4thベスト『complete of FIELD OF VIEW at the BEING studio』

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2003年8月25日
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2012年9月26日
解散から8ヶ月、浅岡雄也がソロで再始動した1ヶ月後となったが、2002年7月から毎月25日に発売されていた『at the BEING studio』第14弾としてFIELD OF VIEWが取り上げられた。今作以降“the”は無かったことにされ、FIELD OF VIEW名義に戻っている。

『at the BEING studio』シリーズは初期の頃は18作出るとされていたが途中から記述が消え去り、この後16作で特に告知なく終了した。スペシャルBOX仕様、ライナーノーツ封入。

2012年のBEING LEGENDツアー時にはBOXを省いた廉価仕様で限定再発された。

シリーズの目玉になっていた未発表音源が最大のポイントで2曲の未発表曲と1曲の別バージョンが収録された。

1.君がいたから

1st 君がいたから
1995年5月15日viewを経ての再デビュー作。viewが知られていなかった事とドラマタイアップで大々的に売り出したのも重なって普通にデビュー作として扱われていて周年起点もここになっている。いきなり初登場3位を記録し、10週に渡ってトップ...

2.突然

2nd 突然
1995年7月24日自身最大のヒット作。初登場2位から2週目8位、3,4週目3位と確変モードに突入して10週連続トップ10入り、100位以内16週ランクイン、122万枚のミリオンヒットを記録した。アルバム含めて唯一のミリオンで最大ヒット作。...

3.Last Good-bye

3rd Last Good-bye
1995年11月13日1stアルバムからわずか1ヶ月での発売。初登場3位を記録したものの2週目に22位に吹き飛ぶという驚異的なランクダウンを記録して大失速。今でこそ珍しくもないが当時の3位→22位はしばらくチャートファンに語り継がれるくらい...

4.Dreams

6th Dreams
1996年11月18日ドラマタイアップもついていたがここでついにトップ10落ち、初登場14位となり、2週目は40位まで急落、3週目44位と一直線な急落ではなかったが5週ランクインに留まり、売上は8万台まで落ちこんだ。ただこれはFIELD O...

5.DAN DAN 心魅かれてく

4th DAN DAN 心魅かれてく
1996年3月11日初登場4位から4週連続トップ10入り、11週ランクインで50万枚を突破した3番ヒット作(アルバム含めると4番目)。今作のジャケットは安部潤が抜けた3人体制。新たに作られたバンドのロゴでもメンバーを3人で表記していて今作の...

6.青い傘で

12th 青い傘で
1999年5月19日初登場34位で売上は1万ちょいでこの時期は安定した状態が続いていた。これより前はあまり記憶に残っていないが『CDTV』でこのシングルが30位台にランクインしているのを見て、「DAN DAN心魅かれてく」とか「突然」の人た...

7.大空へ

1stベスト『SINGLES COLLECTION+4』
1997年10月8日当初3rdアルバムの発売が告知されていたがベスト盤に変更になった。また「大空へ」のシングル発売も告知されていたがタイアップ先の鳥人間コンテストの台風中止に伴いシングルも発売中止になり今作に収録された。何故シングル発売中止...

8.渇いた叫び

8th 渇いた叫び
1998年5月20日ベスト盤『SINGLES COLLECTION+4』から7ヶ月、シングルとしては実に1年1ヵ月ぶりというブランクを経てのBeat reC移籍第1弾。日本コロムビアにビーイングが新たに設立した新レーベルで同じZAIN所属だ...

9.冬のバラード

14th 冬のバラード
1999年12月22日8センチシングルとしては最終作。ここから『CAPSULE MONSTER』まで謎のトレカ押しが始まり、今作に関しては応募者全員プレゼントという形でトレカがプレゼントされた。応募者全員プレゼントトレカの写真はジャケット写...

10.この街で君と暮らしたい

7th この街で君と暮らしたい
1997年4月23日前作と同じ初登場14位。前作の初動4.9万枚に対して今作は4.1万枚だったが2週目32位→3週目29位と浮上する推移も見せて1週多い6週ランクイン。2週目以降で初動差をひっくり返して前作の累計8.6万枚をわずかに上回る8...

11.CRASH

11th CRASH
1999年3月17日自作で独立したのかと思いきやビーイングの新人作家の提供の波が押し寄せ、DEEN、WANDS(まもなく解体)、ZARDなど生き残っていたビーイング勢は大体この時期に1回は新たな作家陣に提供されていた。実はDEENより先に編...
ライナーノーツの曲解説部分で「CRUSH」に誤記されている。

12,Holiday

15th Beautiful day
2000年2月23日初のマキシシングル。今作に関してはバンドとオーケストラとのコラボレーションをコンセプトにしたEPやミニアルバム的な要素もある1作。別バージョン除いて唯一の新曲3曲仕様、そして唯一表題曲カラオケ収録無いシングルにもなった。...
アルバム初収録C/W。赤坂BLITZでの解散ライブで最後に披露され、既に廃盤のため問い合わせが殺到したので収録したと当時の公式サイトに記載されていた。

