チャゲ&飛鳥 シングル回顧 1979-1988

チャゲ&飛鳥時代は正直あまりなじみが無い。リアルタイムでは無いのでベスト盤で最初期を聞いた時は誰?という感じだったし、フォーク演歌を脱した後のコンピューターサウンドは非常に時代性が強く、90年代以降のヒット曲とはかなり空気が異なるので馴染みにくいところがあった。このたびオリジナルアルバムをすべて聞いてようやくこの時代の印象が固まってきたので、長年過去曲回顧候補にありながら80年代以前が書けないという理由で放置されていたC&Aの全シングル回顧をようやくやることができた。

なおこの時代、親がリアルタイムだったらしく、母の実家には2ndアルバム『熱風』のレコード盤が置いてあった。逆に「SAY YES」とか大ヒットしていた頃は、俺が小学1年生とかだったので、青春時代に大ヒットした「万里の河」のイメージが強いらしく、この当時の今や誰だか分からないような歌声や容姿もこれがチャゲアスというイメージらしい。

※2015年秋頃〜2016年4月にかけて随時執筆

1st ひとり咲き
79年8月25日
作詞作曲:飛鳥涼、編曲:瀬尾一三
78年にヤマハポピュラーソングコンテストに「流恋情歌」で入賞し、デビューの話が来たがグランプリを獲ってからと当時は断り、79年の同コンテストでグランプリ狙いで歌唱した楽曲。結果は歌のサイズを間違えたASKAが最後に歌い出すタイミングをミスって再び入賞だったが、今度はデビューの話を受けることにして今作でデビューしたらしい。コンテストまでは演奏メンバー含めて7人もいるバンドだったが、よくある「デビューは君達だけで」的な打診で2人組でデビューする道を選んだとか。デビューに際してはコンテストで歌っていたアレンジではなく、瀬尾一三により全く違うアレンジに変更されている。当時コンテストで披露された音源は06年に発売された『LIVE ! ! POPCON HISTORY W つま恋本選会』で聞くことができるようだ。最高位は24位だが80年代まででは2番目の売上であり、100位以内登場週数では「万里の河」も上回るロングヒットを記録し、一定以上の世代であれば知名度は「万里の河」と並んで高いデビュー作。当時のジャケットからして既に90年代以降とは異なる2人の雰囲気で誰だか分からないが、曲も後追いで聞くとまるで演歌のような曲調、「あたい」「あんた」という女性目線、後の片鱗すら感じられない2人の歌声などから再生したCDを間違えた(※『VERY BEST ROLL OVER 20TH』)のではないかとすら思うほど予想外かつそれが強烈なインパクトを放っていて思わずのけぞった。この違和感に慣れるのにはそれこそ初めて聞いた99年当時から10年近い年月を要した。
★★★☆☆
1stアルバム『風舞
1stベスト『
Standing Ovation
2ndべスト『
スーパーベスト
BOX『
SUPER BEST BOX SINGLE HISTORY 1979-1994 AND Snow Mail』(リミックス、フェードアウトが遅い)
4thベスト『
VERY BEST ROLL OVER 20TH

ひとり咲き [EPレコード 7inch]


2nd 流恋情歌
80年2月25日
作詞作曲:飛鳥涼、編曲:瀬尾一三
前作と同じ路線でもう1曲!といったノリの同系統のフォーク演歌。前述のように78年のポプコン入賞を獲得した楽曲なので前作より古い。悪くはない曲だけど、明らかにインパクトは前作の方が強い。まあこの曲で入賞し、次はグランプリ狙いで制作されたのが「ひとり咲き」なんだから「ひとり咲き」の方がインパクトや完成度が高くなっていて当然か。連続でのヒットとは行かなかったのも分からなくもない。これもコンテストでのライブ音源が前作同様に『LIVE ! ! POPCON HISTORY W つま恋本選会』で聞くことができる模様。また『ライブ・イン・田園コロシアム 完全収録盤〜二人がチャゲ&飛鳥になった日〜』で聞けるライブ音源は瀬尾一三アレンジよりは時代性が薄いのでそっちの方がすんなり聞ける。
★★☆☆☆
1stアルバム『風舞
2ndべスト『
スーパーベスト
BOX『
SUPER BEST BOX SINGLE HISTORY 1979-1994 AND Snow Mail』(リミックス)


