Red
1stアルバム。『夢見る少女じゃいられない』『バイバイ。』『LIKE A HARD RAIN』『BREAK OUT!』の4シングル以外にもC/W2曲、新曲は5曲で構成されている。シングルではじわじわブレイクしてきていたところだったがアルバムで大爆発。結局シングルでは1度も取れなかった1位を獲得し、そのまま自身最高の245万枚を売上げた。ビーイングを離脱した織田哲郎が全面プロデュースということだが、ビーイング時代はほぼ作曲のみで編曲は手がけていなかったのと自身ソロでもここまでエレキギターを前面に出していなかったので、ビーイングっぽさはほとんどない。織田が全面的に手がけたギター以外は打ち込みロックサウンドだがハードなギターに耳に残るメロディーは非常に聞きやすい。アルバム自体もシングルほどのアルバム曲はないが非常に聞きやすい曲が並んでいて、1stにして既にコンセプトも明確。初めからきっちり狙って作っていたのが分かる。売れすぎた反動、ブームが去った今では中古屋でも投売りされているが、現在こういうシンガーが他にいないので逆に新鮮だし、聞いて損はない1枚。★★★☆☆