量産型リコ-最後のプラモ女子の人生組み立て記- 1~4話

2024年夏クール、テレビ東京「木ドラ」枠。2022年『量産型リコ -プラモ女子の人生組み立て記-』、2023年『量産型リコ -もう1人のプラモ女子の人生組み立て記-』に続く3作目で最終作と銘打たれた。

前作同様に別世界の小向璃子を描く内容となっていて前2作とは繋がっていない。

小向璃子(与田祐希)は3作連続主人公で同姓同名の別人設定。
同じく3作連続の矢島(田中要次)は3作連続同一人物で、唯一別次元の小向璃子を知っているかのような発言をする事がある。
3作連続レギュラーはこの2人以外は森下能幸のみとなり、OP映像には登場しているものの故人となっている。前2作では同姓同名の別人設定で雉村仁だったが、今作ではリコの祖父となり名前だけ引き継いで小向仁となった。

2作目からはアオ(石田悠佳)が名前そのままで続投。
2作目で新レギュラーの同僚社員だった侑美(市川由衣)、浩一郎(矢柴俊博)はそれぞれ名前はそのままにリコの姉と父となった。

リコの妹の香絵(佐月絵美)と母の由里香(浅香唯)は新レギュラー。

これ以外の1,2作目に同姓同名別人設定で続投していた望月歩、前田旺志郎、 藤井夏恋、マギーは揃ってレギュラーから外れた(中島歩と与座よしあきは1作目レギュラーで2作目ゲスト)。LINKL PLANETからも2作目ではアオに対するハル(天川れみ)がいたが外れてしまい石田悠佳1人のレギュラーとなった。

前作同様にレギュラーから外れた面々は各話でゲスト出演した。
2話でマギー、与座よしあきが1シーンのみ土地開発(?)の上司と部下役で登場。与座よしあきがマギーに猿渡と呼ばれており1作目の名前を引き継いでいた。4話でも登場。
3話では地元スーパーのアイドル高木真司としてフルネーム役名引継ぎで望月歩が登場、リコがスーパー入店時にすれ違う巫女は名前は出なかったがハル(天川れみ)とされている。
4話で侑美(市川由衣)の夫の名前が「リョウさん」と呼ばれていて、亮太(中島歩)である事が示唆された。

1話

冒頭で祖父の仁(森下能幸)が亡くなった報が入り、リコは田舎の実家へと帰郷。特に言及されなかったが設定上は派遣社員で、姉の侑美(市川由衣)とリコは帰郷、高校生の妹の香絵(佐月絵美)と母の由里香(浅香唯)、父の浩一郎(矢柴俊博)と祖父の4人で現在は暮らしていたらしく、3姉妹が揃うのは4年ぶりらしい。

遺品の中から作りかけのプラモを発見し、祖父が買った店の店主と友人関係だったと両親から聞かされたリコは矢島模型店を訪れる。前2作は都内の同じ場所に店があったっぽかったが、今作では田舎なので明らかに別場所で店も大きくなっていて古民家風になっていた。友人の仁の死に泣き崩れていた矢島だったが話に聞いていた孫のリコが作りかけのプラモを完成させてほしいと訪ねてきたと知ると仁のように店の奥でプラモを作るかと案内。

知らなかった祖父の一面を垣間見ながらプラモを完成させ、持ち帰るとここに来て祖父の思い出話に花が咲き、家族全員で祖父の死を改めて実感。リコは夏休みだからという理由でもう少し実家に滞在すると宣言し、何故か姉の侑美も残ると言い出し(仕事は不明)、久々に家族が揃った小向家の夏が始まった。

プラモ完成時に前2作では矢島が先導していた決め台詞の「ギブバース」を言い出したのがリコで、矢島は戸惑い、アオは初めて聞いたような反応。そしてエンディングでは矢島が「これが小向璃子との最初の出会いだった」とナレーションを入れ、タイトルの”最後のプラモ女子”が一瞬だけ”最のプラモ女子”に切り替わるなどエピソードゼロでした演出も入った。

リコの年齢が1作ごとに進んでいるのに、思いついちゃったみたいなノリで実は3作目が1番最初でしたという最終必殺みたいなネタをいきなりやってしまうとは…。リコの年齢を23歳→24歳→25歳と進めていたのに25歳→23歳→24歳に入れ替わることになったり、アルバイト店員もアオ→ちえみ→アオになっちゃうけど…?極めつけは今作を最初にしてしまうと、今作では2作目でやったような別時空のリコを知っている?みたいな遊び台詞を一切放り込むことが出来なくなったことに(今回設定を明かしたようなメタ的な矢島のナレーション以外)。