3rd 万里の河
80年9月25日
作詞作曲:飛鳥涼、編曲:瀬尾一三
「チャゲ&飛鳥」時代では唯一のトップ10入りを果たし、50万枚を突破した初期の代表的ヒット曲。当時を体感した年配世代であればチャゲアスの代表ヒットといえばこの曲、という印象が強いらしい。フォーク演歌と一般的には言われているが、フォークを下敷きにしつつ、割と重厚なギターが鳴り響く辺りはロックっぽいし、ストリングスが鳴り響く重厚さは演歌や歌謡曲っぽい。さらには万里だけあって中華風な雰囲気も。様々な要素が程よいバランスでミックスされ、時代性の強さと相まってインパクトは「ひとり咲き」をも越えて圧倒的。今作以降これを越えるヒットをなかなか生み出せなかったのも仕方なかったかも。
★★★★☆
2ndアルバム『熱風
1stベスト『
Standing Ovation
2ndべスト『
スーパーベスト
BOX『
SUPER BEST BOX SINGLE HISTORY 1979-1994 AND Snow Mail』(リミックス)
4thベスト『
VERY BEST ROLL OVER 20TH

万里の河 [EPレコード 7inch]


4th 放浪人(TABIBITO)
81年5月25日
作詞:松井五郎、作曲:CHAGE、編曲:瀬尾一三
初のA面CHAGE曲だが、レコード会社的な判断でもあったのかASKAがメインボーカル。前3作と異なり演歌っぽさが薄く、ノリのいいロックテイストのナンバーとなっている。クセが少なくて聞きやすい曲だけどその分突き抜けて行ってしまい印象に残りにくかったりもする。当時オリジナルアルバム未収録にされ、収録された2枚のベスト盤も短期間で廃盤or限定盤という不遇っぷりでさらに印象が薄く…。『SUPER BEST BOX』ではイントロが短くなり、アウトロが長くなる、随所で聞こえていたストリングスがほぼ消失しているなどの変更があるが、それ以上にオリジナルではコーラス状態のCHAGEのボーカルがだいぶ持ち上げられていてツインボーカルっぽくなっている。CHAGE曲なのにCHAGEコーラスかよ!と嘆くなら『SUPER BEST BOX』を聞け!という仕上がり。
★★★☆☆
3rdアルバム『黄昏の騎士』(レコード発売当時は未収録でCD化の際に追加収録)
2ndべスト『
スーパーベスト
BOX『
SUPER BEST BOX SINGLE HISTORY 1979-1994 AND Snow Mail』(リミックス)


5th 男と女
81年10月25日
作詞作曲:飛鳥涼、編曲:瀬尾一三
再びフォーク演歌路線。後ほどにねちっこくはないがそれでもここまでの4作に比べればややねっとりした感じのボーカルになってきていて、あ〜なたの愛をもっとぬくもりをもっとあふれるほどに〜♪と畳みかけるサビのインパクトは何気に強い。物凄く日本的であるというより、アジア的な情緒を感じられる事もあるためか、MTV UNPLUGGED出演時にも披露されている。
★★★☆☆
3rdアルバム『黄昏の騎士
1stベスト『
Standing Ovation
2ndべスト『
スーパーベスト
BOX『
SUPER BEST BOX SINGLE HISTORY 1979-1994 AND Snow Mail』(リミックス)
4thベスト『
VERY BEST ROLL OVER 20TH

男と女 [EPレコード 7inch]


