1995年10月10日
シングルアルバム通して唯一のO社1位獲得作品。しかし90万、122万のシングル2作を収録していたものの60万程度の売上に落ち着いてしまいもう1つ爆発的なヒットには繋がらなかった。これはまだグループ自体が浸透してなくてアルバム出すのが速すぎたという事だったのだろうか。シングルアルバム含めて3番ヒット、アルバムでは最大ヒット作。
レコーディングノーツが封入されている。よく読むと浅岡のデモ制作機材、小橋の使用するドラムセット、安部のシーケンサーなど3人が使用している機材は随時紹介されているが小田のみ”ブックレットで抱えている”ギターの紹介しか書かれていない。
1.セピア

2.突然

3.恋が愛に変わってゆくまでに
作詞作曲:浅岡雄也、編曲:安部潤
Aメロはシンセと軽い打ち込みでイントロから進行し、Bメロからバンドサウンドに突入する前向きに深まっていく恋を描写した明るくハネたポップロックナンバー。「セピア」「突然」といった既発曲に続いて最初に登場するアルバムの”新曲”として申し分ない1曲。当初ミディアムスローだったのをアレンジでハネたリズムに変えたとされるので当初は「きっと離れていても」系統の楽曲だったのだろうか。
★★★★☆
4.きっと離れていても

5.THINK OF MYSELF
作詞:浅岡雄也、作曲:多々納好夫、編曲:安部潤
1stアルバムの中でも代表的な1曲。ライブ人気も高くここぞの盛り上げどころでよく披露された。1stでは唯一のストレートな人生ソング。夏を過ぎてまだ進路を決められずにいながらも希望は見えているといった学生視点での前向きソングで学生時代に本当に実感したし何度も励まされた。キメの部分にはキーボードを使用しているが基本はギターをメインにしたロック調のナンバーであるのもあって解散ライブで聞いた時はこんなに盛り上がる曲なのかとかなり高揚したのを記憶している。解散後により好きになった曲の1つで個人的に1stアルバムではこの曲がNo.1。正直20歳越えた辺りからはこんなキラキラ前向きな心境ではいられなくなってしまったけど、最近は1周回って懐かしさに満ちている。
1度もベスト盤に収録されなかったのに過去のベストの選曲をトレースしたような構成だった『BEST OF BEST 1000』にふいに独自選曲されたのは地味に謎。『FIELD OF VIEW 25th Anniversary Extra Rare Best 2020』にも選曲されても良かったと思うんだけどアルバム未収録だったC/Wが優先されたか。
★★★★★
5thベスト『BEST OF BEST 1000』
6.迷わないで

7.Moon Light
作詞:浅岡雄也、作曲:多々納好夫、編曲:池田大介
マイナー調のロックナンバー。さわやかな曲が並ぶ1stアルバムにおいては異色の雰囲気をまとっている。冒頭Aメロのリズム音テンテンテン、以降はドッシンドッシン鳴り響くドラムの音色がちょっと派手すぎるというか、少し80’sっぽく時代性も強めだがカッコいい。
★★★☆☆
8.とまどいの季節
作詞:浅岡雄也、作曲:多々納好夫、編曲:池田大介
昔の彼女が親友と付き合っていることを知ってとまどいを感じる心情が描かれているが、まだ学生時代の記憶も色濃い社会人ルーキーっぽく設定されているところが個人的に好き。冒頭に出てくる”卒業前に僕達が通いつめた店”っていう馴染みの店的なものを大人になったら持ちたないなぁ…と高校生当時思っていたんだけど、そもそも酒が飲めなかった上、会食の場自体が苦手で長居したくない性格だったので通いつめるような店も作れなかった事に気づいたのはその数年後だった。なので大人になってからの憧れの曲から”叶わなかった憧れの曲”に変わった1曲。でも飲み代ゼロなので散在しないとか、もしくはその分趣味に費やせるようになったとは思ふ
★★★★☆
9.明日のために
作詞作曲:浅岡雄也、編曲:安部潤
デモの段階から浅岡と安部で煮詰めたという力作系バラード。”去年の10月”から作っていたとされるがいつ完成したかは書かれていない。発売が10月なので丸1年はかけていないのは確かだが…。かったるさを感じる時もあるんだけど、ふいに聞きこんだ時はかなり名曲だとも思える。「THINK OF MYSELF」と逆で20歳を越えてから良さが分かってきた曲の1つ。
★★★★☆
10.君がいたから

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