日本テレビ水曜深夜30分枠ドラマ。日向坂46主演。けやき坂46時代の「Re:Mind」に続く2作目の主演作。
撮影は2019年夏に行われたと明言されている。このためメンバーの髪の長さや容姿が現在と若干異なっている。当時休業に入ったばかりの濱岸ひよりは出演していないが、主題歌制作時には復帰していたため主題歌「青春の馬」には参加してMVにも出演している。
逆に8月下旬に謎の後ろ姿写真が一部で流出すると同時に姿を消し、詳細が一切報じられないままにあれは自分だと認めて9月に自粛を発表した井口眞緒は出演とされているが主題歌には参加していない。なお放送開始後センテンス・スプリングによって詳細が今更報じられた。
新コロパニックにより新規ドラマの制作が滞り放送枠に穴が空いてしまったためか、1クール置いた2020年7月クールで「DASADA~未来へのカウントダウン~」と題してそのまま同じ時間枠で再放送が開始された。5月にBD/DVD BOXが出たばかりだったが、副音声でBOXにも未収録の新規収録オーディオコメンタリーを入れての再放送となっていて、事実上オーディオコメンタリーがメインの再放送。メンバー2人が毎回OP/EDまで副音声でトークし続け、さらに残りのトークがHuluで…。
1話
自分をかわいいと言っちゃう系のゆりあ(小坂菜緒)が主人公で実家の洋裁店が借金1000万円の肩代わりで半年以内に1000万円を用意しなくてはならなくなる。あまり仲が良くないクラスメイトの沙織(渡邉美穂)のデザイン画を偶然目にしたゆりあはブランドを立ち上げて金儲けしよう!と提案するもダサいからと拒否されて物語が始まった。
全員クラスメイトではなく所属もバラバラ、生徒じゃない人もいるのでひとまず初回は顔見せ程度。問題の井口に至っては設定では中華料理屋のバイトのグラビアモデルのはずが、中華料理屋のビールのポスターのキャンペーンガールとしてポスターが出てくるだけで済まされ、OP映像でも姿を確認できず。元から他メンバーとの接点が無い独立した役だったっぽいが、昨夏撮影というのが8月下旬から9月以降にまで及んでいたのだとすれば、井口は撮影途中で離脱した事になるので出番が大幅に削られてちょっと出てくる程度になっているなんて事もあるのか…?
ただ番組公式LINEスタンプの井口がまさかのこんなん(1番右下)なので、しれっと復帰してもいいと思うんだよなぁ…。
2話
沙織が仲間になるまで。沙織の普段の姿が描かれ母親役が神田うのという時点で成金感全開だったが、豪邸に住んでいる事が明かされたり、FACTORYファンの集いに張り切ってFACTORYファッションキメキメで出向いたら、待ってたのは地味な格好の人たち(そのうちの1人がキラリこと高瀬愛奈)だったので失望、顔見知り直後にLINEグループ離脱という顛末も。
めげないゆりあの勧誘を拒否し続けていた沙織だが、最後になって突如協力を約束。実は沙織の父こそ借金取り(野間口徹)だった。父親から念のため母親の姓を名乗らせているから問題はないだろうが、という前置きで同じ学校に通っている親から取り立てをすることになったと報告を受けそれが即座にゆりあの家だと分かったのが決定打に。ていうか借金取りってあんな豪邸住めるのか…。
3話
ブランドDASADAを宣伝するため読者モデル「せれな~で」として活躍している先輩のせれな(加藤史帆)に協力を願い出たゆりあ。カラオケ接待の末にいい返事をもらえたものの、せれな~では実は読モ現場ではマホぽよ(高本彩花)の遥か格下、新しく来た新人にも表紙にされるがけっぷちの立場にいた。さらにせrなの友人2人みき(潮紗理菜)、くるみ(丹生明里)は何故嫌っていたゆりあに力を貸すなどと言ったのか大声で聞きながら廊下を歩いていたため、ゆりあと沙織がそれを聞いてしまい本性を見せたせれなだったが、ポジティブシンキンなゆりあは脅威を排除する=自身のかわいさが脅威と解釈して改めてモデルになってもらうようお願い。そしてラストでは沙織がドラマのロゴにもなっている「DASADA」のブランドロゴを提案して次回へ続く…。
2話まではとりあえずメンバー一通り映るように場面転換していたけど3話では話の進行に接触しないメンバーは出てこないようになった。ただそれにしても展開がゆっくり。OP映像は数年後に大学生以上になった後みたいな世界観になってるけど、3話でようやくロゴ完成するも仲間は1人も増えずとなると…終わるのか…これ…?
