15年4月22日
配信5作を経ての2年7ヵ月ぶりのシングルCD。配信では順調にリリースを重ねていたのでもうシングルCDを出さないのかと思っていたらポンとリリースされた。しかしこれを最後に再び配信へ移行しているため2018年時点で最後のシングルCDとなっている。
初の3種発売で、初回盤のみ曲順を入れ替えた『コロニー/Hello,world!』となっていてDVDが付属。6月までの期間限定盤はスリーブケース入りデジパック仕様でDVDが付属。そして通常盤で合計3種。
Wタイアップ&3種発売、なんだかんだBUMPのシングルCDが欲しいリスナー層が一定以上いるのを証明するかのように20万突破のヒットシングルとなった。これは2015年のO社年間チャート28位ながらジャニーズ、LDH、秋元系列を除けば最高ヒット作となり、32、33位のB’z、福山雅治がそれに続く形であった。
Hello,world!
アニメ『血界戦線』OP。配信限定とアルバム『RAY』で大胆に電子音を導入しまくってから久々にガツンとしたアップテンポなロックナンバー。色々方向性を拡散した上で改めてこれぞBUMPなロックナンバーに戻ってきた感じ。酷く落ち込んだり後ろ向きになっているわけではないし、どちらかといえばそこそこやれている状況の中での疲労感、どこか空っぽな自分に気づきながら存在証明をしたい…というような感情が歌われていて、意外とありそうでなかったような雰囲気。“もう駄目って思ってからわりと何だかやれている 死にきらないくらいに丈夫 なんかちょっと恥ずかしい”という序盤のくだりは『HAPPY』を経た後の自分自身にもしっくりくるところがあって、気分的には「ray」でいたいんだけど、やっぱこういう思いに至る事は今なお多々ある。これはもう受け入れて進むしかない。ハローどうも僕はここ。
配信限定でアニメサイズのバージョンもリリースされている。
★★★★☆
8thアルバム『Butterflies』
コロニー
映画『寄生獣 完結編』主題歌。「パレード」が主題歌だった『寄生獣』の続編というか二部作の完結編だが、一転してピアノをメインとしたバラードナンバー。メンバーにピアノがいなくてもピアノを乱用するバンドは少なくないが(同じトイズの某子供達の方を全力でガン見しながら)、電子音、打ち込み導入と一緒にピアノやキーボードも曲に合うなら積極採用する意向に開いていったようでそれがよく表れたアレンジだと思う。曲自体がややまったりしていてもう1つハマりきれないところではあったけど。
★★★☆☆
8thアルバム『Butterflies』
通常盤のみシークレットトラック
オマール
3トラック目の1分58秒から聞くことが出来る。初回盤・期間限定盤には未収録。
アルバム『orbital period』『present from you』に登場した中高生くらい(?)の4人組がバンドを組んで曲を作ろうとする寸劇の続編。今回も新たな曲を作ろうととぼけたやり取りが繰り広げられる…といった寸劇メインの内容。アルバムでは寸劇が多くなっていたが何気にシングルで寸劇メインのものは初めてだったりする。この寸劇、どのあたりまで作りこんでいるのか毎回気になる。
初回盤DVD
「コロニー」スタジオライブ映像
演奏前と演奏後の様子も少しだけ入っているが基本的にスタジオで演奏しているシンプルな演奏PVといった装い。
期間限定盤DVD
「Hello,world!」スタジオライブ映像
演奏前と演奏後の様子も少しだけ入っているが基本的にスタジオで演奏しているシンプルな演奏PVといった装い(コピー)。
DVD隠し映像
初回盤のCDにはシークレットトラックが収録されていないが、代わりにDVDの方に別々の隠し映像が収録されている。本編のスタジオライブ映像終了後、映像作品お決まりの警告文表示が消える前に↑↑↓↓←→←→決定(エンター)とコマンド入力をすると見ることができる。通常盤にはいつも通りのシークレットトラックが収録されているが、今回この3種の内容はリンクした内容になっている。
この隠し映像では「オマール」の更なる続編的な寸劇が収録され、最初は音声のみだが途中で映像も入ってくる。「コロニー」「Hello,world!」でそれぞれ内容は異なるが基本フォーマットは一緒で繰り広げられる寸劇の内容が異なっている。
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