6th 熱い想い
82年4月25日
作詞:飛鳥涼・松井五郎、作曲:飛鳥涼、編曲:平野孝幸
汽車のドキュメンタリー映画『真紅な動輪』主題歌。主題歌だけでなく音楽自体を担当したため、サウンドトラックとして同名のアルバムも制作され、基本的にオリジナルアルバムに準じる扱いをされているがオリジナルアルバムにカウントされていない。タイアップ前提の楽曲だったようだが汽車への熱い想いを女性に置き換えて表現したかのような文字通りに熱い想いが歌われる壮大なストリングスバラード。異様にド派手な雰囲気にやや時代を感じる。またバラードとなるとどうしても80年代末期以降にグングン磨かれる印象があるのでこの時期だとまだそんなでもないように思えてしまう。『熱い想い』では「熱い想い〜CLOSING THEME〜」とされた超ロングバージョンになっているし、『PRIDE』ではリメイク、『SUPER BEST BOX』ではリミックスされているので(そんなに改変はされてないけど)、シングルバージョンは『スーパーベスト』にしか入っていなかったりもする。
★★★☆☆
サントラアルバム『熱い想い』(「熱い想い〜CLOSING THEME〜」)
2ndべスト『
スーパーベスト』(シングルバージョン)
12thアルバム『
PRIDE』(リメイク)
BOX『
SUPER BEST BOX SINGLE HISTORY 1979-1994 AND Snow Mail』(リミックス)


7th 北風物語
82年10月25日
作詞:飛鳥涼・松井五郎、作曲:飛鳥涼、編曲:平野孝幸
いかにも冬っぽいアレンジが施された冬の歌謡曲。それもウィンターソングという言い方が全く似合わないザ・昭和の冬の歌謡曲。フォーク的な路線から徐々に離れていくこともあり、強烈さが薄れ、それに代わる新たな魅力が出ているとも言い難いのでインパクトも薄いけどやはり冬っぽさが最大の特色だろうか。あとOPとEDの異様にマヌケなタム回しの音っぽいのはなんなんだ。
★★☆☆☆
サントラアルバム『熱い想い』(レコード発売当時は未収録でCD化の際に追加収録)
2ndべスト『
スーパーベスト
BOX『
SUPER BEST BOX SINGLE HISTORY 1979-1994 AND Snow Mail』(リミックス)

北風物語 [EPレコード 7inch]


8th マリオネット
83年4月23日
作詞作曲:飛鳥涼、編曲:瀬尾一三
アレンジャーが再び瀬尾一三になったが、ザ・80年代的なキーボードサウンドが取り入れられポップ路線へ変化が始まったような印象の1曲。マ〜リオネッ♪マ〜リオネッ♪に地味な中毒性がある。メロディーはフォーク演歌っぽさも残っているので、当時の最先端近未来っぽいアレンジとの剥離がなかなか奇妙な感じでいかにも過渡期っぽい。そんなところもマリオネットなのかもしれない(意味不明)。
★★☆☆☆
4thアルバム『CHAGE&ASUKAW-21世紀-』(レコード発売当時は未収録でCD化の際に追加収録)
2ndべスト『
スーパーベスト
BOX『
SUPER BEST BOX SINGLE HISTORY 1979-1994 AND Snow Mail』(リミックス)

マリオネット [EPレコード 7inch]


9th 華やかに傷ついて
83年9月28日
作詞作曲:飛鳥涼、編曲:平野孝幸
前作よりさらに電子音を目立たせ、いかにもな80年代コンピューターサウンドはどうも馴染めない。またロック的な要素はあまり感じられないんだけど、ジャケットではエレキギターをアピールしているような写真になっているのが謎。変わらぬフォーク演歌を求めるレコード会社ともう少しロックに進みたいメンバーとの間で葛藤があった時期なのだろうか。『SUPER BEST BOX』では何故かミックスでどうこうできる範囲を越えて乾いた打ち込みっぽいリズムの音がパン、パン、パン終始追加されているが、これいらなくないか?
★★☆☆☆
5thアルバム『INSIDE CHAGE&ASUKAX』(レコード発売当時は未収録でCD化の際に追加収録)
2ndべスト『
スーパーベスト
BOX『
SUPER BEST BOX SINGLE HISTORY 1979-1994 AND Snow Mail』(リミックス)

華やかに傷ついて [EPレコード 7inch]


