14th 冬のバラード

Beat reC(1998-2001)

14th 冬のバラード

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99年12月22日
8センチシングルとしては最終作。ここから『CAPSULE MONSTER』まで謎のトレカ押しが始まり、今作に関しては応募者全員プレゼントという形でトレカがプレゼントされた。トレカの写真はジャケット写真の別カット。

同時にWINTER SONG CAMPAIGN 2000と題したゲレンデソングと寒い夜に1人で部屋で聞きたい曲を募集、回答者に札幌2泊3日の旅、箱根ホテル宿泊券プレゼントというタイアップも無いのに何故か全日空提供によるトラベルキャンペーンまで実施されていた。

個人的にはFOVをリアルタイムで買い始めた最初の1作。<「突然」だけは既にBOOK OFFで入手していた当時、FIELD OF VIEWってもしかして凄くいいバンドなんじゃないか?という予感を感じつつも、高校受験を控える中学3年生当時クリスマスも塾。その帰りに立ち寄ったdisk union。すでにシングル市場はマキシシングル台頭で従来の8センチCDコーナーは縮小されつつあったが、さりげなくその小さなコーナーを見てみるとこのCDが1枚挟まっているのに気づいた。探していたわけでもないのにそんな細かいところを見ていたのは、偶然としか言えない。そういえば今回の新曲、こないだ立ち読みした雑誌(たぶん「CD HIT!」か「CDで~た」)で“最高傑作”と紹介されていたのも脳裏をよぎる。当時の1020円は決して安い金額ではなかったが、なんとなくジャケットの雰囲気もいいし、これは買ってみようかなとさりげなく購入したのが全ての始まりだった。

冬のバラード

作詞:小田佳奈子、作曲:多々納好夫、編曲:池田大介
多々納好夫が2年ぶり(Beat reC移籍以降初めて)の登場。新人ではなく過去にお馴染の制作陣による提供。この頃既に多々納好夫はあまり曲提供もしなくなっていてやがて完全に消えてしまうが、「SPECIALLY」「秋風のモノクローム」とこの後も立て続けに多々納曲が出たので2年前のストックではなく新規に曲提供を依頼していたのだろうか。なお様々なアレンジを試して、最終的に4つ打ちリズムを試した辺りで一気にシングル候補になった曲だと25周年時に語られている。

一応バンドサウンド風ではあるが打ち込みやキーボードを生かした鋭さと切なさが溢れる文字通りに冬のバラード。バラードというようなバラードではなく割とアップテンポではあるが、抑えた低音の平メロからサビにかけて盛り上がっていく構成も隙が無く、長いアウトロも無駄が無い。ただただ聞き入る名曲

正直「突然」しか知らない状態で聞いた中ではあまりに予想してない作風ではあったが、なんだこれスゲーカッコいい!と受験勉強も一時忘れてテンションが上がってそこから冬の間中聞き続けていた。

PVでは演奏シーンが無くなり、群馬県赤城山(たぶん大沼近郊)で立ち尽くすメンバーのイメージカット中心となり、これ以降バンドサウンドから遠ざかって演奏シーンを撮りようがないという事情も相まってかこのようなメンバー立っているだけというPVが急増する。
★★★★★
5thアルバム『CAPSULE MONSTER
2ndベスト『FIELD OF VIEW BEST fifteen colours
3rdベスト『Memorial BEST~Gift of Melodies~
4thベスト『complete of FIELD OF VIEW at the BEING studio
6thベスト『FIELD OF VIEW 25th Anniversary Extra Rare Best 2020

冬のバラード
FIELD OF VIEW
2020/05/13 ¥255

C/W 僕らの冬を始めよう

作詞作曲:浅岡雄也、編曲:池田大介
当時期待していた爽やかなイメージが当てはまっていたのはこっちの曲だった。しかも期待以上で。唯一のゲレンデソングでスキーヤーとしてはたまらない1曲だ。キラキラしたサウンドやコーラスが雪や冬のイメージを彩っていて、毎年スキーシーズン入りする際にはこの曲で冬を始めようという気になるあと某氏の冬が始まる曲や青い空と白い雪のストライプの大きな布を神様が目の前で広げる曲もスキーシーズン導入ソングとして鉄板だったが、2020年2月色々あったので、2020年の冬は今作1択になるか冬が始まる曲の方はELTのカバーに切り替えるかもしれな

C/WまでこんなA面クラスの名曲が入ってるなんてこれはすげぇ!と感動し、当時の友人らにも聞かせまくり、結果的に1人がラストライブに一緒に行くくらいファンになった。
★★★★☆
アルバム未収録

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