globe シングル回顧3~2001-2005~

毎回作風の異なるような実験期を経て突如としてトランス路線へ移行。以降はトランスを主戦場としてヒットチャートとは距離を置いたような楽曲を次々と発表。創作意欲は衰えてはいなかったようだが、YOSHIKIの謎加入、KEIKOと小室の結婚を経て、10周年を経てからは一気に停滞。活動休止状態となり、今後が不透明な時期が長く続くようになった。

シングルは一足先に05年で止まっている。

06年にアルバム『maniac』、ミニアルバム『new deal』を立て続けに発売後、音沙汰がなくなり休止状態に。08年にKEIKOがKCOとしてレコード会社もユニバーサルへ移籍してソロデビュー…したが楽曲制作は小室が行っているため、単にMARCがいないだけの制作スタイルだっ。そのあとでglobeとしての活動再開を発表。TM NETOWORKの代表作「Get Wild」のカバーシングルを出す予定だったが、小室の詐欺逮捕によりオジャンになってしまった。

09年には小室の音楽活動は再開されたが、globeの活動はなかなか行われず、2010年には15周年記念ベスト盤『15YEARS -BEST HIT SELECTION-』をリリースするもまたしても1年近く何の活動も無いままに2011年にKEIKOがくも膜下出血で倒れてしまった。小室とMARCはKEIKOが復帰するまで2人で活動するとして活動を再開し、リミックス作品を中心としたリリースを重ねた。

小室もMARCもTwitter等で時々KEIKOの近況と回復を思わせる報告をしており、2017年には歌声も公開。復帰は近いと思われたが、2018年の小室不倫騒動引退宣言時にはKEIKOは既に歌う事への興味を完全に失っているという現状を正直に告白している。実際には状況は悪化しているらしく、闘病生活初期にはスタジオへ連れ出して何とか1曲歌ったものの、ここ5年くらい「もういいよね」という事になり歌わなくなってしまったという。その話こそ真実だとすると動画の「2016~2017 KEIKO」という文字も偽り(それよりももっと前の闘病初期)だった事になるが、回復が近いと言い聞かせなければやっていられないほど小室自身も介護に疲弊しきっていたのかもしれない。

そんなわけで現時点でのglobeの最新(あえて最後とは書かない)シングルは05年。95年のデビューから05年という実質10周年までがglobeの現時点でのシングル史となる(アルバム含めても+1年程度)。トランス路線はとにかく長い曲が多くサウンド重視だが、中にはキャッチーな曲もあり、すっかり離れてしまったリスナーでも改めて聞けば一定の良さを感じられる…かもしれない。そんなトランス期を振り返る。

2018.4~5執筆

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globe シングル回顧2~1997(後)-2000~

TKブームが去りつつあったのか、実験サウンドに挑みまくって徐々に自らヒットから離れていったのか、どっちが先だったかは微妙なところではあるが、98年を境にTKプロデュースの大ヒット期は終焉していった。まさかのデコ大受賞もあったが、99年以降は路線を大幅変更。R&Bになったかと思ったら良く分からない実験へ突き抜けていき、明確な着地点が見えない実験を繰り広げたまま00年代へと突入していった。

「Perfume of love」からの「MISS YOUR BODY」はJ-POP史の中でも稀に見る恐ろしいまでの落差、変貌だと思う。そんなTKブーム末期、実験期を振り返る。

2018.4~5執筆

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globe シングル回顧1~1995-1997(前)~

95年8月にデビュー。以前から曲提供はしていたがtrfの成功とTMNの終了と前後して本格的にプロデューサーとして知名度を上げていた小室哲哉が自らメンバーとなり、オーディションで選んだKEIKO、そのオーディションを行ったイベントでMCを担当したMARCと共に立ち上げた新グループとして大々的にデビュー(当初は小室はメンバーではなくKEIKOとMARCで「Orange」というユニットだったという話も)。この最初のオーディション時にKEIKOが勢いよく登場してそのまま勢いよくステージから転げ落ちる(そして復活する)シーンはネタ映像として後に何度も歌番組等で放送されていた。

むしろ失敗が許されないくらい、売れる事は当然として始められた特大プロジェクトだったと思われる。8月デビューから年内にシングル3枚を立て続けにリリース。ペースが早すぎて売れてるうちに次が出てしまうという状況で最初の3作はミリオンに迫るもミリオンに届かなかったが、4枚目のシングル「DEPARTURES」は一気に200万枚を突破。続く1stアルバム『globe』は当時のO社記録である初の400万枚突破を達成する空前のヒットとなった。当時は毎年のようにアルバム売上記録が更新されていたので歴代1位だったのは1年ちょい程度だったが、オリジナルアルバムとしては現在も宇多田ヒカル1st、2ndに続く歴代3番目の売上記録となっている。

そんないきなり全盛期から始まって絶頂を極めに極めた初期10シングルを振り返る。

2018.4~5執筆

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