7th 君がいない

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7th 君がいない

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93年4月21日
今作よりビーイングが自社で設立したB-Gram Recordsへ完全に移動。ポリドール品番からB-Gram品番であるBGDHへ変わった。初登場2位から4週連続2位を記録。ビーイング自体が大ブームとなって上位に居座っていてこの時もB’zが4週連続1位となった直後にWANDSが4週連続1位となっていてそのWANDSの2~4週目とTUBEの1週目に阻まれての4週連続2位だった。さらに7/26付までビーイング勢が1位を取り続け、自分たちで自分たちの1位を阻んだり奪い合うというとんでもない状況であった。

このように今作も上位に居座って80万枚を越える大ヒットを記録したものの、前作「負けないで」、次作「揺れる思い」が共にミリオンヒットで自身1番2番ヒットを記録したため、大ヒットに挟まれて取り上げられる機会が減り、若干影が薄くなってしまった感は否めない。

今作も初期ミックスが存在する。確認できているのは少なくともBGDH-1004-1Mは初期ミックス。なお便宜上初期版、初期ミックスと呼んでいるが他のロット番号は未確認なので8センチシングル全てがこの音源なのか途中で差し替えて特定ロットだけなのかは不明。頂いたコメントの情報と合わせると8センチ盤は差し替えされず全て初期ミックスのままだったっぽい。

君がいない

作曲:栗林誠一郎、編曲:明石昌夫
日テレ系ドラマ『彼女の嫌いな彼女』主題歌。作曲の栗林誠一郎が91年2月のアルバム『You Never Know』1曲目に収録していた楽曲を女性目線に歌詞を変えてのカバー。91年7月にはTUNE’Sというアイドルユニットがカバーしており、ZARDでも歌詞を変えてカバーさせるなどよほどプロデューサーイチオシの楽曲だったのだろうか。栗林誠一郎の元の歌詞とはだいぶ変えているものの”君がいない あの頃の君が 今はもういない”→”君がいない あの頃の二人も 今はいない”など真ん中変えただけみたいな箇所もあり、坂井泉水の完全単独作詞という扱いでいいのかという疑問は若干残るところがある。

裏打ちのリズムはインパクトがあるが代表曲に挟まれている上にこの2曲に比べるとやはり2番手って感じはする。これは曲提供数No.1でありながら織田哲郎に続く2番手扱いされ続けた栗林誠一郎の印象にもそのまま直結していく。

アルバム『揺れる想い』でのB-Versionはキーが原曲Cから半音下げてBに変わっているという意味。原曲に慣れていると違和感はあるもののこれはこれでたまに聞きたくなる。『Brezza di mare dedicated to IZUMI SAKAI』で初めて4thアルバム以外でB-versionで収録された。

今作に関しては初期ミックスの存在にあまり言及されていないが、やっぱり初期ミックスが存在するようだ。たまたま入手したロット番号BGDH-1004-1Mという初期ロットっぽい番号のもののイントロ部分が明らかに他と異なっていた。イントロ部分は左右で鳴るドラムのキックと最初は左寄りで始まってスッと左右に広がるアコースティックギターからドラムが連打になって歌に突入していく流れだが、ドラムのキックの配置が初期版だけ異なる初期版ではギターと同くドラムのキックも左寄りで鳴ったままになっている。

しかしどういうわけか同じシングルのカラオケバージョンは『ZARD BLEND~SUN&STONE~』以降の音源と同じでドラムが最初から左右にいる。つまり歌入りとカラオケバージョンで最初からミックスが異なっていて『ZARD BLEND~SUN&STONE~』以降、イントロ部分をカラオケバージョンのミックスに差し替えたという事になる。

上が歌入り(左右)、下がカラオケ(左右)。歌入り右(2段目)だけ波形が異様に小さい事と、同じシングルの歌入りとカラオケなのに明らかに違う事が見た目にも良く分かる波形画像になった。ていうか演奏始まるタイミングがズレすぎ…(実際歌入りとカラオケの演奏時間は1秒違う)。

