ハイポジ~1986年、二度目の青春。~ 1~7話

テレビ大阪土曜深夜30分枠、関東ではBSテレ東での放送となるローカル枠だがTVerでの配信があるので一応全国で視聴可能。きらたかしの漫画『ハイポジ』の実写化。




1話

離婚寸前&リストラされてどん底の46歳のオッサン光彦(柳憂怜)はヤケクソで訪れた風俗店で滑って転倒して頭部を強打して死亡…したかと思われたが次の瞬間に1986年高校時代の自分(今井悠貴)として目覚める。当初死ぬ前に昔の夢を見ていると思った光彦はとりあえず当時一言もしゃべれなかった憧れの人さつき(黒崎レイナ)と会話したり、高校生当時はお互い知らなかったが実は別のクラスにいた後の妻となる幸子(鈴木絢音)と遭遇するなどしていたが不良に絡まれた際に、当時も同じようにカツアゲされた事と殴られた痛みがリアルだった事から夢ではない、本当に魂が1986年に戻っている事態を認識、人生をやり直してやる!と奮起するのだった…。が、別に戦闘力が高くなったわけではなく、態度がデカくなったわけでもないので不良相手には太刀打ちできずに意外と武闘派なさつきに助けられる始末で物語が始まった。

乃木坂46鈴木絢音が出ているというので見てみたが、1986年設定なので鈴木絢音は聖子ちゃんカットみたいになっていてちょっとビミョー…。魂だけ学生時代の自分に戻って人生やり直すという超絶ベタな物語な上に、1986年だとリアルタイムの実感が無いので主人公がもう10歳若ければなぁ…。ドラマタイトルの由来にもなっているカセットテープのハイポジの話なんかは、カセットからMDやCD-Rへ切り替わっていくギリギリの世代だったので何とか懐かしさも感じられた。

基本的には今井悠貴が変顔&気持ち悪い中年オッサンノリでドタバタする要素が強くていかにもなテンプレ中年っぷりがこれまた微妙ではあるが…最後まで見れるくらい面白くなるかどうかは…ちょっと分からない…。ていうか柳憂怜も10歳も年下設定なのな。

2話

引き続き自宅での家族の人物紹介&86年あるある紹介。けっこう頻繁に今井悠貴から柳憂怜に切り替わってメタ的に時代背景を解説したりと柳憂怜の出番も多く、86年の説明も丁寧になってきた。また光彦視点では鈴木絢音まで現代のいしのようこに切り替わるため制服姿のいしのようこと柳憂怜の会話という中年地獄絵図が…。

家庭内では懐かしさと後悔と気のゆるみもあってか、光彦はブツブツ過去を回想したり泣き出したりと家族からすれば相当な情緒不安定。今回は結局さつきに助けられた光彦が、光彦の高校の数少ない不良生徒にお前があいつらを倒したのかと聞かれ、名前を出してさつきに迷惑をかけたくなかった光彦は自分が倒したことにして黙っているように言うがあっさり広まってしまい、不良校の不良を一蹴した救世主のように扱われてしまう。さつきに謝ろうと苦悶しているだけで時間を浪費して屋上に呼び出して次回へ続く。30分しかないのにスローすぎる。まだまだ若さに嬉しがっている様子ばかりでなかなか物語が進まない状態が続く…。

3話

過去に戻れて嬉しがる様子は終わったものの人生やり直して楽しむぞ!という割には不良の抗争に巻き込まれるというのもあるにしても光彦が終始オドオドしすぎてて情けなくて見てられない…。未来の妻相手に「(この当時は知らなかったから)好きじゃない」と言い放って泣かすわ、堂々不良と対峙しようとするさつきに「俺より若いのになんて強いんだ」とか感銘受けて自分が出ていくと決意したまではいいが結局不良相手に土下座。10万円かさつきを連れて来いと言われてしまい苦悩。やり直しアドバンテージ持っててこれってリアル高校時代はどれだけ情けない奴だったのか。本人曰く「前の人生の方がマシだったかも…」な始末。開き直って強気でやり直す物語を見たかったんだけど…なんだこれ。

