最優秀振付け賞なども取っているがダンス凄い演出も最初は凄いと思っていても最早真新しさも無くなってきて実際のところファン以外にほとんど関心を持たれていないのでは。
鬼滅効果が強かったLiSAはまたしても鬼滅だがこれも出たばかりの新曲で10月先行配信、11月11日にCD出たばかり。過去2曲には到底及ぶべくもなく12月30日までにどこまで次なる鬼滅ヒット感を醸し出せるかだが…状況次第では2連覇してもしらける可能性も。その他常連勢も常連だからいるという感じで特段今年目立ってないので、聞いている人は聞いているがそれ以外はたぶんみんな知らない曲だろう。ダンス難度&純メンバーオンリーを強調して完全一転集中でTVに出ているAKB48のルーマールーマールーマーは出るたびにダンス難度特集VTRを挟んだりしているので案外この中で歌番組で1番印象を残しているかもしれない。乃木坂は坂道含めて3グループが今年2,3曲出してしかも時期が被っていたので印象共倒れを起こしていそう。
Da-iCEはエイベックス復権の兆しの象徴なのか…ここに来ての登場は良く分からない。今年ではなく去年11月のシングルでしかも去年の秋クールの日テレのドラマ「極主夫道」主題歌だった曲。印象としても完全に去年の曲になってしまうが…。
Awesome City Clubはデビュー6年なので昔だったらそろそろ中堅扱いだが上がつっかえまくっているのでまだまだデビュー間もない新人、新世代、新鋭扱いされやすい存在。今年のアルバム曲が配信で好調でMステ出演を果たすなどブレイク扱いされていて、夏クールのフジ系ドラマ『彼女はキレイだった』主題歌も担当するなどタイアップ押し傾向もみられる。リトグリは示し合わせたように双方落選したがこちらは示し合わせたように紅白にも初出場。そしてこれまたエイベックス。LDH亡き後を三浦大知/DA PUMPで守っていたがやはり勢力を戻しつつあるのか。
売上的には乃木坂46、NiziU、AKB48、配信その他ではLiSA(まだ未知数)、Awesome City Clubといったところだがこの中から大賞は…無理ゲー感ハンパない。
新人賞
INI
TAEKO
マカロニえんぴつ
望月琉叶
マカロニえんぴつはもう5,6年普通に活動していて作品もたくさん出しているが、トイズファクトリーからのメジャーデビューは今年だったという扱い。
望月琉叶はグラビア演歌歌手という異色の人だが思いっきり去年7月デビュー。
今年デビューのちゃんとした新人はINI、TAEKOでTAEKOはエイベックス×ライジングという事務所の強さがあり、INIは圧倒的な知名度と実績がある…となればまあINIか。
最優秀歌唱賞
MISIA
松田聖子、鈴木雅之、天童よしみ、MISIA、市川由紀乃、福田こうへいと来てまさかのまたMISIA。東京オリンピックの開会式「君が代」という国民代表ポジをゆるぎないものにしたと言う大義名分はあるが賞としてはネタ切れ?
特別賞
Ado
Bank Band
松本隆
YOASOBI
AdoとYOASOBIは「優秀作品賞」におけば大賞候補になるが出てくれるか分からない&政治的理由からこっちに回した感が強い。
Bank Bandは今年アルバム出したくらいだが去年からアルバム賞が無くなってしまったので…。
松本隆は今年が作詞活動50周年。以前だったら存命周年功労者には「功労賞」があったがこれも去年から無くなってしまったので…。
特別国際音楽賞
BTS
昨年突如新設された謎の賞を謎のまま2年連続BTSに贈呈。BTS専用賞かよ…。
日本作曲家協会選奨
竹島宏
去年大量に消された部門の中で唯一の復活。日本作曲家協会の自粛期間は終わったようだ。
特別功労賞
川口真
小林亜星
酒井政利
坂本スミ子
ジェリー藤尾
すぎやまこういち
寺内タケシ
お亡くなりになった方々一覧だが、選ばれない人は選ばれないという独特の傾向はやはりある。
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