4th 風にきえないで

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風にきえないで 風にきえないで
96年7月8日
初のトップ10入り(4位)を果たした出世作。今作以降現在まで連続トップ10入りを継続している(再発盤除く)。

風にきえないで

作詞:hyde、作曲:tetsu、編曲:L’Arc~en~Ciel,佐久間正英
この時期色々なアレンジャーを試していたようでアルバム『True』には6人のアレンジャーが参加していた。佐久間正英は既にGLAYやJUDY AND MARYのプロデューサーとしてトップミュージシャンへと導いている最中の売れっ子だったが、ラルクへの関与はこのシングルのみ。佐久間さんが多忙だっただけかもしれないが、ラルクが目指す方向性とは合わなかったのだろうか。

いきなりサビ始まりというキャッチーな楽曲だが、実はその前にもう一段階サビがあるような構成で、何だか得した気分になる。ポップなメロディーセンスがより磨かれたようにも感じるし、佐久間正英プロデュースの効果か、前3作よりもロックバンド感が増したような印象も。まさにブレイクに向けてバンドが躍進していく瞬間を切り取ったような良曲。

ただそんなに重要作な扱いはされていないらしく、ベスト盤収録がなんと1回ポッキリ。ライブでやったのも90年代が最後だったとかなんとか…。確かに次回作以降でさらに凄いことになるので結果的にはこれより前の初期ともこれより後とも微妙に違う感じもしなくも無いけど…。

“True”Mixではイントロが無くいきなり歌と演奏から入るほか、全体のミックスが異なっている。シングルではベースやドラムが強いが、”True”Mixではギターを前に出しているような印象。
★★★★☆
4thアルバム『True』(“True”Mix)
2ndベスト『The Best of L’Arc-en-Ciel 1994-1998

C/W I’m so happy

作詞作曲:hyde、編曲:L’Arc~en~Ciel,佐久間正英
さらにバンド感の強いロックナンバー。ファン人気も上々で、気が付いたら表題曲よりベスト盤選曲回数が多くなっていたというあまり隠れてない名曲C/Wという扱いに成長している。個人的にはそれでも「風にきえないで」に軍配を上げたいところではあるが、今作もやはり同様に躍進していくバンドの勢いは感じられる。
★★★☆☆
4thベスト『The Best of L’Arc-en-Ciel C/W
5thベスト『QUADRINITY~MEMBER’S BEST SELECTIONS~
6thベスト『TWENITY 1991-1996

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