オクラ〜迷宮入り事件捜査〜 1話

2024年秋クール10月8日~フジテレビ系「火曜9時」枠。

反町隆史と杉野遥亮のW主演。反町隆史は2015~2021年の『相棒』出演に伴い、他作への出演がほとんどなかったのもあるが、『バージンロード』『ビーチボーイズ』『GTO』『Over Time』『ラブコンプレックス』『ダブルスコア』『ワンダフルライフ』と1997年~2004年にかけての主演連発、2011年7年ぶりフジテレビ連ドラ主演の『グッドライフ〜ありがとう、パパ。さよなら〜』からさらに13年ぶりのフジテレビ連ドラ主演となった。

1話

2014年、捜査一課強行犯係のエースだった飛鷹千寿(反町隆史)は相棒の結城真一(平山祐介)と共に事件を追っていた際に犯人の罠にはまり、爆破トラップにやられて結城が殉職。以後やる気を失って変わってしまった千寿はお蔵入り事件を扱い特命捜査情報管理室(通称オクラ)に飛ばされていた。この部署は他所で問題を起こした面々が左遷される部署で、元ヤンキーで組織犯罪対策部でヤクザ30人を病院送りにした事が原因で飛ばされたと噂されれている結城の娘である倫子(白石麻衣)も所属していた。オクラにクールで合理的な性格の不破利己(杉野遥亮)が何らかの理由で飛ばされてきて物語がスタート。

12年前の女子小学生殺人事件の容疑者だった矢継周作(黒田大輔)から挑発メールが届き、当時担当だった千寿が率先して新たな証拠集めに奔走するという展開となり、当時矢継の家まで行って部屋の中に監禁されている小学生がいたかもしれないのに踏み込めなかった後悔から必死に捜査して今度は家に踏み込んで監禁映像を録画したビデオまで発見するが…。矢継は病気で死ぬ目前であり、病室に駆け付けた千寿は怒鳴り散らしながら自白を迫るも、矢継は不敵な笑みを浮かべたまま死亡。一応自白したという扱いで処理され、被害者の母の心を救済できた…と人情的な話で終わったと思われたが、ほぼ常に同行していた利己は千寿の行動や今回の一連の流れに違和感があり…。

捜査一課で同期の加勢(中村俊介)は人情派の刑事というイメージの千寿に対して本当は悪徳刑事なのになと全て知っている様子で千寿と話しており、行きつけのスポーツバー店長で元警察官の阿澄玄人(三浦獠太)、そして今も仲が良いのに何故か離婚したという元妻で科捜研の井伏愁(観月ありさ)も分かっている様子。そこに真実を突き止めた利己からの呼び出しが入り、無人の部署に戻ると利己は今回の事件は最初から千寿の自作自演だったと暴く。

矢継の死期が近いと知った千寿はキャバクラで遊んでいたと思われた冒頭の時点でキャバクラのPCを使って矢継の名前で挑発メールを送り、さらに矢継の家に既に不法侵入済みでビデオや証拠ノートもチェック済み、死体遺棄現場で新たに発見されたノートも千寿がそこから持ってきて発見したように見せかけたものだったという。オクラメンバーの牧原祈里(青木さやか)がノートが限定モノだったと気付く流れだったが知ってたんかい…。自作自演を指摘されて不敵な笑みの千寿で次回へ続く。

衝撃展開…ではあるが、1話かけてオクラメンバーが頑張っていたのに全部千寿が先回りしていたっていうのはこれは…。それなりに急いでいたとは思うけど、結果的に死ぬ直前ギリギリの到達になってしまっていたので証拠捏造して自作自演するとか回りくどい事やっているうちにヘタしたら死んでしまって間に合わなかったかもしれないって事でしょ…う~ん…。最後の最後で渋滞も待てずに走り出すなど焦りまくっていたあのトーンはマジの焦りだったのか。

まだ謎が多く、どう展開していくか分からないが一筋縄ではいかないドラマにはなりそう。ただ捏造とか違法捜査で無理やり解決に導くこのスタイル、袴田事件が再度話題になっているタイミングは最悪だったようには思う。変な炎上騒ぎにならなきゃいいけど。

コメント

タイトルとURLをコピーしました