13.あの時の中で僕らは

1st あの時の中で僕らは
1994年2月9日記念すべきデビュー作。1993年にピークを迎えていたビーイングのブームが続いていた中ではかなりひっそりと売り出されていたようで、織田哲郎や栗林誠一郎ら作家陣の提供ではなく、ボーカルの自作曲でのデビューだった。初登場97位と...
view時代の貴重音源と宣伝されていたが、未発表音源。声の伸ばし具合がviewと1stベストの中間くらいとなっている。

14.迷わないで

2nd 迷わないで
1994年8月10日全シングルで唯一100位圏外となったシングル。これを持って一旦仕切り直しとなったようで、viewとしての活動はこれっきり途絶えた。前作が真っ白な印象のジャケットだったのに対して今作のジャケットはラフな格好で爽やかな屋外で...
view時代の貴重音源と宣伝されていたが、思いっきり1stアルバムバージョン。

15.君を見ていた僕と 僕を見ていた君と

作詞作曲:浅岡雄也、編曲:池田大介&FIELD OF VIEW
シングル「Truth of Love」制作時の未発表曲とされている。FIELD OF VIEW名義での最終期。既にバンドサウンドを逸脱していた時期だが今作は比較的バンドサウンド寄り、しかし王道ではいられないような試行錯誤感溢れるシリアスな仕上がり。かなり過渡期的な作風だが、正直”the”路線よりはFIELD OF VIEWっぽい曲で、いきなりイメージ変えるよりもこのくらいから行ってほしかった感はある。不思議と引き込まれる楽曲。
★★★★☆
販路限定ベスト『FIELD OF VIEW BEST HITS

君を見ていた僕と 僕を見ていた君と
FIELD OF VIEW
2003/08/25 ¥255

16.Real prayer

作詞:浅岡雄也、作曲:小橋琢人、編曲:池田大介&FIELD OF VIEW
theがついて2枚のシングルを出してから沈黙の1年間は当時はアルバム制作中とアナウンスされていた。実際制作していたようで解散前のアルバム制作時のお蔵入り曲の1曲とされているが、編曲表記にはtheが無い。それどころか作詞や編曲もtheがつく前に戻っている。打ち込みっぽさはthe以降のサウンドながらアップテンポで流れるようなメロディーが印象的。ボーカル含めてまだ見せていなかった新境地なのは確かで、すんなり聞きやすい。本当にアルバムが出ていたらまた「夏の記憶」や「蜃気楼」とは違った作風が色々聞けたのではないか。やはり最後にオリジナルアルバムは出してほしかった…。
★★★★☆
販路限定ベスト『FIELD OF VIEW BEST HITS

Real Prayer
FIELD OF VIEW
2003/08/25 ¥255

17.君がいたから(Acoustic Version)

作詞:坂井泉水、作曲:織田哲郎、編曲:池田大介&FIELD OF VIEW
「冬のバラード」C/W用に制作していたとされる1stシングルのリアレンジバージョン。バンドでは無くほぼアコースティック弾き語りに近いアレンジになっているが、ライナーではギター演奏はDIMENSION増崎孝司だとバラされている。こんなところで唐突に暴露した意味が全く分からないが、実は増崎孝司のギター参加は4th、5thアルバムにも表記されていた(名前のみなのでどれに参加したかは不明)。25周年ベストに収録された未発表曲にも表記されているので、恐らく現役時代ほぼ全期に渡ってけっこうギターレコーディングをサポートしていたのではないか…とも思えてくる。

アコースティックなアレンジ自体はけっこういいんだけど、歌がサウンドに合わないほど変に力んでいて違和感がある。お蔵入りしていただけあって本テイクではないままだったのだろうか。

ライナーでは本当の解散ライブ2002年12月1日公演のラストでアンコールまですべて終了したのに観客がその場を動かなかったため、急遽メンバーが再登場してこのバージョンを演奏した、と書かれている。

実際にはメンバー登場時は浅岡さんが「もう、みんな泣くな。これで終わりじゃないんだよ!始まりなんだよ!」などとファンをなだめるようなMCを続けていて、もう1曲何かやるかはその場で決めていた。その最中にアコースティックギターが出てきて当初小田さんが受け取ってかき鳴らしていたんだけど、何故か「じゃあ新津のギターで」と小橋さんか小田さん本人かが発言したので、小田さんは1度抱えて弾く気満々で触っていたギターをわざわざ新津氏に渡して新津氏がギター演奏を始めるという謎の手順が踏まれた。当時も現場で何このやり取り?とかなり謎だったのでかなり印象に残っている。またこのバージョンというよりかはもっと単純なコード弾きのストロークといった感じの演奏だったのを記憶している(最後にAメロの歌詞をリフレインするのは踏襲していたけど)。そして演奏終了後に再度安部さんが出てきて4人と握手して5人揃って去っていった。これはFIELD OF VIEW歴代メンバー5人がステージ上で揃った最初で最後の瞬間だった。
★★★★☆

君がいたから (アコースティック・バージョン)
FIELD OF VIEW
2003/08/25 ¥255

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