旅の記録 安曇野~鬼無里~戸隠池森蕎麦畑~鏡池~十福の湯

10月も後半に差し掛かった頃、1泊2日で長野方面に旅行へ。

池森蕎麦畑に1度行ってみたいよねという話とかんてんぱぱ東大宮店が今年2月にOPENして本店に行ってみたいよねという2つの話を何故か父が無理やり融合させて1泊でまとめて回るという計画を立案。総本山である「かんてんぱぱガーデン」だと伊那にあってさすがに遠すぎるのでこれはまたの機会という事でここまでの規模ではないがHAMAフラワーパーク内にある安曇野店から戸隠へ駆け抜けるという行程となった。

関東から長野へ向かうルートは東京をかすめて中央道から山梨経由で長野道へ抜けるルート、一旦群馬から上信越道へ抜けて北上してから長野道で南下してくるルートという主に2ルートがあり、距離と時間があまり変わらない。今回は上信越道ルートを使ったが、直進距離としては遠回りになるので東部湯の丸ICから山を越えてダイレクトに安曇野へ降り立ってもあまり時間が変わらないという事でそのルートへ。

しかしこの日、季節外れの30℃に迫るような暑さが続く中で突如気温が10℃以上も急降下して15℃に届かない、天候回復が遅れ晴れ予報のはずがずっと曇天でイマイチ調子が上がらずあまり写真が残っていない。「HAMAフラワーパーク安曇野」での写真も残っていないが、フラワーパーク自体は季節的にも特に何もなかったが、芋屋やパン屋など小規模な店が並んでいてそれなりに充実した場所であった。

近くの「大王わさび農場」でわさびを買うついでに蕎麦でもと思っていたらレストラン休業のせいで蕎麦屋が大渋滞しており、また時間的に通り道の蕎麦屋もどこも混んでいたので離脱し、もう少し北上してどうせならよさげな蕎麦屋という事で安曇野 翁へ。国道を離れて少し登ったところにあり、並んでいて多少待ったが、タイミングが悪かっただけのようで詰まっていた客が一気に出て行ったのでこの後は待ち時間ほぼゼロになっていた。

晴れていればもっといい景色だったんだろうけどこれでも十分。

シンプルなメニューの中からおろしそばを選択。

普段食べている乾麺やその辺の定食そばとは格が違ぇ…。さすが本場である。しかしよく見たらノーマルざるそばにも田舎そばにも少量の大根おろしはついており、おろしそばは辛味+増量というだけだった。蕎麦だけで十分うまいのにわざわざおろし増量して無駄に辛くしなくてもノーマルにちょっとついている大根おろしだけで十分だった…。

そこから北上して青木湖を通過して白馬へ。「道の駅白馬」に少し立ち寄ったらなんか1台ギリ止められるくらい妙に混んでいて白馬の街もにぎわっていて紅葉でも無いのに何があったんだろうと思ったら、どうやらちょうど白馬のジャンプ台で大会が開かれており、日本のトップ選手もみんな出ていたらしい。それでか。

白馬から山の中へ突入し、「奥裾花渓谷」に行って戻ってくる。行き止まりの山の中で車での最終地点観光センターから「奥裾花自然園」を散策できる仕様だが既に夕暮れで本日は終了寸前なので行って戻るだけにした。その手前はダム周りを車で1周する事もでき、数々の不思議な形の岩や渓谷美、紅葉を堪能できる場所で元々紅葉目的だったのだが、紅葉シーズンでも知名度が低く穴場スポットとされているのに紅葉が遅れていてほとんど緑のままだったので閑散としていた。またこの辺りで本日の調子の悪さが頭痛に発展し始めてしんどくなってきたので写真も少ない。

そして少し戻って「奥裾花温泉 鬼無里の湯」へ。

温泉と宿とコテージのある施設。温泉自体は四角い湯舟があるだけのシンプルなものだったが、庭に露天風呂の痕跡みたいなのがあったので、昔は露天風呂もあったのかもしれない。明らかに現在の風呂棟だけ後から付け足しで増築されたようになっていたので、改築した際に露天風呂を廃止したのかも。

