22nd READY STEADY GO

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READY STEADY GO
04年2月4日
2年5ヵ月ぶりの新作。03年春にメンバー非稼働で3作のベスト盤を発売後、6月~7月にかけて国立代々木競技場第一体育館で合計7日間のライブを行い、翌年の新作リリースを発表。年明けにリリースされたアルバム『SMILE』へ向けての先行シングル第1弾。復活効果、タイアップ効果が重なり前作を上回る30万枚越えのヒットを記録。21世紀以降では最大のヒット作となった。

今作にはC/Wで新曲もリミックスも収録されず、代わりに従来のhydless versionだけでなく、kenless version、tetsuless version、yukihiroless versionとメンバーそれぞれのパートのみを抜き去り、残りの3人の演奏を残したインストが4種収録された。

また当時ソニーレーベルが採用していたコピーコントロールCDであるレーベルゲートCD2が問答無用に採用されていたため、今作からの3作はレーベルゲートCD2で発売されている。撤退後05年に通常CDで再発。レーベルゲートCD2の表記があるかないかで見分ける事も可能だが、レーベルゲートCD2盤の品番は600番台なのに対して再発盤は900番台という見分け方もある。

READY STEADY GO

作詞:hyde、作曲:tetsu、編曲:L’Arc~en~Ciel&岡野ハジメ
アニメ『鋼の錬金術師』OP。まさにここから再び始まる事を告げるアップテンポなロックナンバー。良くも悪くもバンド自体が巨大化しすぎたり、どこか重たい空気を漂わせていた頃から一転して本当にリフレッシュされたような身軽さもあると思う。新たなるラルクの筆頭代表曲へと成長し、アニメタイアップで新たなファン層を生み出した楽曲でもある。

07年に専門学校へ進学したのに伴い、個人的に年下の世代に接する機会が増えたが、やたらとラルクリスナーが多かった。逆に彼らの中にはGLAYリスナーが全然いなくて、実際にこの時期を境に常にGLAY>>ラルクだった売上はアルバムにおいても逆転するようになっていた。我々の世代は中高の頃にGLAY・ラルクの人気絶頂期を迎えていたので常にこの2バンドは流行の中心にあった。しかし少し下の世代はそこまであの熱狂に触れておらず、今作で本格的にラルクに触れたという人が多かったため、これが大きな分かれ道になったっぽい。専門学校時代にしろ、2010年代前半に開催したオフ会にしろ3~6歳くらい年下がいると一時期その中の誰かが必ずカラオケでこの曲を歌っていた記憶がある。なお前作までよく話題に出していた中高時代のラルクファンの友人とはちょうどこの年を最後に疎遠になって音信不通となったため、以降もリスナーを続けていたのかは不明である。まあ普通にGLAYにしてもそうだけど何百万のセールスが何十万規模まで下がって聞かなくなった人の方が圧倒的に多数派のでその中の1人になった、そういう世代でもあったのかなと思う。

特に表記は無いがアルバムでは冒頭に「Are you ready?」というhydeの掛け声が追加されており、全てのアルバムに「Are you ready?」ありのバージョンで収録されている。

またC/Wの各メンバー抜きのバージョンもなかなか面白い。どれか1つでも欠けると疾走感が著しく欠けたり、音がスカスカになったりしてガクッと勢いが落ちるんだなと実感する。またシングル盤には演奏表記が無いが、kenless versionでギターだけでなくピョコピョコ鳴っている音も一緒に抜かれている。よってあの音を担当していたのがkenだと分かる…というのが1番分かりやすいがこれ含めて後に明かされたアルバムでの演奏表記だとキーボードとプログラミングはken、tetsu、岡野ハジメの3人が担当しているので、誰がどの音を担当していたかも分かる(全部に残っている音であれば岡野ハジメの担当部分)という仕掛けも。
★★★★★
シングルバージョンアルバム未収録
9thアルバム『SMILE』(冒頭に掛け声追加)
5thベスト『QUADRINITY~MEMBER’S BEST SELECTIONS~』(冒頭に掛け声追加)
8thベスト『TWENITY 2000-2010』(冒頭に掛け声追加)
海外限定ベスト『WORLD’S BEST SELECTION』(冒頭に掛け声追加)

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