コンフィデンスマンJP-プリンセス編-

2020年7月公開。
2018年の連ドラ、2019年の映画『コンフィデンスマンJP-ロマンス編-』に続く1年ぶり映画2作目。

当初前作からほぼ1年後なる5月公開予定だったが新コロ緊急事態宣言直下のため延期となった。新コロ延期が立て込んだたため1年以上延期する映画も少なくなかったが、今作は2ヶ月遅れの7月23日に無事に公開された。

前作から出演していた三浦春馬が公開直前18日に自殺、同じく前作から出演していた竹内結子が9月27日に自殺、相次ぐ自殺で2人が最終出演となった。三浦春馬は今作以外にも撮影済みの出演作が存在するが、竹内結子は今作撮影時期と前後して妊娠が発覚して2020年1月に出産していて仕事をセーブしていたため直近での出演作が無く、今作が遺作となった。




ダー子(長澤まさみ)はヤマンバ(濱田マリ)に引き取られて虐待されていたコックリ(関水渚)を偶然救出。コックリはスタア(竹内結子)とも共通の知り合いだった詐欺師ウメの娘で母の死後にたらいまわしにされていた。

総資産10兆円とも言われるフウ家の当主レイモンド・フウ(北大路欣也)が死去。ブリジット(ビビアン・スー)、クリストファー(古川雄大)、アンドリュー(白浜亜嵐)の3人の子のうち当主に誰が指名されるのか、明かされた遺言で隠し子ミシェル・フウの存在が明かされる。ダー子たちはコックリをミシェル・フウに仕立てて一儲けしようと企む。

遺産目当てではなく、手切れ金で大金をせしめてとっとと脱出しようとしたダー子とコックリだったが、フウ家に忠誠を誓い最善を尽くす執事トニー(柴田恭兵)はダー子とコックリを一家に招き入れてしまい、2人は監視下で脱出不可能に。作戦を変更し、コックリは当主になるための教育を受け数ヶ月後の授与式でお宝をいただくと同時に混乱を起こして脱出する算段をつけるダー子。しかし心優しい無欲なコックリの性格、招き入れつつも2人を偽物と疑い調査を開始するトニー、突然現れた2人に嫌がらせを繰り返す3兄妹。そしてパーティーにはかつて関わった見覚えのある詐欺師や因縁の赤星(江口洋介)まで現れて予想外の展開へ…。

今回も想定外の事態の連発に慌てながらもなんとかやりくりしていき、最後の作戦に挑んだところで窮地に陥って…からの真相判明ひっくり返しという痛快パターンは健在。

ただ今回は序盤からコックリの優しさと徐々に詐欺師としてではなくリアルプリンセスとして開花していくコックリが割と伏線になっていて終わってみればいつにない感動路線に。さすがの鮮やかなひっくり返しもあったけど、前作ほどではなく割とひっくり返し方が想定内だった。そこからの感動展開とリアルプリンセスになっていくコックリが見どころだったかな…。なんだかんだ感動展開の後にもさらにいくつかの真相判明を入れて謎やわだかまりを残さず納得いく終わり方になっていたのも今作らしくて良かった。

コックリを演じた関水渚は純朴な感じが良く出ていて新人らしい爽やかさもあったが、少し前の広瀬すずみたいに見えたり、芳根京子にも見えるところもあったりと不思議な魅力があった。ただインスタとか見る感じ普通に綺麗なねーちゃんといった感じで、なんか今作での成長していくプリンセス感が凄かった。

ブリジット役のビビアン・スーはブラックビスケッツ以降20年近くあまり見ていなかったが40代半ばとか到底思えない美貌でビックリ。ポケビの千秋は相応にオバサンになってるのにどうなってんだこの人…。

三浦春馬と竹内結子は今回はメインではないがちゃんと活躍する重要なキャラでたぶん次回以降もちょこっと出てきては活躍する予定だっただろうなと思うけど、本当に残念。

赤星(江口洋介)はなんか今回1番憎めない奴になっていたかも。

東出昌大は不倫離婚バッシング収まらぬ厳しい中での出演となったが…とりあえずシリーズが続けばメインで出れるし、新たなる話題や新コロ騒動でたぶん平時よりバッシングが落ち着くのも早まったと思うので頑張れ。

★★★★☆

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