倉木麻衣 20周年シングル回顧3~2008-2014~

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倉木麻衣 20周年シングル回顧3~2008-2014~

元旦のアルバム『ONE LIFE』では当時のO社年末年始の合算集計の情勢を見誤ったためにまさかのトップ10落ちを記録するなど低迷を続けていたが、10周年に向けては、スタイリッシュな方向性を打ち出した新路線が好評でアルバム『touch Me!』は前作トップ10落ちから一転しての1位を獲得して人気復活をアピール(実際は売上はほとんど同じだったので週選びを見極めただけではあった)地上波TV出演解禁も相まって最終的に『touch Me!』は前作『ONE LIFE』をわずかに上回る初のオリジナルアルバム売上上昇となった(デビュー作が売れすぎたので基本出すたび下がり続けるのが宿命状態だった)。立て続けの10周年展開ではCM大量露出もあって存在感を示し、明確に売上を伸ばすことに成功、華々しい10周年を迎える事が出来た。

以降も路線を変更しながら活動を続け、西野カナによく提供していたGiorgio 13を迎えたりもしていた。15周年を迎える前には一時スランプにも陥ったようだが、復活を遂げポジティブな溢れんばかりの勢いで(「TRY AGAIN」→「Wake me up」→「無敵なハート」→「DYNAMITE」)突き進んだ。

またベストかよ感はあったものの、15周年ベストでは1stアルバムのジャケ写を再現する試みが行われ、ほとんど変わってない美貌に注目が集まった。また中期を削って初期と最近寄りの選曲にするといった工夫も見られた。

2019.11執筆(以前の過去曲回顧は「Beautiful」までのシングルだったので以降は完全新規)

28th 夢が咲く春/You and Music and Dream

夢が咲く春/You and Music and Dream(初回限定盤エコバック付) 夢が咲く春/You and Music and Dream
08年3月19日
外部作家起用から一転して今作は2曲とも初期制作陣の徳永暁人、大野愛果×Cybersoundによる楽曲。初回盤はエコバッグ付属(ナチュラル、ピンク、グリーンの3色のいずれか1色)、C/Wに「You and Music and Dream-another ver.-」が追加収録されていた。何故唐突にエコバッグがついていたのかは良く分からないが、「You and Music and Dream」が環境系のドキュメント番組イメージソングタイアップだったのが関係している…のかもしれない…。

夢が咲く春

作編曲:徳永暁人
アメリカのドラマ『THE 4400 SEASON1~未知からの生還者』の日本テレビ放送版テーマ曲。元々04年~07年にシーズン4まで制作され、日本でも1年遅れで05~08年にWOWOWで放送済みだったが、このタイミングで日本テレビで深夜枠でシーズン1(04年)が放送され、そのテーマ曲になったという経緯。日テレ放送時限定でとってつけでテーマ曲にしただけな上にド深夜放送だったので実質タイアップなしに等しい状況であった。

低音が効いた「ダンシング」辺りを彷彿とさせるいかにも徳永サウンドっぽい曲。”夢が咲く春~♪”と連呼されまくるのでこの部分だけはやたら印象に残るが、若干パワープレイで残してくる感じが否めず、全体にあっさり小粒な感じ。ちょっと今回はやっつけなんじゃないかと思ってしまったほどだが…改めて聞いてもまあフツーの春の歌だなぁ…(困)としか…。初回盤にはanother ver.-が収録されていたらしいが当時レンタルに出回っていたのは通常盤だったため聞いたことが無い。その後アルバムではRemixも収録されたがそんなに何度も別バージョン作りがいのある曲なんだろうか…。
★★★☆☆
8thアルバム『touch Me!
8thアルバム『touch Me!』(remix)
5thベスト『Mai Kuraki Single Collection~Chance for you~

You and Music and Dream

作曲:大野愛果、編曲:Cybersound
3月17日にTBS21時放送された竹野内豊出演のドキュメント番組『地球創世ミステリー マザー・プラネット奇跡の島・ガラパゴス“命”の遺産』イメージソング。1回ポッキリのテーマ曲だったが、一応番組公式サイトにはイメージソング紹介ページも用意してもらえていた。

しっとり歌い上げるバラード。なんていうかザ・バラードであり、バラードでしかなく、やっぱりバラードなバラード…と、特に感想が出てこない普通のバラード。ほとんど印象に残らず、2曲ともあまりに普通すぎて正直このシングルは厳しかった…。another verは初回盤のみ追加収録で未配信。
★★★☆☆
初回盤のみC/W(another ver)
8thアルバム『touch Me!
5thベスト『Mai Kuraki Single Collection~Chance for you~

