森高千里 シングル回顧2~1994-1999~

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森高千里 シングル回顧2~1994-1999~

ワン・アップ・ミュージック設立以降の活動後半(ワン・アップ・ミュージックは現在のZetimaへ変化してワーナーから完全独立した)。

この時期になると大きな変化はなくなったが、セールス的には全盛期を迎えた。といってもドラマタイアップでポーンとミリオンが出ていた90年代においてあまり大きな当たりも無く、シングル最高ヒットで40万台というのは当時としては大ヒットというほどでもなく、年間チャートになると50位を下回る。「気分爽快」でも年間54位だし、最高ヒットの「二人は恋人」に至っては95年なので年間82位である。これは同時代に活躍していた女性ソロシンガーに比べてもかなり低い。

しかし95年のベスト盤『DO THE BEST』はミリオンを越える大ヒットを記録。1995年の年間チャートでも10位を記録して年間トップ10入りを果たした。これは逆にシングルでミリオン前後のヒットを出している同時代に活躍していた女性ソロシンガーらでも達成できていない偉業であり、大きな1発は無いがヒット曲を連発していた事が実を結んだものと思われる。

一方でこのベスト盤の大ヒットを機に次のシングルからはいきなり売上が半減。タイアップは続いていたが、徐々にヒットから遠ざかっていく事となった。かろうじて年末バラードシングルで持ち直して96,97年と2年続いて存在感は示していたものの、97年の「SNOW AGAIN」を最後に98年以降は本格的に低迷した。

99年には江口洋介との結婚・妊娠を発表。これに伴い新作アルバムが制作されなくなり、99年後半はリメイクシングル、ベスト、リミックス等の企画盤のリリースが相次ぎ、産休に突入してそのまましばしの半引退状態となった。

以降も自選ベストの発売やCM出演などちょいちょいと活動しつつ、00年代後半以降はTV出演も徐々に再開された。2012年の25周年で『ザ・シングルス』発売を機に主にYou Tubeを主戦場として200曲セルフカバー企画を行い、コンサート活動なども行うようになった。しかし現在でも新作アルバムの制作や、そもそもに通常の新曲の発表などは行われていない。

2020.5~6執筆

21st ロックン・オムレツ

ロックン・オムレツ
1994年1月25日
作詞:森高千里、作曲:伊秩弘将
演奏楽器:Drums
フジ系「ポンキッキーズ」OP&挿入歌。ワーナーからワーナーと事務所アップフロントが新たに設立したワン・アップ・ミュージックへの移籍して品番が変わった最初のシングル。厳密には前作から設立して移動いたようだが新品番が用意されたのは今作から。シングル化する予定も無かったが放送後に発売しないのかという問い合わせが多かったので急遽発売が決定したと語られている。今作の品番はEPDA-2、1週間後の「気分爽快」がEPDA-1となっている事からも今作の発売は急遽後から決定した事が伺える。1曲+カラオケのみの仕様でオリジナルアルバムにも収録されなかったが、問い合わせが多くて来てシングル化が決定した割に実は問い合わせたのがかなり少数派だったのか子供向け番組の企画シングルというイメージが強かったのか、1週間後の「気分爽快」に全部持っていかれてしまったのか、最高13位、100位以内登場週数5週とこの時期のシングルとしてはシングルカット以下の最低水準に終わった(90~96年の間のシングルでは最低売上)。

パパとママの仲の良さとママが作るオムレツのおいしさを子供目線で綴ったファミリーソングをロックンロールに乗せて歌うというまさにタイトルそのままロックンなオムレツソング。ロックンロールなサウンドも別にギャンギャン鳴っているわけではないので聞きやすく、かといって完全なキッズソングでもないさじ加減が絶妙だ。

当時小学3年生で「ポンキッキーズ」から徐々に離れつつはあったが(「ポンキッキ」時代の方が幼少期すぎて記憶は薄いが馴染みは深く、「ポンキッキーズ」になってからは変にサイケな演出とかも増えてヘンテコなイメージがあった)、この曲に限らず斉藤和義の「歩いて帰ろう」とか山下達郎の「パレード」とか大江千里の「夏の決心」辺りも含めた4曲は誰の曲ということなくかなり刷り込まれていた。前述のように恐ろしく売れなかったようだが(5週でチャートアウトって…)これらポンキッキーズ関連曲は当時全くCDを手に取っていなかった中で(大江千里に関しては未だに聞けてない)今作だけは『DO THE BEST』に入っていたので1年後には手にしていてその分だけより馴染みが深い。
★★★☆☆
3rdベスト『DO THE BEST
7thベスト『ザ・シングルス

200曲セルフカバー(2012)

