L⇔R 全シングル回顧 1992-1997(後編)

初公開時、初ブログとして公開するもまとめ版を制作していなかったので改めてまとめ、本来の過去曲回顧ページへ移行。これに伴い、1ページだと長いので前編、後編に分割。

2017.3執筆
一般発売された全アルバム及びシングルはCD、CD未入手のC/Wは配信を利用し、アルバムと同一音源のため入手不要と思われる1st、4thシングル以外を入手して視聴。



7th KNOCKIN’ ON YOUR DOOR

95年5月3日
「KNOCKIN’ ON YOUR DOOR」はフジの月9ドラマ『僕らに愛を!』主題歌。この超大型タイアップによりO社でミリオンセラーを記録。ドラマはさほどヒットしておらず、初回から20%を逃し、ラスト2回でようやく20%台に乗せるも平均視聴率ではこの年の月9枠4本の中で最も低かった
しかし主題歌では95年の4作の中で今作が最もヒットしたというねじれ現象だった(次クール主題歌がサザンの「あなただけを~Summer Heartbreak~」でこちらもミリオンだが今作はそれを上回っている)。

7th KNOCKIN’ ON YOUR DOOR

作詞作曲:黒沢健一
文字通りのノックするような音からのキャッチーなサビ始まりは確かに勢いに満ちている。
タイアップを獲りに行ったわけではなく、「REMEMBER」を偶然聞いたドラマプロデューサーから依頼があって書き下ろされ、しかもほぼ1発OK、メンバーも当たるんじゃないかという確信が持てていたそうなので、タイミングとしても最良、何もかもがうまくハマった1曲だったんじゃないかと思う。
売れすぎて1発屋みたいになってしまったものの、この1発の輝きは今も色褪せない確かなヒット曲としての煌めきがあるし、ベスト盤でもなんでも聞けばこの曲以上に気に入る曲もたくさん出てくる(はず)。自分自身そうだったし、L⇔Rへの入口としても優秀なそんな立ち位置の楽曲だと思う。

この時期シングルでは山内隆義がミックスエンジニアとして起用されていたが収録されたアルバム『Let me Roll it!』は全体のミックスをJack Josephが担当している。
すなわちシングルとアルバムでエンジニアが違う=シングルとアルバムのミックスは違う、ということになるんだけど、当時特にアルバムバージョンである旨は記載されていなかった。
後に『Looking Back』に収録された際に初めてAlbum Mixだったと正式に表記された。
シングルとアルバムの違いはけっこう些細な違いなので気づいてないリスナーも多いと思われ、実際違うと言われてもイマイチよく分からないところだが…。共通しているのはアルバムは低音が強めでややもやっとした鳴り方をして、シングルの方がライトだけどハッキリした音で鳴っている(結局良く分からねぇよ)
それよりもこの曲に関してはド頭のKNOCKIN’ ON YOUR DOOR音(ドラム2発)をしっかり聞けば聞き分け可能。イヤホンかヘッドホンで聞くとより分かりやすい。
シングル→左、右の順に鳴る
アルバム→中央で鳴る。
★★★★☆
6thアルバム『Let me Roll it!』(表記は無いがAlbum Mix)
6thアルバム『Let me Roll it!-25th Anniversary Complete Edition-』(表記は無いがAlbum Mix、Single Mix)
2ndベスト『Singles&More Vol.2
4thベスト『Last Roll-11 years of L⇔R-
5thベスト『Looking Back-11 years of L⇔R-』(Album Mix)
6thベスト『プラチナムベスト L⇔R—One of a Kind—

C/W MUSIC JAMBOREE ’95

作曲:L⇔R
前作に続いてのインストナンバー。タイトル通りに陽気なナンバーでコロコロと曲調が変わっていき、テーマパークのよう。個人的にはJAMBOREEというと同時期にブレイクしたスピッツのライブを想起してしまう。『JAMBOREE』っていうライブビデオも出してたし…。
★★★☆☆
アルバム未収録

