21st 風が通り抜ける街へ

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21st 風が通り抜ける街へ

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97年7月2日
「負けないで」以降1位か2位だったのが今作で初登場3位となり連続1位2位記録が途切れるばかりか売上がいきなり30万割れまで大暴落。ここのところは強力なタイアップで何とか以前の水準(60~70万台)を維持していたがかなり自力人気を落としていた事が改めて露わとなった。

表題曲よりC/Wの方が明らかに後々の扱いが良いという珍しいシングルで、特に坂井泉水の生前は「風が通り抜ける街へ」は次のオリジナルアルバム『永遠』に収録されているだけだった。「遠い星を数えて」は船上ライブで披露され、『ZARD BLENDⅡ~LEAF&SNOW~』ではどうしても入れたかったのでシークレットトラックとして収録したというコメントが添えられ、生前の『LOVE&POWER』でも選曲されているなど明らかに本人お気に入り曲となっていた。

風が通り抜ける街へ

作曲:織田哲郎、編曲:徳永暁人
前2作でC/Wの作編曲をしていた徳永暁人が編曲でA面に昇格。そしてこれはまたいきなり自由にやったな…。作曲は織田哲郎でお馴染みの爽やかさなので王道のアレンジをすれば王道になったはずが、ドタドタした妙な響きの打ち込みドラム、サビ直後の間奏ではハチャメチャにマヌケな音が炸裂するという遊園地のような攻めまくりのアレンジが良くも悪くもインパクト抜群。良くも悪くもというか、ありえないほど売上が激減したのでやはりストレートに当時不評だったのではないかと思う。

ちゃんと聞く前もどこかで耳にしていて爽やかなメロディーの印象は残っていてけっこう好印象だったので初めてちゃんとフルで聞いた時はけっこう大胆なアレンジにかなり驚いた記憶がある。王道アレンジでも聞いてみたかったが、没後リメイクの中で真っ先にやるかと思ったら一向にピックアップされなかったし、SARD UNDERGROUNDでも一向に取り上げられない…。
★★★☆☆
8thアルバム『永遠
4thセレクション『Brezza di mare dedicated to IZUMI SAKAI
1stBOX『ZARD PREMIUM BOX 1991-2008 Complete Single Collection』
2ndBOX『ZARD SINGLE COLLECTION~20th ANNIVERSARY~
5thベスト『ZARD Forever Best~25th Anniversary~

C/W 遠い星を数えて

作曲:栗林誠一郎、編曲:徳永暁人
C/Wの中で「少女の頃に戻ったみたいに」と並んで人気・収録機会も多い1曲。Voice Arrangeとコーラスで初期の倉木麻衣によく関与していたYoko.B.Stoneも参加するなどGIZA勢の影もそろそろ見え隠れしている。アンプラグドな雰囲気のアコースティックバンドスタイルのサウンドはけっこう新鮮。『ZARD Cruising&Live~限定盤ライブCD~』でもライブの流れの中でいいアクセントになっていた。これも徳永暁人の編曲という事で作風の幅広さを早くも見せつけまくっていたが、これに関しては大当たりなアレンジだ。音数が少ないながら、曲もかなり印象に残るし、まぎれもなく隠れた名曲。A面には異色すぎたのでC/Wになったんだろうけど、これがA面でも良かったと思う。
★★★★★
8thアルバム『永遠
ライブアルバム『ZARD Cruising&Live~限定盤ライブCD~』(ライブ)
2ndセレクション『ZARD BLENDⅡ~LEAF&SNOW~』(シークレットトラック(CD版のみ))
3rdセレクション『Soffio di bento Best of IZUMI SAKAI Selection
1stBOX『ZARD PREMIUM BOX 1991-2008 Complete Single Collection』
2ndBOX『ZARD SINGLE COLLECTION~20th ANNIVERSARY~
5thベスト『ZARD Forever Best~25th Anniversary~

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