22nd 気分爽快

気分爽快
1994年1月31日
作詞:森高千里、作曲:黒沢健一、編曲:高橋諭一
演奏楽器:Drums
アサヒビールCMソング。前作から1週間でのリリースだったが、トップ10落ちした前作から一転して最高3位売上43.8万枚という当時の最高ヒットを記録、24th「二人は恋人」がわずかに上回ったため現在は2番ヒット。『DO THE BEST』がリリースされた当時からしばらくは森高千里の代表ヒットは「気分爽快」が筆頭、というイメージがあったが、これはCMでかかっていた印象も強かったかもしれない。作曲はブレイク前のL⇔R黒沢健一が担当。発売当時のL⇔Rはちょうどポリスターからポニーキャニオンへの移籍の狭間の時期だった。L⇔Rは同年10月の「HELLO,IT’S ME」でブレイク、翌95年に「KNOCKIN’ ON YOUR DOOR」でミリオンヒットを放ったが、この時点では100位以内に入るようなシングルヒットは皆無で提供はいくつか行っていたがここまでのヒットは初だったようだ。森高千里へはこれ以外に提供は無かったがこの縁でL⇔Rの97年のシングル「アイネ・クライネ・ナハト・ミュージック」C/Wの「そんな気分じゃない(“JAM TASTE”Version)」にはドラムのゲストミュージシャンとして森高千里が参加した。

親友と同じ男性を好きになっていた主人公だったが親友がいつの間にか彼と付き合う事になってしまったという辛い失恋設定ながら、素直に親友を祝福するとうメチャクチャいい人が主人公。学生時代の経験を元にしての設定との事だが、辛いとしつつも全力で応援して飲もうと誘い気分爽快だと言えるだけあって本当に爽快な曲調。ビールのCMソングとしてもサビ頭の”飲もう”は優秀だし、揺れながらリズム取りやすいし、親しみやすさでも群を抜いていて個人的には今作が最高傑作だと思う。これまでよりもかなりビートルズフレーバーが漂うアレンジも秀逸。

あと翌年のメジャーリーガー野茂英雄を取り上げる際にもサビ頭が使われる事も多かったがこちらに関してはシャレみたいなものだったのとヒデ~オ♪のもっとインパクトある曲が野茂のテーマ曲みたいに記憶されるようになったのでそこまで印象強くはない。

Album Versionはほぼ同じアレンジだが装飾的に彩っていたブラス系の音を抑えてバンドサウンドを強調したような仕上がり。シングルに慣れていると演奏部分でリードしていた音色が遠ざかったので若干違和感があるが、バンド演奏が際立ってこれはこれでいいように感じる。

歌詞とアレンジがなかなかうまくはまらなくて何度もやり直して今までで1番時間がかかったとされているが、『mix age*』にはOut Take音源が収録されている。こちらは別アレンジというよりラフテイクといった感じで一部歌詞が異なるほかとりあえずアレンジを細かく詰める前に一旦録ってみる?みたいな感じで録られた音源、という感じがする(実際そうかは不明)。
★★★★★
9thアルバム『STEP BY STEP』(Album Version)
3rdベスト『DO THE BEST
レア&リミックスアルバム『mix age*』(Out Take)
7thベスト『ザ・シングルス
9thベスト『UHQCD THE FIRST BEST SELECTION ’93~’99

気分爽快
森高千里
1995/03/25 ¥255

PV
セルフライナー
200曲セルフカバー(2013)

23rd 夏の日

夏の日
1994年5月10日
作詞:森高千里、作編曲:斉藤英夫
演奏楽器:Drums
テレビ東京系バラエティ「浅草橋ヤング洋品店」ED。最高5位ながら2作連続40万枚を突破して前作に続くヒットとなり、現在は3番ヒット作。「私の夏」とは対照的な浜辺でのんびりとした空気の中で彼との幸せをゆっくりと感じている瞬間の思いを切り取ったほのぼのとした1曲。何気なく幸せだなと思う瞬間を描いてみたかったという意向のため、本当に風景描写と幸せな気持ちが静かにそこにあるといった感じで主人公カップルに全く動きが無い。というか彼氏さん隣で寝てるだけで曲終わってるし。撮影で行った西伊豆の光景が舞台となっているそうだが、曲調も含めて静かな時間が流れているのがたまらない。ウキウキとした夏だ!海だ!だけが夏ではない、こういう夏もいいなぁと改めて思う。
★★★★☆
9thアルバム『STEP BY STEP
3rdベスト『DO THE BEST
7thベスト『ザ・シングルス
9thベスト『UHQCD THE FIRST BEST SELECTION ’93~’99

PV
200曲セルフカバー(2012)

24th 素敵な誕生日/私の大事な人(シングル・ヴァージョン)

素敵な誕生日
1994年10月10日
新曲「素敵な誕生日」とシングル・ヴァージョンでのシングルカット「私の大事な人」の両A面シングル。2度目の1位を獲得したが売上38.0万枚は前後作を下回っていて現在6番ヒット作。また1位獲得もこれっきりでシングル2回、アルバムに至っては1回限りであった。

素敵な誕生日

作詞:森高千里、作編曲:高橋諭一
演奏楽器:Drums
「気分爽快」に続くアサヒビールCMソング。料理に慣れてない主人公が彼のために奮闘してマカロニグラタンを作るという展開でその前日と当日料理を出すまでの料理工程が主人公目線で進行していく物語風の1曲。森高千里本人はこの時点でマカロニグラタンを作った事は無かったが、ある程度簡単に作れそう(文字数に収まりそう)な料理を料理雑誌から探してマカロニグラタンに決めたと語っている。明るくポップな曲調も相まって一生懸命な主人公がなんかかわいい
★★★★☆
3rdベスト『DO THE BEST
7thベスト『ザ・シングルス