C/W IT’S ONLY A LOVE SONG

作詞:黒沢健一、作曲黒沢秀樹・黒沢健一
『LACK OF REASON』からのシングルカット。ファン人気が高く、投票トップ5に入り『Last Roll』にも収録された。ビートルズのような雰囲気漂うポップナンバー。2パートの繰り返しなので明確なサビが存在しないが、それでもこんなにキャッチーなのが地味に驚異的だったりする。歌い出しのパートの途中で登場する高音コーラス「アーーーー♪」がいい味を出していると思う。エンディングにパチパチノイズが入っているが、シングル盤ではこのパチパチ音が少し長くなっている。短い方に慣れているとあれ?まだいる…という感じ。
★★★★☆
5thアルバム『LACK OF REASON
ライブアルバム『LIVE RECORDINGS 1994-1997』(ライブ)
2ndベスト『Singles&More Vol.2
4thベスト『Last Roll-11 years of L⇔R-』(ラストのパチパチが長いシングルバージョン)

KNOCKIN' ON YOUR DOOR

KNOCKIN’ ON YOUR DOOR

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8th BYE

95年10月20日
前作から5ヵ月開けてのリリース。当初「GAME」を用意していたが、新たにこの曲が用意され、スタッフと意見が割れながらも最終的に今作に決定したとされている。
ミリオンヒットの後にも関わらずタイアップなしだったがトップ10入りを記録し、前2作に続く3番ヒットとなった。

BYE

作詞作曲:黒沢健一
前作っぽい感じの曲で軽快で聞きやすいポップナンバー。これはこれでこのポジションでなければいい曲だったんだけど、バッバイバッバ~イ♪と軽快なサビは軽快すぎて大ヒットの後にこの曲というのは少々インパクトまで軽すぎたんじゃないかという気はする。聞きこめばいい曲なんだけど…。
バイバイとハローを対比させるのはやはりビートルズの「Hello,Goodbye」だろうか。

シングルとアルバムの違いはじっくり聞くと音の質感が違う(アルバムの方が低音寄り)程度でパッと聞きは分かりにくい。
1番の聞き分けポイントは1番終了~2番開始の間の間奏部分。シングルだと派手な音がガシャガシャ鳴るが、アルバムではチャカチャカしたエレキギターが左チャンネルに固まって鳴るので意識して聞いていれば分かりやすい。
★★★☆☆
6thアルバム『Let me Roll it!』(表記は無いがAlbum Mix)
6thアルバム『Let me Roll it!-25th Anniversary Complete Edition-』(表記は無いがAlbum Mix、Single Mix)
ライブアルバム『LIVE RECORDINGS 1994-1997』(ライブ)
2ndベスト『Singles&More Vol.2
4thベスト『Last Roll-11 years of L⇔R-
6thベスト『プラチナムベスト L⇔R—One of a Kind—

C/W CHINESE SURFIN’

作詞作曲:黒沢健一
終始歪んだロックサウンドとボーカルに乗せてテケテケギターが炸裂しまくる珍曲。L⇔Rの楽曲の中ではかなり異色度の高い曲だが異色すぎて逆に面白い。「BYE」が王道というかシングルの中では最も安定で置きに行ったような曲だっただけにC/Wでこういう曲が来るというただでは済まないところがいい。チャイニーズというよりベンチャーズといった感じで、あからさまに中華風な感じはあまりない。
★★★☆☆
スタジオ音源アルバム未収録
ライブアルバム『LIVE RECORDINGS 1994-1997』(ライブ)

BYE

BYE

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9th DAY BY DAY

95年11月17日
前作から1ヶ月でリリースされたアルバムへの先行シングル。ドラマ『木曜の怪談』初代ED。
「木曜の怪談」というタイトルのドラマをやっていたわけではなくオムニバス形式で様々なドラマをこの枠で放送していた。
基本的に小中学生向けで広末涼子や堂本光一など当時ティーンだった若手がよく起用され、人気シリーズだった「怪奇倶楽部」には後のタッキー&翼、チャイドル(チャイルド・アイドル、10代前半~半ば過ぎくらいまでの女優に使われていた)というこの時期だけ定着させようとしたが全く定着せずに該当者たちの成長と共に廃れた造語にカテゴライズされていた野村佑香、前田愛らが主演していた。
普通に当時ドラマを見ていたはずだが、見始めたのは中期以降だったため、イエモンの「楽園」やASKAの「ID」は主題歌として聞いてレンタルに至っているが、この曲がかかっていた記憶は全くない。
また「楽園」や「ID」もそうだがおおよそ「怪談」とは全く関係が無い曲である(ドラマ自体も怪談に限らずSF要素があれば何でもやってた)。

