11th promise

スポンサーリンク

11th promise

B00005GYPN
1997年11月27日
編曲:本間昭光・広瀬香美
「アルペン」CMソング。初動3万を越え初動だけで前作売上を突破したのはさすがに得意の冬といったところだが当時これではトップ10レベルではなく、初登場14位。13位→12位と刻んで年末の最終週に一気に4位に浮上すると8位(合算週)→5位→9位→9位と珍しくちょうど今頃、年末年始から1月の間に盛り上がりのピークが来て16週ランクイン、54万枚の売上を記録。例年を上回るような目立った推移を見せて再ブレイク的な勢いでの2番ヒットを記録。新たなる代表曲となった。

ラテンやフォルクローレ風味も混ざったような民族的なアレンジが曲の鋭さや切なさを高めるのに非常にマッチしていてメロディーと同等にアレンジの隙の無さも感じる1曲。ラテンなんか普通に夏っぽい雰囲気になるはずなのに何故かとても冬全開に感じられるのが不思議。本間昭光にとってもこのアレンジ経験は必殺級の手ごたえがあったのは確かと思われ、ポルノグラフィティの「サウダージ」や「アゲハ蝶」などの筆頭代表曲でこのアイデアを存分に生かしていたように思う。特に「アゲハ蝶」終盤でリフレインしている民族的なラララ合唱のアイデアは明らかに今作の随所で出てくる民族的なラララ合唱と類似しており、「promise」アレンジ経験あっての「アゲハ蝶」なのはほぼ間違いないんじゃないかと思う。

なおサビ始まりの”Get down”にインパクトがあるのと作中で”promise”が出てこないためか、ネット上ではWikipediaに項目が作られるほどニコニコ動画文化で盛り上がったのを発端として通称「ゲッダン」と呼ばれるようになり、Twitterでプチ再ブレイクして以降は本人自ら乗っかって今作を「ゲッダン」呼ばわりしていた事もあり、公認通称となった。
★★★★☆
1stベスト『THE BEST Love Winters
3rdベスト『Alpen Best
4thベスト『タイアップコレクション~広瀬香美のテレビで聴いたあの曲達~
5thベスト『SINGLE COLLECTION
6thベスト『Winter High!!~Best Of Kohmi’s Party~
7thベスト『THE BEST “1992-2018″+”雪” Set List Non-Stop Mix
8thベスト『WINTER TOUR 2020 “SING”+Live at Blue Note Tokyo
9thベスト『Kohmi30th

promise(conversion)

1998年1月15日
From 7thアルバム『rhapsody
編曲:本間昭光・広瀬香美
いわゆるロングバージョンギターイントロの前にラララ合唱パートを持ってくる、間奏が長くなるといった変更が施されており、アレンジのラテン風味、民族感が強調され、さらにエンディングもフェードアウトから完奏に変換=conversionされた。改めて優れたアレンジだなと思う。
★★★★☆

promise(soul bossa style)

2001年11月7日
from 2nd(バラード)ベスト『THE BEST Love Winters-ballads-
編曲:Soul Bossa Trio
「ロマンスの神様」のアカペラ同様にバラードじゃないけど大胆リメイクでバラード改変してバラードベストに収録したリメイク。ゴンザレス鈴木のソロプロジェクトSoul Bossa Trioにより、文字通りボサノヴァアレンジになっているが…これは確かにソウルなボッサそのものではあり、プロフェッショナルなアレンジっぷりではあった。しかし根本的にこの曲をソウルなボッサで聞きたいかっていうと…ねぇ?
★★★☆☆

promise 2016

2016年11月2日
from 13th(25周年記念)アルバム『25th プレイリスト
編曲:本間昭光
本間昭光が自らリアレンジした2016年バージョン。イントロのラテンギターを少しロングバージョンにしてみたり、アコースティック色の強いバージョンで基本的に新しく一から作り直したというよりも元からあった要素を再構築した感じ。あの頃の本間昭光が神がかっていて間違いなくピークだったのもあるが、2016年時点ではもうポルノグラフィティをヒットに導いた時の勢いはなく、いきものがかりのバンマス兼盤石ストリングスアレンジャー四天王の1人といった安定の地位を築いた大御所アレンジャーの印象で攻めの姿勢はなくなっていた。著しくパワーダウンはしていないが原曲にはどうしたって勝てず、無難なところに落ち着いたような…。
★★★☆☆

promise(Live at Blue Note Tokyo 2019.10.06)

2019年11月27日
From 8thベスト+ライブアルバム『WINTER TOUR 2020 “SING”+Live at Blue Note Tokyo
編曲:鳥山雄司
ベスト盤とセットで収録された『AUTUMN TOUR 2019 “Vocal Unlimited vol.8” Live at Blue Note Tokyo 2019.10.06』のライブ音源。

アコースティックギター1本のアコースティックバージョン。バラード風に改変された1番から一転して2番からはリズミカルな演奏に変わりテンポアップする。soul bossa styleのギター1本バージョンとかだと正直微妙だったと思うんだけどこれはアコースティックバージョンとして良改変。
★★★☆☆

promise(with HAN-KUN)

2021年1月27日
From 14thアルバム『歌ってみた 歌われてみた
編曲:広瀬香美
HAN-KUNをラップボーカルに迎えたバージョン。このアルバムでは広瀬香美はピアノ&コーラスでゲストがメインボーカルとなっているが、他の曲と違ってこの曲のみ広瀬香美はピアノ演奏とメインボーカルとして参加。HAN-KUNはイントロや間奏で新規のラップを加え、サビは2人で歌唱、それ以外は広瀬香美の単独ボーカル。HAN-KUNが歌うのがサビだけで原曲キーを低音地声で歌わせるのは合わなかったのか、HAN-KUNの地声歌唱が低くなりすぎないキー設定にしたようで広瀬香美の声が結果的に低い事に…。低すぎて面白くないためか終盤ではメロディーを崩しまくるアレンジ歌唱へと発展していく。異色さが面白くはある。
★★★☆☆

コメント

タイトルとURLをコピーしました