200曲セルフカバー(2013)

私の大事な人(シングル・ヴァージョン)

作詞作曲:森高千里、編曲:前嶋康明
演奏楽器:Drums
アルバム『STEP BY STEP』収録曲をリアレンジしてのシングルカット。作曲も自作で情熱的にあなたが好きを連発しまくっていたためかラテン風のアレンジに仕上がって本人は驚いたとか。アサヒビールCMソング候補となっていたためCM用に録り直したが採用されずそのアレンジでシングルカットとなったようだ。シングルバージョンではラテン風アレンジがかなりブラッシュアップされて音数も増えてより情熱的になったような印象。シングルに慣れると原曲はなんかなんちゃってラテン風な感じでアルバムならではの1曲にしか聞こえないが、シングルはちゃんとシングルっぽい風格になっているように感じられる。
★★★☆☆
9thアルバム『STEP BY STEP
3rdベスト『DO THE BEST』(シングル・ヴァージョン)
7thベスト『ザ・シングルス』(シングル・ヴァージョン)

200曲セルフカバー(2013)

25th 二人は恋人

二人は恋人
1995年2月10日
作詞:森高千里、作編曲:斉藤英夫
演奏楽器:Drums&Cowbell
明石家さんま主演ドラマ『恋も2度目なら』主題歌。最高5位ながら44.4万枚は最高売上。当たればあっさりミリオン級も当たり前だった90年代のドラマタイアップとしては50万にも届かず、最高売上といっても他のシングルと比べてずば抜けたわけでもないという点ではパッとしない売上ではあったが、この勢いで続くベスト『DO THE BEST』は一気にミリオンを突破する特大ヒットとなった。一定のヒット曲数やトップ10ヒット数の割には同時代の女性ソロシンガーのような1,2作のミリオンヒットやそれに迫る大ヒットどころか50万越えすら出なかったのでシングルの最高ヒットレベルではかなり劣っていた。しかしオリジナルアルバムの50万級のヒットやベスト盤のミリオンは逆にシングルミリオンを出している同時代の女性ソロでも全く出せていなかったりもしてかなりアルバム型だったともいえる。突出しなかった事で比較的長く売れ続ける事ができたのもあるのかも。

やや不満を感じつつある倦怠期なカップルの様子を描いたものとなっているがドラマサイドの要望もありつつ歌詞のきっかけは結婚して夫が変わってしまったというかつてもらったファンレターの内容だったという。現在あまり最高ヒット感が無く、代表曲ともあまり見られなくなっているものの、初期から関わってきた斉藤英夫もここに極まれり!といった安定以上の傑作。

『DO THE BEST』収録時にはRemixとされているが、ドラムは叩き直してそれ以外はリミックス(ミックス変更)と明言されている。シングルよりゴツゴツした男っぽいサウンドに聞こえるようにリミックスしたと明確にサウンドの方向性も明かされていて、実際全体にシングルよりもガツンとした力強さを増した感じになっている。シングルバージョンに戻ると少し物足りなく感じる。
★★★★★
3rdベスト『DO THE BEST』(Remix)
7thベスト『ザ・シングルス
9thベスト『UHQCD THE FIRST BEST SELECTION ’93~’99

PV
PV(Color)
セルフライナー
200曲セルフカバー(2012)

26th 休みの午後

休みの午後
1995年10月10日
作詞:森高千里、作編曲:斉藤英夫
演奏楽器:Drums
「渡良瀬橋」に続くテレビ東京「いい旅・夢気分」ED。ベスト明け1発目。ベスト盤のミリオンヒットの反動で区切りをつけられてしまったのか前作と変わらぬ5位だったが売上はしばらく40万前後を叩きだしていたのに一挙半減の20万ちょいまで落ち込んでしまった(ただしここから2作連続で持ち直す)。またこれまで最重要作家として貢献してきた斉藤英夫は今作が最後の提供となってしまいこれを最後に唐突に離れてしまった。なぜここで急にいなくなってしまったのだろう。

落ち着いたバラードナンバーはこれまでも「雨」「渡良瀬橋」といくつかあったが、これまでに比べるとシングルにしてはかなり淡々としていて地味。じわじわメロディーの良さが効いてくるのが無い事は無いけど急に弱まった感じがする。

また歌詞はブロック分けされずにビッシリと書かれている。休みの午後に旧友への手紙を書くことを思い出し、懐かしみながら同じ空の下でみんな生きていく事をゆっくり実感するといった内容。ゆったりした雰囲気は合っているが、今回はご当地ネタでもなく「いい旅・夢気分」感は曲調にしか無いかも。
★★★☆☆
10thアルバム『TAIYO
7thベスト『ザ・シングルス

200曲セルフカバー(2012)