4話
以前からゆりあを見かけるたびに追い回してきていたバレー部部長の真琴(齊藤京子)がDASADAに部活のユニフォームを依頼してきた。初仕事に張り切るゆりあと沙織。ゆりあは中学時代バレー部で真琴にスカウトされて入部したがせれな~で先輩にバレーはモテないと言われて真琴が厳しいからというい理由で退部していたので気まずかった、という事だったらしく沙織も呆れ顔。
さらに真琴は部員から嫌われていて嫌っていないのは正子(宮田愛萌)だけだった。しかし部内の雰囲気に正子もほとんど何も言えないまま真琴追い出し計画が進行中で、結局真琴は最弱チームを勝たせるために基礎トレーニングを行っていてある程度体力の向上が見込めた事でユニフォームを渡して退部するつもりだったらしく爽やかに謝罪して去っていった…が、嫌われ指数が高かったのか、部員どもは悪態をついてユニフォームもダサい…とバッサリ。戸惑っている正子で終わってしまい、真琴やゆりあ・沙織は達成感に満ちていたが今度はせれな~でがDASADA活動を学校にチクった事で2人が停学になってしまい次回へ続く…。
せれな~でパイセンむしろ目の敵にして攻撃してきてるし、真琴パイセンはカッコよかったけど仲間になったわけじゃないし、正子はほとんど背景だし、ここまで来てDASADA2人のままなのでやっぱ終わらないか、すっ飛ばすのか…。
5話
何者かにDASADA活動をチクられ生徒指導に呼ばれて停学寸前となったゆりあと沙織だったが担任の機転で難を逃れる。この事態を招いたのはせれな~でパイセンかと思われたが、真琴パイセンが実は中学の同級生でせれな~でパイセンが高校デビューのために伝説を作って嘘で塗り固めてブランディングしていたのを知っていて脅しをかけたため、チクりは自分ではないことを謝罪。これにてせれな~でパイセンはすっかり顔芸担当のガセれな~でパイセンになってしまい、ネタキャラに…。またゆりあがガセれな~でパイセンのその努力を誉めたため、DASADAモデルになって協力者となってくれたため、一時校内でブランドはブームを迎えた。
しかし何故かDASADAへの中傷は激化し、ガセれな~でパイセンの話を含めて先日話した全ての事がネット上に暴かれてしまい、ゆりあの借金も暴かれてしまい、注文は全キャンセルに…。そこにとろろ(井口眞緒)が現れ、優等生の岡田さん(佐々木美玲)の姉だった事が発覚。さらに先日話していた喫茶『壁ドン』がとろろの実家でその時バックで岡田さんも手伝っていたことが発覚。破壊工作活動を行っていたのが岡田さんだと判明し、キレた沙織が強烈なハイキックをぶちかましてさらに殴り掛かり、ガセれな~でパイセンが驚愕の変顔を繰り出したところで次回へ続く。
ポスター出演のみだった井口眞緒ついに実物登場。メディアで姿を見せるのは昨年9月の謹慎以降初であり、ほぼ半年ぶり(まあその半年前のお姿なわけだけど)。まさにこのタイミングで卒業が発表されてしまったわけだけど、久々の井口はやっぱり120%井口だった…。改めて貴重な人材だったな。
6話
ネット上で破壊工作をしていた岡田さんにブチ切れて蹴り飛ばした沙織。担任を交えての話し合いでも険悪な態度を崩さない岡田さんはとろろの説得も聞かずに帰ってしまい、沙織もまた用があると帰宅。沙織が何故かこのタイミングで父親(野間口徹)に借金返済をどうにかしてくれよう頼んだ事で父親はゆりあ一家が頼ませたと勘違いして激怒して乗り込んできてしまったので父親が借金取りである事もゆりあ、真琴、ガセれな~でパイセンの知るところとなってしまい、沙織は父親からDASADAとの絶縁と転校を言い渡されてしまい離脱。