10th MOON LIGHT BLUES
84年2月22日
作詞作曲:飛鳥涼、編曲:瀬尾一三
まったりムーディーな3連ミディアムナンバー。20周年ベストではすっ飛ばされまくりなこの時期において見事当選した曲なので知名度も高いんだろうか。極端なコンピューターサウンドが無い分だけ時代性が薄くて聞きやすい。ここまで来てようやく90年代以降のチャゲアスのイメージの片鱗が歌い方含めて見えてきたような印象。
★★☆☆☆
5thアルバム『INSIDE CHAGE&ASUKAX
1stベスト『
Standing Ovation
2ndべスト『
スーパーベスト
BOX『
SUPER BEST BOX SINGLE HISTORY 1979-1994 AND Snow Mail』(リミックス)
4thベスト『
VERY BEST ROLL OVER 20TH


11th 標的(ターゲット)
84年10月25日
作詞作曲:飛鳥涼、編曲:平野孝幸
4月に石川優子とチャゲ「ふたの愛ランド」が大ヒット(CHAGEにとっては最大ヒット)。チャゲ&飛鳥とは全くイメージが異なっていたためか、そのヒットがチャゲ&飛鳥に結びつくことはなかったようだ。マニアック&コンピューター&ちょいディスコ風味な80'sナンバー。まさに変革期といった感じで面食らうというかとっつきにくい雰囲気がある。特にディスコ風味な部分でのインパクトがけっこうデカいかも。『SUPER BEST BOX』では女性コーラスが綺麗さっぱり抹消されていて雰囲気が異なる。
★★☆☆☆
6thアルバム『Z=One
2ndべスト『
スーパーベスト
BOX『
SUPER BEST BOX SINGLE HISTORY 1979-1994 AND Snow Mail』(リミックス)


12th 誘惑のベルが鳴る
85年2月25日
作詞:松井五郎、作曲:CHAGE、編曲:瀬尾一三
2作目のA面CHAGE曲。84年にヒットした石川優子とチャゲ「ふたりの愛ランド」のようなはじけたノリをチャゲアスのシングルでもやってみたという感じの明るくはじけたポップナンバー。リンガリンガリン♪がなんかかわいくて印象に残る。数少ないCHAGEのA面曲の中ではこのリンガリンガリン♪が1番キャッチーなフレーズかも。コンピューターサウンドを駆使した打ち込みサウンドは曲のハイテンションっぷりに比べて一定すぎるというかちょっと薄味すぎる感じも。2枚同時発売のシングルカットということもあってか最低売上になってしまった曲だがインパクト面ではこれ以前の曲よりはあってそんなに不名誉な曲ではないと思う。
★★★☆☆
6thアルバム『Z=One
1stベスト『
Standing Ovation
2ndべスト『
スーパーベスト
BOX『
SUPER BEST BOX SINGLE HISTORY 1979-1994 AND Snow Mail』(リミックス)

誘惑のベルが鳴る [EPレコード 7inch]


13th オンリー・ロンリー
85年2月25日
作詞作曲:飛鳥涼、編曲:平野孝幸
同時発売のシングルカット曲。何故に2枚同時発売でシングルカットしたのか謎だが、これが結果的にワーナーパイオニア時代の最終作品だった。アコースティック色の強いずいぶんさっぱりしたナンバー。しかしこういうあっさりした雰囲気の曲はあんまりシングル曲っぽくはないような…。ていうか歌い出しから「あきらめましょうかオンリーロンリー」に始まり終始、完全にフラれたわこれ、もうどうにもなんねぇわこれ、あきらめるわ(超訳)というあきらめの心情が歌われている歌詞が切なすぎる…。オリジナルではチッチッカッカッと控えめに刻んでいるリズムが『SUPER BEST BOX』のリミックスではドッカドンドッカドンとデカい音で鳴り響いているので物凄く気になる。これはオリジナルバージョンの方がいいと思う。ASKAが『12』『君の知らない君の歌』で大々的にチャゲアスセルフカバーをやる遥か前にソロで最初にセルフカバーした曲でもあり95年『NEVER END』でセルフカバーしている。
★★★☆☆
6thアルバム『Z=One
2ndべスト『
スーパーベスト
1stバラードベスト『
THE STORY of BALLAD
BOX『
SUPER BEST BOX SINGLE HISTORY 1979-1994 AND Snow Mail』(リミックス)
4thベスト『
VERY BEST ROLL OVER 20TH


