1998年に日本コロムビアにBeat reCというビーイングのレーベルが作られ、BAADと共にZAINから移籍した。また1995年にコロムビアのビーイングレーベルB-CからデビューしていたPAMELAHもBeat reCへ移動した。
この時代より浅岡以外のメンバー3人も作曲を開始し、編曲にもバンド名義で参加、Sound Produced by FIELD OF VIEWになって自作楽曲メインの活動へ移行した。ヒット曲は出せなくなってしまったものの、一定の固定ファンは残り、90年代前半に一世を風靡するも100位圏外にまで落ち込んで消えていく者も出てくる中では消えないギリギリの立ち位置(最低でもシングルで1~2万弱は売れる状態)でそこそこ安定した活動を継続し、当時のビーイング勢にとって半ば鬼門となっていた(大半が20世紀の間に自然消滅or解散)活動継続で21世紀突入も無事に果たした。
この時代の前半は自作体制に移行したことで、4人+キーボードを入れたシンプルなロックサウンドを追及していたが、後半になると様々なアレンジャーを起用し、新たな方向性にトライするようになり、やがて最終的にはバンドサウンドから離れて打ち込みメインの実験的な作風へとシフトしていった。
またBAADは1998年、PAMELAHは1999年を最後にリリース停止となり、2000年以降Beat reCで稼働しているのはFIELD OF VIEWだけになっていた。2001年2月のシングル「Truth of Love」を最後にBeat reCレーベルが閉鎖消滅してこの時代は終了する。
※2015年分割リメイク、アルバム全曲追加、2020年全修正/2025年微修正
8thSg 渇いた叫び

8th 渇いた叫び
1998年5月20日ベスト盤『SINGLES COLLECTION+4』から7ヶ月、シングルとしては実に1年1ヵ月ぶりというブランクを経てのBeat reC移籍第1弾。日本コロムビアにビーイングが新たに設立した新レーベルで同じZAIN所属だ...
9thSg めぐる季節を越えて

9th めぐる季節を越えて
1998年7月29日初の完全自作シングル。作詞作曲がメンバー、さらに編曲が初めてFIELD OF VIEW名義となった。C/Wでは小田孝の作曲が採用され、浅岡以外のメンバーも作曲を開始。メンバー主体の制作へと移行した。一方で初登場32位とつ...
10thSg 君を照らす太陽に

10th 君を照らす太陽に
1998年9月23日前作に続く自作シングル。前作とは逆で表題曲を小田、C/Wを浅岡が作曲となっている。アルバム『FIELD OF VIEWⅢ~NOWHERE NOWHERE~』1週間前先行シングル。君を照らす太陽に作詞:浅岡雄也、作曲:小田...
3rdAl FIELD OF VIEWⅢ~NOWHERE NOWHERE~

3rdアルバム『FIELD OF VIEWⅢ~NOWHERE NOWHERE~』
1998年9月30日Sound Produced by FIELD OF VIEWとクレジットされ、「渇いた叫び」以外が全部自作となった初のアルバム。先行シングルでの小田に続いて新津・小橋も作曲を開始(小橋は1曲作詞も担当)した。いよいよ本...
11thSg CRASH

11th CRASH
1999年3月17日自作で独立したのかと思いきやビーイングの新人作家の提供の波が押し寄せ、DEEN、WANDS(まもなく解体)、ZARDなど生き残っていたビーイング勢は大体この時期に1回は新たな作家陣に提供されていた。実はDEENより先に編...
12thSg 青い傘で

12th 青い傘で
1999年5月19日初登場34位で売上は1万ちょいでこの時期は安定した状態が続いていた。これより前はあまり記憶に残っていないが『CDTV』でこのシングルが30位台にランクインしているのを見て、「DAN DAN心魅かれてく」とか「突然」の人た...
13thSg Still

13th Still
1999年7月28日4thアルバム『LOVELY JUBBLY』への先行シングル。8月6日にTBS深夜で放送された一色紗英とロンドンを旅する特別番組内にてアビー・ロードでミックスが行われていた事も判明したが、シングルバージョンでその音源は採...
4thAl LOVELY JUBBLY

4thアルバム『LOVELY JUBBLY』
1999年8月25日Ⅳではなく数字タイトルを廃止。8月6日に放送されたTBS深夜『FIELD OF VIEWと一色紗英のロンドン・ロック音楽紀行』でロンドンに出向いた際にかなり大量に撮影してきたようで、ブックレットの写真やシングル「Stil...
14thSg 冬のバラード

14th 冬のバラード
1999年12月22日8センチシングルとしては最終作。ここから『CAPSULE MONSTER』まで謎のトレカ押しが始まり、今作に関しては応募者全員プレゼントという形でトレカがプレゼントされた。応募者全員プレゼントトレカの写真はジャケット写...
15thSg Beautiful day

15th Beautiful day
2000年2月23日初のマキシシングル。今作に関してはバンドとオーケストラとのコラボレーションをコンセプトにしたEPやミニアルバム的な要素もある1作。別バージョン除いて唯一の新曲3曲仕様、そして唯一表題曲カラオケ収録無いシングルにもなった。...
5thAl CAPSULE MONSTER

5thアルバム『CAPSULE MONSTER』
2000年3月29日デジタル&クラブサウンドを導入した初のコンセプトアルバムと銘打たれた作品。25周年ベストでの浅岡ライナーではバンドとテクノの融合とも語られている。実際には前半は意欲的にデジタル&クラブサウンドしまくっているが後半はコンセ...
16thSg 秋風のモノクローム

16th 秋風のモノクローム
2000年10月11日2ndベスト『FIELD OF VIEW BEST fifteen colours』と同時発売。C/W含めて2曲とも未収録。しかもこのままオリジナルアルバムを出せずに解散になったので今作以降の表題曲は全て解散時の『Me...
2ndBest FIELD OF VIEW BEST fifteen colours

2ndベスト『FIELD OF VIEW BEST fifteen colours』
2000年10月11日シングル『秋風のモノクローム』と同時発売。デビュー5年も兼ねた2枚目のベスト盤だが、前回がシングルコレクションだったのに対して今回はBeat reC移籍以降を中心としたベストアルバムらしいベストアルバムとなっている。新...
17thSg Truth of Love

17th Truth of Love
2001年2月21日結果的に解散前のFIELD OF VIEW名義、Beat reCレーベルでの最後の作品。BAADもPAMELAHも解散発表の無いまま停止状態となり、もうFOVだけとなっていたので、この年度末でレーベルが清算されてしまった...
コメント
BAADもそうなのですが、BEAT reCから出した曲って権利の所在が曖昧で未だに配信されてないそうですね。
「渇いた叫び」は是非とも配信して欲しいのですが…。