残されたデザイン画を元にしてコンテスト出場を目指す事にした3人のところに岡田さんととろろが再度謝罪に登場。岡田さんの名前がいちごだった事がバラされる中で(何でゆりあがクラスメイトの名前知らなかったのかとかあるけど最近は連絡網みたいなのもないので苗字しか知らなくてもまあ不思議ではない)素直に謝らない岡田さんはどうせ許してもらえないしなどと拗ねだすがゆりあが悪いと思っているなら許す、その代わり経理担当になってくれと無茶ぶりしたところあっさり和解。素直にキャラ変したいちごはあっさり仲間に加わり、翌日にはもうDASADAの通販サイトまで制作してくる改心っぷり。二重人格か。
沙織不在の中で残されたデザインの服を完成させた一行、LINEを未読スルーしていた沙織も完成画像閲覧のために既読にして完成版のデザイン画をこっそり届けに来たが、それを両親から聞いたゆりあは雨の中駆けていって魂の説得演説。借金問題から最終的に嫌われるのが怖いと初めて本音をぶつける沙織だったが、ゆりあの説得で父親にDASADAを続けると決意表明。やりたいことはやらないとな!とあっさり認める父。こうして沙織が復帰した!
雨の友情シーンは感動的だっただけにもう少しうまくここにもっていけなかったのかと…。岡田さん→いちご(仲間になった)は急変すぎるし、沙織の父親の事がバレる経緯にしても唐突すぎる。ゆりあの借金の事が他のみんなにもバラされてしまったので沙織が焦って父親に直談判したという事なのかもしれないが、岡田さんと揉めているこのタイミングでやる事じゃないし、基本的に娘に最大限配慮していた父親が沙織の説得も聞かずに勘違い(ゆりあ一家が頼ませた)で乗り込んでくるってのもなんだかなぁ…。
7話
コンテスト出場を果たすも描写カットで速攻失格したDASADA御一行。真琴パイセンが大学の推薦を取れずに受験しなければならなくなったため唐突に離脱。なんだこの役者の都合で急遽退場させましたみたいな急展開は…と思う暇も無く、全く売れない展開の雨嵐。ガセれな~でパイセンが雑誌の私服コーデで紹介したところフォロワーが1000人単位で抜けていき1枚も売れずにネガセれな~でパイセンに進化してしまう始末。いちごがとろろを使って宣伝するもやはり注文ゼロ。
そんな中、DASADAで奮闘するゆりあに距離を感じていた菜々緒(富田鈴花)は立花ちゃん(佐々木久美)の心配も聞かずに関係が気まずくなっていってしまっていたが、開き直って友人やめてもいいよと告げるネガセれな~でパイセンに対してみき(潮紗理菜)とくるみ(丹生明里)が普通に熱い友情を見せたりした事で菜々緒が服を2枚注文。それを知ったゆりあが駆けつけて友情が復活した。実家がカットサロンなのでヘアメイク担当となった菜々緒とメイクの専門に進学予定でメイク担当となった立花ちゃんも晴れて仲間に加わり、ネガセれな~でパイセンとゆりあをイメージモデルとしてサイトトップに起用するなど盛り上がるDASADA御一行だったが…やはり売れない。
ここまでくると最早沙織のデザインに問題があるとしか思えないような展開になってきたが、散々引っ張っておいて最後の最後で疲れ果てて寝ていた一行が目覚めると突如注文が8000件殺到し、店にも人が押しかけていた。FACTORYの3人が何故かDASADAの服をもらったとSNSに上げていた事が判明して怒涛の展開へ…。
ここまでゆったり進行だったせいか突如のダイジェスト特急展開。真琴パイセン離脱も唐突だったけど、友情回復も駆け足気味で、みき&くるみなんてヒエラルキートップで性格も悪そうな感じだったのに一瞬でいい人になってしまうし、不自然なまでの売れない売れない展開は明らかに最後への引きではあったけど、更なる怒涛の展開になってきそうだ。
8話
あまりの超速展開に冒頭は回想の形でさらっと説明。とろろがTV局を訪れていた際に借金の元凶だった中華料理店のバイトのボンディ(青春高校3年C組チャーリー)、7話冒頭のコンテスト失敗帰りに訪れた銭湯の番台のおじいちゃんの孫のスタッフ、1話で1番最初にDASADAと書いただけのTシャツを売りつけたオッサンの4人がDASADAのシャツを着て偶然居合わせ、偶然に驚いているところに収録を終えたFACTORYが出てきてお揃いの服を見て興味を持ち、Tシャツを複数持ち歩いていたとろろがFACTORY3人にあげてSNSにアップした…という奇跡だったらしい。とろろこと井口やはり惜しい人材…。注文に焦る一行の前にはトレンドアドバイザーを名乗るチャラそうな男おじゃP(マギー)が出現して色々と手伝ってくれたので注文を全て消化。一挙借金返済となった。
