2003年8月25日
2012年9月26日
解散から8ヶ月、浅岡雄也がソロで再始動した1ヶ月後となったが、2002年7月から毎月25日に発売されていた『at the BEING studio』第14弾としてFIELD OF VIEWが取り上げられた。今作以降“the”は無かったことにされ、FIELD OF VIEW名義に戻っている。
『at the BEING studio』シリーズは初期の頃は18作出るとされていたが途中から記述が消え去り、この後16作で特に告知なく終了した。スペシャルBOX仕様、ライナーノーツ封入。
2012年のBEING LEGENDツアー時にはBOXを省いた廉価仕様で限定再発された。
シリーズの目玉になっていた未発表音源が最大のポイントで2曲の未発表曲と1曲の別バージョンが収録された。
1.君がいたから

2.突然

3.Last Good-bye

4.Dreams

5.DAN DAN 心魅かれてく

6.青い傘で

7.大空へ

8.渇いた叫び

9.冬のバラード

10.この街で君と暮らしたい

11.CRASH

12,Holiday

13.あの時の中で僕らは

14.迷わないで

15.君を見ていた僕と 僕を見ていた君と
作詞作曲:浅岡雄也、編曲:池田大介&FIELD OF VIEW
シングル「Truth of Love」制作時の未発表曲とされている。FIELD OF VIEW名義での最終期。既にバンドサウンドを逸脱していた時期だが今作は比較的バンドサウンド寄り、しかし王道ではいられないような試行錯誤感溢れるシリアスな仕上がり。かなり過渡期的な作風だが、正直”the”路線よりはFIELD OF VIEWっぽい曲で、いきなりイメージ変えるよりもこのくらいから行ってほしかった感はある。不思議と引き込まれる楽曲。
★★★★☆
販路限定ベスト『FIELD OF VIEW BEST HITS』
君を見ていた僕と 僕を見ていた君と
FIELD OF VIEW
2003/08/25 ¥255
16.Real prayer
作詞:浅岡雄也、作曲:小橋琢人、編曲:池田大介&FIELD OF VIEW
theがついて2枚のシングルを出してから沈黙の1年間は当時はアルバム制作中とアナウンスされていた。実際制作していたようで解散前のアルバム制作時のお蔵入り曲の1曲とされているが、編曲表記にはtheが無い。それどころか作詞や編曲もtheがつく前に戻っている。打ち込みっぽさはthe以降のサウンドながらアップテンポで流れるようなメロディーが印象的。ボーカル含めてまだ見せていなかった新境地なのは確かで、すんなり聞きやすい。本当にアルバムが出ていたらまた「夏の記憶」や「蜃気楼」とは違った作風が色々聞けたのではないか。やはり最後にオリジナルアルバムは出してほしかった…。
★★★★☆
販路限定ベスト『FIELD OF VIEW BEST HITS』
Real Prayer
FIELD OF VIEW
2003/08/25 ¥255
17.君がいたから(Acoustic Version)
作詞:坂井泉水、作曲:織田哲郎、編曲:池田大介&FIELD OF VIEW
「冬のバラード」C/W用に制作していたとされる1stシングルのリアレンジバージョン。バンドでは無くほぼアコースティック弾き語りに近いアレンジになっているが、ライナーではギター演奏はDIMENSION増崎孝司だとバラされている。こんなところで唐突に暴露した意味が全く分からないが、実は増崎孝司のギター参加は4th、5thアルバムにも表記されていた(名前のみなのでどれに参加したかは不明)。25周年ベストに収録された未発表曲にも表記されているので、恐らく現役時代ほぼ全期に渡ってけっこうギターレコーディングをサポートしていたのではないか…とも思えてくる。
アコースティックなアレンジ自体はけっこういいんだけど、歌がサウンドに合わないほど変に力んでいて違和感がある。お蔵入りしていただけあって本テイクではないままだったのだろうか。
ライナーでは本当の解散ライブ2002年12月1日公演のラストでアンコールまですべて終了したのに観客がその場を動かなかったため、急遽メンバーが再登場してこのバージョンを演奏した、と書かれている。
実際にはメンバー登場時は浅岡さんが「もう、みんな泣くな。これで終わりじゃないんだよ!始まりなんだよ!」などとファンをなだめるようなMCを続けていて、もう1曲何かやるかはその場で決めていた。その最中にアコースティックギターが出てきて当初小田さんが受け取ってかき鳴らしていたんだけど、何故か「じゃあ新津のギターで」と小橋さんか小田さん本人かが発言したので、小田さんは1度抱えて弾く気満々で触っていたギターをわざわざ新津氏に渡して新津氏がギター演奏を始めるという謎の手順が踏まれた。当時も現場で何このやり取り?とかなり謎だったのでかなり印象に残っている。またこのバージョンというよりかはもっと単純なコード弾きのストロークといった感じの演奏だったのを記憶している(最後にAメロの歌詞をリフレインするのは踏襲していたけど)。そして演奏終了後に再度安部さんが出てきて4人と握手して5人揃って去っていった。これはFIELD OF VIEW歴代メンバー5人がステージ上で揃った最初で最後の瞬間だった。
★★★★☆
君がいたから (アコースティック・バージョン)
FIELD OF VIEW
2003/08/25 ¥255
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