18th 心を開いて

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18th 心を開いて

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96年5月6日
ポカリスエットのCMタイアップシングルとしては92年織田哲郎、93年ZARD、94年DEEN、95年FIELD OF VIEWに続いて作曲の織田哲郎は5年連続、坂井泉水も作詞で4年連続で共に最後の起用。ここまでのポカリ4作の中では最も売上が低く、ミリオン突破の前作も下回ったもののこれでもタイアップ効果はかなり出ていたようで70万枚を突破。今作を越えたシングルはこれ以降無い。

心を開いて

作曲:織田哲郎、編曲:池田大介
ポカリスエットCMソング。この辺りから池田大介がメインアレンジャーに昇格していくが、明石昌夫が作り上げたZARD王道を踏襲しながらも時代性が強くなってきた極端なシンセやオケヒの多用は控えてギター中心のロックバンド風に仕上げる方向性にシフトチェンジしてきていてここから98年頃までの池田大介のアレンジはZARDに限らず、FOVやDEENでも冴え渡りまくっていた。

元々数年前のストック曲で織田哲郎も地味だと評するようなそんなに盛り上がらない抑えた楽曲だったがアレンジのアイデアを出し合って池田大介がまとめて仕上げたとされている。イントロのピアノのフレーズ、ZARDらしいギターサウンドやこだわりぬいたようなドラムサウンドなどアレンジが秀逸でカラオケバージョンでも何度でも聞ける。この打ち込みドラムの完成度に関してはミックスをAndy Johnsに依頼した成果だと後年スタッフが証言している。

歌詞も控えめな感じというか“私はあなたが想っているような人ではないかもしれない”と冒頭から独り歩きするZARD坂井泉水のイメージと自身のギャップを感じさせるようなフレーズが出てくるもののなんだか本人そのままっぽい絶妙なリアルさがある。人と深く付き合うのがそんなに得意じゃないというのも「眠り」での孤独感に通じるところがあるし。またサビ頭=タイトルが非常に多く、頭じゃなくてもサビ途中のキメの部分かサビ終わりに持ってくるというのをこれまでシングルでは確実にやっていたが(Aメロド頭で出てきてしまう「Boy」がA面扱いされないのはこれが理由か)、今作では1番でも2番でもサビで一切「心を開いて」が出てこない。そのまま間奏明け最後のサビ2ブロックの締めになってようやく「心を開いて」が登場するというのはシングルとしては新しかった。

個人的には1番好きな曲は時期によって多少変わるが最上位に位置する1曲。アレンジがかなり好きなので8センチ盤を引っ張り出してきてカラオケバージョンで聞く事も多い
★★★★★
7thアルバム『TODAY IS ANOTHER DAY
1stセレクション『ZARD BLEND~SUN&STONE~
1stベスト『ZARD BEST The Single Collection~軌跡~
3rdベスト『Golden Best 15th Anniversary
ライブアルバム『ZARD Cruising&Live~限定盤ライブCD~』(ライブ)
4thベスト『Request Best~beautiful memory~』(’07 Live Ver.)
1stBOX『ZARD PREMIUM BOX 1991-2008 Complete Single Collection』
2ndBOX『ZARD SINGLE COLLECTION~20th ANNIVERSARY~
5thベスト『ZARD Forever Best~25th Anniversary~

C/W Change my mind

作曲:栗林誠一郎、編曲:葉山たけし
バンド風サウンドのイントロから1番はわりかし静かなアコースティックセッションっぽく進んで1番が終わるとイントロ同様にけっこう音数の多くなるポップなミディアムナンバー。『ZARD BLENDⅡ~LEAF&SNOW~』に収録されたような王道的なミディアム~バラードはこの曲が最後だったように思う。
★★★☆☆
2ndセレクション『ZARD BLENDⅡ~LEAF&SNOW~
1stBOX『ZARD PREMIUM BOX 1991-2008 Complete Single Collection』
2ndBOX『ZARD SINGLE COLLECTION~20th ANNIVERSARY~

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