9th もう少し あと少し…
93年9月4日
タイトル通りもう少し あと少し…な僅差で1位を逃したばかりかその時の1位は槇原敬之『No.1』だったということで04年には珍記録として『トリビアの泉』にも紹介されたことがある。しかし1位こそ逃したものの累計売上では『No.1』を20万近く上回っていたりもする。今作以降しばらくミリオンは出ないが7,80万台で高値安定な大ヒットを連発。
大ヒットの量産体制という今では考えにくいような状態となったため、逆にここからは突出してどのシングルがヒットしたかという印象も薄れ、実際に三大ミリオンより下の4番ヒット以降を並べると案外印象と一致しなかったりもする。
もう少し あと少し…
作曲:栗林誠一郎、編曲:明石昌夫
秋のザ・歌謡曲といったテイストの1曲。すっかり健全イメージが確立していた中で不倫をテーマにしているが、切ない雰囲気にする事で現代のような断罪されるべき犯罪行為かのように奇妙に悪化した不倫イメージとは一致していない。既に平成だったけど昭和が見える1曲。
★★★☆☆
5thアルバム『OH MY LOVE』
1stベスト『ZARD BEST The Single Collection~軌跡~』
ライブアルバム『ZARD Cruising&Live~限定盤ライブCD~』(ライブ)
2ndセレクション『ZARD BLENDⅡ~LEAF&SNOW~』
3rdベスト『Golden Best 15th Anniversary』
4thセレクション『Brezza di mare dedicated to IZUMI SAKAI』付属DVD
1stBOX『ZARD PREMIUM BOX 1991-2008 Complete Single Collection』
2ndBOX『ZARD SINGLE COLLECTION~20th ANNIVERSARY~』
5thベスト『ZARD Forever Best~25th Anniversary~』
C/W カナリヤ
作曲:栗林誠一郎、編曲:明石昌夫
『ZARD BLENDⅡ』リリース時、この曲に対して坂井泉水は「あるシンガーの物語。みなさんは私のことだと思うのでしょうか…。(中略)フィクションとノンフィクションの境をさまよう感じですね。」とコメント。間奏で少しだけアコギが入ったり、コーラスが入ったりするが基本はピアノ1本で通すシンプルな構成だけに他の曲よりも歌詞とメロディーが強く響く1曲だ。当時に王道アレンジだったら特に何も残らなかったかもしれないがシンプルにしたことで逆に地味ながらも伝わる曲になったと思う。
元々普通にバンド風のアレンジだったらしいが坂井泉水が歌いにくいという事でどんどん音を抜いていったところ、ついにピアノだけになってしまい、結局その方が歌が伝わるという事で抜いたままのアレンジになったらしい。つまり元のアレンジが確実に存在するわけだがそれはそれで聞いてみたい。写真集とか本とか出すんじゃなくてそういうアンソロジー的なのをさぁ…。
★★★☆☆
2ndセレクション『ZARD BLENDⅡ~LEAF&SNOW~』
3rdセレクション『Soffio di vento Best of IZUMI SAKAI Selection』付属DVD
1stBOX『ZARD PREMIUM BOX 1991-2008 Complete Single Collection』
2ndBOX『ZARD SINGLE COLLECTION~20th ANNIVERSARY~』
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