29th 一秒ごとにLove for you

一秒ごとに Love for you(初回限定盤)(DVD付) 一秒ごとに Love for you
08年7月9日
作曲:大野愛果、編曲:Cybersound、Additional Arrange:ME-YA
アニメ『名探偵コナン』OP。「白い雪」以来のコナンだがOPとしては05年の「Growing of my heart」以来2度目。「Growing of my heart」同様にアップテンポナンバーとなっているがかなり驚きの1曲。Cybersound…?となる事間違いなしのCybersoundとは到底思えないような厚みのあるギターやドラムがドッシンバッシン鳴り響く衝撃のロック調。Additional扱いでME-YAがクレジットされているのでME-YAの影響が強いのかとも思うがDJ ME-YAとしてGIZAでよくリミックスやっていた人で別にロック系の人じゃなかったはずだが…。いずれにせよ久々にド派手なインパクトを誇る楽曲が出てきたのと前作の反動もあって本当に目が覚めるような会心の1曲に感じられた。倉木麻衣のボーカルに派手なロックサウンドは似合わないんじゃないかと思っていたが、案外うまくやれば普通にハマるんだなというのも10年目にして新発見でもあった。
★★★★☆
8thアルバム『touch Me!
2ndベスト『ALL MY BEST
4thベスト『倉木麻衣×名探偵コナン COLLABORATION BEST 21-真実はいつも歌にある!-
5thベスト『Mai Kuraki Single Collection~Chance for you~

30th 24 Xmas time

24 Xmas time(初回限定盤)(DVD付) 24 Xmas time
08年11月26日
作曲:All The Rage、編曲:All The Rage,JJ&Carlos H、Rap Perfomed by KEN-RYW
冬のシングルは多かったが初めて明確にクリスマスを銘打ったクリスマスソング。外部提供作だが、シンプルな打ち込みのトラックはおなじみの作家陣よりもナチュラルに倉木麻衣っぽい。今作では合間に男性視点の男性ラップを導入しているのが特徴でラップはKEN-RYWが担当。当時は青山テルマの大ブレイクに便乗して着うた系女性シンガーfeat.男性ラッパーというのが流行っていたので、思いっきり流行りに乗っかってみた感じではあるが、そんなに無理して合わせた的な不自然さはないと思う。ただ着うたリスナー層と倉木麻衣のリスナー層が全く一致しなかったのか、流行に乗ったはずが当時の最低売上を更新してしまうなど、チャートではかなり空気だった…。
★★★☆☆
通常盤のみC/W(Grinch remix)
8thアルバム『touch Me!
5thベスト『Mai Kuraki Single Collection~Chance for you~

touch Me!

touch Me!(初回限定盤)(DVD付) touch Me!
09年1月21日
作曲:望月由絵、編曲:平賀貴大
シングルではやや迷走しているような状態が続いていたがアルバムリード曲で新生倉木麻衣を印象付けるような良作が誕生。新たな作家というのも急募だったと思うんだけど、この望月由絵と平賀貴大というのは以降もある程度リード曲的な部分で引っ張っていけるような楽曲をいくつか提供しているのでようやく巡り合った相性のいい作家だったんじゃないかと思う。

今作では歌詞の面でももっと素を出していこうという意識が強く出ていて今までよりも本音っぽい部分をさらけ出してtouch Me!と訴えかける。少し崩したラフな言い回しも含めて、これまでの楽曲ではほとんど見えなかった人間味は確かに出てきたかなと思う。

元旦発売が仇になりトップ10落ちになってしまった前作から一転して今作では04年のベスト盤以来となる初登場1位を記録。紅白3度の出演以外無かったTV出演だが、2月には「ミュージックステーション」に初出演して本格的にTV出演を解禁し、今作を歌唱した。紅白3回は2度中継でトークもほぼ無く、本人のパーソナルがうかがい知れるような状況に無く、ライブに来るファン以外にはこの時点においてもほとんど倉木麻衣がどんな人なのか知られていなかったと思う。ところがこのMステでは緊張のあまりに「心臓から口が飛び出しそうです」という迷言を放ち、トークでもインパクトを残した。楽曲も含めてここで一気に印象が持ち直し、この勢いはそのまま10周年展開へと引き継がれていった。
★★★★☆
8thアルバム『touch Me!
2ndベスト『ALL MY BEST
シンフォニックアルバム(DVD+CD)『Symphonic Collection in Moscow』(シンフォニックアレンジ)

31st PUZZLE/Revive、Revive/PUZZLE

PUZZLE/Revive(初回限定盤) Revive/PUZZLE(初回限定盤) PUZZLE/Revive
09年4月1日
映画とTVのコナンWタイアップで『PUZZLE/Revive』『Revive/PUZZLE』と曲順を入れ替えた2パターンに加えてボーナストラック(共通)収録の初回盤も発売し、合計4種発売に加えて、発売記念イベントを開催するなど積極的な商法とプロモーションを展開。トップ10ギリギリになりつつあった売上も回復して『明日へ架ける橋』以来5年ぶりの初登場3位を記録した。