DAY BY DAY

作詞作曲:黒沢健一
売れて加速していく風景に流されないように着実に日々を歩んでいこうとする自身の心情を反映したかのような歌詞になっているのが印象的。早くもトップ10入りを逃してしまい、最初に聞いてもあまり印象に残らない曲ではあったけど、時間が経ってくるとなんとなく生きていくってこういうことなのかもしれない…と妙にこの曲が深く思えてきた。今ではけっこう好きな1曲。

シングルとアルバムの違いは明確なのは2番終了後の間奏でラー、フー、ラー、フー言ってるコーラスがシングルだと右(ラー)、左(フー)、右(ラー)、左(フー)と左右に振られているのに対してアルバムだとそれが無い(ラーもフーも中央で言ってる)くらいだろうか。
全体印象(アルバムは低音ぼやっと、シングルはライトでくっきり)の差では他の3曲に比べると元々低音が目立つ曲なのでアルバムだと正直低音過多に聞こえてしまう。
★★★★☆
6thアルバム『Let me Roll it!』(表記は無いがAlbum Mix)
6thアルバム『Let me Roll it!-25th Anniversary Complete Edition-』(表記は無いがAlbum Mix、Single Mix)
ライブアルバム『LIVE RECORDINGS 1994-1997』(ライブ)
2ndベスト『Singles&More Vol.2
4thベスト『Last Roll-11 years of L⇔R-
6thベスト『プラチナムベスト L⇔R—One of a Kind—

C/W COWLICK (Bad Hair Day)

作詞作曲:黒沢健一
朝の日曜日を描いたさわやかなポップナンバー。攻めた曲が続いていたC/Wだが今作はアコースティックギターとスライドギターを生かしたさわやかなサウンドが心地よく、派手さは無いが安心できる隠れ良曲といった趣き。
★★★☆☆
アルバム未収録

DAY BY DAY
DAY BY DAY

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L-R
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10th GAME

96年1月19日
当初は「KNOCKIN’ ON YOUR DOOR」に続くシングル候補だったというが結局アルバム曲となり、そこからシングルカットされた。シングルカットながら前作で逃したトップ10入りも果たしている。

GAME

作詞作曲:黒沢健一
今となってみてはこれ予定通りにミリオンの後に出していればもしかしたら…とも思う。当初候補になっていただけあって、前2作よりも余裕と勢いが感じられるようなポップチューン。
タイトルが「GAME」なだけあって、日常を嘆いたり重くとらえるのではなく、ゲーム感覚で軽めにとらえている(とらえようとしている?)ところが前作との大きな違いだろうか。この軽やかさが元気をくれる。

アルバムとシングルの違いは前3作よりも単純明快で分かりやすい部分があり、最後のウォウウォウウォッウォ~をアルバムの方が数回多く繰り返している。具体的にはシングルは5回+1回分歌わずに演奏のみで終了、アルバムだと8回やってそのまま終了。
これ以外にはド頭の音が揺れながら迫ってくるのがシングル、あまり何も感じない(そんな揺れない)のがアルバムという細かい違いもある。最後のウォウウォウ…はシングルでも長いが、アルバムだと壊れたのかと思うくらい何度も繰り返すのでちょっと不安になる。
★★★★★
6thアルバム『Let me Roll it!』(表記は無いがAlbum Mix)
6thアルバム『Let me Roll it!-25th Anniversary Complete Edition-』(表記は無いがAlbum Mix、Single Mix)
2ndベスト『Singles&More Vol.2
4thベスト『Last Roll-11 years of L⇔R-
6thベスト『プラチナムベスト L⇔R—One of a Kind—

C/W Good Morning Tonight

作詞:Brian Peck、作曲黒沢秀樹
こちらは新曲。ポリスター時代にあったような全英語詞ナンバー。比較的淡々としているものの、英語詞によるとっつきにくさはあまりなくてポップで聞きやすい。
★★★☆☆
アルバム未収録

GAME
GAME

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11th NICE TO MEET YOU/I WISH

96年6月21日
96年唯一の新作。唯一の12cmCDのマキシシングル仕様(当時は珍しかった)で発売された。3曲入り。
ジャケットでは3曲は同列表記で3曲とも平等な扱いだが、背文字では『NICE TO MEET YOU/I WISH』という両A面表記になっている。
しかし「I WISH」はアルバム未収録でA面として扱われた事はない。
3曲目は「GAME」のライブバージョンだったので、96年は3曲しか新曲が発表されなかった事に(前作C/Wの「Good Morning Tonight」と今作と、今作C/Wの「I WISH」)。

