2025年4月8日~毎日放送「ドラマイズム」(毎日放送火曜深夜0:59-1:29/TBS火曜深夜1:28-1:58)枠。
ゲレンデを舞台にしてゲレンデ飯をひたすら食べるだけという飯ドラマ。 広瀬香美「ロマンスの神様」が何故か今更主題歌に起用され、まさかの本人出演となった。
1話
バー「ロマンス」の常連である矢野翔平(白濱亜嵐)はバーでよく見かける謎の美女広瀬雪(山本美月)に一目ぼれし、店長の村上(くっきー)にそそのかされて声をかけ、オーナーでありこの時期はゲレンデ「ロマンスの神様」に在中している古井神(広瀬香美)からのリモートアドバイスはどこかで聞いたようなフレーズ(「ロマンスの神様」の歌詞)で村上のアシストもあって一緒にゲレンデに行くことになる。翔平はスノボが得意だったが「湯沢高原スキー場」に到着した雪は何故か普段着のままで不思議に思ったままロープウェイに乗って上がった先には山頂駅前にあるイタリアンレストラン「アルピナ」だった。雪は全く滑れないがゲレンデ飯だけが大好きなのだという。
という事で導入部以外はひたすら窓の外にゲレンデが映っているだけで店内で食事しまくるという飯ドラすぎる飯ドラマ。最初と最後に村上によるこのドラマは飯ドラマだと念押しで断言するナレーションも入れていたが振り切りすぎだろ…。広瀬香美の使い方も悪ふざけすぎるが、背景が思いっきり「スノーリゾートロマンスの神様」(全く無関係の木島平スキー場だったが、湘南美容クリニックの会社がスキー場と「ロマンスの神様」ネーミング使用権の許諾を取ってリニューアルした美容を打ち出したスキー場)で宣伝みたいになってるし。ドラマに出すとアドリブ悪ふざけばかりしている印象のくっきーだがこのドラマは広瀬香美を存在ごとギャグ的な立ち位置に持っていく一方でくっきーにアドリブ悪ふざけ芸をさせずに、割とまともに翔平を後押しするストーリー進行のキーとなる役回りで、飯ドラマ強調のナレーションを担っていたりと新鮮な使い方なのも印象的。
当初滑るつもりだったはずなので少なくとも午前中に現地に到着して昼前に店に入っていると思うんだけど、下山したラストシーンでは既に夜になっており、2時間くらいたっぷり食べていたとしても1,2時間は確実に空白。さすがに翔平は少しは滑っている時間があったのだろうか…。
そしてせっかく雪が多いシーズンだったのに背景になっているだけなのがもったいねぇ&飯だけ目的に行くには豪雪過ぎて難しいシーズンに当たったな…。映画『銀色のシーズン』はその真逆だったのに(雪が無さすぎて雪をかき集めるのに多大な労力を費やすハメになった2008年公開の映画)。
2話
今回は「HAKUBA MOUNTAIN HARBOR」。冒頭でまたゲレンデに誘おうか迷って村上にそそのかされていた翔平だったが、雪の方から誘ってくれた。1話で翔平の大食いぷりに感心していた雪は翔平を連れて行けばより色々な品を多く食べられると考えていた。
…が、翔平は急な仕事でキャンセルになったが急な仕事が急に無くなったという理由でバーに入り浸り、雪が1人でゲレンデ飯という謎展開に。ストーリー的に2話でこんな変則展開にする必然性が全く無い事からしてこれ単純に白濱亜嵐の白馬行きのスケジュールが確保できなかったとしか…。今回も真冬でも観光用にゴンドラ営業をしている上、スキー客以外が利用できるような1人テント飯の設備やらなんやらで最早ゲレンデを背景にどころではない、ただの雪山背景での1人飯、孤独のグルメ状態と化す雪。一方、別撮り一気撮りと思われるバーではやきもきしている翔平と茶化す村上という生産性のないシーンが続き…最後はお土産を持って帰還した雪とみんなでお持ち帰り飯を堪能し、今度は一緒に行こう(翔平ではなく翔平の胃袋と…)と言われて舞いあがる翔平へ次回へ続く。
2話でスケジュール都合感満載の展開になるとは思わなかった。これは厳しいかもなぁ…。
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