27th ジン ジン ジングルベル

ジン ジン ジングルベル
1995年12月1日
作詞作曲:森高千里、編曲:高橋諭一
サントリーアイス・ジンのクリスマス期間限定CMソング。当時このCMでは「GIN GIN GIN」を使用していたが(この曲ではそのままなんでもMIX サントリーICE GINと歌っていた)クリスマス期間のみ「GIN GIN ジングルベル」(今作C/Wに収録)に改作していて、それをさらになんでもMIX サントリーICE GINなど商品に触れていた部分を変えクリスマス関係の歌詞に変更してシングル用に改作したのが今作。

「GIN GIN GIN」とはだいぶ別の曲にはなっているが“ジン”1つを当てていた1音に”ジングルベル”を当てるという暴挙に出ているため”ジングルベル”超絶早口っぷりが半端ない。サンタ帽子を被った顔だけの無数の森高千里が雪のごとく降り注ぎながら歌っているという簡易なPVも含めて破壊力がえげつない。「GIN GIN GIN」からは「Hey,VODKA」というアイスウォッカのCMソング用の派生曲も作られ(“ICE GIN”が”アイスウォッッカッ”に変わったやつ)、「GIN GIN GIN」「Hey,VODKA」は『TAIYO』、「GIN GIN GIN」は『MY FAVORITES』にも収録されている。対してシングル表題曲になった今作は長年アルバム未収録のまま放置されていて『ザ・シングルス』でようやく初収録で唯一となっている。

クリスマスソングのコンピ盤には収録されることが多かったり、クリスマスソング特集で取り上げられることは多いので一瞬かかるだけでもかなりインパクトがある。またYouTubeでの200曲セルフカバー企画では2012~2016年まで毎年この曲をセルフカバーし直してそれぞれ200曲のうちの1曲としてカウントするなどしていたので(1曲で200曲カウントの5曲を埋めるなんてちょっとズルい…)アルバムへの収録機会が1度しかないもののクリスマスソングとしての知名度がそこそこ高い。シンプルな繰り返しに加えてCMソングらしい馴染みやすさ、改変しやすさといいかなり”使える”1曲だったのは間違いない。
★★★★☆
7thベスト『ザ・シングルス

200曲セルフカバー(2012)
200曲セルフカバー(2013)
200曲セルフカバー(2014)
tofubeats remix
200曲セルフカバー(2015)
200曲セルフカバー(2016)

28th SO BLUE

SO BLUE
1996年2月19日
作詞:森高千里、作曲:伊秩弘将、編曲:高橋諭一
演奏楽器:Drums
TBS『CDTV』EDというほとんど効果の出ないようなタイアップだったが楽曲が好評だったのか「休みの午後」で一気に半減した売上が2作連続で上昇し27.0万枚まで回復した。タイトル通りに失意全開の失恋ソング。単にフラれただけではなく”私に返して”とあるように”どうやら”あの娘”に取られてしまったようで…。失恋ソングは今までもあったがここまで悲痛なのって案外無かったような気がする。悲しくて、悔しくてと繰り返すサビは切なさ全開で印象に残りやすい。末期はバラードや失恋ソングが多くなってきて地味な曲も増えるが、ここからは実際に印象に残りやすい曲でなんとか売上が持ち直すというパターンが続いていると思う。サウンド自体はすっかり安定してきたような印象もあり、どこか停滞感も出てきた。
★★★☆☆
10thアルバム『TAIYO
7thベスト『ザ・シングルス
9thベスト『UHQCD THE FIRST BEST SELECTION ’93~’99

PV
200曲セルフカバー(2013)

29th ララ サンシャイン

ララ サンシャイン
1996年6月10日
ララ サンシャイン(初回生産限定盤)(DVD付) ララ サンシャイン
2008年4月12日(再発)
作詞:森高千里、作曲:伊秩弘将
演奏楽器:Drums
1996年度フジ系「めざましテレビ」テーマソング。元々「夏はパラレイロン」という曲が先に出来ていてめざましタイアップ話が来たのでサビ以外のメロディーと全面的に朝仕様に歌詞を改変して今作が完成された。発表順が変わったので「夏はパラレイロン」はアルバムにて「夏はパラレイロン(ララ サンシャインPart2)」として収録された。

2008年には花王のCMタイアップがついたことでマキシシングルとして再発された。「雨」「渡良瀬橋」など形態を変えての再発はあるがジャケット写真もC/Wもそのままの再発(マキシシングル化)は現在唯一。この初回盤にはPVを収録したDVDが付属。

個人的にも「めざましテレビ」で小学6年生の朝に毎日聞いていたので馴染み深い曲だったが、まだチャートを見ていなかったのでヒット曲だったのかの実感はない。勝手に『DO THE BEST』より後の目立ったヒット作だと思い込んでいたが売上はあまり良くなかったようで前3作、次回作を下回るなど明確に今作で売上が凹んでいる挙句に前作まで2連続で持ち直していたのに一気に10万近く下げての20万割れになってしまったとなるとかなり外していたらしい…。