PUZZLE

作曲:望月由絵,平賀貴大、編曲:小澤正澄、Additionaol Arrange:平賀貴大
映画『名探偵コナン 漆黒の追跡者』主題歌。編曲に元PAMELAH小澤正澄を初起用。作曲者の平賀貴大がAdditional Arrangeで関与しているせいか、小澤色はそこまで強くなく、小澤サウンドの特徴であるハードなギターは抑えられていて、倉木麻衣のイメージの範疇で適度な新鮮さが感じられる1曲になった。映画に合わせたようにスリリングな曲調もカッコよく決まっているし、歌詞も前のアルバムを通して少し踏み込んだ感じになってきたので全体に攻めの印象を感じられる強い1曲になった。
★★★★☆
2ndベスト『ALL MY BEST
4thベスト『倉木麻衣×名探偵コナン COLLABORATION BEST 21-真実はいつも歌にある!-
5thベスト『Mai Kuraki Single Collection~Chance for you~

Revive

作曲:大野愛果、編曲:Miguel Sa Pessoa
アニメ『名探偵コナン』OP。Cybersoundではなく、メンバーの1人とされるMiguel Sa Pessoa単独名義での編曲。こちらはラテンっぽい雰囲気の少し軽めのサウンド。OPタイアップにしては少し軽い気もするが、アレンジが特徴的なのでむしろメロディーよりも雰囲気で印象に残る。
★★★☆☆
9thアルバム『FUTURE KISS
3rdベスト『MAI KURAKI BEST 151A-LOVE & HOPE-
4thベスト『倉木麻衣×名探偵コナン COLLABORATION BEST 21-真実はいつも歌にある!-
5thベスト『Mai Kuraki Single Collection~Chance for you~

32nd Beautiful

Beautiful(初回限定盤)(DVD付) Beautiful
09年6月10日
作曲:Song Yang Ha、編曲:池田大介
編曲:Song Yang Ha(comfortable ver.)

KOSEの「サロンスタイル」CMソング。発売直後にMステ出演できっちりプロモーションも行いO社デイリーチャートでは1位を獲得、敵がいない週で2位につけていたGIRL NEXT DOOR「Infinity」との差も堅実に広げていたので初登場1位が確実視されたが、集計最終日に突如初日を越えるような指数を記録するといういわゆる疑惑のチャートアクションの末にGIRL NEXT DOOR「Infinity」が1発逆転をぶちかましてくれちゃったため、今作は2位となった。ただしこれでなかなか狙ってできるものではない2位獲得数を12作へと伸ばした。

「幸せ満タン、入りまーす。」というのほほんとしたキャッチコピーがついた幸せ感溢れるスローバラード。CMソングじゃなくても化粧品のCMタイアップっぽい美しさを感じられる1曲。“艶めくとき So beautiful”というサビのフレーズなんかまさにそのままヘアケア用品タイアップ仕様だが、倉木麻衣本人もSo beautifulな雰囲気を漂わせていたので、もうホントSo beautifulって感じ(急にアホっぽい表現)。

comfortable ver.は実際にCMで使われていたのはこっちのバージョンだったという話もあるが(未確認、記憶にない)、作曲者のSong Yang Haがそのまま編曲まで担当しているので、最初に提出されていたのがこっちのバージョンだった可能性は高そうだ。多少アレンジが異なろうとイメージはそんなに変わっておらず、もうホントSo beautifulって感じ(コピペしてまでアホっぽい表現)。
★★★☆☆
2ndベスト『ALL MY BEST
9thアルバム『FUTURE KISS』(comfortable ver.)
5thベスト『Mai Kuraki Single Collection~Chance for you~

わたしの、しらない、わたし。

ALL MY BEST(通常盤)(2CD)
09年9月9日
作曲:望月由絵、編曲:池田大介,佐藤俊
編曲:池田大介(precious ver.)

10周年ベストアルバム『ALL MY BEST』の新曲にしてリード曲。本人出演のKOSE『エスプリーク プレシャス』CMタイアップ。年明けからMステ出演に続いてCMでの大量露出もあってかなりド派手な10周年となり、ベスト盤もヒットした。CDやDVD付だけでなく、カセットテープ、LP、microSDメモリーカード、USBメモリなど新旧あらゆるメディアで発売された上に既に絶滅寸前だったMDでも発売するという現存する音楽再生メディア掌握な勢いで他種発売が行われたのも話題になった(LPやUSB辺りならまだしもMDやカセットなんかは本気で需要に応えようというよりはとにかく全部出しでの話題性狙いだったと思われる)。『ONE LIFE』でのトップ10落ちから『touch Me!』での1位獲得、初の売上回復(微増)と来て、2作連続1位、5年前に既にベスト盤で初期ヒットの清算は終わっていたにも関わらず、10万弱だったオリジナルアルバムから25万越えまで引っ張る確変は鮮やかだった。たださすがに紅白復帰までには至らなかったが、たぶん予想候補の中に久々に名前が挙がるくらいにはなった1年だったんじゃないかと。

