2000年10月11日
2ndベスト『FIELD OF VIEW BEST fifteen colours』と同時発売。C/W含めて2曲とも未収録。しかもこのままオリジナルアルバムを出せずに解散になったので今作以降の表題曲は全て解散時の『Memorial BEST~Gift of Melodies~』がアルバム初収録となった。
モノクロのジャケット(PVではカラー)は実は初夏の海で撮影されたらしくスーツ姿での海辺は暑くて大変な上に、砂浜に入っていったロケバスがスタックして全員で押し出したりして大変だった事が後に『VIEW CLIPS~Memorial BEST~』のインタビュー映像で小橋から語られている。
O社では今作は初登場32位だったんだけど、Bluem of Youth「If」が初登場26位で、当時のラジオのチャート番組では確か並んでランクインして連続してサビだけ放送されているのを勉強しながら聞いていてこんないい曲なのにどっちもなんでこれしか売れないんだ時代が間違ってるだろと思った高校1年の秋の休日の昼下がりの1シーンを何故かずっと覚えている。
秋風のモノクローム
作詞:小田佳奈子、作曲:多々納好夫、編曲:池田大介
「冬のバラード」に続く季節ソングで制作陣も全く同じ。今作ではさらにデジタル色が増した打ち込み全開でバンド演奏が最早想像できない。当時のインタビューではサンプリングしたドラムを使っているとか、バンドだからといってバンドサウンドでやるというわけではないとか語られていたのを見た記憶がある。ガットギター中心のサウンドが印象的だが、これ小田さん生で弾けるのか…?と正直思った。富士急ハイランド・コニファーフォレストで2000年8月27日に開催された知念里奈、Eriko with Crunchと3組で各1時間ほどのライブを行った際の『SUPER LIVE 2000 in FUJI ~fourfold colours~』で先行初披露、『FIELD OF VIEW 25th Anniversary Extra Rare Best 2020』DVDに収録された別映像のPVはこの時のものと思われる。発売直後の10月15日の埼玉工業大学、11月12日の神奈川工科大学の学園祭ライブ2本でも演奏、確か学園祭ライブでやったというのは当時のレポで見た記憶がある。しかし12月の『Live Horizon Special 2000 ~fourfold colours~』では演奏されず、通常のライブでは1度も披露されずじまいだった。ていうかFIELD OF VIEW、知念里奈、Eriko with Crunch(今井絵理子)の3組のライブってナンダコレ…?沖縄アクターズスクール&ライジング2組とFOVが何故同じ括りに…?
楽曲自体は空気が冷え込んでいく秋の切なさが醸し出されていて「冬のバラード」に続いてバンドにこだわらない雰囲気重視のアレンジが功を奏していると思う。ライブでどうやって生演奏していたんだ…?毎年秋を実感するとこのCDを引っ張り出してきて聞くんだけど、年々発売日付近では30℃近い気温の事も多くて聞くのが遅くなっている。当時は発売日の10月11日付近でもう余裕で秋全開だったと思うんだけど、ここ10年くらいは早くて10月終わり、遅いと11月までこの曲を解禁する気にならない事も増えてきた。
★★★★☆
3rdベスト『Memorial BEST~Gift of Melodies~』
秋風のモノクローム
The FIELD OF VIEW
2002/10/09 ¥255
C/W 出せない手紙
作詞作曲:浅岡雄也、編曲:池田大介
ピアノ中心のバラード。一応バンドサウンドだがバンド演奏はほとんど印象に残らず、ボーカルとピアノが前面に出ている歌モノ楽曲。1番では男性視点、2番では女性視点に切り替わり、大サビから最後には再び男性視点に戻るという男女それぞれの出せずにいる手紙がテーマになっていてこういうテーマは今までなかったのもあって歌詞がけっこう好き。当時は新しい視点で歌詞を書いたようなコメントをしていた。
A面を差し置いて25周年ベスト『FIELD OF VIEW 25th Anniversary Extra Rare Best 2020』に選曲され、4曲の初収録C/Wの中では唯一のBeat reC以降のC/W。この際に女性ボーカルとのデュエットを想定していたので2番でキーが上がって、3番でハモるバージョンも制作されていた事が明かされた。実現しなかった女性ボーカリストの名前は伏せられているが…誰だろうか。宇徳敬子とか?
★★★★☆
6thベスト『FIELD OF VIEW 25th Anniversary Extra Rare Best 2020』
出せない手紙
FIELD OF VIEW
2020/05/13 ¥255
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