ただこの年の紅白ではこの曲が歌唱された事や2008年の再発時のCM起用含めて売上の割には後期の代表筆頭曲として恐らくファン以外に多く知られている曲であることも確かだと思う。ララ サンシャインという妙に語感が良くてなじみやすい単語、実はララとサンシャインをくっつけただけなんだけど曲中では略称ララサンまで登場。よく考えると何を言っているのか全く意味が無いが、語感は良いしその後に爽やかな朝と歌われればララサン…ああとんでもなく明るくて爽やかな朝が来た…ような気がする。マジックワードだ。小学校6年生というのはまさに江戸幕府状態のクラスだったので(詳しくはDiaryの平成回顧シリーズの1996年を見てね!)、まあ正直この曲がかかったところで憂鬱さが著しく軽減されるレベルではなかったんだけどそれでもこの明るさにはわずかでも救いは感じていたんじゃないか、とは思う。またここまで徹底的に朝の爽やかさだけをテーマにして忠実にめざましタイアップしてきたのもこの時点では初だし、以降もここまで爽やかな朝に的を絞った曲は無い。後期森高千里のタイアップ職人っぷりはよりブーストがかかっていたように思う(あまりにCMソングすぎるというところも目立ってくるけど)。

なお先に完成していた「夏はパラレイロン」はそのまま爽やかサマーソングだがパラレイロンは完全にメロディーの印象から浮かんだもののようで全く意味が分からない上に、サビがパラレイロン パラレイロン パラロンとほとんど呪文みたいなのもインパクトがある。そしてララサンはこのパラロンが先にあってそれを変えたという事になるのもなんか凄い。
★★★★☆
10thアルバム『TAIYO
7thベスト『ザ・シングルス
9thベスト『UHQCD THE FIRST BEST SELECTION ’93~’99

200曲セルフカバー(2012)

30th 銀色の夢

銀色の夢
1996年11月11日
作詞:森高千里、作曲:伊秩弘将
演奏楽器:Drums,Percussion
明治チョコレート「Meltykiss」CMソング。これまであまり手を出していなかったウィンターミディアム。楽曲の良さが受けたのか最高9位とトップ10ギリギリまで落としながらも再度20万枚越えのヒットとなり、後期を代表するヒットバラードとなった。見始めたのが96年8月頃からなのでリアルタイムでランクインしているのを『CDTV』で見たのは今作が最初だったと思う。既に『DO THE BEST』だけ聞いていたが、最近もいい曲出しているんだなと思ったのは覚えている(のに結局手に取らずに次に聞いたの04年の『MY FAVORITES』が出た時…)。

失恋バラードだが冬の空気感が程よく出ていてメロディーにもキレがある。年末に向かっていく時期に聞きたいシーズンソングだ。翌週にリリースされたSPEEDの「STEADY」でいよいよ伊秩弘将もミリオンヒットメイカーの仲間入りを果たして旬の作家となったが、明らかにそっちに注力するようになってしまい、程なく離れてしまったのは惜しい。
★★★★☆
11thアルバム『PEACHBERRY
7thベスト『ザ・シングルス
9thベスト『UHQCD THE FIRST BEST SELECTION ’93~’99

200曲セルフカバー(2013)

31st Let’s Go!

Let’s Go!
1997年2月25日
作詞:森高千里、作曲:伊秩弘将
演奏楽器:Drums
ローソンCMソング。「ローソンへ行かなくちゃ」というキャンペーンを展開してサビでもそのまま”行かなくちゃ 行かなくちゃ”を連呼、ローソン店内含めてCMでもかかりまくったのでサビの知名度は恐らくべらぼうに高く浸透していたと思われる。CMソングのイメージが強すぎて買って聞くほどに至らなかったのか初登場19位と大低迷して10万割れとなり、本格的な低迷が始まってしまった。またB面曲を差し替えたアナログ盤も発売された。

伊秩弘将が提供したシングル曲は今作が最後となり、この後のアルバムでも1曲のみの提供に留まって離れてしまった。一気に売れっ子作家となり、SPEEDのほか自身プロデュースを複数手掛けるようになったのも影響していたと思われる。というかこの曲に関してもけっこうやっつけ感があってCMソング前提でサビ部分はとてもキャッチーでCMソングとして果てしなく優秀なんだけどサビ以外のとってつけ感がハンパない。正直サビ以外ほとんど印象に残らず、これだとCMで聞いて満足しちゃって終わってしまったのも分からなくもない。「ローソンへ行かなくちゃ」のイメージが強すぎるが、歌詞自体はローソンとは関係が無く、単にそろそろ出かけようという感じの曲なのでそれこそ朝の情報番組でも使えそうではあったが、あっさりしすぎていたかな…。
★★★☆☆
11thアルバム『PEACHBERRY
6thベスト『MY FAVORITES
7thベスト『ザ・シングルス
9thベスト『UHQCD THE FIRST BEST SELECTION ’93~’99

200曲セルフカバー(2013)

32nd SWEET CANDY

SWEET CANDY
1997年6月11日
作詞:森高千里、作曲:高橋諭一
演奏楽器:Drums
引き続きのローソンのCMソング。しかしそんなに長く使われた期間は無かったような…(前作はなんとなく記憶にあったが今作は全くない)。持ち直してのトップ10ヒット(10位)になったが週の運によるところが大きく累計売上は前作とほぼ同じ。6年連続となった紅白へはこの曲で出演したがついにこれが最後となった。正直この時点でもうかなり厳しい感じはあってまあ5年連続で出てて常連になっていた流れで残れていた感はあったと思う。