「touch Me!」や「PUZZLE」で見せていたスタイリッシュな打ち込みナンバーで、意外と地味なサビ以外を思い出そうとするとどんな曲だったっけ…?となりがちではあるが、ド頭からサビ始まり、CMソングらしくサビ部分の隙の無さは圧巻

precious ver.はスパニッシュギターによるイントロに原曲の面影が皆無で曲本編が始まってからもR&Bテイストが強くほとんど別の曲みたいに大変貌。畳みかけるような勢いが持ち味だったのでどうしても地味な印象にはなってしまう。
★★★★☆
2ndベスト『ALL MY BEST
9thアルバム『FUTURE KISS』(precious ver.)
シンフォニックアルバム(DVD+CD)『Symphonic Collection in Moscow』(シンフォニックアレンジ)
3rdベスト『MAI KURAKI BEST 151A-LOVE & HOPE-

33rd 永遠より ながく/Drive me crazy

永遠より ながく / Drive me crazy(初回限定盤)(DVD付) 永遠より ながく / Drive me crazy
10年3月3日
当初「永遠より ながく」単独A面だったが急遽C/Wが両A面扱いに昇格した。タイアップが決まったためではないかとされているが、かなりドタバタだったのか「Drive me crazy」PVが公開されたのは発売よりも後だった。

永遠より ながく

作曲:財津和夫、編曲:佐々木誠&原川健
KOSE『エスプリーク プレシャス』CMソング。「わたしの、しらない、わたし。」に引き続きのKOSEタイアップとなったが…これは…どうした…?妙に明るくポップなバンド風のサウンドは随分とイメージが異なる。作編曲が新しい人たちで、しかも唐突な大ベテランTULIP財津和夫。若い頃には数々のCM・ドラマタイアップなどを手掛けてきていたとはいえ、ここに来て若い女性向け化粧品CMソングタイアップの作曲を大ベテラン財津さんに依頼するのはどうかと思うし、正直無理に若者向けにアップテンポなのを必死に書いてみた感が漂っていて、サビのメロディーがあまり気持ちよくないというか、率直に奇異に聞こえてくる。なんかPRINCESS PRINCESS「Diamond」をいじくりまわしたみたいなサビ頭は急に“くぅ~♪”と変な上がり方するし、その後も何だか歌まで下手に聞こえてきてこれはいわゆるポップの皮を被った怪曲の類なのではないかと…。これ本当に倉木麻衣に用意された曲だったんだろうか。

あまりに特異すぎるためか、オリジナルアルバムにスルーされ、15周年ベストにもスルーされてしまったため、発売から9年もの長期に渡りアルバム未収録のままとなるなど黒歴史みたいになってしまっていたが、さすがに全シングルA面網羅を掲げた20周年ベストでは機械的な初収録を果たす事となった。
★★☆☆☆
5thベスト『Mai Kuraki Single Collection~Chance for you~

Drive me crazy

作編曲:Silver Stream
日本テレビで放送された海外ドラマ『HEROES シーズン3』テーマソング。「夢が咲く春」同様の深夜の海外ドラマ地上波放送の枠でこの時だけ当て込んでテーマ曲にしたもの。このため前年にスーパー!ドラマTVで放送された時やこの後にBS朝日で放送された時にはタイアップになっていない。正直急遽A面にするほどのタイアップではなかっ

A面で唖然とした中では今作の方が自然に聞けるクール系のR&B風ナンバー。サビのタイトル連呼がひとまず印象ポイントになっているので、全く残らずに突き抜けてしまう事はないものの、シングルA面かというとビミョーだし、しかしC/Wにしてはそこまで地味じゃないというか…。せっかくベストで帰ってきたリスナーが大量にいたのにベスト明け最初のシングルが両A面でこれだったっていうのは最凶の悪手だったと思う。
★★★☆☆
9thアルバム『FUTURE KISS
5thベスト『Mai Kuraki Single Collection~Chance for you~

34th SUMMER TIME GONE

SUMMER TIME GONE(初回限定盤)(DVD付) SUMMER TIME GONE(通常盤)
10年8月31日
作曲:大野愛果、編曲:葉山たけし
KOSE『エスプリーク プレシャス』CMソング、アニメ『名探偵コナン』OP。引き続きのKOSEのタイアップがついているのに、なんとコナンOPにも起用するという謎のタイアップ重ね掛けとなったがどっちかだけでよくないか。何故こんな事になったのだろうか。

