2022年、2023年に続く3年目となる嵐山渓谷。昨年行った11月末は名栗湖に回され、時期を見て12月上旬(1年目より遅い)に行ってみた。
今年は昨年のルートをなぞりつつも、大平山へは昨年正規メインルートが思いのほかダラダラ長くてしんどかったので体感的にやや急だが明らかにきついところが短かった1年目のルートを狙う。ついでにマップの左隅にさりげなく載っている遠山甌穴へはその後に車で移動する。
今年も混んでおり、駐車場は次々と来る車で停めるところがなく、大平山の駐車場にするかどうするかウロウロと往復。この間も既に散策を終えた先行隊がどんどん帰っていくので長蛇の列になってしまうことはなく、最終的に1年目に停めたところとほぼ同じメイン駐車場の上スペースがスポッと1台抜けていくのを目撃したのですかさず停車。いざ出発。
マップの「展望台」横にちょろっと出ているだけだが地味に重要な「渓谷」感のあるスポット。相変わらずイマイチ周知されていなくてガラガラだった。展望台到達前に細道を下っていくルートが明らかに分かりにくい(何処に向かうのか分からない)ので分かっている人しか行かないだろうしな…。
ここから展望台へ向かっていく道中は綺麗な紅葉がどんどん出てくる。やはりタイミングはバッチリだったようだ。
展望台付近はやはり嵐山渓谷紅葉のハイライトゾーン。鮮やかだ。
そこから歌碑の先の川辺を周遊するコースは相変わらず超細道で草木が生い茂りギリギリ&日当たりが無いので暗い。この辺りから薄い雲が抜けて快晴へと変わっていったんだけど、ずっと快晴だった去年よりなんか写真が明るいのは何故だ。なんかくら~いだけだった去年のより風情があるような…。
紅葉ならぬ黄葉になっている珍しいのがあった。これ前2年もあったかな。
冠水橋に向かう途中の紅葉。2022年のと同じ木だと思う。
冠水橋は人が多かったのもあって橋を渡った後の向こう岸からのちょっと違った角度から。
飛び石も渋滞気味だったのでやはり渡った後の向こう岸で人が減っていたタイミングで。こんな溝深かったっけ?と少し思ったので前2年より水量がやや少なかったかも。
鏡のようになっていて今回のベストショット。
そして2022年と同じルートで大平山へ向かう。
既に 誰 も い な い 。
冠水橋や飛び石が渋滞していようともここへ向かうために回り込んできた時点で誰もいなくなってしまった。
伝わらねぇんだよなぁ…。写真になると平坦な道にしか見えなくて急坂感が伝わらねぇんだよなぁ。
このルートには現地の地図には記載のある「山の神」なる謎地点がある。2022年はその看板を目にして向かいつつも何も見当たらなかったが今年はこれが何なのかをもう少しちゃんと見てみる。山頂付近になると一瞬だけルートが二股に別れており、単に右回り、左回り程度に少しの区間だけ離れるんだけど、この右周りに「山の神」なる案内がある。しかしそのまま行くとすぐに元の道に合流してしまう。どうやらさらに右奥が「山の神」らしい。
とはいえこんな空間が広がっているだけ。え?これが「山の神」?となって人も全くいないし(初めてだったのでこれ山頂も誰もいないのではと思っていた)、2022年はそのまま元の道に戻ってしまった。しかしこの奥にもう少し足を踏み入れると…。
「山の神」あった。奥に進まないと見えない絶妙なところにあったが、これ以上奥はただの斜面(崖)になっているので、山頂より少し低いこの部分は斜面の無い平坦な空間になっておりその先端に「山の神」を祀ったのだろうか。
そして「あずま屋」。相変わらずここに至ると人類と再会どころか老人会のみなさんが元気にお喋りしている。例年はみんな渓谷の方へ下っていくんだけど、今年はSTART地点の方へ下っていったのでダラダラ長い正規ルートを逞しく登ってこられたようだ。
「あずま屋」から少し進んだ見通し皆無の生い茂った地点が山頂でここに案内看板やまた別の祠がある。そしてここを下ると「春日神社」であり、来年こそはここへ行ってみたい。
道路に降りる直前から見える里山風景。嵐山渓谷ではないんだけど、ここも好きなスポットの1つだ。
マップP20台の下のちょろっとだけ出ている地点も変わらぬ風景。相変わらず行き止まりである事も分かりにくくて道なき道を進めちゃいそうな無理そうな絶妙加減だったけどこっちは歩道として開拓する気ないんだろうなぁ…。
そして少し移動して「遠山甌穴」へ。
割と新しい感じの駐車場とデカい案内看板があった。
しかしいきなりこれで割と危険な岩石地帯。下りられるようにはなっていたが、道らしき道はなく、自己判断で降りられそうな岩と岩の隙間を進んでいく必要がある…が、既にそこそこお疲れだったので無理せず。
!?
キミ、写 真 と 違 く な い ?
先ほどの案内看板の左の写真と同じものと思われるが落ち葉が詰まっているのを考えても何か違う。なんか元の案内写真には無かった分厚い岩が1枚引っかかてないかこれ?
そして右の写真はどこ?結局これは見つからなかったが、写真からして川沿いギリギリなので穴のところまで直接進んでいって穴の上まで到達しないと見れないのかもしれない。行けなくもなさそうだったが無理せず止めておく。
別の地点にはこんなカワイイ感じのミニ甌穴(?)もあった。
その後は今年も「都幾川 四季彩館」へ。昨年リニューアルされたばかりだったが今年はさらに進んでおり、元々入口にしていた玄関部分が埋め立てられて室内扱いに変わっていた。また施設全体の総称が「里山 VILLAGE 四季彩館」となり、温泉単独では「都幾の湯」に実質改名されているようだ。ときがわ町ではまだ「都幾川 四季彩館」として案内しているほか、各温泉情報サイトもそのままになっていたり地図上もYahoo Mapはそのまま、Google Mapは改名済みだったりと徹底していない。そもそも現経営に移行する前の2022年の写真にもあるように看板は「都幾川 四季彩館」なのに暖簾は当時から「都幾の湯」だったりしたのであまり名称にこだわっていないっぽい。
一方で時間帯の割に混雑するようになっており、あまり広いところではないのでちょっと快適さが…。特に同年代~5,60代くらいのやや年齢の離れた感じのバイク集団4人組が無邪気なんだか周りが見えないのか、券売機で並んでいるのに丁寧に1人ずつ別会計、露天風呂の8割(しかも入り口付近)を占拠してずっとお喋り…と混雑の主要因となっていて困った。嵐山渓谷でも見かけた気がする外国人の人もやたらのんびり時間を稼ぐように洗い場にいるオジサンも明らかに露天風呂方面に何度も目線を送りまくっており、早くどかないかなあいつらオーラを出しまくっていた。こちらとしては露天風呂スルーは回避したいので無理やり突入して奥の1人だけ何とか入れるスペースを使用して早々に退散したが、結局最後まで外国人の人や他のオジサンたちが露天風呂に目線を送り続けるモードのままだった。そのおかげで脱衣所は空いておりとっとと離脱。
「とうふ工房 わたなべ」の地下水スポットの横には謎の物体が。なんだこれ。
この後、暑すぎた秋から一転してここ5年くらいは感じた事のない真冬の気候へと突入したのだった。
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