DASADAをのんびり継続していくつもりだったゆりあだがおじゃPに乗せられおじゃPに言われるがままに沙織に新作デザインを急かし、上がってきたデザインをもっとやれると突き返し、メンバーにも重労働を強いる…が、ゆりあのキャラクターもあって他のメンバーからはおバカじゃなくなったけど言ってることは正しい、本気になった、と評されていてメンバーも従うという構図。真琴パイセンは受験勉強しているのを理由に完全に姿を消していたり(時期的に舞台『サザエさん』期間に突入しての事実上の降板か?)、いつの間にか正子(宮田愛萌)と同じ部活の生徒の2人までちゃっかり手伝いメンバーに加わっていたりもしたがハイテンポで進んでいく。
しかし沙織にはプレッシャーがかかり、デザインが浮かばなくなって厳しくなってきたところで初登場以外はゆりあとだけ面会する形で指示を出していたおじゃPが再度自らメンバーの前に登場し、TGCに向けて更なる追い込みをかけ、ますます歪みが生じ始めそうなところ、完全に行き詰っていた沙織の前にFACTORYリーダーのおちょこ(松田好花)が出現。沙織にFACTORY加入を打診して文字通り目ん玉飛び出るほど驚いたところで次回へ続く。
すさまじい超展開…。突然出てきたオジャPのうさんくささはさすがマギー。ゆりあがほとんどオジャPの戦略に操られてる状態なのになんだかんだキャラクターフィルターがかかる事で歪を最小限に抑えてここまで来たのも地味に凄い。普通こういう展開になるともっと「あいつ変わったよな」「Pの犬になりやがって」的な感じで反感買って早期にチームが瓦解しそうなもんなのに一応とまどいながらみんなついていってるし。
9話
おちょこからFACTORY加入を打診された沙織。オジャPがデザインを勝手に知り合いにアレンジさせて沙織のデザイン名義で工場発注で仕立てようとしている事も判明して沙織は激怒。一方でいちごの家のタピオカ屋でおちょこと話していたため会話の様子が母親に盗撮されており、いちごに送られてきたのでメンバーも加入打診を知る事となり、ゆりあが応援すると言ったことで必要とされていないと感じた沙織はすれ違いの末にFACTORYへ加入。かなり雑な加入展開だったが…とりあえずあの店で重要な話はしない方がいいな。全部筒抜けになる…。
沙織が抜けた瞬間にゆりあは全部放り捨ててDASADA解散を宣言。以前の日常に戻っていき周囲でのDASADAブームも瞬時に去った。沙織はグラサン姿の新メンバー「サカヅキ」として活動を開始。なんだそのグラサンと思ったら作中でも人々のSNSの反応でグラサンにツッコミ入れてる書き込みがあったので作中でもそこは普通にインパクトらしい。
プロデューサーによりメンバー兼衣装デザイン担当となるが、どうも様子がおかしく必死に考えていたデザインは見てすらもらえないままに新衣装が発表されてしまう。プロデューサーはFACTORYとは一流のプロの人たちがプロデュースして一流に育てるものだといい、おちょこも最初はそういうものだと説くが沙織は納得ができず全部嘘なのかと反発。そりゃいきなり素人が全面セルフプロデュースなんて無いだろと思う暇も無くプロデューサーは「嘘をついて偽者を本物にするのが僕たち。流行はね、僕たちみたいな大人が作り出してるの」などとFACTORYは偽者であり全部自分たちの指示でやらせている操り人形化のような物言いをしたため沙織は大きなショックを受けてしまう。
おちょこがその後何度か説得したものの、聞く耳を持たずライブ当日ついに耐え切れなくなって外に飛び出した沙織の前に、ゆりあが駆けつけて最終回へ続く。