久々の大野愛果の作曲でシングルでは「Growing of my heart」以来となる葉山たけし。当時のアルバム含めて3曲起用しただけで遠ざかっていたが、今回も翌年にかけて3曲関わってまた去っていった。なんだかんだ末期ZARDと同じにはならないサウンドメイクはさすがだし、前作が前作だっただけに今作はちゃんと「わたしの、しらない、わたし。」から続いてくる新曲としてすんなり聞ける仕上がり。ダンサブルなC/Wの「anywhere」もノリが良くて聞きやすい曲で(『FUTURE KISS』では最終曲として収録)、C/Wながらこれこそ真に両A面シングルっぽいシングルだよなと当時も思った。ベスト明けが今作だったらどうなっていただろう。

Aメロでのエレクトロ感というか少し声にも加工が入ってくるところは改めて聞くとなんでちょっとボーカル変な感じになってんの?と思ってしまうが、Perfume以降の当時のトレンドといった感じ。冬や雪の曲はいくつかあったが、夏の終わりをテーマにしたシングルはまだ無かったのもあって過ぎ去っていく夏を感じられる2010年夏の終わりソングの1つとしても記憶された。ちょっと懐かしい感じもあるかな…。
★★★☆☆
9thアルバム『FUTURE KISS
4thベスト『倉木麻衣×名探偵コナン COLLABORATION BEST 21-真実はいつも歌にある!-
5thベスト『Mai Kuraki Single Collection~Chance for you~

FUTURE KISS

FUTURE KISS(初回限定盤)(DVD付) FUTURE KISS
10年11月17日
作曲:望月由絵,平賀貴大、編曲:小澤正澄
「touch Me!」以降(33rdを除く)の流れを汲んだ“最近の倉木麻衣っぽい”スタイリッシュ系ナンバー。Aメロ冒頭部分に大胆にかけられたエフェクトは「SUMMER TIME GONE」よりもガッツリ行うなど挑戦の色が濃く、攻めの印象の1曲にもなった。アルバムリード曲、1曲目のタイトルナンバーがA面級っていう印象だったのは今作が今のところは最後かなぁとも思う。
★★★★☆
9thアルバム『FUTURE KISS

35th 1000万回のキス

1000万回のキス(初回限定盤)(SPECIAL PHOTO BOOK付) 1000万回のキス
11年3月9日
作曲:大野愛果、編曲:葉山たけし
KOSE『エスプリーク プレシャス』CMソング。引き続きのKOSEタイアップだったが、発売2日後に発生した東日本大震災により、CM全体が自粛となり、公共広告機構(特にポポポポ~ンがインパクトすぎてポポポポ~ンノイローゼになる人が続出)を連続放送してCM枠を繋ぐようになってしまったので、恐らくOA回数は相当少ないままに終わってしまったと思われる(正直これCMでかかってるのを見た記憶が無い…)。

松浦亜弥「100回のKISS」(2001)、GLAY『100万回のKISS』(2007)とトップ10ヒットになった楽曲でのキスの回数に対抗したわけではないと思うが、驚異の1000万回を掲げ、最早数が多すぎて想像不能に陥る回数だ。サビ頭の”いっせんまんかいのき~す♪”は無理やり詰め込んだ感もあるけどキラーフレーズにはなっていると思う。厚みのあるサウンドや2番以降音数が増えるアレンジなど葉山たけし編曲作品の中では最もそれっぽい(というか90年代ビーイングのイメージ)感じもする。ただ1000万回は重すぎる(80数年生きたとしても3万日程度であり1000万回はかなり無理め)、実際歌詞も曲調もけっこう暗くて重かったので、震災直後のあのムードの中ではそんなに聞きたくなる曲ではなかったな…。。
★★★☆☆
10thアルバム『OVER THE RAINBOW
5thベスト『Mai Kuraki Single Collection~Chance for you~

36th もう一度

“もう一度 “もう一度
11年5月25日
作編曲:田尻尋一
フジ系昼ドラマ『霧に棲む悪魔』主題歌。4月に復興支援で急遽制作した「あなたがいるから」を配信限定でリリースしてその次のシングル。電力不足問題も含めて自粛傾向が続いていたためか、C/Wが無く、新曲1曲のみという初のシングルCDとなった。

シリアスに歌い上げるバラード。バラードという以外にあまり何も感じないバラードというのはたまにあるが、今作がまさにそれでいつまで経ってもバラードという印象以外に全く記憶に残ってこない…。
★★☆☆☆
10thアルバム『OVER THE RAINBOW
3rdベスト『MAI KURAKI BEST 151A-LOVE & HOPE-
5thベスト『Mai Kuraki Single Collection~Chance for you~

37th Your Best Friend

Your Best Friend(初回限定盤)(DVD付) Your Best Friend
11年10月19日
作詞:倉木麻衣,Giorgio 13、作編曲:Giorgio Cancemi
アニメ『名探偵コナン』ED。前年にコナンタイアップになった「Tomorrow is the last Time」はOP「SUMMER TIME GONE」から1ヵ月遅れでEDに起用され(よって2010年内はOP/EDを倉木麻衣が占拠する事態となっていた)、時期が近すぎたためかシングルにならずにアルバム曲で処理されてしまったので、ほぼ1年ぶりのコナンタイアップ、コナンシングルとなった。