NICE TO MEET YOU

作詞作曲:黒沢健一
この頃から『Doubt』制作にかけては黒沢健一が混迷した状況になっていたと思われるが、楽曲自体はそれを吹き飛ばすような開放感が気持ちいい。前作「GAME」でもAメロの途中でスパイス的に使用されていたが今作ではもっと積極的にシタールが用いられたことによるそこはかとないインドっぽさにより単なるストレートすぎる楽曲になっていないところもいい。
調子が上がっていく時というのはじわじわ上がっていて気が付いたらもしくは終わってからあの時好調だったと思うことが多いんだけど、この曲は突然奇跡が起きたように調子が上がって突き進んでいくというマリオでスターを取った時のような無敵感が味わえる。
何かに迷った時、決断を迫られた時、どうにもならない状況に直面した時、もちろん聞いてもどうにもならない事もあるけど、景気づけしたい時にはこの曲を聞きたい、そんな1曲。

何気にシングル音源と『Doubt』音源で微妙にミックスが違うが特に公式に表記されていない。配信版では『Doubt』収録の音源にちゃんとAlbum Mixと書かれているのだが…。
25周年リマスターでも『Doubt』のシングル群にはSingle Mixの追加収録が行われなかった。
違いはAメロの片隅で鳴ってるシャッ・シャッ・シャッ・シャッっていう音がシングルだと左だけど、アルバムだと右
1番分かりやすいのはCメロのボーカルでがっつりエコーがかかっているのがシングル、意図的に音質が悪くされているのがアルバム、この部分で入る「ハーーー」コーラスもシングルだと左に寄っているが、アルバムだと中央になっている。
★★★★★
7thアルバム『Doubt』(表記は無いがAlbum Mix)
2ndベスト『Singles&More Vol.2
4thベスト『Last Roll-11 years of L⇔R-
6thベスト『プラチナムベスト L⇔R—One of a Kind—

I WISH

作詞作曲:黒沢健一
比較的ゆったりしたポップナンバーだがアレンジがけっこう落ち着きが無い感じ。この時期のC/Wよりはキャッチ―でC/Wではなく両A面というのもうなずける1曲ではあるが、単独でA面だったら少し弱いか。王道のポップナンバーのようでどこか複雑さが増している感じもあり、もう少しストレートでも良かったんじゃないかという気も。
★★★☆☆
アルバム未収録

C/W GAME (Live Version)

作詞作曲:黒沢健一
1996年3月10日の日本武道館でのライブ音源。後にPV集『PV』には映像でも収録され(2017年の『PV+』ではカットされた)、2017年のライブDVD『Live at Budokan』には新編集でも収録されている。ライブ音源は当時は初収録で、シングルへの収録もこれが唯一。基本的にスタジオワークに凝っている印象が強いL⇔Rだが、ライブにはまた別の熱さがある事が良く分かるライブ音源。なお最後の部分はアルバムと同じ8回バージョンだが途中でフレーズを変えたりしている。
★★★★★
Live Versionアルバム未収録

Nice to meet you/I wish/Game

Nice to meet you/I wish/Game

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L-R
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12th アイネ・クライネ・ナハト・ミュージック

97年2月29日
アルバム『Doubt』までの3ヵ月連続リリース第1弾。黒沢健一が書いたというかなりラフな簡易イラストというシュールなアートワークで3作とも統一されている。前年のシングルが1作だけとリリースが少し滞ったせいか、トップ10どころかトップ20入りを逃した。

アイネ・クライネ・ナハト・ミュージック

作詞作曲:黒沢健一(『Doubt』収録時のみ「沢」を「澤」へ変更)
シングルの中では異端というか最も実験的で攻めに攻めた楽曲。モーツァルトの有名曲「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」(KREVAが「国民的行事」でサンプリングしてた曲)をもじったタイトルだが、半ばヤケクソのようにまくしたてる平メロからはじけるサビはそれなりにキャッチ―。マニアックさは強いけどかなりクセになる。『Last Roll』では1曲目を飾っていたこともあり、結構早い段階で印象に残った曲の1つ。
★★★★☆
7thアルバム『Doubt
2ndベスト『Singles&More Vol.2
4thベスト『Last Roll-11 years of L⇔R-
6thベスト『プラチナムベスト L⇔R—One of a Kind—