14th モーニングムーン
86年2月5日
作詞作曲:飛鳥涼、編曲:佐藤準
最高11位でトップ10には惜しくも届かなかったが、長らくヒットが出ていなかった中では久々のヒット。80年代までに10万以上ヒットした3曲のうちの最後の1曲(当時は3番目のヒット作)。今作に関しては99年に猿岩石がカバーしていたのでそっちで先に知っていた(そんな奴いるのか)。猿岩石が99年当時の普遍的な音でカバーしていたので時代性の強い原曲を後追いで聞いたら何だかしっくり来なかったという…。だいぶコンピューターサウンドを打ち出して当時としては革新的なヒット曲だったとは思うし、なんだかんだこの時期の曲では格段に印象には残る。シングルとアルバムでは曲の長さ(間奏)に違いがあるが元々オリジナルなのがアルバムバージョンで、シングルではシングル用に短く編集したという経緯だったためか、ベスト盤でもアルバムバージョンでの収録が多い。
★★★☆☆
7thアルバム『TURNING POINT』(アルバムバージョン)
2ndべスト『
スーパーベスト
3rdベスト『
SUPER BESTU』(アルバムバージョンのリミックス)
BOX『
SUPER BEST BOX SINGLE HISTORY 1979-1994 AND Snow Mail』(アルバムバージョンのリミックス)
4thベスト『
VERY BEST ROLL OVER 20TH』(アルバムバージョン)

モーニングムーン


15th 黄昏を待たずに
86年5月21日
作詞作曲:飛鳥涼、編曲:瀬尾一三・飛鳥涼・THE ALPHA
ポップなナンバーだが、前作に比べるとややロック色が強めでコンピューター色は間奏部分でピロリロ鳴っている程度しか目立たない。ド頭比較的キャッチーな割にこれといったサビが無いままに駆け抜けていってしまうのでどうにも印象が薄くなってしまうのは仕方ないか。
★★★☆☆
8thアルバム『MIX BLOOD
2ndべスト『
スーパーベスト
3rdベスト『
SUPER BESTU』(リミックス)
BOX『
SUPER BEST BOX SINGLE HISTORY 1979-1994 AND Snow Mail
4thベスト『
VERY BEST ROLL OVER 20TH

黄昏を待たずに


16th Count Down
86年8月21日
作詞:澤地隆、作曲:CHAGE、編曲:Light House Project
3度目のA面CHAGE曲。非常にノリのいいテンション高めのポップロックナンバー(コンピューターサウンド風味)。CHAGEメインボーカルのA面曲だというのにイラスト化したジャケットのCHAGEが亡霊のようで異様に影が薄くなっているのは何故なのか…。そりゃあんまりだよ。
★★★☆☆
2ndべスト『スーパーベスト
3rdベスト『
SUPER BESTU』(リミックス)
BOX『
SUPER BEST BOX SINGLE HISTORY 1979-1994 AND Snow Mail

Count Down


17th 指環が泣いた
86年11月21日
作詞作曲:飛鳥涼、編曲:佐藤準
ポップ色を薄めてややロック寄りのカッコよさを追求したようなアップナンバー。当時はカッコよかったと思われるコンピューターサウンドの導入や音そのものの響きが今となっては時代性全開になってしまったが、それを抜きにすれば勢いは感じられる。前2作と次回作の過渡期に当たるようなポジションの1曲だろうか。
★★☆☆☆
9thアルバム『Mr.ASIA
3rdベスト『
SUPER BESTU』(リミックス)
BOX『
SUPER BEST BOX SINGLE HISTORY 1979-1994 AND Snow Mail