キーは異なるがB-Versionでもキックが最初から左右にいる配置になっている。この曲のシングルバージョンが初収録になったのは『ZARD BLEND~SUN&STONE~』と少し遅いが差し替え案件と思われ、他の音源ではキックが最初から左右にいる配置になっているようだ。『ZARD PREMIUM BOX』CD、2020年マキシ化リマスター再発盤CDは未確認だが配信版(Spotify確認)が差し替えになっているので初期ミックスは8センチ盤だけではないだろうか。

というか初期ミックスはなんか普通にミキシングミスのような気もする。ギターが左右に広がってわずかに遅れてドラムも慌てて右に入ってくるがすぐにドラムの連打に突入…とあまりにもドタバタした流れになっていて一体感が無さすぎる。カラオケの方で完成版が既に収録されているのにどうしてこうなったのか。
★★★☆☆
4thアルバム『揺れる想い』(B-version)
1stセレクション『ZARD BLEND~SUN&STONE~
1stベスト『ZARD BEST The Single Collection~軌跡~
ライブアルバム『ZARD Cruising&Live~限定盤ライブCD~』(ライブ)
3rdベスト『Golden Best 15th Anniversary
4thセレクション『Brezza di mare dedicated to IZUMI SAKAI』(B-version)
4thベスト『Request Best~beautiful memory~』(’07 Live Ver.)
1stBOX『ZARD PREMIUM BOX 1991-2008 Complete Single Collection』
2ndBOX『ZARD SINGLE COLLECTION~20th ANNIVERSARY~
5thベスト『ZARD Forever Best~25th Anniversary~

C/W 私だけ見つめて

作曲:栗林誠一郎、編曲:明石昌夫
初期のロック路線を王道の範囲内で再構築したようなロックナンバー。バラード多めな全盛期C/Wで切り込み隊長的な存在感があるような印象なのは『ZARD BLENDⅡ~LEAF&SNOW~』で1曲目を飾っていたというのも大きいかも。『ZARD BLENDⅡ~LEAF&SNOW~』リリース当時はC/Wはほぼすべて初聞きでリアルタイムの新曲は王道から外れて久しく著しくGIZA化していたので、最初に聞いてこれだよこういうZARDを聞きたいんだよ!とかなり熱かったのを記憶している。
★★★★☆
2ndセレクション『ZARD BLENDⅡ~LEAF&SNOW~
1stBOX『ZARD PREMIUM BOX 1991-2008 Complete Single Collection』
2ndBOX『ZARD SINGLE COLLECTION~20th ANNIVERSARY~

コメント

  1. stray より:

    はじめまして。
    キックが最初から左右にいる配置の「再発盤シングル」のリムコードを教えていただけませんでしょうか。

    • MOMA より:

      この言及はサブスクの音源や他のベスト盤、2011年『ZARD SINGLE COLLECTION~20th ANNIVERSARY~』を確認して推測での一文だったかと思います。不確定なので少し修正しておきますね。

  2. stray より:

    修正ありがとうございます。「今作も初期ミックスが存在する。確認できているのは少なくともBGDH-1004-1Mは初期ミックス。」という記述は、後期ミックスの存在を確認できてこそかと思いますが、いかがでしょうか?

    • MOMA より:

      8センチシングルの間に差し変わっているものを初期後期と言っているのではなく、

      ドラムのキックの配置が異なる=初期
      ドラムのキックが最初から左右にある=後期

      と、単純に捉えているため気にしていませんでしたが8センチ盤に後期ミックスが存在しない(のではないかと思うくらい8センチ盤を複数所持されている)、他のシングルとは事情が異なるので同じ初期ミックスの表現はふさわしくない、ということですか?。少なくとも配信版シングルはドラムが左右にあるため、シングルミックス/シングルバージョンという言い方にすると正確ではありません。より正確にするなら“8センチシングルミックス”でしょうか?

  3. stray より:

    ご説明ありがとうございます。主旨は理解できましたので、これ以上の修正には及びません。
    8センチ盤は山ほど所有しておりますが、現行盤(新品で購入できるもの)を含めて、すべて初期ミックスです。途中から差し替えられた形跡がなく、異色中の異色と言ってよいかと思います。
    たいへんお手数おかけしました。

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