SMAP 003
93年発売の3rdアルバム。シングル「負けるなBaby!〜Never give up」(3×3 MIX)収録。シングル1曲のみで、残り9曲がアルバム曲。シングルも今でもかなり知名度の低い1曲だが、アルバム曲からも後のベストに1曲も選ばれていないなど、全体的に知名度の低いアルバム。メンバーも今となるとこの頃の曲は覚えてないのもあるんじゃないだろうか。とはいえ11位に終わりながらも初めて10万枚を越えた。制作陣は作詞の小倉めぐみや相田毅、作曲の筒美京平、編曲のCHOKKAKU、岩田雅之、重実徹とまあ初期〜中期でおなじみだった作家が並んでいる。とにかく声が若い!の一言に尽きるが、シングルではこの頃あまりソロパートが無かった割には、アルバムではソロパートが多い印象。アルバムまで買うのはよほどのファンなので、個別に声が聞けたほうがファンは楽しめるだろうという考えだったのかもしれない。ポップで聞きやすいアルバムではあるが、まだ80年代アイドル路線を引きずっている感も強く、歌詞の面でも中期以降に明確になる同世代の若者目線はなく、いかにもアイドルアイドルした光GENJIの流れに近い感じがする。ラストの「負けるなBaby!」がアルバムバージョンというよりかはほとんどリミックス作品みたいなコンピューターサウンドになっているのが驚き。何がしたかったんだ、これ。★★☆☆☆