4th DAN DAN 心魅かれてく

ZAIN前期(1995-1997)

4th DAN DAN 心魅かれてく

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96年3月11日
初登場4位から50万枚を突破した3番ヒット作。ドラゴンボール人気により現在は「突然」に続く代表ヒットとして扱われるようになっている。

今作のジャケットは安部潤が抜けた3人体制。新たに作られたバンドのロゴでもメンバーを3人で表記していて今作のみ3人組バンドとなっていた。『VIEW CLIPS』のコメントでも浅岡雄也は安部が抜けて3人になっていた、この時点で新津に会ってはいたと語っていて3人だった時期があるのは公式見解である。実際当時Mステに出演した際は既にベースのメンバーが新津になっていたようだ。

DAN DAN 心魅かれてく

作詞:坂井泉水、作曲:織田哲郎、編曲:葉山たけし
アニメ『ドラゴンボールGT』OP、アニメ映画「ドラゴンボール 最強への道」主題歌。GT開始と同時期に公開された映画「最強への道」はGTとほとんど同じ容姿の子供悟空が活躍していて主題歌も同じだったためGTの映画化と勘違いしていた人も多かったが、映画の方は原作の1~8巻、レッドリボン軍を倒すまでの内容(つまりGTでもZでもない『ドラゴンボール』初期)を凝縮してリメイクしたものであり、GTとは全く関係がなかった。同じドラゴンボールでも全く話に繋がりがない(時間軸にすると半世紀近く離れている)のに主題歌を同じにしたのとキャラデザインが似ていたせいで、当時もかなり混同されていた。映画を見に行ったと言ったら友人に「この映画って最後は悟空元に戻るの?(子供にされた悟空が大人の姿に戻れるのか)」とか完全に内容を混同した質問をされたのを記憶しているほか、超サイヤ人にならないのでガッカリしたなんていう感想も飛び交っていた(超サイヤ人どころか「かめはめ波」覚えたての時期の話である)。

GTはアニメオリジナルで描かれた『Z』最終回からさらに10年後の物語。後の『ドラゴンボール超』よりも5年ほど先だが最早『GT』には繋がらず、原作者も初期ストーリー案以外関与していないため『GT』はアニメにおいても正史ではなくパラレルに近くなってきているのが実情。悟空以外の戦士がほとんど活躍できずにやられ役になったり、既存人気キャラクターをどんどん勝手に殺害する(ブウ・ピッコロ・17号・悟空)、異様に子供っぽい展開(頭まで子供になったつもりはないと言いながら明らかに子供時代よりお子様な態度や思考で行動する悟空)など一部では猛烈な酷評を浴びたが、純粋に見ていた当時の子供たち世代や海外人気は高く、根強い人気もある模様。EDは何度も変わったがOPはこの曲1本で最後まで通され、この曲をアレンジしたインストが劇中で何度も効果的に使用されたり(音楽担当は徳永暁人)、最終回の長いスタッフロールでも使用されたりと、OPというよりも一貫して主題歌のように扱われた。

「突然」はCMで何気なく聞いていたが、リアルタイムでバッチリFOVに触れたのはこれが最初だった。GT自体は当時小6ながらにあまりに子供向けすぎる内容に違和感を感じてあまり見なくなってしまったが主題歌は最高だと思い、当時もこのシングルとエンディングだったDEENを一緒にレンタルして手に取っている。これが数年後にファンになっていくきっかけの1つになっているんだからアニメ主題歌ってけっこう重要だと思う。

ストレートなロックナンバーで問答無用にテンション上がってワクワクしてくる名曲。正直ドラゴンボール要素ってそんなに無いんだけど、宇宙中を旅してドラゴンボールを探すというなんとなくなワクワクした冒険が始まるというGT初期のプロットのイメージにノリ自体はハマっていたと思う。鉄板のぶち上げナンバーだし、浅岡さんがソロでアニサマにゲスト出演してこの曲を歌う日が来てもいいと思うんだけど、一向に依頼が来ないのは何故なのか。そうこうしている間に別の人がカバーで歌っちゃったりしている一方で御本人がアニサマの外の野外ステージで歌唱しただけとか。現在の浅岡さんが個人経営すぎて主催が連絡先が分からないとかじゃないよな…。

T-31 未発表テイクはド頭からバシバシ鳴っているドラムの音色が異なっているのでドラムに耳を傾けて聞けばすぐに違いが分かる。下記視聴音源だと半分ほど進んだBメロの”少しだけ♪”以降の部分になってからが分かりやすいかもしれない。

『ドラゴンボールGT』はサントラ盤が発売されなかったが、『最強への道』はサントラが96年3月23日に発売されており、CINEMA VERSIONとして1コーラス(1番サビまで)サイズが収録されている。TV版OPに近く、全体に演奏も細部もやや粗めの仕上がり。
★★★★☆
サウンドトラックアルバム『ドラゴンボール~最強への道~オリジナルサウンドトラック』(CINEMA VERSION)
2ndアルバム『FIELD OF VIEWⅡ
1stベスト『SINGLES COLLECTION+4
3rdベスト『Memorial BEST~Gift of Melodies~
4thベスト『complete of FIELD OF VIEW at the BEING studio
5thベスト『BEST OF BEST 1000
販路限定ベスト『FIELD OF VIEW BEST HITS
6thベスト『FIELD OF VIEW 25th Anniversary Extra Rare Best 2020』(T-31 未発表テイク)

DAN DAN 心魅かれてく
FIELD OF VIEW
1997/10/08 ¥255

DAN DAN 心魅かれてく
FIELD OF VIEW
2020/05/13 ¥255

C/W Dear old days

作詞作曲:浅岡雄也、編曲:徳永暁人
『ドラゴンボールGT』の音楽担当には当時新人の徳永暁人が大抜擢されたが何故かOP/EDの編曲担当にはならず、この時期はZARDでもC/Wに登板していてA面起用はまだしていなかった。FOVではこれが初編曲。

DEENの「ひとりじゃない」やWANDSの「世界が終るまでは…」でもそうだったんだけど当時アニメきっかけでレンタルしてきて、そのままついでにカセット録音したC/Wが予想以上に名曲で好きだった記憶がある。こういう原体験がもう少し大きくなって中高生になった頃にファンになるきっかけになった。この曲もその1つ。

自分探しソングで、シーケンスと歌から入ってピアノが入って1番サビでバンドが入ってきてからはこれまで以上にざっくりした生身のロックバンドサウンドが炸裂する。よく聞くとエンディングには演奏を終えてレコーディングブースから移動する(?)ようなガサガサした音も一緒に入っているなど、全体的に生のバンド感が出た1曲何かが終わり、そして始まる時に聞きたい名曲

なおレコーディングブースから移動する(?)ようなガサガサした音というのは『FIELD OF VIEW 25th Anniversary Extra Rare Best 2020』ライナーにてドアから出ていく音でありそこまでがこの曲だという浅岡さん公式の見解が明かされた。
★★★★★
6thベスト『FIELD OF VIEW 25th Anniversary Extra Rare Best 2020

Dear old days
FIELD OF VIEW
2020/05/13 ¥255

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