精神は46歳なわけだから高校時代の自分の周辺の関係者なんて全て子供&親や教師含めても同世代かそれ以下なんだから、精神的にもう少し余裕があってもいいだろうに、特に不良絡みなんて16歳当時だったらこの世のすべての脅威に感じられても46歳であればいくらでも対処する方法は考えつくだろう。それゆえにむしろちょっと偉そうな態度になりそうなもんだけどここまで卑屈かつ下手に出れるの逆に凄い。結局姉に頼ったところ、最近(タイムスリップ後)別人のようだけど今までよりも男らしくなってマシだという。…これでマシなのか。度を超えたヘタレ主人公って辛いな…。

4話

不良たちとの問題は姉ちゃんの彼氏に話をつけてもらう事にした光彦。現れた彼氏(山中崇)はずいぶんオッサンだった。30代半ばくらいかずいぶん年上と付き合ってんだな…(山中崇は40代だが柳憂怜も56歳で46歳設定なので全体に年下に設定されているっぽい)と呑気なモノローグをしていたがいや実際このオッサンでもリアル光彦より一回りは年下じゃないか。

待ち合わせの喫茶店に入るなり不良のファーストアタック(コップ投げ)でノックダウンするオッサンだったが、なんとか持ち直し冷静に不良たちを大人の余裕で脅して撃退。光彦は不良たちに女に助けられオッサンに泣きつき最低野郎だと捨て台詞を吐かれるも窮地は脱した。しかしこの結局このレベルの話し合いだったらもう少し光彦が主体的に立ち回ってなんとかできただろうに別の意味で情けない…。オッサンに美容院に連れていってもらい、この時代では不良でもなかなかやっていないような茶髪へとトランスフォーム。もう完全に精神までヘタレ高校生化して流されるままの光彦はオッサンに再度連れ出されるとなんと年上の女の人とニャンニャン。一応直前に未来の妻幸子やさつきを思い浮かべて躊躇するも流されるままのこのヘタレにここで踏み留まれるような理性があるはずもなくそのあとはもうウハウハ顔。お姉さんの連絡先もゲットして歓喜していて彼なりには2度目の人生は1度目とは比べ物にならないくらい素晴らしいらしい。

なんだこのドラマ…46歳のオッサンが精神までヘタレ高校生化して下世話な人生を極めるドラマだったのか…?思ってたやり直しの人生と全く逆でそろそろ見ているのがしんどくなってきた。

5話

童貞喪失で浮かれる光彦。前半ほとんど浮かれているだけで相変わらず未来の妻幸子に対しては空回りしまくり&他人に対するオドオドに関しては初期より悪化してきて終始変なしゃべり方という苦しい時間帯が続いたが、後半はさつきがバイトしている事を知って一緒にバイトする事になったり、未来の妻である幸子とようやく普通に会話ができるようになった(ようやく「幸子」と名前で呼ばずに苗字で話しかけるようになった)。妻が音楽好きだったのを知っていたので先回りして音楽が好きな事を見抜いた事にしてかセット交換を約束するなど、5話終盤にしてようやく未来を知っているアドバンテージを生かす展開が。遅すぎるだろ…。

6話

2人の間で揺れる光彦…双方と少しずついい感じになっていくもその合間に再び姉の彼氏(山中崇)経由で今度は本来の自分と同い年(46歳)の人妻とベッドインするという下世話な展開になり、このベッドシーンの合間に自室の布団の中で光彦の事を考えている幸子のカットをインサートするとか悪趣味にもほどがある…。進路のことを前の人生と照らし合わせて考えつつも、不良男子の将来より今を生きるという言葉に安易に感動してそっちに傾いたりと相変わらず残念思考だし、最終的に両方傷つけて終わりそうだし…。

7話

さつきをデートに誘う事に成功して浮かれる光彦だったが、前日に馬場(伊島空)に遊びに誘われていたのが実は幸子と友人とのWデートだった。カセットの一件から幸子の態度が明るく積極的になっていて、カセット交換もあって2人の仲は急速に進むが、翌日に控えた学校ボサりのさつきとのデートもあり、二股状態の光彦は苦悩しつつも二股を謳歌。親のいないさつきを見て自身が死んで娘と妻はどうなったのかに思いをはせたりと少しはしんみりモードにもなっていたが、まあそういうやつだよなこいつは…。

光彦が幸子に渡すカセットのダビングに熱心に取り組んだりするのはこの10年後くらいまでは連なっているなんだか懐かしい光景だったので久々に懐かしい感じがあった。20年前に猿岩石の『1986』が出た時は86年の曲とか知らねーよ状態だったのでこの20年の間に86年のヒット曲が随分聞いた事のある曲になったなぁ…。

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