FACTORYの真実、という事だったけどそんなにショック受けるような話でもないアイドルプロデュースの割と当たり前の話をやけに悪びれて無理やり展開させたなぁ…。FACTORYってそこまでセルフプロデュース感を強く打ち出した本物志向で徹底して見せていたのだろうか。それこそ作詞作曲編曲振付などすべてのクレジットをメンバー名義にしてるけどそれが全部嘘(影武者)とかそういうレベルで。
現実の女性ダンスグループにそもそもそういった完全セルフの「本物」志向が無く、基本的に誰かがプロデュースしている、誰かが曲を書いている、誰かが振付している、誰かが衣装デザインしているのが当たり前だけにそれを本物じゃないからショックというのが少し分かりにくかった。だからこそプロデューサーを少しオーバーに描いたんだろうけどそれでもおちょこ辺りはキャリアを重ねてある程度は運営に意見を出せるくらいの立ち位置まで来ているように描かれていたし(だからこそ沙織をスカウトする話が通ってるわけで)、完全な操り人形でもなさそうだった。これは沙織が偽者本物以前に意識甘すぎる新人としか…。
10話
逃げ出したゆりあと沙織。新デザインが沙織のものではないと勘づいていたと沙織は思っていたが単にライブに早めに来たら泣いているのが見えたのでかっさらって逃げただけだったらしい。ゆりあらしいといえばらしいけどデザイン見た時に怪訝な感じ醸し出してたのは何だったんだよ…。
とろろがバイトしている中華料理屋に来た2人だったがゆりあがインスタに写真上げまくっていたのでそれを見て居場所を突き止めたおちょこが再説得に登場し、改めてFACTORYはプロデューサーに歌を見込まれたおちょこ、ダンスを見込まれたぐいのみ、作詞を見込まれたトックリンとそれぞれ才能を見出されて発掘された事が語られ、しかし自分たちでやりたいことをやるのより、プロデューサーに用意されたプロの作品には敵わないため自分たち発信という嘘を受け入れて本物を目指しながら活動しているような事が語られた。偽者を本物に見せるとか無理やり悪ぶってたけど、一応ちゃんと選んでんじゃん。
現時点で例えばトックリンの書いた歌詞が採用されているのかどうかは不明で今も全部用意されたものなのかも描かれなかったが、まあやはり当然の話しかしてなくて、加入直後に自分デザインと嘘をつかれて一瞬で逃げ出した沙織はやはりどうなんだろうか。ゆりあによって自分の本物を押し付けるな、逃げるのではない帰るだけだ、などと否定されてしまったおちょこさんが少し不憫。確実に正しいのは選ぶのは沙織本人だという主張だけのようにも見えたが、沙織は戻る道を選択。
FACTORYのライブはこの時のためにプロデューサーが用意していた替え玉の金髪外人メンバーでごまかしたという超展開で(それを見越してのグラサンキャラで素顔を出していなかったという)、DASADAメンバー(真琴も復帰)は異変に気付いてゆりあの家に駆けつけていたが世間的にはなんか違う奴の気がするけど問題なく受け入れられ大成功という扱いらしい。DASADA復活を期待したオジャPが早くも新展開を打ち出してきたが両親が追い払い、改めてメンバーだけになったDASADAは新展開をネット上で告知。とろろ、キラリ、FACTORYら外部の人たちも楽しみに待つ中で当日公開された動画ではDASADA無期限休止が発表されるというズッコケ超展開となった。
FACTORYの新衣装を見たゆりあと沙織は今の技量では到底プロには勝てないと考え、今はそれぞれの道を進んでその後DASADAを再展開させようと考えていた。沙織はロンドンに留学が決定。DASADA復活時に借金取りの娘というのがダメージになると考えた両親が足を洗って海外での新事業を立ち上げるとかなんとか言っていたが海外マフィアになるだけじゃないよな…。
その後、数年後と思われるDASADAが改めて再始動しているかのようなOP映像のシーンに繋がって終了。マホぽよ(高本彩花)が何故OP映像でメンバーに交じっていたのかの謎は触れられずじまいだった。ゆりあがみんなの前で感謝を述べているシーンでもマホぽよがいるのにマホぽよだけ名前呼んでなかったし…。
