05年7月20日
アルバム『AWAKE』から1ヶ月で発売され、これで「New World」から4ヶ月連続リリース。初めて初回盤DVD付でも発売されたがタイアップ仕様に合わせたもので収録されていたのは『劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』劇場トレーラー映像とTV-SPOTという全部タイアップ先関係の映像となっており、ラルクのリスナーに向けた内容ではなかった。
またC/Wの「Promised land 2005」のカラオケが2種類収録され、今作では単純にボーカルのみを抜いたものをTETSU P’UNK vocalless version、ボーカルだけでなくTETSU P’UNKの演奏するギターも一緒に抜いたものをTETSU P’UNKless versionとして収録。
GLAY×EXILE「SCREAM」、サザンオールスターズ「BOHBO No.5/神の島遥か国」と同時発売という5年前の00年を思い出すチャート対決となったが、結果は前回と同じくGLAY×EXILE1位、ラルク2位、サザン3位で並んだ。今回はコラボ効果による話題爆発でGLAY×EXILEが2倍の大差で初動30万に突き抜け、ラルクとサザンが15万程度で僅差で並ぶ結果だった。
5年前と変わらない結果ではあったが、実際には04年に復活してからのラルクはGLAYの売上を上回っており、直近のGLAYの初動は10万枚程度まで落ち着いていたため、GLAYが単独シングルだったらラルクが1位になっていたかもしれない。
一方で前回同様に累計売上ではサザンに逆転されてしまったが、今回は僅差。また前後の作品より好調な売上を記録しており、「自由への招待」以来の20万越え、04年の活動再開以降では「READY STEADY GO」に続く2番目に売れたシングルとなっている。
Link
作詞:hyde、作曲:tetsu、編曲:L’Arc~en~Ciel&西平彰、Directed by 岡野ハジメ
映画『劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』OP。EDにはアルバム『AWAKE』収録の「LOST HEAVEN」が採用されていたが、後からOPも担当してほしいということで書き下ろした模様。久々に岡野ハジメを離れて西平彰を共同アレンジャーに招いているが、岡野ハジメも関わっているとアピールするかのように編曲表記の下に岡野ハジメがディレクターを担当した事を示すクレジットが併記されている。
非常に明るくポップな楽曲。いつもよりも下の世代であるアニメを見る子供たちもターゲットにしたものと思われ、ここ最近に比べると明らかに楽器がガンガン鳴り響くようなアレンジにはせず、ストリングスも加えてひたすらポップで聞きやすく耳障りの良いアレンジに仕上げている。90年代だったら特に想像できないような売れ線ポップっぽい感じもあって従来のラルクリスナーからはポップすぎるという声も出てきそうなものだが、タイアップ効果もあっていつもよりヒットしているし、後にファンになるかもしれない子供達にたくさん届き、今作や「READY STEADY GO」などハガレン関連が最初に聞いたラルクの曲という新たなファン層を生んだ…のかもしれない。
シングルバージョンはアルバム未収録で(「GOOD LUCK MY WAY」のアニメ盤に過去のハガレンタイアップがまとめて収録された時だけシングルバージョン)、アルバム『KISS』には演奏が最後まで終わり、ボーカルを重ねるなどの変更を施したKISS Mixで収録。以降全てのベスト盤にKISS Mixで収録されているのでアルバムバージョンというよりKISS Mixが完成形ということなのかも。
あとPVでのhydeのモヒカンスタイルが想像以上にモヒカンしすぎててインパクトだった。
★★★★☆
シングルバージョンアルバム未収録
11thアルバム『KISS』(KISS Mix)
5thベスト『QUADRINITY~MEMBER’S BEST SELECTIONS~』(KISS Mix)
8thベスト『TWENITY 2000-2010』(KISS Mix)
Promised land 2005
作詞:hyde、作曲:ken、編曲:P’UNK~EN~CIEL&岡野ハジメ
5thアルバム『HEART』収録曲のカバー。「Link」に引っ張られたというわけではないんだろうけど、これまでのP’UNK~EN~CIELに比べるとハードではあるんだけど、そこまで激しくはなっていない。さすがに毎回やっているとそろそろP’UNK~EN~CIELも新鮮味が薄れてきたなと思わなくもないが…。
★★★☆☆
12thアルバム『BUTTERFLY』初回特典CD『P’UNK IS NOT DEAD』
コメント