世にも奇妙な物語’21秋の特別編

2021年11月6日放送。
1年前の秋の特別編同様に夏の特別編エンディングで既に次回予告が流れていた(来年の予告はさすがに無しというのも同じ)。




スキップ

赤楚衛二主演
大学生の幹夫(赤楚衛二)はサッカー部に嫌な先輩がいるので次の合宿が嫌だなと感じていた。そんな折、家に代々伝わる「入ってはいけない謎の部屋」の扉の紋章と、そして飛び降り自殺した謎の人物(栁俊太郎)が救急車で運ばれて行くときに幹夫の前で落としていった鍵の紋章が一致していた。幹夫はその扉の中に入り、ぼろぼろの廊下を進んでいき次の扉を開けると3日後にスキップしていた。幹夫に記憶は無いが合宿が終わっていた。状況把握と確認のためとテストを飛ばしたいと考えた幹夫は1週間後くらいにスキップしたいとして再度扉を進むともくろみ通りに1週間後へスキップしていた。しかも憧れの同級生彩花(堀未央奈)に告白していたらしくOKの返事をもらう。キスまで我慢できない幹夫は安易にまたスキップして案の定関係は進展していたが、先輩をタコ殴りにして病院送りにしていたり、ヤクザみたいな怖い兄さん達と果敢にやりあってカツアゲしていたりとアグレッシブすぎる行動に出ていて焦りだす。

やがて写真を見せられた幹夫は自分ではなく兄(坂口涼太郎)の顔が何故か自分と認識されている事に気づく。慌てて家族写真を引っ張り出した幹夫だったが、幼少期から順番に兄と自分の成長を見ていくと兄は坂口涼太郎の顔ではなかった。鍵を拾った時の飛び降り自殺して運ばれて行った謎の男(栁俊太郎)こそが本当の兄の顔だったと思いだした幹夫は身元不明で入院している真の兄(栁俊太郎)の元へ。兄は高校時代にいじめにあってからスキップを繰り返していたが、スキップしていたのではなくスキップしている間にアイツ(坂口涼太郎)に人生を乗っ取られていた、今回は10年ワープしたらすれ違っても幹夫が兄だと気付かなかった事で居場所を失って絶望したと告げる。そして亡くなった2人の父もこの真実に気づいて自殺したという。

真の兄はそのまま絶命してしまい、幹夫は扉の封印を試みるが持ってきた板のサイズが合わなくてマゴマゴしている間にアイツ(坂口涼太郎)に引きずり込まれてしまい、アイツ(坂口涼太郎)が自分に成り代わってヤクザをめった刺しにしているところや彼女とムフフな瞬間がボロボロの窓から見えた。さらに不気味な顔で襲い掛かってくるアイツ。扉を抜けた先は2031年。彩花と結婚して娘も生まれていたが、残されている自分の写真は全部アイツ(坂口涼太郎)。ついには鏡に映った自分もアイツ(坂口涼太郎)、涙を流して絶望する幹夫に対してアイツ(坂口涼太郎)がほほ笑む中で娘まであのカギを持っていて絶望END。

というわけで呪われた一家がアイツ(坂口涼太郎)に代々人生を乗っ取られていたというサイコホラー落ち。スキップして記憶がない系の話は過去にもあったが、乗っ取られていて自分が自分でなくなっていくという恐怖感は新しかった。顔が特徴的すぎる怪優坂口涼太郎のホラー演技っぷりが絶妙な気持ち悪さでなんというはまり役…。

封印しようとして板のサイズが合わなくてまごついている間に引きずり込まれるところだけ危機感無さすぎて笑った。

優等生

森七菜主演
劣等生の明日香(森七菜)は朝の小テストで0点を取ってしまうが誤解答の「ガチエモ神社」に反応して通学路の隙間に謎の神社への道が出現。彼氏と共に5円でテストで100点取れるように願った明日香だったが、5点しか取れず賽銭分だけかよと毒づいていたら、その日の解答から効果が発動。総理の名前を彼氏の名前にしたところそれが正解になってしまい、彼氏が突然総理大臣に任命され、空欄にしたアメリカ大統領は行方不明になってしまう。明日香の解答は強制的に正解となり、現実が強引に書き換えられてしまうトンデモナイ世界になってしまった。一応採点後であっても正解に書き換えると元に戻る。明日香は世界を守るために勉強することに…。

ノー天気で明るい性格の明日香だったが家庭崩壊しており双子の兄は優等生だったが高校受験に失敗して引きこもり、父は営業成績がふがいなくリストラ寸前、母は浮気三昧。テストの回答に現実が捻じ曲げられる力を利用して家庭関係の修復を試みる明日香だったが表面的ではダメな事に気づき、引きこもりの兄の部屋の前で兄に聞きながら勉強するというコミュニケーション重視の方向性と勉強を両立。家庭不和は改善された。しかしテストの力を何とかしなければならない。再度神社に出向いた明日香は5円玉を回収(セルフ賽銭泥棒)してキャンセルを試みるが直前で失敗。テスト解答現実化効果が再発動してしまう。100点を取ったと喜んでいた明日香の様子から兄が両親に「テストには裏があるから気をつけろ」とも伝えたい意向を語っていたがその瞬間、人類が消失。人類消滅END。