So’ FlyのGiorgio 13による外部提供で作詞にも共作で介入。西野カナも手掛けていた作家でどうやらSo’ Flyでのメンバー名及び作詞に参加する際はGiorgio 13作曲と編曲の際は本名のGiorgio Cancemi表記にしているようだ。思いっきり流行りのサウンドに乗っかってみたというか当時最も同世代女子に受けていた西野カナのような方向性をやってみた感のあるナンバー。ただいかんせんトラックもメロディーもかなり薄味で、倉木麻衣の線の細いボーカルを最大限生かしたとも取れるが非常に何も残らずに突き抜けていってしまいがちな1曲になってしまった。5,6回聞いてようやくこれはこれでいいのかもしれない、と良さが見えてきてGiorgio 13路線の曲ではなんだかんだ今作が1番記憶されている1曲にはなった。
★★★☆☆
10thアルバム『OVER THE RAINBOW
3rdベスト『MAI KURAKI BEST 151A-LOVE & HOPE-
4thベスト『倉木麻衣×名探偵コナン COLLABORATION BEST 21-真実はいつも歌にある!-
5thベスト『Mai Kuraki Single Collection~Chance for you~

1stDVDシングル Strong Heart

Strong Heart(初回限定盤DVD+2CD) Strong Heart(通常盤)DVD+1CD
11年11月23日、11年12月7日(レンタルCD)
作詞:倉木麻衣,Giorgio 13、作編曲:Giorgio Cancemi
初回盤でやっているCD+DVDを単にDVD+CDという扱いにしてひっくり返しただけのシングル作品だが、DVD作品であることをアピールする事により各種チャートでのシングルランキング入りを回避、DVDランキング行きとなった。一見埋もれてしまいそうではあるがアイドル勢に押されて非常に不利な状況のシングルチャートにおいてトップ10落ちの回避、つまり連続トップ10入り記録の継続という主目的があったと思われる。というかたぶんそれしかない。公式サイトでは通常のシングル枠で扱われているほか、ドラマ主題歌タイアップでのライト需要に応えるためかわざわざレンタル用にCDだけの専用商品まで制作された。

米倉涼子主演のドラマ『HUNTER~その女たち、賞金稼ぎ~』主題歌。米倉の大ヒットシリーズとなった『ドクターX』が始まる1年前の主演作で正直覚えている人も少ないんじゃないかと思うけど、普通の女性がチームを組んで全国指名手配犯を捕まえて賞金稼ぎしようとする話…だった。物語の導入部でCAだった米倉涼子が職場でスリ事件犯人を確保して報奨金をもらったのがきっかけとなるも、その後は序盤こそ賞金稼ぎしていたものの、以降はただの人探しになっていたり、全く賞金稼ぎしなくなってしまうという変なドラマだった。たまたまドラマを見ていたので倉木麻衣がドラマ主題歌なんて珍しいなと思った記憶はあるが、主題歌としてかかっていた記憶が全く残っていない…。確かBGM的な目立たない使われ方だったんじゃないかと…。

なので結局今作に関してはすぐにアルバムが出たのもあってレンタル専用版も入手せずに『OVER THE RAINBOW』リード曲として聞いたんだけど、聞いても淡々とした編曲、淡々としたメロディーなのでこんなのドラマでかかってたっけ?と全く思い出せないくらい空気のようにさらっと流れていってしまった。今回久々に聞き返したらまたしても聞き覚えが無く初めて聞いた曲のように聞こえてしまった…など未だ片鱗すらも印象に残ってないシングル曲の1つ。そんな空気のような印象だったので最終的に「Your Best Friend」ってけっこういい曲だったんだな…と思えたというのもあった。
★★☆☆☆
10thアルバム『OVER THE RAINBOW
3rdベスト『MAI KURAKI BEST 151A-LOVE & HOPE-
5thベスト『Mai Kuraki Single Collection~Chance for you~

38th 恋に恋して/Special morning day to you

恋に恋して/Special morning day to you(初回限定盤)(DVD付) 恋に恋して/Special morning day to you
12年8月15日
2012年唯一のシングル。1月のアルバム、そして引っ提げてのツアー以降はこの後9月にシンフォニックライブを初めて開催したり、パシフィコ横浜 国立大ホールでの06年から恒例のカウントダウンライブなどは行われたが新曲リリースがしばらく途絶えた。