今作のトピックはドラム録音のみビートルズの聖地とされるアビーロードスタジオでのレコーディングがついに実現。そう大きく違うものではないが、いつも以上にドラムサウンドには注力されているような感じはする。実際セルフライナーでも歌よりもドラム、ほぼアビーロードスタジオでの思い出(ビートルズプロデューサーのジョージ・マーティンが偶然来ていてサインもらえたとか)しか語っていないくらい思い出深い模様。

「私の夏」「夏の日」に続くサマーソングシングルだが、今作では失恋モードで“今年の夏も あぁ何もしなかったわ”と歌われていてなんだかお疲れ&ぐったり感が漂う。友人と沖縄へ行こうとウキウキだった「私の夏」、彼と穏やかに浜辺で幸せな瞬間を実感していた「夏の日」からこのグラデーション…。年齢を重ねてくると夏のウキウキもワクワクも徐々に遠ざかっていくものだと思うので”今年の夏も あぁ何もしなかったわ”もデフォになっていくのも確かに真理。これはこれでリアルな20代後半に向かっていく変化だ。わずかにサビ終わりで明日はいい事ある予感を残してはいるが、予感程度なところもまたリアル。実際にうだるような熱さの中で今作を聞くと夏バテが加速してしまうのでなるべく真夏には聞かないようにしているが、曲自体は安定の森高ポップス、アビーロードレコーディングによる気合の入ったドラミングなど聞きどころも多い。ALBUM VERSIONは…ミックス違いと思われなんとなく音のバランスが違う。
★★★★☆
11thアルバム『PEACHBERRY』(ALBUM VERSION)
7thベスト『ザ・シングルス
9thベスト『UHQCD THE FIRST BEST SELECTION ’93~’99

PV
セルフライナー
200曲セルフカバー(2012)

33rd ミラクルライト

ミラクルライト
1997年10月15日
作詞:森高千里、作編曲:細野晴臣
演奏楽器:Drums
一挙低迷してきていて失敗できないタイミングでのまさかの企画作により20位にまで低迷、わずか3週でチャートアウトするという極小生産の限定盤だったの?レベルの売上3.0万枚というかなり厳しい結果に…。きっかけはローソンのCMでの共演からラジオにゲストで出た時に曲提供をお願いしたら本当に実現したという事らしい。

別にそんな変な曲ではないちょっと不思議でヘンテコなだけのポップスなんだけど、シングルらしい風格が皆無の緩すぎる雰囲気とジャケットにまで細野さんが出てくるような企画コラボ色の強い独立したシングル。何か新しい事をという事で生まれた企画と思われ、翌年のアルバム『今年の夏はモア・ベター』へと拡大していったが細野プロデュース展開はこのタイミングではあまりに戸惑いが強すぎる企画だった。

原曲は普通にドラムが入っているっぽいが(シングル持ってなくて『ザ・シングルス』には表記が無いので正確には不明)、Twist Versionでは表記が無く、音も味気ない打ち込みっぽいものに変わっている。一応シングル曲という事でシングル発売時は多少はシングルっぽくしていたという事か。
★★★☆☆
12thアルバム『今年の夏はモア・ベター』(Twist Version)
7thベスト『ザ・シングルス

PV
セルフライナー
200曲セルフカバー(2013)

34th SNOW AGAIN

SNOW AGAIN
1997年11月19日
作詞:森高千里、作曲:高橋諭一
演奏楽器:Drums
明治チョコレート「Meltykiss」CMソング。タイアップも同じ「銀色の夢」に続くウィンターバラード。好評だった「銀色の夢」と同系統の路線でヒットを狙いに行った感じもあるが「銀色の夢」以来トップ10ヒット(9位)、「銀色の夢」より10万枚ほど低いとはいえ13.4万枚とやはり「銀色の夢」以来の10万越えを記録。結果的に今作が最後のトップ10ヒットとなり、これ以降最早トップ20だとか数万枚とかいう過去最低レベルを軽く超えるさらに深刻な勢いで売上は低迷していったので本当に最後のヒット曲となった。リアルタイムで知っていた曲はもう少し多いが『CDTV』見ててヒットしているなぁと思ったのは「銀色の夢」と今作だけだったりもする。

「銀色の夢」よりもしっとりとじっくりと歌い上げるウィンターバラード。歌詞は今回も失恋ソングとなっているが今作の方が圧倒的に未練が強くてもう1度会いたいと強く願っている女性が主人公。より切ないが、考えようによっては「銀色の夢」から1年経ってさらにこじらせてしまったようにも思えなくもない。

『mix age*』にはSNOW BLINK Re-Mixというリミックスバージョンが収録された。リミックスが流行ってきていたので時流に合わせた感じではあるが、別にそんなにイメージを壊しに行くような変なリミックスではないので打ち込み主体の別アレンジとしても聞ける仕上がり。
★★★★☆
13thアルバム『Sava Sava
レア&リミックスアルバム『mix age*』(SNOW BLINK Re-Mix)
6thベスト『MY FAVORITES
7thベスト『ザ・シングルス
9thベスト『UHQCD THE FIRST BEST SELECTION ’93~’99

