なんか知らんがOVER 40’s WORLDで20代より疲れずこれはまだいける!となったのでその感触を忘れぬうちに3月半ば過ぎ、前回から再び10日程度で再び出陣。
一応再度の寒気を見計らったつもりだったが、この時は寒気(弱)→晴れ(気温ちょい高め)→寒気(本番)→晴れ(気温低め)という予報で、結果的には後半を狙えば最上だったところ、前半寒気(弱)→晴れ(気温ちょい高め)が思ったより降らず冷えずとなってしまい、雪質と環境は完全に失敗。GWの志賀高原並の陽気になってしまった。さらに片品方面の標高高めに行くか、奥利根をやり直すか迷ったものの、腹下りで出発が遅れたために片品方面が選択肢から消え、奥利根にするつもりだったのが、そういえば手前のノルンみなかみにも10年くらい行ってないという事でノルンに急遽決定。
ノルンみなかみは水上ICを降りた直後に直接坂を登っていくためみなかみの街を通らない。ICから最も近く、奥利根に行くより10キロくらい近いが、前述のようにICから全面登り道なので雪が少し積もると即注意報が出て4WDスタッドレスじゃないと厳しいと掲示が出てしまう(=FFスタッドレスはチェーンも巻けと言われる)。よって降雪時は避けたいところだが、今回はその心配が無いのと間もなくシーズン終了ながら今年は雪が多いので全面滑走可のままになっていたのも選択した理由だった。ていうかこれ雪があったら登りよりも帰りの方が怖いのでは。割とストレートな坂道でカーブがあまりない。カーブで滑らないのはいいんだけど減速タイミングが無さすぎるところがあり、気が付いたらけっこう速度出てたみたいな事になりかねない。下り坂止まらないぞコレ。”L”に落としててもブレーキけっこう使うし。
天気はいい…が、既に雪はシナシナ。しかも春休みの初心者学生群が大量に来ていたのでゲレンデは既に荒れ放題。同じコース3回くらい滑っている間、下部のコースをずっと降りられずにいる超初心者とかもいたけど、この雪じゃコントロールもなぁ…。転んでも全く痛くないし、転んだまま滑り落ちていく事が120%無いのは救いだけど、嫌になりそう。
これは山頂にあったゲレンデマップ看板だがこのスキー場は1994年オープンと比較的新しく、リフトもコースも減らされることなく、当初のまま稼働し続けている。古いスキー場だと昔からの看板に今はないコースやリフトが書いてあったりするがここは全てこのままだ。4本のリフト(実質クワッド2本で全コースをカバー可能)とA~Eまでのアルファベット5文字という超絶シンプルなコースでコンパクトにまとまったスキー場だ。瓢湖は800~1200くらいだったと思うんだけど、この日かろうじて雪がある程度締まっていたのは頂上付近のみで、滑っているうちにある地点から一気に緩むのが分かるほど。さらに時間が経つにつれて上の方も全部シナシナになってしまった。
これはBコース。2番目の急斜面のため人が少なく、荒れも少なめだったので比較的マシな方だった。景色は爽快。
Aコースはコブ斜面。これは無理。10代の時でも無理。最初からコブの脇を滑ろうと思っていたんだけど、リフトから見えた様子よりも遥かに荒れていた。どうやら先駆者たちもみんなコブを断念してコブの脇の斜面も散々滑り倒して荒れてしまっていたらしい。ここは1回で断念。
結局最後まで1番良かったのはBやCよりも低い位置にあるEコース上部の右サイド(さっきの降りられない初心者はこのEコース下部の最も激ユルの左サイドにいた)。リフト脇の部分が山の陰になりがちだったのと序盤はそこそこ斜度があるので初心者が近づかず、適度な固さと整地が保たれていたのでEコース上部数百メートルはストレスなくかっ飛ばせた。
そんなわけで予想外の春全開な雪質で前回よりは疲れたがそれでもやはり調子はいい方だった。それでもさすがにますます雪質が緩んできてターンも厳しくなってきたので少し余裕をもって終了。
奥利根の時にやっていなかった「上牧温泉 風和の湯」へ入っていく。4月1日より休館と発表されているが、実態は赤字による限界で現経営者撤退というもので、現地では完全に「閉館」扱いの掲示だった。2002年オープンとあり、10年以上来てなかったと思うので来たことがあったのは開業5年前後の頃だったんじゃないかと思う。
露天風呂の異常な狭さ(3人で限度)がなかなかのインパクトだが、割と穴場なので露天風呂を独占できればぬる湯加減が最高だった。昨年行った「鈴森の湯」が900円(その後ドライヤーが有料100円になったらしい)なのに対して、JAF割引500円と手頃だったのと帰り道(水上ICは飛ばして次の月夜野ICより先で高速乗る場合)にあるので今後また使う機会が増えそうだなと思っていただけになくなるのは惜しい。書き方からして観光協会としては新たな経営者を見つけて再会させたいのだろうけど、閉館を前に故障で臨時休業になってしまったり、風呂のドアもガタガタなので修繕は必須と思われ、難しそうではある。
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