17th Truth of Love

B00005HTRK
2001年2月21日
結果的に解散前のFIELD OF VIEW名義、Beat reCレーベルでの最後の作品。BAADもPAMELAHも解散発表の無いまま停止状態となり、もうFOVだけとなっていたので、この年度末でレーベルが清算されてしまったのかもしれない。Beat reCはこれにて消滅したが、コロムビアとビーイングの関係自体は続き、この後ZAIN PRODUCTSプロデュースで翌2002年7月にはBON-BON BLANCOがデビューしたりはしていた(2005年まででコロムビアとの契約が終了して末期はbouncy recordsへ移籍)。

今作発売当時は特にこれが最後だとも改名するとも発表されていなかった。

これまでカラオケバージョンは”オリジナル・カラオケ”、”Original Karaoke”、”original karaoke”、”ORIGINAL KARAOKE”と表記はシングルごとに異なっていたものの全てオリジナルカラオケ読みだったが、今作よりBacking Trackへと名称が変更された。

Truth of Love

作詞:浅岡雄也、作曲:河野雅昭
2000年11月と12月に東京・大阪で2公演行われた「FIELD OF VIEW Live Horizon Special 2000 “fourfold colours”」で新曲として先行披露していた楽曲。ファンによる当時のライブレポによればこの際は1番はピアノ伴奏のみ、2番以降は普通にバンドアレンジされていたそうだが、アレンジを詰めていたこのライブ前後の時期にFC会員の旅行企画でロンドンでライブをするために1度制作を離れ、帰国後に戻ってきて改めてアレンジに取り掛かろうとしたところデモのままの質感がいいのではないかという事になってほぼデモアレンジのまま完成となったという。このためか編曲表記が無い。そして作曲:河野雅昭とは…?。90年代末期に高橋由美子のC/W、小泉今日子のアルバム曲、2000年代序盤だとハロープロジェクトの『ザ・童謡ポップス』シリーズの編曲者として数曲とかアニソンいくつかとか探せば少しは名前が出てくるものの何故に…?ビーイングにもデモが送られてきていてたまたま1回限り採用になったという事なのだろうか。正直ここまで来て知らない外部作家を起用するより自作を聞きたいのに…とは正直当時思った。

アコースティックギターを中心に本当にデモみたいな装飾が入っているだけのシンプルな春の片思いソング。歌詞がまっすぐゆえか、そぎ落としまくったこのバージョン、最初はマジでデモ音源じゃねーか…と唖然としたが、シンプルに歌が入ってくるので確かに最良なのかもしれないとも思うようになった。というか最早バンドで演奏しているのが想像できない。当初のバンドバージョン1度聞いてみたい。theがついてからはC/Wで別バージョンというパターンになったのでそのスタイルだったら両方聞けただろうに…。

PVはスタジオで曲作りしている風な映像だが小田がアコースティックギターを弾いていて新津・小橋は何故か渡された歌詞らしき紙を見ながら歌っている、浅岡は外を散歩している…という地味に謎な内容。
★★★☆☆
3rdベスト『Memorial BEST~Gift of Melodies~

Truth of Love
The FIELD OF VIEW
2002/10/09 ¥255

C/W For you

作詞:浅岡雄也、作曲:小田孝、編曲:FIELD OF VIEW&池田大介
幸せな空気に満ちたプロポーズソング。FIELD OF VIEWとしてのラブソングがついに結婚というゴールに行きついたかのような終着点っぽい1曲だ。一応バンドサウンドになっているのだが、全体的に音がもやもやとしていてくっきりしていない。ただのバンドサウンドにはもう戻りたくなかったのか、ハッピーな感じはあるもののもう少し普通に聞きたかったところもある。
★★★☆☆
アルバム未収録

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