PV
200曲セルフカバー(2012)
200曲セルフカバー(2014)

35th 電話

B00005G3PZ
1998年3月4日
作詞:森高千里、作曲:高橋諭一、Album Version編曲:鈴木俊介(シングルは編曲表記なし)
演奏楽器:Drums
カネボウ「SALA」CMソング。今作も17位と低迷。当時けっこうSALAのCMがかかっていたのでサビ部分は馴染みがあったのにチャートアクションが随分と悪くて意外に思った記憶がある。

またしても未練系の失恋ソングと最近妙にフラれまくっている感じがするが、流れるようなサビのメロディーはキャッチーで印象深い。CMで聞いていただけで長年記憶していたくらいなので末期の中では強めの1曲だとは思う。これで売れないっていうのはなんかもう曲云々じゃない低迷になってきていたんだろうな…。

シングルとAlbum Versionでは全体にけっこうアレンジが異なっていてイントロからもう違う。シングルの方が細かい装飾があって派手な感じで、アルバムの方は音数が削られてストイックな感じがする。『Sava Sava』だけにサバサバさせたようなイメージ。
★★★★☆
13thアルバム『Sava Sava』(Album Version)
7thベスト『ザ・シングルス

PV
200曲セルフカバー(2013)

36th 海まで5分

海まで5分
1998年7月15日
作詞:森高千里、作曲:久保田利伸、編曲:前嶋康明(Album Versionでは編曲表記なし)
演奏楽器:Drums&Percussion
TBS系ドラマ『海まで5分』主題歌。主題歌でそのままタイトル同じ、サビ頭も「海まで5分」とそこまで徹底して合わせなくてもいいのにというくらい徹底して合わせてきたThis is 主題歌な主題歌。薬丸裕英主演、沢口靖子、斉藤慶子、杉本哲太…と主要キャストが全員OVER 30’s WORLDしていて10代20代の若者があまり見ないような編成で視聴率もパッとせず、当然主題歌もヒットせず、前作よりさらに低迷する20位ギリギリに終わった。オリジナルアルバムに収録されたのは今作が最後。

斉藤英夫も伊秩弘将も去り、固定の作家が高橋諭一だけになってしまったがさすがに毎回高橋諭一というわけにもいかず末期は新たな作家もちょいちょい出てくるようになったが今回は久保田利伸提供。といっても別にR&Bっぽいわけでもなく、こざっぱりとした普通のポップナンバー。海まで5分という気軽さが、そのまま曲調にも繋がっていてとても気軽な感じなんだけど気軽すぎて突き抜けてしまうとところもある。

「電話」同様にAlbum Versionはかなりアレンジが変わっている。シングルだとバンドサウンドを基本にしてブラスのような音色も入っていてシングルらしい華やさだが、Album Versionはごっそり音数をそぎ落とし、ドラムも一応クレジットされているがパーカッションが強調されたアコースティック調になっていてかなり落ち着いた地味な佇まいにガラッと変貌している。アレンジの変貌ぶりでは「電話」を軽く越えていてAlbum Versionの中でもけっこうトップクラスの変わりようではないだろうか。ドラムはもう定番になっていただけにここまでパーカッションでパカパカしているのはけっこう珍しいかも。

『mix age*』のOut Takeは派手さではシングルとアルバムの中間くらいの感じでギターサウンドがオシャレな感じになっていてこれはこれで好き。
★★★☆☆
13thアルバム『Sava Sava』(Album Version)
レア&リミックスアルバム『mix age*』(Out Take)
7thベスト『ザ・シングルス
9thベスト『UHQCD THE FIRST BEST SELECTION ’93~’99

PV
200曲セルフカバー(2012)

37th 冷たい月

冷たい月
1998年10月1日
作詞:森高千里、作編曲:高橋諭一
美術展『パリ・オランジュリー美術館展』イメージソング。美術展のタイアップって何!?という感じだが日テレの開局45周年記念の企画で、特別番組も制作され美術館訪問含めてパリで1週間生活するなど、単にタイアップに曲があてがわれたのではなく、美術展のイメージソングを書くという依頼で曲が制作され、番組でのパリ滞在があったようだ。下げどまらずに33位とさらに順位を落とし、ついにデビュー当初を下回る最低位を更新した。この後オリジナルアルバムが制作されなかったため、今作以降のシングルは『mix age*』に収録されない限りはシングルのまま放置される事となり、特に今作に関しては『ザ・シングルス』まで一切収録されずじまいだった。

パリに滞在した割にはパリ感(?)はそんなにない、月をテーマにした落ち着いたバラード。またしても失恋ソングで月をイメージした事でマンネリにはなっておらず、新たな大人っぽさが醸し出されているものの、年齢重ねてこうバラードで重たくなってくると大概パッとしなくなって売れなくもなるよなぁ…というのを割と地で行ってしまったような1曲という印象もある。もし30代でも活動が続いていたら?が少し見えるような路線のバラードではあるかもしれない。
★★★☆☆
7thベスト『ザ・シングルス