全部終わっての感想
後半の怒涛の展開が怒涛すぎたけど基本的にはまあまあ面白かった。沙織がFACTORY逃げ出す展開がただ甘いだけにしか見えなかったのは年を取りすぎたせいだろうか…。FACTORYの真実と言いつつ、少なくともプロデューサーが3人それぞれの才能を見出していたのは描かれ、プロデューサーが横柄気味に描かれていたものの、やる事はやってるし、メンバーの意見も多少は受け入れている様子だったので操り人形にしている感じはしなかったけどなぁ…。また現状がうまい事ごまかされていた(100%プロデュースをセルフと嘘をついて始まった状態からメンバー個々の努力の末に現在どこまでメンバーが関与できるようになれているのか)のであれでギリギリなのかなぁ…。
結局DASADAブランドの最終メンバーはゆりあ(小坂菜緒)、沙織(渡邉美穂)、真琴(齊藤京子)、せれな(加藤史帆)、いちご(佐々木美玲)、立花(佐々木久美)、菜々緒(富田鈴花)まで。これはドラマと関係は無いがC/Wの「窓を開けなくても」歌唱メンバーと同じ。
せれなの友人であったみき(潮紗理菜)、くるみ(丹生明里)は友情は変わらないところを示したもののDASADAには一切関与せず。
真琴の直属の後輩だった正子(宮田愛萌)も部内で嫌われていた真琴を1人慕っている感じではあったけど、特に行動することなく、借金返済時のフィーバーのドサクサで同じく後輩の子と一緒に手伝いに参加するも沙織離脱による解散宣言を最後にそれっきりになった。
古岡(金村美玖)、五反田(上村ひなの)は随所で顔推しとしてゆりあの前に現れていたもののやはりDASADAへの興味は無く参加なし。台詞も五反田主導だったので古岡はセットでくっついているだけで実質まともな台詞もキャラも無い始末。これは金村さん悔しかっただろうなぁ…。
キラリ(高瀬愛奈)はFACTORYファンのオフ会で沙織と最初期に1度会った以外はほぼ出番が無く、最終回ではDASADAの動画発表を待ちわびていてファンだけど同じファッションは恥ずかしいからと地味な格好をしていたのをFACTORYファンとして派手な格好に変えるなど、DASADAファンになっているらしき様子も出てきたが沙織と1度会った以外は遠い他人のままであんまりな扱い。
マホぽよ(高本彩花)は本編ではせれなより遥か格上のモデルとして一応せれなと同じ場面に出てきた事はあったが、沙織と唯一会話があったキラリよりも接点皆無で全メンバーで唯一他メンバーとの会話ゼロ。OP映像にして最終映像でDASADAメンバーのように扱われてDASADAに加入しているというのはモデルという設定からそのうち仲間にするつもりでキャラを用意したけどいざ最後まで進めてみたら入れる余地が無くて出番が無かった…という事だったのかもしれない。
とろろ(井口眞緒)はいちごの姉ながらほぼ独立した存在だったがどこまでも井口で少ない出番全てで猛烈な存在感を残した。これが井口の見納めなのだろうか。
FACTORY(東村芽依、松田好花、河田陽菜)は出番は少なく、まともに意思を表明して動いたのはおちょこ(松田好花)だけで後の2人は1回喋ったくらいだったけど、劇中歌担当として曲も残せて存在感は抜群だった。
こう振り返ると出番が無かったという点で高瀬愛奈、高本彩花が2トップで他メンバーとの接点無さすぎ、学内なのにメンバー入りしない宮田愛萌、潮紗理菜、丹生明里、上村ひなの辺りがそれに続いて不遇だった感じがあるけど、そこそこ出てたけど上村ひなのとのセット扱いでほぼキャラ無しの金村美玖が1番不遇だった(どんな人だったか一切思い出せない)かもしれない。
バップ (2020-05-22)
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