テレビ東京系「ドラマ25」で2024年12月20日、27日深夜2週連続放送。2017年春から始まった「ドラマ25」枠はまで2024年9月『晩酌の流儀3』最終回を持って秋クールは廃止されていたが、この年末最終2週で復活。
2020年冬クール「絶メシロード」、2021年元旦SP(1時間)、2022年夏秋クール「絶メシロード Season2」、2023年3月に2週連続「絶メシロード 出張編」の続編。2024年ギリギリの年末放送により4年連続放送となった。
1泊目
特に説明もなく須田民生(濱津隆之)が出発しているシーンからスタート。前回は出張編だったのでレンタカーだったが、これまで自家用車だったHonda FREED+が何故かダイハツアトレー(軽ワゴン)に変わっている。これについては説明なし。娘の独立と景気の悪さから乗り換えたのだろうか…。妻の佳苗(酒井若菜)はLINEアイコン写真と回想、電話の音声のみで登場(クレジット上は注記なし)、鏑木(山本耕史)はSeason 1の時の回想シーンが流れて存在が示唆された(クレジットは「回想」)が、娘の紬(西村瑠香)は言及無し。青春高校終了を経てSeason 2の時はNOBROCKオーディションをやっている最中で写真のみの出演だったが落選(青春高校出身5人のうち2人だけが合格して9人組ラフ×ラフとしてデビュー)。前回の2023放送時は所属無しの状態ながら動画配信映像(個人でやってた配信映像を提供しただけっぽいけど)で登場していた。その後、突如として2023年9月に新生ラストアイドルメンバーが発表されるとその中のメンバーの1人に西村瑠香がなんかいた…という形で再デビュー。元ラストアイドルメンバーも知らされてなくて不評を買いまくったためか今年6月にmy favに改名して活動中という事で、一般人なのか芸能人なのか曖昧だったこれまでよりも明確に芸能人になったわけだけど…さすがに青春高校時代とは所属がまるっきり変わってしまったので縁も切れてしまったのだろうか(Season 2序盤で写真出演しか無いのに夫婦揃って紬の名前を連呼して存在示唆してくれていたのを思うと一言も言及が無いのは初で完全にいなかった感じに…)。
今回は年内仕事を終え、クリスマス過ぎてから大晦日の間の2泊3日という事で(佳苗の許可が出たらしい)筑波山方面に向かい、物価高騰の影響を感じながらの旅となった。軽に乗り換えたのにガソリン満タンにできずに3000円分→やっぱ2000円分→やっぱ1500円分と節約しようとするのが切ない…。しかし車中泊グッズはしっかりしており、2021年元旦SPでは1泊しただけで充電切れになるようなバッテリーで2泊目は電気毛布が使えず寝袋のみの装備で凍死しかけて佳苗が仕込んでくれたホッカイロベタ貼りで生き残っていたのが今やしっかりした大容量のバッテリー装備にしている様子。そもそも車乗り換えた時点でサンシェード一式は買い替え確定だし、そっちには金かけてんのね…。
翌日周辺観光して茨城県つくば市「いちむら」へ。ラーメン定食を頼んで店主(野添義弘)と会話しつつ店の様子や食事シーンは長めにじっくり。この辺りは連ドラよりしっかりしているような…(特に1作目の連ドラでは余計な演出でこねくり回して肝心の店や食事の様子が雑な回もあったし)。そして筑波山にロープウェイで登って夕暮れの絶景を見たところで佳苗からの電話で2日目に続く。
2泊目
東北方面にでも向かおうとしていた民生だったが、佳苗からの電話で富士山方面に向かってほしいと。聞けば年賀状用に富士山の写真を撮って送ってほしいという事で、筑波山から富士山方面に向かうという大移動になってしまった。ナビの案内が「目的地まで171キロ、3時間28分くらいかかります」って…。1泊目でケチったガソリン1500円分じゃ足りないのは確実で実際節約した分は高速代とガソリン代で消えたと言及された。
深夜になって神奈川で車中泊し、周辺観光をした後に前日から風呂に入れなかったのでシャワー室もある神奈川県足柄上郡「一休食堂」へ。猪鍋定食を食べながら店主(近藤芳正)や妻や店主の母と会話していたが…。
登場したのは妻(最初の案内や注文)→店主→妻(おかわり注文した時)→母(おかわり持ってきて息子について思い出話)だったと思うんだけど、3人の役者が全員60代の同世代(一応近藤芳正が1番年下ではある)で、近藤芳正の母という設定なのに妻と区別がつかない。リアルに同世代過ぎてどっちが松本じゅんでどっちが井上夏葉なのか分からねぇよ…。一応母は80代以上の設定と思われ会話している時以外はウツラウツラ眠そうにしていて少しでも後期高齢者感を醸し出そうとしていたようだが何でこんな謎キャストになったんだ…。そしてまだそこまで絶滅寸前感のない店に絶メシフォーエバーというこれまでも何度かあったそんなに老人感のない店主でも今のところの後継者候補がいなければ絶メシ認定するガバガバ判定の伝統芸も炸裂。
店主に紹介された見晴らしのいい丘で案の定曇天で富士山の写真は撮れなかった。しかし鏑木(山本耕史)からのLINEで富士山の写真が送られてきたのでこれを使おう!となったところで終了。出会った頃の呼び名である「ノーマルさん」呼びのままだったが、今やお互い軽自動車同士なのでは…。鏑木が軽になったのはメタ的な理由もある(鏑木の1000万かけた設定のキャンピングカーはSeason 1のみ車中泊監修に参加していた稲垣氏が自車を貸していたものだが、以降のシリーズでは参加してないっぽいので当然使えない)と思われ、さらに出会った時より民生の装備も充実して夏用の扇風機やらバッテリーも新たに買い替えているし、装備的にももう同格になってそうだ。
LINE写真が使用されたため今回は山本耕史のクレジットが回想ではなく”写真”になった。結局酒井若菜の出演は声のみで写真と回想シーン以外の姿を見せなかったが、こっちは“写真”も”回想”も”声のみ”の注記も無しでいいのか…?(本人のSNSでも出演告知は特にしてなかったぞ…)。
安定の作風ではあったが、民生以外のレギュラーキャラがキャスト節約で出てこないのはやはりちょっと寂しい。連ドラになればさすがに酒井若菜と単発1回でも山本耕史が登場すると思われるが(紬(西村瑠香)は設定的にも状況的にもビミョーかも)、果たしてレギュラードラマとしての復活はあるのか。
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