ステレオポニー 10周年シングル回顧~2008-2012~

AIMI(Vocal,Guitar)、NOHANA(Bass)、SHIHO(Drums)の3人で沖縄で結成されたいわゆる”ガールズバンド”ステレオポニー。08年のデビュー当時の年齢は18、19歳。また08年10月にSCANDALがEpicからデビュー、11月にステレオポニーがソニーからデビューしたため、この2組はほぼメジャーデビューが同期で同世代でもあった。SCANDALは楽器経験も浅かったこともあり当時はまだ自作ができず、実力勝負ではなく制服を武器にした提供楽曲で派手にアピール(その間に演奏力や自作能力を磨き続けて現在は自作へ移行している)したのに対して、ステレオポニーはAIMIがほぼ作詞作曲を一手に手掛けた完全自作のバンドとしてあまりビジュアル面を強く打ち出さずに硬派なロックバンドとしてアニメタイアップで中心で認知度向上を図るようなプロモーションを展開した。

結果として先にトップ3ヒットを放ったのはステレオポニーだったが、大きなヒットを出さずにうまく成長を遂げていったSCANDALはライブ規模をどんどん拡大しいつしかガールズバンドの代表を自称するような存在となった。対してステレオポニーはソニーアニメ典型パターン(アニメタイアップで売れるが自力人気がつかずやがてアニメタイアップも息切れ状態になってどんどんシュリンクしていく)に陥ってしまった。

その気になればボーカルAIMIのキュートなルックスや歌声を強く打ち出す事も出来たはずだが、そういう売り方はしたくなかったのか良くも悪くも強い”売り”をアピールせず、しかも最初期のイメージでは若さすら売りにせずに硬派・真面目なイメージ(プロデューサーの影響でYUIのフォロワー的な要素も初期はあった)で定着してしまったため、どうしても地味な印象を持たれがちだったところはあり、どうしても派手さで差がついてしまったのは否めない。また結果的にJ-POP好きとロック好きの両方を取り逃がして立ち位置が中途半端になってしまっていたところもあると思う。

やや遅れて青春感やさわやかな色を見せたり、活動後半はもっとはじけようと試行錯誤しつつもロックバンドしての逞しさは格段に増していただけに早すぎる解散が悔やまれるところだが、気が付けばデビューから10年。改めてそのシングルを振り返ってみる。

2018.11執筆

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