16th サヨナラは今もこの胸に居ます
95年8月28日
初登場1位で初動30万枚突破するなどさらに持ち直す勢いでの好調な初動から一転して2週目以降に伸びずに累計は55万枚まで落とし、「負けないで」以降での最低を更新する事態となった。
サヨナラは今もこの胸に居ます
作曲:栗林誠一郎、編曲:葉山たけし
映画『白鳥麗子でございます!』主題歌。連ドラ2作に続いて3度目の起用。映画化まで行った人気作なのに果てしなく忘れ去られてないか…?
地味、しかもまったりとしたナンバーでタイトルのサビ部分こそキャッチーではあるがそれ以外が印象に残りにくく妙に長さを感じてしまう。『Golden Best 15th Anniversary』に収録されていて坂井泉水が選曲していないのに無理やり『Soffio di vento Best of IZUMI SAKAI Selection』にも収録したのが謎すぎた。
『TODAY IS ANOTHER DAY』ではボーカル再録音したとされており若干声の感じが異なる。また今作では何故か栗林誠一郎がゲストボーカル扱いされていたが、実態はコーラス参加。同時期に栗林誠一郎がBarbier名義で活動し、そちらでは坂井泉水がゲストボーカルとなっているなどコーラス参加を双方ゲストボーカル扱いして妙に両者が接近した時期だったが何があったのだろうか。
★★★☆☆
7thアルバム『TODAY IS ANOTHER DAY』(ボーカルリテイク)
2ndベスト『ZARD BEST~Request Memorial~』
3rdベスト『Golden Best 15th Anniversary』
3rdセレクション『Soffio di vento Best of IZUMI SAKAI Selection』
1stBOX『ZARD PREMIUM BOX 1991-2008 Complete Single Collection』
2ndBOX『ZARD SINGLE COLLECTION~20th ANNIVERSARY~』
C/W 眠り
作曲:坂井泉水、編曲:池田大介
初期に作曲した「素直に言えなくて」「いつかは…」以来3曲目の本人作曲。ミディアムでゆったりした曲だがかなりフツーな感じ。この時期にしてはかなり軽めのバックトラックで構成されているのもあって印象も薄い。ただほぼ作曲しない中での作曲という事であれば妙に出来が良かった初期の2曲よりも本当に自作っぽくは思えるかも。またかなり孤独な内面を綴った独白のような歌詞が目を引く。最後が“眠れる事が嬉しい”となっているため、ZARDに人生全集中して寝る間も惜しんで昼夜逆転生活を送っていたという当時の制作環境と合致するところがあり、創作というよりほとんど本音だったのではないかと思えてくるところがある。真実は不明だがほとんど素性が分からなかった坂井泉水の内面が綴られているかのようで、地味に『ZARD BEST~Request Memorial~』投票28位(収録対象からは大きく外れた順位だったがC/Wではトップだった)となったのも納得できるところはある。
アルバムではミックスが変更されており、「心を開いて」のミックスを担当していたたAndy Johnsがリミックス。全体の音の響きが少々変わっているがシングルでは冒頭からドラム音が聞こえるのに対してリミックスではドラムがカットされているのでド頭で判別可能。
★★★☆☆
7thアルバム『TODAY IS ANOTHER DAY』(リミックス)
4thセレクション『Brezza di mare dedicated to IZUMI SAKAI』付属DVD
1stBOX『ZARD PREMIUM BOX 1991-2008 Complete Single Collection』
2ndBOX『ZARD SINGLE COLLECTION~20th ANNIVERSARY~』
コメント
こんにちは。突然なんですけれども、Wikipedia様には「カラオケは別ミックス」と書かれていますが本当ですか?
これはシングル持っていないので確認しておりませんでしたが、初期ミックスのOP572A、OP572Kをその後入手したので確認してみました。
OP572Aが初期ミックスと言われていますが、OP572Kも全く同じ音源だったのでAに限らずOP572系は全部初期ミックスなのかもしれません。
カラオケが別ミックスという言及はちょっと違っていて初期ミックスから現行ミックスに差し替えになった際にカラオケは初期ミックスのままだったという事かと。