恋に恋して

作詞:倉木麻衣,Giorgio 13、作曲:Giorgio Cancemi、編曲:Cybersound
アニメ『名探偵コナン』ED。今回も引き続きのGiorgio 13となったが、今回は編曲はCybersound。これにより同じような軽めのアレンジでも今作の方がどこか情緒があるというか、しっとりとした雰囲気が強調されて倉木麻衣っぽい良さが出たように思う。ただGiorgio Cancemiの曲ってけっこう高音を駆使するので西野カナならそのまま高音伸ばして声を張れるからいいんだろうけど、倉木麻衣の場合はそんなに高音を伸ばしたり張ったりするタイプのボーカルじゃないのでファルセット駆使になったりしてどうしても高音メロディーで強く刺さっていくような仕上がりに出来ないし難しかったように思う。
★★★☆☆
3rdベスト『MAI KURAKI BEST 151A-LOVE & HOPE-
4thベスト『倉木麻衣×名探偵コナン COLLABORATION BEST 21-真実はいつも歌にある!-
5thベスト『Mai Kuraki Single Collection~Chance for you~

Special morning day to you

作編曲:徳永暁人
超軟水を売りにしたミネラルウォーター「ICEFIELD」CMソング。本人出演でしかも”新しい、倉木麻衣始まる。”とのキャッチと共にアカペラ歌唱したり、自身の歌手活動への思いを語るという内容だった。

かなり倉木麻衣本人のパーソナルを押し出したドキュメントタッチなCMだったものの、楽曲自体は”新しい、倉木麻衣始まる。”というよりも、そんなに新しい感じの曲ではないが、新しい明日を信じられるというか前向きになれる。また薄いアレンジの曲続きの中でバンド風サウンドのどっしりとした音像になっていて、終盤にかけての盛り上がりはけっこう派手だし、もしかしてこれdoa用に用意していた曲だったんじゃないかと思えてくるところがある。この時期では比較的好感触な1曲。
★★★☆☆
3rdベスト『MAI KURAKI BEST 151A-LOVE & HOPE-
5thベスト『Mai Kuraki Single Collection~Chance for you~

39th TRY AGAIN

TRY AGAIN(初回限定盤) TRY AGAIN TRY AGAIN (名探偵コナン盤)(初回限定生産)
13年2月6日
作曲:徳永暁人、編曲:Cybersound
アニメ『名探偵コナン』OP。またしてもコナン…という連続コナンタイアップでこの辺りからギネス記録を意識して担当作品数をドカドカ更新したかったのか、状況次第ではDVDシングルでシングルチャート入りを拒否するほどトップ10入りが困難になってきたからなのか、露骨なコナンタイアップ連発になってきた。前年に引き続きこの年もシングル1作ポッキリ。ツアーや前年に続くシンフォニックライブなどのライブ活動は行われていたが、今作から1年以上にわたって新曲の発表は途絶えた。

ダンサブルなデジタルアップナンバー。いつものポジティブ応援歌にも思えるがタイトルは「Try Again」だし、Aメロでは不安な思いも綴られていて、折れそうなところからの再起を促しているような内容になっている。新曲が少し開いたり、この後のツアーが「Re:」と題されてやはり再起を思わせるものだったり、次の「Wake me up」リリース時にスランプで歌えなくなったことを明かしているので、応援歌のようで割と本音に近いところが反映されていた曲だったのかもしれない。大サビで唐突に「真実はいつも一つ」と出てくるのはコナンタイアップ感全開だが(アニメ版ではいつの間にかこれがコナンの決め台詞になっていた)、「真実はいつも一つ それはTRY AGAIN!」は言い過ぎじゃないかというかいきなりコナンに寄せすぎじゃないかとちょっと思った。
★★★☆☆
3rdベスト『MAI KURAKI BEST 151A-LOVE & HOPE-
4thベスト『倉木麻衣×名探偵コナン COLLABORATION BEST 21-真実はいつも歌にある!-
5thベスト『Mai Kuraki Single Collection~Chance for you~

2ndDVDシングル Wake me up

Wake me up (初回限定盤)DVD+CD Wake me up (DVD+CD)
14年2月26日
作編曲:徳永暁人
前DVDシングル同様に公式サイトでは通常のシングル枠で扱われている。
映画『魔女の宅急便』主題歌。小芝風花の初主演作。ジブリのアニメ映画として有名な同作だがこの実写映画にはジブリは一切非関与であった。とはいえ『魔女の宅急便』自体ジブリのオリジナル作ではなく原作小説が存在し、この実写映画には原作者の角野栄子が密接に関わっていた。原作者自らナレーションを担当したほか、チョイ役で登場したり、実写映画に肯定的なコメントを残していて、ジブリ非関与だが原作者公認協力の実写映画である点を押し出してプロモーションされていた。ただやはり世間ではジブリの印象がオリジナルとして強すぎたようで、なんかジブリ非公認で勝手に実写化したみたいな誤解や、典型的なアニメの無理やりな実写映画化みたいな誤解を覆すには至らずあまりヒットせず…という結果に。