コテージはこんな感じ。基本何でも揃っており快適だったが今年も大量発生したカメムシがちょいちょい散歩しているのは仕方ない。山の中の静かないい宿だった。

翌日は一転雲1つない快晴。そして調子も絶好調だったので前日から一転全行程運転となった。

当初406号からもう少し進んで戸隠に上がっていく予定だったが、あまりに天気が良いので手前の道から山越えをしていって山頂の「大望峠展望台」を経由。

結果目論見通りどころかそれ以上の絶景がそこにあった。これが来た方向(鬼無里・白馬の方)。

これは北の方。なお気温は一桁である。あまり長時間外にいられない。

そしてついにやってきた。蕎麦森の聖地「おびなた」である。

駐車場がアホみたいに広く、何処まで社員用で一般用なのか良く分からないが基本どこでも問題なさげ。道を上がっていくと売店(というか社内の入口付近に売店スペース)があるんだけど、蕎麦森畑は入口すぐから横に右に逸れた小道の方にあり、ちょっと遠くて見えにくい。

近づいていくとDEENファンおなじみのあの看板が。

思ったより逆光午前10時くらいだったんだけど晴れた午前中だと逆光でどう頑張っても写真が暗くなってしまうっぽい。

色々頑張ってみたが逆光は逆光である。

なお肝心の蕎麦畑であるが、なんていうか…。

これが蕎麦だと知らないと単なる枯れかけた秋の雑草地帯にしか見えないよね(なんてこと言うんだ)。後述のようにこの後収穫されたらしいのでこれが収穫寸前の最晩期の様子だったらしい。

その後売店で普段見かけない蕎麦をたんまり購入して(池森蕎麦は通販で買えるのであえて全スルー、おびなたの普段見かけないのを集中的に購入した)、移動した。

しかし帰宅後の夜、池森氏本人が写真をインスタにアップ

!?

前日まで曇天続きで快晴だったのはこの当日だけのはずでこれはつまり同じ日…!?

どうやらこの日現地入りした蕎麦森はまず店が混み始める前に早めに蕎麦屋で撮影

先のインスタ写真を撮った後に13:55〜15:55の放送時間内のどこかでSBC信越放送「ずくだせテレビ」に生出演して現地から中継。そして動画内で生放送があったと過去形で言っている事から中継の後に収穫模様のYouTube撮影を行った。

そんなスケジュールだったと思われ、完全にニアミスであった。

そんな事は知らず、10時過ぎにここを出て鏡池を観光。

やはり絶景。紅葉はまだだったが、爽快なスカイブルー。鏡池の由来となっている鏡のように山を映し出した絶景もバッチリ。

鏡池は1周回れる遊歩道があり、回ってみたんだけどそっちにはあまり人がいない。さすがにこの山全体ではそれなりに散策者が絶えず動いているのでK・U・M・A~Bear~がふいに飛び出してくる危険性は低いとはいえちょっと怖かった。ていうか整備が若干おざなりになっており、思ったより悪路。木道はほとんど朽ちかけで、一部踏み抜かれて穴が空いているわ、乗ったらランダムにグラグラしてくなど小罠満載。そして周遊コースなのに肝心の鏡池がほぼ見えない。思ったより湖畔から離れてしまい、ただ山の中を彷徨っているだけとなってしまい、鏡池が見えたのは序盤過ぎだけで、終盤に至ってはゴールに至ってようやく見える始末。

なお時間帯から推察するにこの間に蕎麦森は先の店でYouTube撮影をしていたと思われる。この後、鏡池を出て店の目の前を車で通過していったんだけど全く分からなかったなぁ…。この段階で有名な蕎麦屋はみんな満席になってしまっていて、結局1番下にあるあまりガイド本には載っていない「そばの里 二番館」がガッラガラだったのでここに決める。

間違いない。戸隠そばだったらどこでも間違いはない。人気店ではないようだったが抜群にうまかった。

そしてまさか先ほどの蕎麦森とニアミスしている事にも気づかずそのまま戸隠を離脱。「道の駅 信州新町」を経由しつつ、「OYAKI FARM」に立ち寄り(ここは見た目は最新っぽかったが工場をカフェっぽくしたような感じで売店が思ったより中途半端でおみやげ用の店舗としては宿の近くにあって朝こっちに行くからいいやと寄らずに通過してしまった「鬼無里本店」の方が正解だったっぽい)、山の中に突入して地蔵温泉 十福の湯へ寄ってから帰路へ。

この温泉、前日に急遽ここいんじゃね?と決めたんだけど、長野県内でも屈指の巨大露天風呂で良い場所だった。タイミングが早すぎて夕食とは行かなかったのが惜しかったけどまた来たい温泉だ。

1日目は少ししんどかったが2日目が絶好調で初冬を先取りする寒さと紅葉してないアンバランスな景色も吹き飛ばす天気の良さでいい旅立った。しかし、日本代表ジャンプ陣とニアミスし、蕎麦森と超ニアミスしてしまうなど妙にニアミスしまくりな旅でもあった。

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