15th Beautiful day

Beat reC(1998-2001)

15th Beautiful day

B00005EMUK
00年2月23日
初のマキシシングル。今作に関してはバンドとオーケストラとのコラボレーションをコンセプトにしたEPやミニアルバム的な要素もある1作。別バージョン除いて唯一の新曲3曲仕様、そして唯一表題曲カラオケ収録無いシングルにもなった。

参加しているのは篠崎正嗣率いる篠崎ストリングス

今回は最初からトレカ封入。さらに『CAPSULE MONSTER』発売告知とTRADING CARD RALLY 2000キャンペーンが告知され、『CAPSULE MONSTER』封入の応募券と上下を合わせて書かれているメンバー4人いずれかの苗字のローマ字が上下一致して名前が完成したら全員にスペシャルグッズプレゼントというものだった。また「冬のバラード」全員応募特典としてトレカが送られた際にも同様の苗字半分が封入されていてこの苗字一致キャンペーンのWチャンスとなっていた。

見事に全部不一致となり、応募できなかった。意外とみんな一致しなくて応募が少なかったのかは分からないが解散間際まで当選グッズが届かなかったという報告も当時目にしたような…。

Beautiful day

作詞:浅岡雄也、作曲:寺尾広、編曲:池田大介&FIELD OF VIEW、Strings arranged by 篠崎正嗣
シンプルな4人+ピアノのバンド演奏にオーケストラが絡んでいくというストレートにバンド+オーケストラアレンジの卒業ソング。ディレクターとしての業務が中心だった寺尾広が突如作曲しているというのが珍しいが、同年3人組グループSoul Crusadersを結成してアーティストデビュー、シングル3作は全部大野愛果だったが、アルバムは全曲を寺尾広が作編曲していたので楽曲制作に没頭していた時期だったっぽい。

当時はそこまででも無かったが間もなくストリングスがJ-POPに飽和したのを思うと普通にストリングスの入ったありふれたJ-POPであり、コバチル、いきものがかり、コブクロ辺りであれば最早通常形態。後追いほどただストリングスが入っただけの普通の曲にしか聞こえないかもしれないが、オーケストラとの融合というのはFOVとしては初だったのとそんなにストリングスばかりなヒットチャートでも無かったので当時は特別感があった

また中学卒業という思い出と合わさっているのでこの曲には特別な思い入れがある。さすがに受験目前だったので発売日購入は控え、受験の面接が終わった最終日2月29日に購入。受験終わって、もう卒業を待つのみの完全まとめムードになっていた時期に聞きまくったのと、歌詞がドンピシャでマッチしていたためもう聞くたびにこみあげるものがあって、その後7,8年くらいは毎年3月15日(卒業式だった日)になるとこの曲を聞いてあの時の空気を思い出す、という儀式をやっていた。

解散ライブでは池田大介指揮の下、ストリングスとの生の共演が実現していてDVD化されている11月28日公演では少しエンディングが長くなっていて感動の余韻が続く仕上がり。12月1日の解散ライブではさらに物足りない部分を補うかのようにもう1度サビを繰り返した。最高すぎて涙が出た。

単に個人的に思い入れがあるだけの曲だろうなと思っていたが浅岡さん本人も思い入れが強いようで2010年の15周年時に初めてFOV曲中心でソロライブを行った際にはMCでイントロを聞くとこみ上げるものがあるほど大切な曲だと語ってからこの曲を披露したり、2012年のBEING LEGENDでも最終公演では「セピア」に差し替えられて映像で残っていないがそれ以外の公演では披露していたり、25周年ベストでも選曲していたりする。
∞★★★★★∞(別次元)
5thアルバム『CAPSULE MONSTER
2ndベスト『FIELD OF VIEW BEST fifteen colours
3rdベスト『Memorial BEST~Gift of Melodies~
6thベスト『FIELD OF VIEW 25th Anniversary Extra Rare Best 2020

Beautiful Day
FIELD OF VIEW
2020/05/13 ¥255

C/W SNOW FIELD

作詞作曲:浅岡雄也、編曲:池田大介
バンド演奏は無く、浅岡ボーカル+オーケストラの演奏。この曲のみ篠崎正嗣によるストリングスアレンジ表記が無く(演奏は篠崎正ストリングス)、池田大介の単独アレンジ。春が来る直前になってSNOW FIELDは少し時期外れてたが、しんしんと雪が降っている雪原が浮かんでくるような美しい1曲である。浅岡ラブソングで一番好きなのはこの曲かもしれない。

02年12月1日赤坂BLITZでの解散ライブではゲスト安部潤を迎えて原曲編成+安部潤による新規アレンジのピアノ演奏(長いピアノ前奏もあった)、という奇跡の組み合わせが1度だけ実現。解散時のベストやPV集では安部在籍時の写真はわざわざ安部が写っている部分だけカットして3人ショットに変更するなどしていたので、まさか登場するとも思わず大いに感動した。会場にいた者の記憶の中にだけしか残っていない貴重な瞬間であった。なお2012年BEING LEGENDのMCで安部潤が「10年前の今日僕も参加した」と言ったのはまさにこの12月1日公演なわけだけど、11月28,29日にこの発言をしていて、日付を間違えていたという事になる。
★★★★☆
アルバム未収録

C/W Holiday

作詞:浅岡雄也、作曲:小田孝、編曲:池田大介&FIELD OF VIEW、Strings arranged by 篠崎正嗣
「Beautiful day」よりも豪華な大団円的雰囲気の雄大な楽曲。ラストライブの最後を飾ったのはサビの”Don’t say good-bye”ゆえだろうが、小田作曲作品としても個人的に最高傑作。当時卒業が重なっていなければこっちの方が名曲だ!とか言っていたと思う。ラストライブの最後、この曲が終わっていく最後の演奏部分では終わらないで欲しい、でも終わってしまう。そんな解散ライブの思いが蘇る曲にもなった。解散シングルよりもFIELD OF VIEWの最後っぽい雰囲気なのはやはりバンドサウンドではこれがほとんど最後だったからだろう。

解散当時はアルバム未収録だったが、解散ライブの好評に応えてat the BEING studioに収録された。また25周年ベスト『FIELD OF VIEW 25th Anniversary Extra Rare Best 2020』にも選曲され、やはりFOVとしての最後の演奏曲として浅岡さんも強い思い入れがあるようだ。
★★★★★
4thベスト『complete of FIELD OF VIEW at the BEING studio
6thベスト『FIELD OF VIEW 25th Anniversary Extra Rare Best 2020

Holiday
FIELD OF VIEW
2020/05/13 ¥255

コメント

タイトルとURLをコピーしました