C/W そんな気分じゃない “JAM TASTE version”

作詞作曲:黒沢秀樹
秀樹ボーカル曲。アルバムに収録されたオリジナルバージョンとは全くの別アレンジ(オリジナルは打ち込み要素が強く、歌のパートが多い)。オリジナルに先駆けてこのJAM TASTE versionが先にリリースされた。
ギターに高野寛、憂歌団の内田勘太郎、ドラムに森高千里、棚沢雅樹、ベースにLITTLE CREATURESの鈴木正人、キーボード&プログラミングは従来通りの遠山裕という面々がゲストミュージシャンとして参加している。この人選の中で目を引くのが森高千里だが、94年のシングル「気分爽快」の作曲を黒沢健一が手掛けていたのでその縁での繋がりがあったと思われる。森高千里はドラムを中心としてギターやピアノなど楽器演奏に長けており、92年後半頃からはレコーディングにおいても自身の楽曲のほとんどを自分でドラム演奏していて「気分爽快」でも本人がドラムを叩いていた。TV出演時は歌のみというのが基本でドラム叩きながら歌ったりはしていなかったので世間的にはあまり知られていなかったドラマーとしての森高だが、ミュージシャンの間での評価はそれなりに高かったらしい。吉田拓郎も目をつけていた1人でLOVE LOVE ALL STARSの1人としてアルバム『みんな大好き』で森高をドラムとして起用している。まもなく主婦業に専念して音楽からしばし遠ざかってしまったのは惜しい。
終始ボーカルは歪んでおり、曲やメロディーよりもゲストミュージシャンの演奏に重きを置いている感じ。ていうか曲の半分以上は歌じゃなくて延々とインスト(ジャムセッション)状態が続くので、歌を聞きたいならオリジナル、演奏を聞きたいならこのバージョンだろうか。個人的にはオリジナルは終始同じような調子で続くのであまり好きではなく、演奏が堪能できるJAM TASTEの方が好き。
★★★☆☆
5thベスト『Looking Back-11 years of L⇔R-』(JAM TASTE version)
7thアルバム『Doubt』(オリジナルバージョン)

アイネ・クライネ・ナハト・ミュージック / そんな気分じゃない
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ポニーキャニオン (1997-02-19)
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13th STAND

97年3月19日
『Doubt』への先行シングル第2弾にして結果的にラストシングルとなった。今作と『Doubt』では何故か「黒沢」の沢の文字が「澤」に変更されている。弟の黒沢秀樹は「沢」のままだったので意図的にこうしたものと思われるが理由は不明。

STAND

作詞作曲:黒澤健一(シングル盤、『Doubt』では「澤」表記、以降ベスト盤では「沢」表記もしくはローマ字)
今をどのように進むべきなのか前向きにとらえて進んでいこうとしつつもどこかで迷いが捨てきれない感じのシングル曲が続いていたが結果的に最終シングル。慌てなくても日々は変わらないからいつも通りにここで待っていよう(超訳)という言葉にはいい意味での落ち着きが感じられ、個人的には焦りを感じた時に聞きたい曲ランキング(?)の最上位に常に入ってくる。単に慌てずいこーぜという前向きさだけじゃなくて生きてるとまあ色々あるけどそれを踏まえた上での結論という感じもあってそういう部分も響くところだ。
★★★★☆
7thアルバム『Doubt
ライブアルバム『LIVE RECORDINGS 1994-1997』(ライブ)
2ndベスト『Singles&More Vol.2
4thベスト『Last Roll-11 years of L⇔R-
6thベスト『プラチナムベスト L⇔R—One of a Kind—

C/W STRANDED

作詞作曲:木下裕晴
シングルでは唯一の木下曲。アルバムでは1曲目を飾っている。かなり歪んだロックナンバー。ポップなだけじゃないところを見せ、シングル最後にして最後のアルバム1曲目という立ち位置からも(結果的にではあるが)L⇔Rがもしまだ続いていたらその先は?という可能性が見える1曲でもあると思う。

アルバムでは曲が始まる前と終わった後に追加音が入っているが、シングルではいきなりギターの演奏から入り、最後もブツ切りになっているという違いがある。曲自体に違いは無いと思われる。
★★★★☆
シングルバージョンアルバム未収録
ライブアルバム『LIVE RECORDINGS 1994-1997』(ライブ)
7thアルバム『Doubt』(最初と最後にSEが入っている)

STAND

STAND

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