というのが公開前からプンプン漂っていったためタイアップ効果があまり期待できない予感があったのか、今作は2作目のDVDシングルとして発売し、再度シングルチャート入りを回避した。当初タイアップ決定の各社のニュース記事では倉木麻衣が作曲まで手掛けたかのように誤解する書かれ方だったので、今更初作曲なんてある?と疑問をTwitterでつぶやいたらプロファンの人から記事に書いてあるんだから麻衣ちゃんが作曲したんですよみたいな怒りのリプライくらったが結局作曲は徳永暁人だったので何だか怒られ損した、という記憶がある。

スッキリしつつも浮遊感のある電子音主体の編曲になっていてこの時点で珍しかったが(魔女の宅急便なので空を飛んでいくようなイメージで制作されているためだと思う)、タイトルを連呼してロングトーンで聞かせる異色のサビの高音部分はかなりイメージと違っていて(MVでの熱唱顔も誰だか分からん勢いで珍しいスタイル)、映画の特報で流れているのを聞いた当初倉木麻衣の曲だと認識できなかった。平メロでも何だか変な力み方をしていつもと違う発声をしているし、高音でここまで声を張ってくるイメージも無かったので、全体通して聞いても倉木麻衣だと確信が持てないまま曲が終わるというそれくらい別人感がある。これが作ったの外部作家じゃなくて徳永暁人っていうのが幅広すぎて凄い。
★★★☆☆
3rdベスト『MAI KURAKI BEST 151A-LOVE & HOPE-
5thベスト『Mai Kuraki Single Collection~Chance for you~

40th 無敵なハート/STAND BY YOU

無敵なハート/STAND BY YOU【初回限定盤A】 STAND BY YOU/無敵なハート【初回限定盤B】 無敵なハート/STAND BY YOU【通常盤】
14年8月27日
1年半ぶりのCDシングル。15周年ベストに向けての先行シングルにもなった。

無敵なハート

作曲:平賀貴大,望月由絵、編曲:佐藤俊,田尻尋一
アニメ『名探偵コナン』ED。最早夏の終わり~秋にかけての風物詩みたいになってきた感のあるまたコナンタイアップ。DVDシングルを駆使しての回避により、これでシングルCDは4作連続コナン…。「TRY AGAIN」以降ポジティブで前のめりな楽曲が続いていたが、10周年時の復調に貢献した平賀貴大,望月由絵が久々に提供していていよいよ訪れる15周年に向けてどんどん高まってきているかのような、文字通りに無敵感を感じるポジティブナンバー。マリオのスター状態みたいな防御無視でひたすら攻め攻め攻めみたいな1曲。
★★★☆☆
3rdベスト『MAI KURAKI BEST 151A-LOVE & HOPE-
4thベスト『倉木麻衣×名探偵コナン COLLABORATION BEST 21-真実はいつも歌にある!-
5thベスト『Mai Kuraki Single Collection~Chance for you~

STAND BY YOU

作編曲:徳永暁人
BS日テレで9月20日に放送されたドキュメント番組『倉木麻衣 カンボジアの詩~それが夢のはじまりになる~』テーマ曲。ドキュメント番組のタイアップは前もあったが今回は自らが参加したドキュメント番組となった。

ドキュメント番組っぽい真面目で落ち着いたバラード。淡々としつつもしっかり歌い上げていき最後はラララ合唱風に盛り上がっていくという落ち着きながらも緩急があり、見ていないがテーマ曲としてははまっていたんじゃないかと想像できる。
★★★☆☆
3rdベスト『MAI KURAKI BEST 151A-LOVE & HOPE-
5thベスト『Mai Kuraki Single Collection~Chance for you~

DYNAMITE

MAI KURAKI BEST 151A -LOVE & HOPE- 【通常盤】
14年11月12日
作曲:Tesung Kim,Coach&Sendo,Katerina Bramley、編曲:Coach&Sendo
アニメ『名探偵コナン』OP。15周年ベスト『MAI KURAKI BEST 151A-LOVE & HOPE-』に収録された実質的なリード曲的な新曲はまたしてもコナン。9~12月まで「無敵なハート」がEDだったが、2ヶ月ほど遅れた11月から起用され翌年3月末まで使用されたので、2014年内はまたしてもOP/ED占拠となっていた。さすがにちょっと多用しすぎじゃないかと思うが…。

15周年というのとスランプからの復活のの反動で「無敵なハート」「DYNAMITE」というテンションの高さに至ったようだ。「無敵なハート」で突き進んだ挙句についにはダイナマイトになってドッカーンというはじけたテンションの高さが何だか凄いが、今作に関しては洋楽風なカッコよさも前面に出ていてJ-POPらしいキャッチーさはやや薄め。
★★★☆☆
3rdベスト『MAI KURAKI BEST 151A-LOVE & HOPE-
4thベスト『倉木麻衣×名探偵コナン COLLABORATION BEST 21-真実はいつも歌にある!-

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