1995年7月24日
自身最大のヒット作。初登場2位から2週目8位、3,4週目3位と確変モードに突入して10週連続トップ10入り、100位以内16週ランクイン、122万枚のミリオンヒットを記録した。アルバム含めて唯一のミリオンで最大ヒット作。2位止まりだったのは200万級の超絶ヒットで1995年の年間1位となったDREAMS COME TRUE「LOVE LOVE LOVE」と発売日が被っていたため。この1995年はミリオンが28作も出たので122万枚も売れたのに年間22位とトップ20にも入れないという物凄い年だった。
突然
作詞:坂井泉水、作曲:織田哲郎、編曲:葉山たけし
ポカリスエットCMソング。1992年は織田哲郎、1993年はZARDで、1994年はZARDと同じ制作陣でDEENがポカリ、そして1995年も3年連続同じ制作陣でFOVだったので早くも印象が被りまくり、ファン以外には混同されてしまう要因の1つにもなったし、この後のGT被りもあって個人的にも中高時代にFOVとDEENの違いを同級生に説明するのにいちいち苦労した。前作同様に作詞者によるZARDセルフカバーバージョンも存在。2006年には作曲者の織田哲郎もセルフカバー。2018年にはDAIGO、2019年/2024年(作り直し)にはSARD UNDERGROUNDもカバーしている。
この曲はもう当時からCMでの印象で覚えていて、1999年頃に当時近所に出来たBOOK OFFにて少し前の8センチシングルヒットを集めた際に入手したので最初に手に取った曲になる(レンタル→カセット録音では発売当時の「DAN DAN~」の方が先)。ファンになってからはもっと他の曲の方が好きになって一時期は聞き飽きてしまったり、あえて聞き返す事も少なくないが毎年どこかで耳にはしている気がする。知名度の高さもあって入口としての訴求力の高さも抜群だし、やはり名曲に違いない。FIELD OF VIEWといえばこの曲だろう。Aメロの”車でカセットのボリューム”をあげるくだりはどんどんと懐かしい響きになっていっている。まあカセット自体は生き残っているので中途半端に当時の最新再生媒体であるMDとかにしなくてよかったよねとは思うが、カーステレオでカセット搭載の感覚は早い段階でなくなってしまった。今はカセットどころかCDプレイヤーも装備されないしな…。現代だとスマホ/ウォークマンのBluetooth接続かSDカードなんかが車での音楽の聴き方だと思うが、何の”ボリュームを上げる”歌詞にすればいいのだろうか?単純に“オーディオのボリューム上げた”になるのだろうか、なんかしっくりこな
シングルはハーフインチ、1stアルバムはDATを使用していると『SINGLES COLLECTION+4』のレコーディングノーツで明かされている。『SINGLES COLLECTION+4』の音源は1stアルバムと同じDATをマスターとして使用しているという。要するにシングルとアルバム以降ではマスターが違うという事らしいが、音源に違いがあるのかは正直聞いてもよく分からない。元々持っていたシングルのロット番号は1Fだったんだけど、だいぶボロくなってきたので買い替えついでに一応チェックしたところ、OP582ND、2というロットを発見。”2″という1文字だけのロットはこれは…と思ったんだけど全部同じ音源だった。シングルのミックス違いは無いか。
『FIELD OF VIEW 25th Anniversary Extra Rare Best 2020』のT-61 未発表テイクは最初のAメロ突入直前、間奏明けサビ、エンディング直前で出てくるタッタタタッタタタッタッタッターのドラムロールが全く違うリズムパターンに差し替えられているという違いがある。
浅岡雄也がソロになってから正式にスタジオ録音してセルフカバー(「突然~2008~」)したのはこの曲のみ。その際は安部潤をアレンジャーに起用しているが、ほぼ原曲と同じアレンジを再現したという感じに仕上がっている(葉山たけしの名前残さなくていいのかというレベル)。この「突然~2008~」を「突然~2020~」としてミックス変更したバージョンが2020年の『浅岡雄也 Extra Rare Best』に収録されている。
★★★★★
1stアルバム『FIELD OF VIEWⅠ』
1stベスト『SINGLES COLLECTION+4』
2ndベスト『FIELD OF VIEW BEST fifteen colours』
3rdベスト『Memorial BEST~Gift of Melodies~』
4thベスト『complete of FIELD OF VIEW at the BEING studio』
5thベスト『BEST OF BEST 1000』
販路限定ベスト『FIELD OF VIEW BEST HITS』
6thベスト『FIELD OF VIEW 25th Anniversary Extra Rare Best 2020』(T-61 未発表テイク)
突然
FIELD OF VIEW
2003/08/25 ¥255
突然
FIELD OF VIEW
2020/05/13 ¥255
C/W きっと離れていても
作詞作曲:浅岡雄也、編曲:池田大介
view時代の「あの時の中で僕らは」をもっと派手に仕上げたようなバラード。『FIELD OF VIEWⅠ』レコーディングノーツでは浅岡のデモの中で最も初期の曲で94年1月にはあったというので(「あの時の中で僕らは」は94年2月発売)、実際「あの時の中で僕らは」の方向性で作られていた曲なのかも。中高時代(2000年前後)の友人の間では評判が良かった曲でメロディーもいいにはいいんだけどこの曲の印象は初めて聞いたときからあまり変わらず、ちょっとかったるくて1stアルバムでも飛ばしてしまう事が多かった。
★★★☆☆
1stアルバム『FIELD OF VIEWⅠ』
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