田舎の家族設定は初回の段階では前作のような不自然さが無く、レギュラー陣を割と大幅に入れ替えて残したキャストも姉と父と祖父と自然な形に配置。2作目で残した望月歩、前田旺志郎、 藤井夏恋、マギーが揃いも揃って同姓同名なのにキャラ変わりすぎて合ってない感じがずっとあったので無理に彼らを当てはめてレギュラーにしなくて良かった(藤井夏恋を次女にしてリコを三女にするパターンはありそうだったけど)。まあ森下能幸の祖父っていうのもかなり強引に当てはめた感じではあるけど。75歳と設定されていたけど前2作では現役の社員役だったように本人まだ61歳だぜ…。

あと市川由衣と浅香唯が18歳差、矢柴俊博とは15歳差しか無く、与田祐希と14歳差で、両親とは差が無さすぎ、姉妹にしては離れすぎなので明らかに市川由衣は実年齢より10歳近い若いアラサー設定…?『あの子の子ども』案件で高校時代に生まれて、その後結婚して落ち着いてから次女、三女っていう設定では無さそうだし。

2話

父の妹(リコの叔母)が子供(リコの甥っ子)勇斗(長尾翼)を連れてきた。父は日中仕事で不在、侑美も在宅で自由に仕事しているっぽい(リコはマジ夏休みというかこの期間は派遣の仕事の合間という扱いでの無職?)ので母含めて女ばかり揃っており、揃って買い物に出かけてしまい、勇斗を1人にするわけにはいかないのでリコだけ置いて行かれた。

面白くないリコは自由研究だと言って勇斗を連れ回して昆虫採集や近くの農家でのヤギとの触れ合いなどをさせるが、塾の勉強で忙しいインドア派の勇斗は迷惑そう。また農家の人とリコ、勇斗が動物と触れ合っている近くに唐突にマギー(前2作レギュラー)と与座よしあき(1作目レギュラー、2作目は最終回に大会の司会役でゲスト出演)の2人が登場。特にリコたちと触れ合う事もなく、土地開発の上司と部下のような会話(ここに駐車場を作るとかなんとか)を繰り広げるだけで出番終了。最終的に田舎町が開発の波に…みたいな問題を取り上げるための壮大な伏線なのか、単に遊び的なゲスト出演でマギーがアドリブかまして与座よしあきが乗っかっていただけなのかも不明。与座よしあきが猿渡と1作目の役名で呼ばれていたので1作目を見ていた視聴者向けのサービスだとは思うんだけど…。

結局時間の無駄と言われてしまったリコは矢島模型店に相談。プラモでは自由研究に出来ないと思いきや矢島はティラノサウルスのプラモを取り出して自由研究に昇華させるよう提案。リコはさらに汗をかかせたいという発想から骨の部分を埋めて、掘り出すという一手間を提案。これにより2話にして早くも矢島とアオが屋外で行動する事に。あんな細かいパーツをそこそこ掘り続けないと見つからないくらい埋めて(一応アオも含めた4人が四方から掘れる程度の狭い面積に囲ったとはいえ)見つからなくなったらどうするつもりだったんだ…。

発掘みたいな作業からの組み立てでよりティラノサウルスを知ることができ、さらに肉付けパーツ(こっちは埋めずに新品のまま)もくっつけて完成。清々しい顔になった勇斗はいい夏休みの思い出を作れたのだった。しかし買い物に行った女性陣と父も仕事から帰宅した夜にはプラモ作りをしていたとは言わずにちゃっかり石集め(という別の自由研究が完成していた事になっていた。こんなんいつ作ったんだよ…。太陽が見えなくなるまで骨堀りしてて日が暮れてからプラモ作り始めてたんだから帰宅が深夜になって怒られるパターンにしかならない設定だったでしょこれ…。

3話

実家でのんびり生活をしていたリコだったが、姉の侑美(市川由衣)から家に変な男性アイドルの写真やグッズが増殖している、母の由里香(浅香唯)の様子がおかしいと教えられる。調べてみたところ、家族写真の背後にポラがある家族写真コーナーへの浸食に始まり、アクリルスタンドは至る所に飾られ、タオル、写真付シャツなどグッズが大量に発見された。侑美の調査により、地元スーパー密着型アイドル高木真司(望月歩)であり、元はグループだったが全員脱退して現在はソロで活動しているらしい。という事で1作目は後輩、2作目では3人の同級生企業仲間のうちの1人だった高木真司(望月歩)が前2作と同じフルネームで登場した。

