旅の記録 埼玉・群馬・栃木平地の三県境

3月某日、思ったより早い春本番に伴い天候不良が続く中、近くを通る予定があったので行ってみた。

県境というとまあ2県の間が一般的だが、3県が入り混じる県境はレアだ。しかも平地にしれっとあるというのは珍しい。そんな珍しい県境が埼玉・群馬・栃木にある。なおちょっと車で走ると茨城も割と近い

埼玉・群馬・栃木いう3県が入り組んでいる道の駅かぞわたらせ、以前は「道の駅きたかわべ」だったが2020年に改名された。きたかわべ時代の5,6年前にこの道の駅自体は行ったことがあったが、特に印象も無く、その時は県境も見に行かなかった。今回はせっかくなのでちゃんと見て行こうと。道の駅自体もリニューアルされて綺麗になっていた。

県境は道の駅からは階段を下りて数百メートル歩いて行った先にある。

某翔んだ映画のような関所があるわけでもないが、まるで某翔んだ映画のような立札がなんかしれっとそこにある。

埼玉側。のどかだ。

群馬側。うむのどかだ。

栃木側。ああのどかだ。

ほとんど同じだが、栃木側の中央奥に見える建物が「道の駅かぞわたらせ」である。

かなり地味な景観ではあるが、それでも珍しい3県境。一応こんな看板もある。

なんか2つあるがどっちも有志による手作り。「道の駅きたかわべ」の宣伝がしれっと入っている事から道の駅スタッフが用意したと思われる。やはり3つも県が関わると県主導の観光スポットとしてアピールするにも3県どこが主導でやるんだという事になって揉めてしまい、行政による石碑やら観光用看板が無いのってやっぱりそれが理由…?

なお一応この場所に直接来ることも可能ではあるが、御覧のように住宅街&田んぼ。それでも一応駐車場はある。

ガッラガラ

雨が降る予報寸前とか時間の問題もあったのかもしれないが、誰もいない静かな場所であった…。一応到着寸前にライダーの人が1人去っていくのと、戻っていく途中で向かっているおばさん1人とすれ違ったのでそのくらいの人の往来はあるようだ。というか入れ代わり立ち代わりで3連続1人って御一人様御用達なのここ?

思った以上にしょぼいのは否めないし、いざ3県境と言われても何の実感も無いのが正直なところではある。特に埼玉県民としてはどうしても利根川の向こう側って群馬栃木なイメージだからなぁ…。この周辺だけ利根川の北までまで埼玉県が出っ張っている部分なんだけど、この区間は利根川に橋1本しかないし、他に特に何もないし。

いずれにせよ珍スポットである事は間違いない。なんだかんだしばらくしたらまたこの場所に来たくなる。そんな3県境であった。

コメント

タイトルとURLをコピーしました