残された明日香の全問正解だったはずのテスト。裏にもう1問あって世界の人口は?というものだった。無回答=0人=強制正解発動で全員消滅というオチ。

いい話で終わりそうだったのにある意味で1番のバッドエンド…。

森七菜はこういうアホっぽい明るい感じが似合うな。

ふっかつのじゅもん

桐谷健太主演
実家の片づけに来た賢一(桐谷健太)。息子が放置してあったファミコン一式を発見。「ふっかつのじゅもん」が書かれたメモとドラクエⅡを起動し、「ふっかつのじゅもん」を入力すると謎の少年が出現。賢一は気にしていなかったが、少年が帰ったと聞き、さらに少年が川でおぼれて行方不明になった(たまたま目撃されたのでニュースになった)というニュースを聞いてあの少年が同級生の良介(石田星空)だったと思いだす。再度ドラクエⅡを起動して「ふっかつのじゅもん」を入力すると良介が出現。大人になった賢一の姿を見ても少年時代の賢一として接する良介。

さらに状況を確認していくと良介を止めて救おうとすると息子の姿が消えかけた。遅れてやってきた妻(野波麻帆)も同級生だったが小学校時代に1度引っ越していて高校で賢一と再会して意気投合して付き合うまではあまり接点が無かった事、良介は妻に告白しようとしていたが賢一は嫉妬から飛び石を渡って向こう岸の社でおまじないしたら願いが叶うと嘘を教えてこれが原因で川で流されて死んでしまっていた。

良介を救うと妻との結婚が無くなり、特に息子の存在は完全消失してしまうと知りながらも、自身の嘘で死なせた罪悪感からドラクエⅡをクリアして良介を救い嘘だと謝った賢一。良介は普通に許してくれて消滅していき、賢一はこれで良介が生存して自身の家族は消滅してしまった(妻との結婚がなくなった)のかと恐れながら実家へ戻るが2人とも普通にいた。良介は生存していたが、1度は川に落ちたので風邪をひいて告白できず、その後の賢一と妻の運命を左右する出来事は無かったらしい。

安堵号泣したのちに、妻との思い出のドラクエⅢを発見した2人は懐かしさから起動するが直後に「おきのどくですが ぼうけんのしょ1は きえてしまいました」。高校で再会した2人はこのゲームの話がきっかけで意気投合していた。2人の記憶は消えてしまい、お互い誰ですか?となってバッドエンド

ということは結局息子消滅。悪魔のソフトじゃねーか…。ドラクエはやったことが無かったが、セーブデータがパスワード方式かバックアップ機能かの違いをギミックに使ったもので、ファミコンの次のスーファミも含めてバックアップ機能は吹っ飛びやすくセーブデータが消えてしまいがちだったという当時の子供たちの常識を生かしたオッサンオバサン向けのオチだった。DL世代の現代の子供たちにこのギャグが理解できるのか。

金の卵

山口紗弥加主演
亜美(山口紗弥加)が買ってきた卵に偶然金の卵が入っていた。TVでは金の卵を発見した主婦が幸運続きだとやっている。謎の声に導かれるままに宝くじを当てた亜美は浮かれるが様子がおかしくなり…。金の卵を発見した主婦が死亡したというニュースから金の卵が狙われていると異様に警戒し始める亜美。謎の鶏が出現して卵を帰せと言うので鶏を庭に放り捨てるが、夫と娘も金の卵を狙っているようでどんどん疑心暗鬼になっていく。ついには鶏人間に襲撃された亜美は鶏人間を撃退するが…。

警官が飛び込んできて卵を落としてヒビが入った事で正気に戻った亜美は宝くじ当選も幻覚・幻聴であり、放り捨てた鶏=お掃除ロボ、突き落として殺した鶏人間=夫だった事に気づいて茫然。そのままお縄についていった。残された娘はこんな卵のために…と卵を手に取るが割れた卵から再度金の卵が出現、亜美同様に卵の支配で目が怪しく光ってBAD END。

幸運ではなく手にしたものを操り(実際に目がおかしくなっている描写あり)幻覚幻聴を見せて正気を失わせ、周囲が全て卵狙いの敵だと誤認識させるとんでもねぇ呪いのアイテムだったというオチ。時間が短く、徐々におかしくなっていくのではなくまだ話の展開が良く分かってないうちから視聴者置いてけぼりで主人公の亜美が狂いだすという超スピード展開だったので、見ている方も亜美視点で追体験するのではなく、操られて急速に正気を失っていく主人公の姿を理解が追い付かないスピードで見せられるという斬新な構成だった。

ていうか4つ全てバッドエンドって。コメディ&いい話で終わる『優等生』、いい話で終わる『ふっかつのじゅもん』まで全部オチに強烈なバッドをくっつけていたくらいなので今回は振り切って徹底したっぽい。

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