the FIELD OF VIEW 25周年 全曲回顧~2001-2002 ZAIN後期~

01年2月に「Truth of Love」をリリースしたわずか3ヶ月後、古巣ZAINへ出戻りするとともにバンド名をthe FIELD OF VIEWへ改めると発表。当時のインタビューでは新たな決意等語っていたものの、実際には改名に対する強い動機やこだわりは無かったようで、浅岡雄也は後年になって移籍に伴う大人の事情だったとか、theがついてたの忘れてたなどともコメントしていた。

またFIELD OF VIEWの略称はFOV(フォヴ)だったが(FC名がF・O・V placeでフォヴプレイスとフリガナも振られていたので公式の呼び方である)、theがついてからはtFOVが略称となった。これも公式表記であり、移籍1発目のシングル「夏の記憶」のジャケットにtFOVと記載されていた。流行ってた時期だけのにわかじゃなくて私は今も応援しているぞ!という意思表示を込めてなのか、当時のネット上では改名後FOVではなくわざわざtFOVと表記するリスナーが多かったように記憶している。

theにあまり意味は無かったようだが、改名に伴って、ビジュアルイメージも音楽性も何もかも一新。ソロ以降でも唯一ともいえる茶髪化する浅岡、以前から頻繁に髪形を変えてはいたがついに金髪化する小橋、変わらぬ小田・新津といった具合の見た目の変化に加えてアーティスト写真もどんよりとした暗いイメージのものが増えた。まっすぐ明るくさわやかという最大の持ち味を放棄し、サウンド面でも最早バンドではなくなり、メンバー4人がどこまで参加しているのか不明な打ち込み全開のサウンドという激変っぷり、非売れ線での立て続けのシングル2作には戸惑うファンが続出。さらにこのイメチェンしすぎなシングルを2枚出したと思ったらあまりにも不振だったせいかそのまま1年沈黙

この期間、アルバム制作中とも伝えられていたが、02年初夏になって解散を発表。21世紀を前にして当時既に同レーベルの先人たちの多くがリリース停止のち放置or解散事後報告になっていた中で何とか21世紀に乗り込んだのも束の間…tFOVもついにか…と1年の沈黙の間で薄々思ってはいたけどやはりショックだった。

当時解散の事後報告が多かったビーイングだが、解散ベスト、解散PV集(初の映像作品)、そして解散ライブまでもがバッチリと行われるという他では割と普通だけどビーイングではほとんど初めてなんじゃないかというくらいの異例の展開になったのは嬉しかった。公式には追加公演の12月1日赤坂BLITZでのライブが本当のラストだったが、DVD化されたのは当初予定されていた大阪・東京での2公演のうち東京公演となる11月28日

その後2012年のBEING LEGENDツアーの最終公演が11月28,29日だったので、メンバーMCにて「ちょうど10年前の今日(昨日)解散した」と連呼12月1日公演が失念されるばかりか、12月1日公演のみにゲスト出演した安部潤までもがつられてしまい「10年前の今日(11月28日)、僕も参加した」などと発言。メンバーが揃いも揃って嘘つき大会状態になってしまったのはちょっと哀しかった…。

なおtheについてはビーイングでさえあまりこだわりがないようで、the FIELD OF VIEW名義で発売されたのは解散までの作品に限られ、解散から1年も経たない翌03年夏にat the BEING studioシリーズでベスト盤が発売された際は早速FIELD OF VIEW名義に戻っていて、以降theが使用された事は無い

解散直後、年明け1月には浅岡雄也は公式サイトを開設して再始動を宣言。03年7月にソロデビューを果たした。5年間メジャーで活動した後、完全独立して自主制作へと移行して現在へ至る。ソロ初ライブ以降、ライブではアコースティックコーナー等でFOVの曲をやることはあったが、FOVの曲をライブで全面的に行ったのは15周年となる2010年が最初で、以降毎年5月15日付近に周年ライブを行いこの日だけはFOV曲を中心に披露するというのが恒例となった。この周年ライブは初期は安部潤・後年は小橋琢人がゲスト参加しているほか、2010年15周年の際はサプライズで新津健二が終演後にステージに上がり花束を渡すといった交流も見られた。

