旅の記録 嵐山渓谷2023

昨年も訪れた嵐山渓谷6月にはラベンダー園から飛び石の反対側を見てきたが、今年も紅葉を見に行ってきた。昨年は12月頭だったが、今年は1週間ほど早い。加えて今年の紅葉の遅さもあって昨年とは少し様子が違っていた。概ね去年散り切っていた部分が紅葉全開で、昨年残っていた紅葉部分はまだ緑のままみたいな感じ。

今年は昨年行きそびれた部分も見てきた。以下赤丸2ヶ所と矢印の部分を今年は攻める。

START地点は昨年と同じ。今年も混んでおり、駐車場はギリギリ最後の1台であった。2つの橋や最後に大平山の山頂を目指すのは変わらないが、赤丸部分の展望台から川沿いへちょろっと伸びている部分と与謝野晶子の歌碑(行き止まり)方面、そして昨年の「あずま屋」直結ルートではなく、赤矢印で示したスタンダードラインで大平山を目指す。

安定の「展望台」付近。やはり今年は色づきがやや微妙だが、真っ赤なのもあった。

昨年は団体が牛耳っており上がれなかった展望台だが今年は空いていたので上から撮ってみた。しかしそもそもそんなに展望があるわけではなく、展望台の下でも川より少し上なので十分に川を見下ろせるし、展望台に上ったところで川が遠くなるだけである事に気づいた。

これが昨年の展望台の下から同じ方向を撮影した写真である。今年の方が天気が良いので(快晴)暗さは異なるが、ほとんど同じ景色である。“展望台”ェ…。

昨年行けなかったここからのちょろっと川沿いへ行けそうな地図の黒線の道を進むと思いっきり川に出た。

しっかり渓谷じゃないか。これが「嵐山渓谷」じゃないか。「嵐山渓谷」って言うくらいだから割とメインだろここ。なんでこれがちょろっと黒線表記なんだよ…。

そして「与謝野晶子の歌碑」へ向かってみる。

思ったより大きくないし、なんて書いてあるのかも読みにくい…。

そして地図にはここまでしか書いてないがこの先にも道が2つあり、川沿いへ出て1周して戻ってこれる周遊ルートになっているらしい。右回りを選択して進むとさらに川沿いへ降りるルートとその少し上の林の中をそのまま進む並行した2ルートがあった。この辺りは道が狭くなっていてやや草をかき分けながら進む感じ。秋冬以外は恐らく茂りすぎて埋もれてしまうのではないだろうか。

そして先端部分へ。

暗ぇ…。対岸が林になっているので日が差す余地が無く、年中無休で日当たりゼロと思われる。対岸へ渡れませんという注意書きがあったが、対岸は際まで林になっていて渡ったところで何もない。

ここから川沿いの道が林の道と合流して回り込んで「与謝野晶子の歌碑」へと戻っていった。川沿いを頑張って進んでいけば恐らく後述の月川荘のキャンプ場の河原のサイト部分へ抜けられるのかもしれない(そのさらに先が冠水橋)。

今年も冠水橋。この上のところが紅葉していると鮮やかなんだけどなかなかうまくはいかない。去年はサイドからだけだったので今年は真正面の冠水橋も。

うん、橋。

この橋の先は月川荘キャンプ場のオート(林間)サイトと思われる。

寂れすぎた昭和の案内看板

飛び石は6月の増水状態とは打って変わって昨年同様の穏やかさで水も綺麗な状態。

BBQ場方面。

対岸から橋と紅葉を眺める。この部分の紅葉は昨年は全部散っていたと思う。

このように昨年散りきっていた紅葉が見頃になっていた。

そして登山開始。ほぼ階段メインで登っていく。昨年のような一気に上り詰めていくような急坂感は無い…が、なかなか終わらない。緩やかな分だけ距離が長いのである。思った以上に終わらない。登るより下っていく人の方が多く、このルートは下りで使う方がいいのかもしれない。

ようやく到着。

ラベンダー畑も確かに見えるが、ラベンダー畑から見るとこの場所がどこなのか全く分からないんだよな…。

昨年登ってきた急坂ルートだが、今年は若干開けている?登ってきた女性が迷わずここを降りて行った

ここはあくまで展望がいい場所であって本当の山頂はもう少し進んだところにある。

山頂からの唯一の景色。これは先ほどの景色からほぼ左に90度の景色となる。

下って見える向こうの山々の色づきは昨年の方が鮮やかだったかな。

駐車場から川沿いに降りてすぐ行き止まりのルートは今年も健在。行き止まり地点から先が去年より踏み固められて進んでいる人も見えた。

ときがわ町に移動しての温泉「都幾川 四季彩館」だが、街の商工会運営から業者に経営が変わり、まあ今時のBBQとかなんか複合施設的な感じに10月にリニューアルオープンしていた。受付だったところは野菜とグリルステーキとローストビーフと珈琲、アイス諸々を売るというなんだかゴチャゴチャした場所に変わっており、古民家風の休憩スペースは外観はほぼそのままにしかしシャレた感じのテーブルが設置されるというチグハグした感じに。

色々なものを売っているがレジスペースは1ヵ所しか無く、注文モノを頼むと1人でも時間がかかってしまい、後述のまんじゅう1つ買うだけでもスムーズに行かない始末で結局食事提供口側のスタッフさんが釣りが出ないちょうどであればこっちで受け取りますよと言ってくれてそれで済ませた。

温泉施設は変わっていないが、元受付部分と温泉棟の間に入口が新たに作られ、何もなかった更衣室前入り口部分が温泉の受付になっていた。

で、温泉施設は変わっていない。それどころか劣化しており、シャワーが1個壊れてて出なくて他3つ全部塞がってたのでかなり困った。

温泉受付が足湯より奥になったのと元受付を経由せずに温泉入口から入ると左前に足湯があるので、足湯は実質無料で突入できるようになったといえる。あと「温泉分析書」が脱衣室にも受付周辺にも見当たらなくなってたんだけど(去年の前経営時は確かにあった)、あれって温泉を名乗るなら表示義務じゃなかったっけ?なんかまだ不完全な感じがするなー。古民家風の建物でな~んもない素朴な感じが地元民にも愛されている感じだったのに、グリルステーキとかローストビーフここで食べたくなる…かなぁ…。

「とうふ工房 わたなべ」では今年は豆乳アイスも一緒に。

紅葉を積極的に見に行ったのって何気に去年が初で、今年は先の名栗湖と続けて2年連続で嵐山渓谷に来てみたけど年によって異なる風情もあってなかなか面白い。

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