18th SAILOR MAN
87年4月21日
作詞作曲:飛鳥涼、編曲:瀬尾一三
前向きかつ力強く元気をくれるロックナンバー。タテノリな楽曲が続いている中でもかなりガツンとした強力な印象を残す曲だ。個人的にはここまでの楽曲では1,2を争うほどの良曲だと思う。
★★★★☆
9thアルバム『Mr.ASIA
3rdベスト『
SUPER BESTU』(リミックス)
BOX『
SUPER BEST BOX SINGLE HISTORY 1979-1994 AND Snow Mail

SAILOR MAN


19th ロマンシングヤード
87年10月5日
作詞:秋谷銀四郎、作曲:CHAGE、編曲:瀬尾一三
今作を最後にASKA楽曲が一挙売れ線に開花してヒットを出し始め、基本的にシングルA面はASKAになり、CHAGEはC/Wとアルバム曲担当になってしまい今作以降90年代のメガヒット期にCHAGEがシングル1曲目になることは無かった…。これまでよりもややどっしり構えたようなロックナンバー。90年代ではCHAGE曲はシングルより「終章(エピローグ)」とか「NとLの野球帽」とかの方が有名だったものの、自身のソロ名義で2015年にはセルフカバーもしており、CHAGEの代表曲の1つといっていいんじゃないだろうか。
★★★☆☆
10thアルバム『RHAPSODY
3rdベスト『
SUPER BESTU』(リミックス)
BOX『
SUPER BEST BOX SINGLE HISTORY 1979-1994 AND Snow Mail
92年再発盤シングル『LOVE SONG』C/W

ロマンシング・ヤード


20th 恋人はワイン色
88年2月5日
作詞作曲:飛鳥涼、編曲:西平彰
今作で一気にポップ路線に。CHAGE&ASKA=「SAY YES」以降のイメージで固まっていると前作までは正直誰だか分からなかったけど、今作はイメージ通りのCHAGE&ASKAっていう感じになる。光GENJIへの提供では既に時代をリードしていたわけだけど、ASKAは明らかにヒット曲というものがどういうものなのか掴んだのかもしれない。ここから快進撃が始まる。
★★★★☆
10thアルバム『RHAPSODY
1stバラードベスト『
THE STORY of BALLAD
3rdベスト『
SUPER BESTU』(リミックス)
BOX『
SUPER BEST BOX SINGLE HISTORY 1979-1994 AND Snow Mail
4thベスト『
VERY BEST ROLL OVER 20TH

恋人はワイン色


21st ラプソディ
88年5月21日
作詞作曲:飛鳥涼、編曲:西平彰
シングルカット曲。元々「狂想曲 ラプソディ」だったのをシングルバージョンに変更して「ラプソディ」にしたんだけど、後のベスト盤ではタイトルは「ラプソディ」のままで「狂想曲 ラプソディ」の方をリミックスするというややこしい事をやっているので、結局シングルバージョンがシングル盤でしか聞けない模様。ポップに鳴り響くシンセの音が今となってはバブルっぽくてダサい気がしなくもないけど、バブルの狂騒(勝手なイメージ)の中にいるような80'sな1曲。
★★★☆☆
シングルバージョンアルバム未収録
10thアルバム『RHAPSODY』(「狂想曲(ラプソディ)」)
3rdベスト『
SUPER BESTU』(「狂想曲(ラプソディ)」のリミックス)
BOX『
SUPER BEST BOX SINGLE HISTORY 1979-1994 AND Snow Mail』(「狂想曲(ラプソディ)」のリミックス)

RHAPSODY


22nd Trip
88年10月25日
作詞作曲:飛鳥涼、編曲:十川知司
ウォンウォンヤンヤンヤァァァ〜〜〜とド頭から何言ってんのか分からないスキャットで始まるまったり系ナンバー。ウォンウォンヤンヤンヤァァァ〜〜〜を越えるインパクトのメロディーが出てこないまま終わってしまうという印象の薄さもあり、なんだかパッとしない…。
★★★☆☆
11thアルバム『ENERGY
3rdベスト『
SUPER BESTU』(リミックス)
BOX『
SUPER BEST BOX SINGLE HISTORY 1979-1994 AND Snow Mail

Trip

 

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