the brilliant green シングル回顧~1997-2010~

ボーカル川瀬智子、ベース奥田俊作、ギター松井亮の3人組ロックバンドとして1997年にメジャーデビュー。最初の2枚は4曲入り全英語詞マキシシングルとしてリリースしており、この2作はオリジナルアルバム未収録であった。

初の日本語詞にして当時のメイン形態であった8センチCDでの3rd「There will be love there -愛のある場所-」が大ヒットしてブレイク。1stアルバムはミリオンヒットを記録した。そこから00年まで継続して活動を行っていた

01年には川瀬智子がTommy february6としてソロ活動を開始。バンドとは全く異なる80’sサウンドと詳細なキャラクター設定をしてそれを演じるスタイルでの活動は当初シングル1枚限りのはずが予想以上の反響を得たことでアルバムリリースまでの継続した活動へと発展。当時のthe brilliant greenは3枚のアルバムが出すたび売上が低下していたが、Tommy february6は1stこそ越えられなかったものの2nd、3rdを上回るという当時のバンド以上の大ヒットを記録した。

それでもソロ活動は1年で区切りをつけてthe brilliant greenは02年に活動を再開したが、今度はthe brilliant greenが1年で活動停止になってしまい、好評だったTommy february6を再開させ、今度こそ本格始動となりプロジェクトが発展。Tommy heavenly6というオルタナティブなロックを基本としたダークサイドの人格設定まで作り出してfebruary6とheavenly6の並行してのソロ活動が延々と続いた。

放置状態となっていたthe brilliant greenは07年に10周年を機に活動を再開。08年始めにかけて3枚の新作シングルをリリースしたがアルバム制作には至らずに代わりにシングルコレクションを発売すると、またTommyソロへと戻った。

なおこの07年頃にそれまで匿名の外人作家のような作編曲のクレジットだったTommyソロのその匿名作家が全て奥田俊作だったことが明かされている。松井はさほど参加していなかったようだがそれでも一部楽曲でギターを担当していたことが判明した。

09年には事務所研音が事業整理でもしたのか、所属ミュージシャンであったthe brilliant green、Sowelu、星村麻衣を3組まとめて契約終了。3組とも事務所だけではなくソニーレーベルとの契約も打ち切りとなり、3組とも新たな事務所とレコード会社を探すことになった。Soweluはエイベックスへ(数年でフリーになった)、星村麻衣はインディーズに移動する中で、the brilliant greenは別事務所、レコード会社はワーナーへ移籍した。

移籍が完了してthe brilliant greenとして再度活動を開始したが、直後にギター松井が脱退。2人組となる。今度はオリジナルアルバム制作に行きついたが、このアルバムのブックレットでは2人ではなく、匿名性の強いダミーメンバーの外国人を常に2人と一緒に配置するという形式を取り、演奏クレジットも抜けたギターを誰が弾いているのか明記しなかった。そして結局またしてもTommyソロへ…。

13年には既に16周年であるにも関わらず“the brilliant green Tomoko Kawase デビュー15周年企画”として各名義での新作制作を発表。15周年が既に1年遅れていたようにソロでもペースが鈍化しつつあったが、このプロジェクトも当初の予定から遅延しまくりとなり、2013年中にfebruary6、heavenly6のアルバムは何とかリリースされたものの、the brilliant greenとしてのリリースは2014年になってからとなった。新作が間に合わず、セルフカバー作品となったが、この際にthe brilliant greenとしても奥田俊作はソロ同様の裏方になる事を宣言。これに伴いthe brilliant greenも最早バンドではなくなってしまい、ジャケット写真等もソロと同じで川瀬1人となった。素顔かコスプレかの違いしか無くなっ

15周年プロジェクトではそもそも当初the brilliant greenの新作を出すはずで、まずはセルフカバーをやってから新作を制作するという方針だったはずだったが2015年以降はバンドもソロも新作が一向に発表されなくなった

沈黙の中で2017年、デビュー20周年を迎えたが活動は「2017 神宮外苑花火大会」に出てきて数曲のライブを行ったのみ。これを皮切りに活動を再開してまずはベストアルバムをリリースすると当時報道されたが結局続報は何一つなく、以降も沈黙が続いている。

というわけで2015年頃からはソロでもバンドでもCDリリースが無い状態となってしまっているが、果たして次なる本格始動はあるのだろうか。Tommy名義でのブログは更新が続いていて配信でソロ名義でのかなり久々の新曲は2018年10月に両名義でされていたようだが、完全に自主レーベルになっているようだ(moraでは何故か新たなfebruary6、heavenly6欄にそれぞれ単独でぶち込まれている扱いで、過去の作品が並ぶfebruary6、heavenly6の欄に入れてもらえていないので曲名で検索しないと出てこない)。

秋冬にヒットが集中しているので過去曲回顧で取り上げるなら11月か12月頃、20周年で再開するという報道があったので2017年11~12月頃に取り上げようと思っていたが音沙汰が無いまま1年経ってしまい、このままだと2018年も終わってしまい、また1年後…とやっているとキリが無いので思い立ったこのタイミングでやる事にした。

一応公式が97年でデビューをごまかして98年起点扱いで13年を15周年にしたという前科があるので、18年は”20周年”という事で…。

2018.12執筆

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