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SA

1stアルバム。1st〜6thシングルまで収録。14曲中8曲が既出のシングル曲。187.9万枚を売上げた最大のヒット作。アイドルというよりかは小室プロデュースというブランド力が通じていた最後の歌手である鈴木あみは、同時期に活躍していた同じASAYAN出身のモーニング娘。はシングル=アルバムか下手すればアルバムの方が売れない状況にあった中で、SPEEDのようにアーティスト認知されていたようだった。そこが小室とつんくの違いだったのかもしれない。そんな特大ヒットアルバムだが、当時からさほど評判は良くない。あみのロボットボイス(歌が下手なのでごまかすためにかなりいじっているせい)は差し置いても楽曲的にも小室が既にヒット路線ギリギリ。この段階ではまだシングル楽曲に関しては一定のキャッチーさは保っているがTK全盛期に比べると実験的な匂いが漂い始めている。またシングル以外の楽曲がどう考えても埋め合わせにしか思えない。数段以上落ちる曲ばかりなのでアルバム曲が増える後半がかなり退屈。当時はとりあえずシングル多かったので借りてはいたけど、現在では「あみ」時代はベスト盤だけで十分と言われている通りで、今更聞く意味はほとんどないかもしれない。今回改めてしっかりとCDで聞いてみたがやはり微妙だ。ちなみによく見るとシングル以外のアルバム曲は全部が部下の久保こーじに丸投げされており、TK1曲も書き下ろししてねぇ…。ただそれでも「あみ」時代3枚のオリジナルの中ではこれが1番マシなんだよな。
★★☆☆☆

Infinity eighteen vol.1

2ndアルバム。シングル4曲、C/W3曲、新曲4曲、インスト2曲の構成。小室プロデュースの神通力が通じた最後の作品で、小室プロデュース作品としても確かこれが最後のミリオンセラー(106万枚)。ただ前作同様に、売上の割にはかなりの怪作。シングル以外を完全に部下に丸投げした前作と違って今回はアルバム曲も小室自ら手がけた曲はあるのだが…。当時借りた時もほとんど聞かなかったけど、今になってもやっぱり良さが見えない。冒頭のインストと新曲の2曲連続でアイドルのアルバムとは思えないマニアックで地味な仕上がり。既存のシングル曲も新たなミックスでボーカルに妙なエフェクトがかけられている。鈴木あみの場合は常に機械ボイスだったのだが前作以上にこれは使いすぎ!たぶん当時小室がボーカルにオートチューニングかな?かけるのに凝っていた時期だったのかもしれん…。そもそもシングル曲に関してもキャッチーさよりも実験要素が強くなっていて、不気味な曲ばかり。巨大パッケージジャケットとかかなりアイドルグッズ的な売り方もしていたが、これがミリオンって…凄ぇ。とりあえず『BE TOGETHER』は小室過去の名作として、新作に限っては『Don't need to say goodbye』辺りはそこそこ名曲だとは思う。
★★☆☆☆

INFINITY EIGHTEEN Vol.2

3rdアルバム。前作から2ヶ月で発売された続編。表記が大文字になった理由は不明。シングルは間に出た『THANK YOU 4 EVERY DAY EVERY BODY』とC/Wの2曲のみ。R&BやHIP HOPに傾倒したリズム重視、外人ラップやコーラスを大幅に取り入れた内容。部下へ丸投げした曲は無く、全て小室が関与しているのだが、売れ線は完全に放棄。アイドルである事も放棄。加工ボイス全開で平坦なメロディーを延々と歌い続けていく対象不明の超絶怪作。当然シングルも1曲しかなかったので、当時の人気をもってしても売れるわけなく、1位を逃し(2位)、40万台まで激減した。この後シングル1枚出してから、契約問題の方で引退態に陥るわけだけど、このまま小室が続いてても終わりだったと思える。何がしたかったのだろう。『THANK YOU 4 EVERY DAY EVERY BODY』が1つ抜けてキャッチーな曲なのだがこの曲もどこか壊れた雰囲気が漂う。ていうかメロディーが不気味すぎて歌いこなせてなかった。当時テープ録音だったもののほとんど聞かなかった作品達を久々に3作連続でCDで聞いてみたのだが…やはりどこにも良さは感じられなかった。ソニー時代、やはりベスト盤だけで十分です。
★☆☆☆☆
ベスト盤は通常レビューに掲載

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