対応を押し付けられたリコがスーパーに出向くと巫女姿の子とすれ違って妙にじっくりこの巫女さんが映し出された。名前は出なかったが前作でライバル企業の側近として出ていたハル(天川れみ)だったらしく、天川れみ本人が巫女のハルちゃんとコメントしていた。いや分からねって。前作でのハルがセンター分け眼鏡という風貌だったから記憶と一致しねって。何故に巫女?というのはあったがただ普通の恰好ですれ違っても分からないし目立たないので巫女衣装にしたとかそんな感じ?

スーパーでは高木真司本人が登場。なおドラマオリジナルのスーパーの看板をセッティングする予算無いからか思いっきり全日食チェーン スーパーナカムラと実在の店名が映っていた。アイドルというよりただのソーセージの実演販売店員だったが振る舞いは優等生キラキラ系アイドルっぽく、前2作の高木とは別人…というかなんか顔つきまで別人になってないか。これまでよりキラキラアイドル感出してたけど学生上がりっぽいどこか幼さが残る雰囲気からこの1年で大人っぽくなってきたのかな。

本人の実際の出番はこれだけで終わり、他の推しを見つけさせるという目的でリコは自身がハマっているプラモ作りを紹介しようと由里香を連れて矢島模型店へ。アイドルマスターのプラモを親娘で作りながら、娘2人が独立してちょっと寂しく思っていた事やその寂しさを真司が埋めてくれたと語る由里香に対して、リコは侑美や自分はそれはそれで自分たちが忘れられるようで寂しいんだと語り、絆を深めてなんとなく解決。真司推しは継続するがこれまで以上に深くのめり込むことは無くなったということでいいのかな…。

2人がプラモに集中してアオも見守っている中で、矢島がふと見ると死んだはずの仁(森下能幸)が2人を優しく見守っていた。驚愕動揺した矢島が触れようとすると消えてしまうというギャグ亡霊シーンだったが、1話できっかけとしての役割も終えて、このままだとOP映像にいるだけで存在が改めて振り返られる事もなく、出番が無いので時折幽霊出演するのだろうか。

あと今回出てきた真司グッズとしてはアクリルスタンドがやたら数が多かったが、アクリルスタンドって今流行ってんの?コブクロが連発して初回特典につけてたり、WANDSや倉木麻衣も直近のコナン特典でアクリルスタンドと今までほとんど聞いたことなかったのに急に増殖している気が…。

4話

浩一郎(矢柴俊博)メイン回。基本的に軽いノリの人だが1人でハイテンションになっていたり空回り気味だったり得体の知れなさがある父・浩一郎とそういえば大人になってからまともに会話してない事に気づき、改めてリコが父とは何者なのか考える話。

リコは今の会社の正社員採用試験を受けるかどうするかを相談してみるが、浩一郎は回答できず、浩一郎は浩一郎で父としてどうあるか悩んでいた。今回はリコが誘わずに、矢島が浩一郎の前に登場。矢島が誘う形で単独でプラモ作りへ導く流れになった。仁(森下能幸)と仲が良かった矢島は一応浩一郎とも顔見知りくらいではあったらしい。

プラモ作りの途中でぬるっと仁のプラモを持ってリコが合流。仁のプラモは浩一郎が、浩一郎が作っていたプラモはリコが金に塗装し、2人のぎこちなさが解消されるもやはりちょっと浩一郎は変な人という雰囲気のまま終了。確かに掴みどころないまま終わったな…。ただ1人の時だけ妙にハイテンションで掴みどころのないキャラの浩一郎って前作もそうだったよな。

冒頭で侑美(市川由衣)が電話して来なくていい!と言っていた相手がどうやら夫らしいが、リコが「リョウさん」と呼んだ事から、1作目ではレギュラーのエース社員でリコの憧れの人、2作目ではゲストのリコの兄だった亮太(中島歩)が今回は侑美の夫として後に登場してくることが示唆された。

また1人行動していた浩一郎のところに土地開発の2人(マギー、与座よしあき)が2話に続いて登場。単なる賑やかし出演なのかそれとも土地開発エピソードを終盤に向けて引っ張るの?

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