小橋琢人は現在もビーイング所属のミュージシャンとして活動しているが、ビーイングでのレコーディングにドラマーとして参加することは無く、自身のライブ活動やサポートでの活動、ドラムセミナー等を行っている模様。2015年20周年以降は浅岡雄也のFOV曲をやる周年ライブに参加するようになり、近年は元メンバーの中で最も見えるところでの交流が多い(逆に安部潤は2010年頃まではソロへの参加が多かったが以後はあまり関わっていないようだ)。

新津健二はZAIN ARTISTS(ZAIN PRODUCTS)所属となり、レコーディングメンバーというよりもディレクターやマネージャー業務を中心に活動している模様。05年のTUBE『TUBE』~08年の『Paradiso』までほぼスタッフクレジットのトップでProduction Managerとして表記されていたほか、近年はBREAKERZ、DAIGOの作品でクレジットされている事が多い。2020年FIELD OF VIEW25周年にはTwitterでやっていたクイズの問題を提供する以外に関与はしていないが、同年のTUBEのアルバム『日本の夏からこんにちは』に12年ぶりにディレクターとして参加していて、初回盤DVDのレコーディングドキュメントでその姿を拝むことができる。プレイヤーとしての活動はほぼ行っていないようだ。なお加入当時から解散に至るまで容姿に一切の変化が無かったため、12月1日公演のMCでも新津がずっと変わらないとしてネタにされていたが、それどころか2020年でもほとんど変わっていなかった。どうなっているのか。

小田孝はしばらく動向が不明だったが00年代半ば~後半にかけて研音所属だった時期の絢香、星村麻衣のディレクターとして同名の人物がクレジットされていた。そんなに珍しい名前ではないので本人なのか確認できず良く分からなかったが、星村麻衣の当時のTwitterに小田孝ディレクターとの写真が上げられたのと、浅岡雄也も続けてそれに反応した事で研音の音楽ディレクター小田孝が本人だった事が判明した。ただし絢香・星村麻衣共に2009年に研音から離れてしまったので以降は関与しておらず、研音自体がミュージシャンをあまり採用していないので以降は名前を見かけなくなってしまった。個人的にそんなに広く聞いてないので研音というとあれから家入レオくらいしか聞いてなくてもう10年近く小田孝クレジットに遭遇していないが、近年も研音のディレクターとして名前がクレジットされていたという情報も出回っているので変わらず研音で音楽ディレクターをやっているのは確かなようだ。また他のメンバーと異なり、解散後にFOV関係の場に唯一一切登場してなくて2012年のBEING LEGENDも最後まで調整つかないとして歴代全メンバー唯一の出演無しとなった。

2012年のBEING LEGENDではFIELD OF VIEW名義にはなっていたものの、浅岡雄也の公式な見解では完全な再結成では無い(小田孝がいない、日によって参加しないメンバーがいるなど)とされていて、再結成を求める声に対して毎回このようにコメント

2020年の25周年も復活・再結成であるかのような微妙な言い回しで(たぶんバズるように狙って)発表したので勘違いしたファンが続出したが、再結成ではない。よく見ればどこにも復活するとも再結成するともメンバーが来るとも言っていない。25周年で何かやりたいと浅岡雄也が長戸大幸に直訴してのベスト盤発売、そして毎年ソロでやっている周年ライブもビーイング関与により正式にFIELD OF VIEWの名称を入れたタイトルでやれる、TBS音楽特番「音楽の日」にもソロだけどFIELD OF VIEW名義で出れる、というだけで、ビーイング関与により実質ソロでもFOV名義を使えるという事のようだ。実際小橋さん参加でのライブは前年もソロで実現していて会場も全く同じなのでソロ名義での周年ライブと実質変わらないものであった。

※2015年分割、2020年リメイク
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