06年11月22日
DVD『人形劇ギルド』はあったが、06年唯一の新曲CD。「オンリー ロンリー グローリー」以来2度目の1位を獲得し、初動18万は自己最高となった。累計売上では一応3番目にはなるが25万付近の作品は他にも数作あり、1番2番に比べると飛び抜けての3番ヒットではない。
個人的にはリアルタイムでシングルを聞き始めた最初の1作。
涙のふるさと
ロッテのエアーズCMタイアップ。CMに出演していた堀北真希と森岡龍がMVにもそのまま出演し、映画監督の山崎貴が監督を担当しているがこれは山崎貴サイドの熱烈な要望で実現したらしい。これまでBUMPのMVは映像作家の番場秀一が担当して懇意にしていたが、これ以降は山崎貴との結びつきもかなり強くなった。
なお番場氏はドキュメント映画『WILLPOLIS2014』の監督を担当した時はあまりのクリエイター色の強い雰囲気モノ、見知らぬファンばかりピックアップする演出内容に対してコアファンが猛烈に拒絶反応を示す事態となりAmazonレビューが過去最低評価に陥るなど必ずしもファンに歓迎されている人物というわけではないらしい。というかずっとMV担当してても大多数のファンは名前すら知らなかったと思われるが、これにより名前を悪い意味で覚えられてしまったのか、番場氏や山崎氏がライブの映像演出でロングムービーなどを担当するとまたか…とウンザリするファンも現れるようになった印象がある。
今作で聞き始めたのは大学の友人がハマっていた影響。大学4年を迎えていた当時、この年シングル1枚というマイペースっぷりに対して、半年後に待っている社会人という名の厳しい現実を思い、才能があるっていいよな…とかなんとか2人でぼやいていた記憶がある。
CMを見ていたわけでもないのでとりあえずいきなりCD借りてきて聞いたんだけど、最初に聞いたのがこの曲で良かったと思うくらいとても感動的な気分になった。リュックしょってるので実際に旅に出たようにも思えるけど、自分の心の中で旅をして知らない/忘れていた自分に出会えたみたいなイメージ。当時まさに新しい道を決めた頃で忘れていた自分にもう1度出逢えた気がしていたのでドンピシャだった。懐かしさと少しの感傷が味わえ、涙腺を刺激する名曲だ。
★★★★☆
5thアルバム『orbital period』
2ndベスト『BUMP OF CHICKEN Ⅱ[2005-2010]』
真っ赤な空を見ただろうか
改めて夕焼けが見たくなるロックナンバー。C/Wで久々にノリが良くメロディアスでロックバンドしている曲が来た感じではあるんだけど、前述のように最初に聞いたシングルだったのでC/Wが思いのほか良かった事にも感動した。結果的にはC/Wの中では屈指に好きな1曲になった。
★★★★☆
C/Wコレクションアルバム『present from you』
シークレットトラック
おるすばん
「真っ赤な空を見ただろうか」終了後トラック分けされずにそのまま無音が続き8分9秒付近から聞くことができる。レンタルしてきてCD-Rに焼くのにトラック分けされていないため容量がかなり無駄になった記憶が…。CDの総収録時間が2006年に合わせて20分06秒になるように設定されている。
留守番している子供の願望を無邪気に歌い上げたバラードナンバー。シークレットトラックはいつも藤原以外のメンバーメインか全員で歌っているおふざけだったが、今作ではいつもの藤原ボーカルが歌いだすので逆に驚く。もう1人は素人ボーカル(ドラムの升)で、なんと藤原と升のデュエットナンバー。歌唱面で落差が激しすぎるデュエットでこれぞ藤原の無駄遣い。とはいえ藤原ボーカルだと今までのシークレットよりもやや本編寄りに聞こえてくるところがある。
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