PV
セルフライナー
200曲セルフカバー(2013)

38th 私のように

私のように
1999年3月17日
作詞:森高千里、作編曲:河野伸
キリン「ナチュラルズ」CMソング。河野伸はキーボード担当の初期のライブメンバーでレコーディングや曲提供もあったがその後しばらく遠ざかり、『PEACHBERRY』『Sava Sava』で久々に曲提供し、今作が最初で最後のシングル表題曲提供となった。

サビ頭がそのまま”ナチュラル”で思いっきりCMタイアップ感が強い曲。「電話」と違って『CDTV』でランクインしているのを見た記憶はほとんどないが、曲を聞いてみたら昔CMで聞いたことある曲だった!と思い出したのでやはりそこそこ当時かかっていたんだと思う。

クールな曲が流行り始めていた時代の変化をやや感じるような同じところを回っている感のあるアレンジやあまり動きのない感じの平メロ、サビでもそこまで派手に盛り上がらないなど全体に淡々としている。ハマればハマるんだけど前作よりは好き…程度かなぁ…。

『mix age*』にはそのままCMで使用されたナチュラルズ CM SLOW VersionとリミックスのNAZUNA Re-Mixが収録されている。『MY FAVORITES』にも選曲されたので末期の中では本人のお気に入り度も高かったようだ。ただ歌詞の感じとかキリンの商品よりもなんかナチュラル系の化粧品のCMソングっぽい気もしなくもない。
★★★☆☆
レア&リミックスアルバム『mix age*』(ナチュラルズ CM SLOW Version)
レア&リミックスアルバム『mix age*』(NAZUNA Re-Mix)
6thベスト『MY FAVORITES
7thベスト『ザ・シングルス
9thベスト『UHQCD THE FIRST BEST SELECTION ’93~’99

PV
セルフライナー
200曲セルフカバー(2013)

39th まひるの星

まひるの星
1999年5月19日
作詞:森高千里、作曲:スガシカオ、編曲:高橋諭一
映画『もういちど逢いたくて -星月童話-』主題歌。アルバム『Sava Sava』に1曲提供していたスガシカオの提供。41位とさらに順位を下げたが、売上は前作の2倍で前2作の1万台から2万台へと回復した。その割に「冷たい月」と並んで『ザ・シングルス』まで放置されていた。

落ち着いたバラード…という低迷まったなしの方向性のため正直かなり地味だが、じっくり聞けばそれなりにいい曲。一応まひるではあるんだけど星をテーマにするなど「冷たい月」に続いて星や月がテーマになってきているのは30代を見据えての大人な方向性を見出そうとしていたのかどうか。
★★★☆☆
7thベスト『ザ・シングルス

200曲セルフカバー(2013)

40th 一度遊びに来てよ’99

一度遊びに来てよ'99/EVERY DAY
1999年10月1日
作詞:森高千里、作曲:斉藤英夫、編曲:前嶋康明(オリジナルは斉藤英夫)
「日本生命」CMソング。9thアルバム『STEP BY STEP』収録曲を前嶋康明によるリアレンジでリメイク。何故急にこうなったのかは良く分からないが、産休に突入する中で恐らく最後のシングルになる事も分かっていたっぽい中でこれというのは…。当時は「EVERY DAY」との両A面扱いだったかのように思われた、というかジャケットのタイトル表記が同格扱いのように見えたため一部媒体で両A面扱いされていたが現在公式に単独A面扱いとなっていて両A面が網羅された『ザ・シングルス』でも「EVERY DAY」はスルーされ完全にC/W扱いとなっている。

どんどん低迷してきて結婚ショックによるファン離れ…があったのかどうかは分からないが恐らくその影響もありそうな中でのリメイクシングルという事でついに60位まで落とし、1万割れとなった。最低位は末期3連続で更新し、最後にして初の1万割れの最低売上となる(後の再発除く)。

全盛期の曲だけあってこれぞ森高千里といえる安定のポップス。原曲が既にそんな王道の森高ポップスとして完成されていたのを全く別の色に変えてしまうような事もなく、リアレンジではこれもこれでありというような確かに別のアレンジなんだけど曲の良さには変わりはないようなそんな印象。ただ完成されていたものを無理にリアレンジした必要性を感じないのも事実で、冒頭のキーボードとかむしろ逆に原曲より時代が古くなってしまっていないか…。原曲で普通にDrums表記だったのがこちらではLoop Drumになっているようにドラムが味気なくなっていて、代わりにチャカチャカ弾いているギターに妙に凝っているなど、なんだか本人不在で元素材だけでアレンジャーが奮闘してリメイクしたみたいな印象もあるが実際この段階で本人がどこまで関与していたのだろう。自選の『MY FAVORITES』選曲時は原曲をチョイスしているので思い入れもあまり無さそうだったりもして…。
★★★☆☆
9thアルバム『STEP BY STEP』(原曲)
レア&リミックスアルバム『mix age*
6thベスト『MY FAVORITES』(原曲)
7thベスト『ザ・シングルス

200曲セルフカバー(2013)

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